ガラスエッチング

ガラスエッチング（glass etching）とは、ガラスの表面に型紙などで保護部分をつくり、それ以外の部分を硫酸などの薬品などを用いて腐食させることによって装飾するガラス工芸の技法の1つ。版画などど同様。

古来からの歴史のある技術である。

またアールヌーボーの代表的なガラス作家・工場を行なったエミール・ガレやドーム兄弟の装飾技法の1つとしても知られる。

最近では、薬品の危険性から、専用のエッチングクリームも用いられている。

工業的に開発された砂の吹きつけによる装飾工法サンドブラストをガラスに応用したものもガラスエッチングと呼称されて販売・教室などが行なわれているが、厳密にはエッチングとはまったく別である。しかし、現在ではサンドブラスト後に腐食、もしくはコーティング剤を施す加工がエッチングガラスとして一般的である。

関連項目

• エミール・ガレ
• サンドブラスト