練馬駅

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練馬駅(ねりまえき)は、東京都練馬区にある、西武鉄道東京都交通局都営地下鉄)の[1]駅番号は、西武鉄道がSI06、東京都交通局がE 35

所在地は西武鉄道が練馬一丁目、東京都交通局が豊玉北五丁目である。

乗り入れ路線

西武鉄道の池袋線豊島線西武有楽町線と、東京都交通局の都営地下鉄大江戸線が乗り入れている。

西武鉄道の駅については、豊島線と西武有楽町線の起点となっているが、豊島線は池袋線池袋方面と、西武有楽町線は池袋線飯能方面と、それぞれ直通運転を行っており、4方向の列車が相互に直通しあうジャンクション駅として機能している。

年表

西武鉄道

都営地下鉄

  • 1991年平成3年)12月10日 - 都営地下鉄12号線の駅として、光が丘駅と当駅間が開業する。
  • 1997年(平成9年)12月19日 - 当駅と新宿駅間が延伸開業する。
  • 2000年(平成12年)4月20日 - 都営地下鉄12号線が大江戸線に改称する。
  • 2007年(平成19年)8月31日 - 西武線・大江戸線地下連絡通路に、駅構内商業施設「Emio」が開業する。

駅構造

配線図

練馬駅配線図。上段は西武線、下段は都営大江戸線。
西武線は高架駅、大江戸線は地下駅である。


西武鉄道

島式ホーム2面6線を有する高架駅。上下とも最も外側の1線ずつは通過線である(配線図参照)。なお、桜台新桜台寄りの引き上げ線有効長は4両編成分である[5]

各ホームと改札口、改札口と地上との間にはエレベーターエスカレーターが設置されている。

2006年11月、両ホームに待合室が設置された。

トイレは2階改札内にある。「だれでもトイレ」が併設されているほか、男女各トイレに1室ずつ車椅子での使用に対応した個室がある。

練馬駅管区として、江古田駅 - 富士見台駅間の各駅と新桜台駅、豊島園駅を管理している。

のりば

ホーム 路線 方向 行先 備考
1 池袋線 下り 所沢飯能方面 地下鉄線・横浜方面から
2 池袋線・豊島線 下り 所沢・飯能・豊島園方面 池袋方面から
3 池袋線 上り 桜台池袋方面  
4 西武有楽町線 - 新桜台新木場渋谷横浜方面 地下鉄線直通
  • 特急「ちちぶ」「むさし」の定期列車は全列車が当駅を通過するが、巾着田曼珠沙華・秩父芝桜開花時には一部列車が臨時停車するほか、西武ドームで「国際バラとガーデニングショウ」が開催される時に運転される臨時列車「ドーム(ローズエクスプレス)」は当駅に停車する。ただし、当駅と池袋・所沢の間の利用はできない。特急券は定期列車を含めて当駅で発売している。
  • 快速急行は地下鉄線直通のみ停車し、西武線池袋発着列車は急行・通勤急行と共に全列車通過する。従って、当駅に停車する飯能方面行き快速急行は、1番線のみの発着となる。
  • 高架化以前[6]は島式ホーム2面4線の形態であり、豊島線には2・4番ホームからのみ出入りが可能だった。優等列車の待避は比較的少なく、1980年代前半に下り線の配線変更が行われている。
  • 高架化工事中は2面3線の形態で、1番ホームが欠番となっていた。豊島線は池袋線池袋方面ホームの反対側にホームがあり、区間運転を行っていた。この時は池袋直通を中止していた。
  • 2012年5月に、全番線で案内表示器が更新され、また改札口コンコースに液晶ディスプレイが設置された。

駅構内施設

構内店舗の詳細は西武プロパティーズ公式サイト「練馬駅の店舗情報」を参照。

東京都交通局

島式ホーム1面2線を有する地下駅である。

ホームと改札口、改札口とA2出入口との間にはエレベーターが設置されている。またホームと改札口、改札口とA1出入口・西武線連絡口との間にはエスカレーターが設置されている。

トイレは地下1階改札口内にある。「だれでもトイレ」も設置されている。

都庁前駅務管理所練馬駅務区として、光が丘駅 - 落合南長崎駅間の各駅を管理している。

のりば

番線 路線 行先
1 E 都営大江戸線 都庁前六本木(都庁前のりかえ)飯田橋方面
2 E 都営大江戸線 光が丘方面
  • ホームの柱に掲げている乗り換え案内の「西武有楽町線」の下部には、「東京メトロ線連絡乗車券では乗り換えできません」という注意書きが掲出されている。
  • 1991年12月10日の当駅 - 光が丘間開業時は1番線のみを使用していた。当時2番線は未使用だったため、方面標識と駅名標の下部に「このホームには電車が来ません」という注意書きが掲出されていた。

駅構内施設


利用状況

  • 西武鉄道 - 2013年度の1日平均乗降人員118,601人(前年度は113,851人)である[8]
  • 都営地下鉄 - 2012年度の1日平均乗降人員は71,858人乗車人員:35,765人、降車人員:36,083人)である[9]

各年度の1日平均乗車人員数は下表のとおりである。

年度 西武鉄道 都営地下鉄 出典
池袋線 豊島線 西武
有楽町線
1992年(平成04年) 29,877 518 未開業 6,241 [10]
1993年(平成05年) 30,721 510 11,512 [11]
1994年(平成06年) 31,622 507 12,677 [12]
1995年(平成07年) 31,795 481 3,820 13,790 [13]
1996年(平成08年) 32,690 460 3,888 14,123 [14]
1997年(平成09年) 32,852 425 4,052 15,619 [15]
1998年(平成10年) 30,934 208 3,899 18,964 [16]
1999年(平成11年) 30,615 205 3,617 19,355 [17]
2000年(平成12年) 31,959 216 3,384 22,167 [18]
2001年(平成13年) 35,090 222 3,173 27,715 [19]
2002年(平成14年) 35,866 214 3,315 29,156 [20]
2003年(平成15年) 37,708 224 3,566 30,989 [21]
2004年(平成16年) 38,474 241 3,721 31,899 [22]
2005年(平成17年) 39,414 249 3,866 32,855 [23]
2006年(平成18年) 40,762 260 4,008 34,030 [24]
2007年(平成19年) 42,489 333 4,757 36,293 [25]
2008年(平成20年) 42,786 356 6,532 35,636 [26]
2009年(平成21年) 42,926 370 7,110 35,124 [27]
2010年(平成22年) 42,542 340 10,901 35,268 [28]
2011年(平成23年) 34,671 [29]
2012年(平成24年) 35,765 [30]

駅周辺

練馬 (練馬区) も参照

高架下

  • 西友 練馬店
  • プラザときわ

北口

1920年から1970年まで、駅前に鐘淵紡績練馬工場があった。その跡地は更地を経て練馬文化センターやロータリーなどに転用されている。

中央口・南口

千川通りに面しており、駅周辺には飲食店などの商店が多く立地し、商業集積地となっている。

バス路線

かつては南口の千川通り[31]から路線バスが発着していた。2003年に北口ロータリーが完成してからは、都営バス新江62系統練馬車庫入庫便(2013年3月31日廃止)のみが南口から発車となっていたほか、すべて北口ターミナルが起・終点となった。

関越自動車道を走行する高速バス停留所は南口から徒歩約5分程にある目白通り上の「練馬区役所前」バス停に併設されており、高速バスの案内では練馬駅(練馬区役所前)となっている。下りは乗車専用、上りは降車専用である。なお、利用者向けの待合室公衆電話などは設置されていない。

北口ロータリー発着

南口発着

  • 国際興業バス
    • 終着
  • 西武バス
    • 降車専用(北口での降車も可能)
  • 関東バス
    • 荻07:降車専用(北口での降車も可能)
  • 京王バス東
    • 降車専用(北口での降車も可能)

練馬駅(練馬区役所前)発着

この他、同停留所には一般路線バスも発着するが、ここでは割愛する。

隣の駅

西武鉄道
池袋線
特急(臨時)「ちちぶ」「ドーム(ローズエクスプレス)」停車駅(「ドーム」は池袋 - 当駅間および当駅 - 所沢間の利用は不可)
快速急行・急行[33]通勤急行
通過(ただし快速急行は西武有楽町線直通に限り停車。後述)
快速・準急
池袋駅 (SI01) - 練馬駅 (SI06) - 石神井公園駅 (SI10)
通勤準急
池袋駅 (SI01) - 練馬駅 (SI06) - 大泉学園駅 (SI11)
各駅停車
桜台駅 (SI05) - 練馬駅 (SI06) - 中村橋駅 (SI07)
豊島線
各駅停車
桜台駅(池袋線)(SI05) - 練馬駅 (SI06) - 豊島園駅 (SI39)
西武有楽町線
快速急行(西武有楽町線系統のみ停車)・快速・準急(以上はいずれも西武有楽町線内は各駅に停車)
石神井公園駅(池袋線)(SI10) - 練馬駅 (SI06) - 新桜台駅 (SI38)
各駅停車
中村橋駅(池袋線)(SI07) - 練馬駅 (SI06) - 新桜台駅 (SI38)
東京都交通局
E 都営大江戸線
新江古田駅 (E 34) - 練馬駅 (E 35) - 豊島園駅 (E 36)

脚注

  1. 東武東上線東武練馬駅パスネット表記で「TB練」)があるが、同駅の所在地は板橋区徳丸であり、当駅は「SB練」となり、別の駅である。詳細は「東武練馬駅」中にある「駅名の由来」も参照のこと。
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 『写真で見る西武鉄道100年』(ネコ・パブリッシング)60ページ
  3. 練馬駅および上石神井駅における定期券発売窓口の営業終了についてPDF  - 西武鉄道(2012年2月8日付、同年3月14日閲覧)
  4. 2013年3月16日(土)ダイヤ改正について - 西武鉄道
  5. 2008年6月13日までは、豊島線の区間運転の折り返しの時にこの引き上げ線が使われていた。また、2011年3月11日に東北地方太平洋沖地震東日本大震災)が発生したことに伴い、一時的な暫定特別ダイヤが組まれた同年3月下旬には、豊島線内の区間運転が約3年ぶりに復活し、この時にも引き上げ線が使用された。
  6. 高架化される前の当駅には「開かずの踏切」と現在の西口の向かい側に成人向けの練馬映画劇場が存在していた。同地区で学生時代を過ごした大槻ケンヂの小説などでは度々「開かずの踏み切り」と「エロ映画館」が登場する。
  7. SR練馬駅店が西武鉄道との業務提携で、駅構内に設置されるファミリーマートの第1号店として開業している。
  8. 西武鉄道「駅別乗降人員」PDF 
  9. 東京都交通局 各駅乗降人員一覧
  10. 東京都統計年鑑(平成4年)
  11. 東京都統計年鑑(平成5年)
  12. 東京都統計年鑑(平成6年)
  13. 東京都統計年鑑(平成7年)
  14. 東京都統計年鑑(平成8年)
  15. 東京都統計年鑑(平成9年)
  16. 東京都統計年鑑(平成10年)PDF 
  17. 東京都統計年鑑(平成11年)PDF 
  18. 東京都統計年鑑(平成12年)
  19. 東京都統計年鑑(平成13年)
  20. 東京都統計年鑑(平成14年)
  21. 東京都統計年鑑(平成15年)
  22. 東京都統計年鑑(平成16年)
  23. 東京都統計年鑑(平成17年)
  24. 東京都統計年鑑(平成18年)
  25. 東京都統計年鑑(平成19年)
  26. 東京都統計年鑑(平成20年)
  27. 東京都統計年鑑(平成21年)
  28. 東京都統計年鑑(平成22年)
  29. 東京都統計年鑑(平成23年)
  30. 東京都統計年鑑(平成24年)
  31. 1970年代半ばまでは、現在の南口交番の向いに西武バス専用のターミナルが存在していた。
  32. 上板01 上板橋駅行は2010年2月7日に廃止。
  33. 1960年代から運転されていた狭山線直通の不定期急行のみが停車していたが、1998年に廃止された。

関連項目

外部リンク