ジャレッド・クシュナー

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ジャレッド・クシュナー(英語 Jared Corey Kushner、1981年1月10日 - )は、アメリカ合衆国の大統領上級顧問。

経歴

ニュージャージー州エセックス郡リビングストンに生まれる。ユダヤ教を教えるフリッシュスクール(男女共学の高校)を1999年に卒業した[1]1999年にハーバード大学に入学し、2003年に文学士号(Bachelor of Arts degree in government)を得て卒業した[2]2007年、ニューヨーク大学ビジネス・スクール・ロー・スクールで、MBAと法務博士(J.D.)を取得した。 ニューヨーク地区検事のロバート・モーゲンソウの事務所、ポール・ ワイス・リフキンド・ワートン・ギャリソンLLP(国際弁護士事務所)でインターンとして働いた。 2004年に父親が2年間の実刑判決を受けたため、ジャレッドが不動産開発企業クシュナー・カンパニーズを引き継いだ[3]。 2006年、ニューヨーク・オブザーバーを1000万ドルで買収した[3]2009年、ドナルド・トランプの娘イヴァンカと結婚した。 2014年8月18日、クシュナーはメイランド州ミドル・リバーに3つの不動産(マンション)を3800万ドルで入手した。 2016年、アメリカ合衆国大統領選挙に立候補した岳父のドナルド・トランプの選挙顧問となる。 大統領上級顧問の就任時に、クシュナーカンパニーとニューヨーク・オブザーバーのCEOを辞任した。

人物

  • CNNは、トランプ政権での立場を「すべての長官」(Secretary of Everything)と評し、トランプ政権内の不満を報道している。
  • クシュナー上級顧問はホワイトハウスに米東部時間の午前7時に出勤し、午後10時まで勤務していると報道されている(ユダヤ教の安息日である金曜日以外)[4]

大統領上級顧問

  • 2017年1月20日に通商・中東政策担当大統領上級顧問に就任した。大統領の親族の政府要職への登用は異例であるが、無給とされる。
  • 2017年4月2日、クシュナー上級顧問はジョセフ・ダンフォード統合参謀本部議長とともに、イラクを公式訪問した[5]
  • 2017年5月27日、ワシントンポスト紙はクシュナー上級顧問が、政権発足前に政権移行チームとロシア大統領府との間で秘密の通信ルートを設ける案をキスリャク(駐米ロシア大使)と協議していたと報道した[6]
  • ロシアで最も強力で影響力のある億万長者の1人ロマン・アブラモビッチと親交があるとされる。アブラモビッチとプーチン大統領は「フォーマルかつプロフェッショナル」な関係にあるとされている[7]

2017年8月3日、クシュナーは政府のより有効なハイテク利用について大手IT企業に助力を求めていると報道された[8]

脚注

外部リンク