唐津線小城駅本屋

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唐津線小城駅本屋(からつせんおぎえきほんや)は、佐賀県小城市三日月町久米の登録文化財である。県が認定した22世紀に残す佐賀県遺産でもある。

明治36年(1903年)の唐津線が全線開通した年に開業した小城駅の駅舎で、ホーム北側にあり木造漆喰塗腰部縦羽目板張の真壁造平屋建、寄棟造、桟瓦葺で四周に下屋を廻らしている。大正6年(1917年)の財産票が付されているが、明治45年(1912年)のスタンプがある小城駅庭園落成記念の写真帳に現存駅舎とほぼ同じ建物が写されていること等から、これ以前の完成の明治時代の建造物と考えられ、開業当初の様子が良く留められている。平成26年(2014年)に小城市へJR九州から譲渡され、平成28年(2016年)に文化財登録された。令和3年(2021年)4月17日の火災で、一部を焼損した。