久間三千年
久間 三千年(くま みちとし、1938年1月9日 - 2008年10月28日)とは、1992年(平成4年)に2人の小学1年生女児を強姦して殺害した犯人。
弁護士は、久間がこんなことするはずがないとして性格鑑定を求めたため、裁判所が大学に依頼したところ、鑑定では、「被告人は情性欠如型の性格異常者と判断され、その偏りの内容は、人との協調性や共感性、対人関係を円滑に運ぶ技能が不足しており、感情も冷淡で相手の気持ちや立場を思いやって行動するといった成熟度が乏しく、願望や欲動をすぐに満たしたいとする傾向が強く、特に、刺激が強まる状況では、現実的に対処していくことが出来ずにいる、もっとも、葛藤がない平常時には、標準的な物事の受け止め方ができ、性格の偏りの程度は、中程度のものと認められるが、状況によっては重度のものに揺れ動くと考えられ、ストレス状況では、犯罪を犯す本来的な傾向を十分もっている」[1]と判定された。
また、1988年にも久間の息子を訪ねてきた友人の姉(当時小学校1年生)が直後に行方不明になる事件があったがこちらは未解決である。往生際が悪く最後まで犯行を否認していたが、数々の証拠が存在していたため、判決は第一審から一貫して有罪・死刑判決となり、2008年に執行された。判決文を読めば彼が犯人であることは間違いないのだが、一部のマスコミは、判決文ですでに検証されている事実をあたかも新事実が判明したかのように報道し、さらに他の証拠には一切触れないなど、誘導的な内容によって冤罪を印象づける報道をしている。
ここまで残酷な事件を起こしておきながら、最後まで往生際を悪くしていれば、判決文すら読まない冤罪派がいまだに「久間三千年さん」と「さん」付けでたくさん味方してくれるという実例を作ったと言えよう。
詳しくは、飯塚事件にて。- ↑ 第1審判決