ブライダルモデル
ブライダルモデル(OR ウェディングモデル)は、ウェディングドレスやブライダルインナー、その他の婚礼衣装やアクセサリーを着用するなどしてブライダル関連商品やコンテンツの広告を行うモデルのことである。
概要
ブライダルモデルの主たる業務は、ブライダル関係企業等が主催するブライダルフェアへの出演、および、雑誌や関連商品等の広告写真のモデルとなることである。そのため、通常のファッションモデルと違いファッションショーやイベント等に出演することは少なく、ブライダルモデルのみで有名人になることは稀である。なお、スーパーモデルやカリスマモデルによるウエディングドレスやブライダルアクセサリーに特化したファッションショーが開催されることもあるが、この場合のモデルはブライダルモデルとは呼ばない。
外国人の起用
日本のブライダルモデルは外国人、特に白人女性の起用が多いが、この傾向は次の要因によるものである。
・「色の白いは七難隠す」ということわざにも示されているように、日本には白い肌を好む価値観が古くから存在すること。
・明治政府が推進した欧化主義と洋装化の慣習が根強く残っており、今日においても憧れと羨望の的が白人とそのライフスタイルである風潮が強いこと。
・通常は一生に一度しか着ることができない華やかなウエディングドレスは、女性にとって最高の羨望の的であること。
・ウェディングドレスは西洋文化による産物であるため、日本人より長身で腕や脚の長い白人女性の体型に合わせたデザインであること。
・元々のスタイルの良さでは、どうしても白人女性にはかなわないこと。
・手足がスラっと長く、目鼻立ちが整った美しい白人モデルは世界中の女性から理想的な女性とされ多くのトップブランドでも起用されやすいこと。
・ブライダルモデルは通常のファッションモデルよりもフォーマル性が強いため、洗練された美しさと併せ清楚で上品な容貌が求められること。
・ウェディングドレス及びそれに附属する装飾品は白色が基調であり、「白」が美の象徴とされていること。
以上の要因により、ブライダルモデルは金髪碧眼の白人女性が最も相応しく、白人至上主義のファッションモデル業界の中でも特に白人比率が高い。