加賀充
加賀充(かが みつる、1974年2月26日 -は漫画家。福島県出身。
多摩美術大学デザイン学科卒業後、多数の公募展に入賞・入選を重ねた後にフリーで活動中。 アートディレクションした作品には、福島県地域政策グループのパンフレット、「未来地球は新エネタイプ!」がある。
略歴
大学専攻は生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻。 福島県で青年期を送る。小・中学校と剣道部に所属。高校では空手愛好会に所属し、慶應大学拳法部のOBたちと練習で汗を流しながらの美術部員。多摩美術大学では考古学者江上波夫に師事。
人物像
自称、ディープなアッパー系の浪漫派。 グラフィックアーティストでもあるから、そういう作品も制作している。 「古代の日本には大陸と深い関わりがあった」という哲学を持っている。
ファッション
黒い帽子に上下黒の服装をたまにするというのは、笑ゥせぇるすまんの喪黒福造を意識しての事で、高校時代からだという。喪黒福造の「ドーン」というモノマネをしていたところ、そっくりだと同級生に言われ、それからすっかりその気になってしまったという。しかし、あまりそのような真似をしていると、よくないものだと本人も自覚しているらしく、近年、加賀のファッションにあまりその傾向は見られない。また、色が違うというだけでインディ・ジョーンズを意識してとの事、だという見方もある。
池袋の葛西
加賀がろくでなしBLUESの池袋の葛西の仕事を始めたのは、まだ弱冠18才のときだった。それから多摩美術大学を卒業するまでの16年間、池袋の葛西というキャラクターとつきあっていく事になる。ろくでなしBLUESの連載終了まで、集英社にアイディアを提供し続けるという熱の入れようだった。ろくでなしBLUESの池袋の葛西というキャラクターの外見のモデルであり[1]、葛西を描いていた。
黒澤修二
漫画「サムライソルジャー」の黒澤修二は池袋の葛西のその後を書きたいと懇願した作者の山本隆一郎と加賀本人の合意の元に成立している。黒澤修二の監修は池袋警察署と渋谷警察署であり、検証は東京地検特捜部である。山本隆一郎と加賀が直接会話をしたのは2000年の事であり、2012年の雑誌「ヤングジャンプ」におけるエピソードは2000年に実際にあった事である。漫画「サムライソルジャー」は漫画「ろくでなしBLUES」の続編とも言える立ち位置で森田まさのり公認である。「サムライソルジャー」の主役は「渋谷美術学院」の現校長であり、渋谷美術学院の設立に際し、加賀に協力を要請していた。黒澤修二としての加賀の行動には横浜地検がついていた。
DIOの世界
ジョジョの奇妙な冒険27巻「DIOの世界」の表紙イラストは加賀の手によるものである。その他、編集者椛島良介の取り計らいによる事から、加賀と荒木飛呂彦が互いにアイディアを出し合ったネタがところどころ、ジョジョの作中には散りばめられている。
DRAGON BALL ドラゴンボール
高校時代の加賀は毎年のように鳥山明と面会する事があり、ドラゴンボールに深いところまで携わっていた。週刊少年ジャンプの愛読者であった加賀が鳥山明宛に手紙を数多く送り、鳥山が実際に加賀と話をしないと連載を続けられないから、との事からである。加賀のキャラクター性が鳥山の目にとまり、漫画家として実際に漫画に出てみないか、との事から派生したキャラクターが漫画「ろくでなしBLUES」の葛西(池袋の葛西)である。DRAGONBALL ドラゴンボールにおいて主人公である孫悟空として描かれていた。
賞歴
- 1995年:第5回グラフィックアートひとつぼ展入選
- 2001年:第11回ART BOX大賞展入選、JACA日本ビジュアルアート展2001入選
- 2006年:トーキョーワンダーウォール2006入選、mixiギャラリーヨシダプロ賞
- 2010年:第39回いわき市民美術展覧会 有限会社平電子印刷所賞、仲畑流万能川柳入選
展示歴
- 1995年:渋谷ギャラリー319
- 1996年:「300人の腕時計自慢」展(ガーディアン・ガーデン)
- 1997年:「美味しい絵皿100VS100」展(ガーディアン・ガーデン)
- 1998年:「200人のこだわり温度計」展(ガーディアン・ガーデン)
- 2007年:渋谷に来いの物語展 (渋谷宇宙百貨内ART WAD'S)、「アートワッズTシャツ展」
- 2008年:「@hitotsubo.jp」(ガーディアン・ガーデン)
脚注
- ↑ ろくでなしBLUES 321話「Too much…」薬師寺の擬音より