ヴェルチェッリ・ジュリオ・ロマノ

Giulio Romano VERCELLI　ジュリオ・ロマノ・ヴェルチェッリ（画家） マルコレンゴに生まれる。（1871～1951） 地元の詩人の息子であったジュリオは、若くして街界隈の礼拝堂の装飾や壁画を自発的に手がけてまわった。１８歳のとき南アメリカに向けて旅立ち、ブラジルに到着する。そこで再び教会の装飾を手がけてまわり、その後 アルゼンチン、ウルグアイに渡る。２年間の滞在後ヨーロッパに戻り、 しばらくの間 パリに身を置く。その後 彼の作品は明らかに印象派画家としての風調が強く表れてくる。イタリアに戻りトリノに居を定め、彼の人生の大部分をここで過ごす。 主にイタリアで展示会を開いていたが、同様に パリ、マルセイユ、ニース、また南アフリカに於いては２度ほど、作品を発表している。 　 ヴェリチェリの作品は簡単に定義できるものではない。なぜならそれらは 彼のそのときの気分によって多彩に変わり、大変に幅の広いものだからである。彼は風景画家であると同時に、肖像画家、果物, 静物画家としてすべての表現に長けていた。 ジュリオ・ロマノは 自身の子供に 芸術家への道を指導することに非常に熱心だったため、徐々に作品を描く事をやめていった。

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