ジャン＝フィリップ・コラール

ジャン＝フィリップ・コラール（Jean-Philippe Collard, 1948年1月27日 - ）は、フランスのピアノ奏者。

エペルネー近郊マルイユ＝シュル＝アイ出身。５歳の頃から母に音楽の手ほどきを受け、エペルネーでピアノを学ぶ。10歳の時にパリ音楽院に入学してアリーヌ・ヴァン・バレンツェンの薫陶を受け、16歳でプルミエ・プリを獲得して卒業した。卒業後はピエール・サンカンの許でピアノの腕を磨き、1968年にギルド・フランセーズ・デ・アーティスト・ソリストで１位を獲得。1969年にはロン＝ティボー・国際音楽コンクールのピアノ部門で５位入賞を果たし、1970年のジョルジュ・シフラ国際ピアノ・コンクールで優勝した。1972年にフランス国立放送管弦楽団と共演して演奏活動を本格化させ、1973年に小澤征爾の指揮するサンフランシスコ交響楽団と共演してアメリカに初登場したことで、欧米各地に活動の場を広げることとなった。2003年にレジオン・ド・ヌール勲章シュバリエ章を受勲。