大学 (書物)
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大学(だいがく)とは中国古典の四書のうちの一つ。
内容
礼記の大学篇が独立したもので、朱熹によって独立したものとされ、四書へ加えられた。四書の中でも最初に読むべき儒学の本格的な入門書とされている。 政治思想の要諦を述べた書物であり、天命を受けた天子が天意を受けて万民を教化・先導していくという理想を述べている。 第一に必要なこととして、個人の修己を説いた。これは個人の修身だけでなく、社会的に有用な活動をするということである。
大学の道は、明徳を明らかにするに在り。民を親たにするに在り。至善に止まるに在り。
大学は“君子の明徳・大衆の教導・至善の保持”を重視するが、その綱領は『格物・致知・正心・誠意・修身・斉家・治国・平天下』という大学の八条目によって支えられている。
物に本末あり、事に終始あり。先後する所を知れば、則ち道に近し。
物事には本質と末節とがあり、事象には必ず始めと終わりとがある。どれを先にするか、どれを後にするかを知っていれば、それは物事の本質と因果をわきまえた道に接近する。
朝鮮半島には高麗(コリョ:고려)末期の恭愍王(コンミンワン)の時代にもたらされた。