岡崎律子暗殺事件
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岡崎律子暗殺事件(おかざきりつこあんさつじけん)は2004年5月5日に発生した作曲家の岡崎律子がキングレコードの内部抗争の末に暗殺された事件。岡崎は公式には敗血症性ショック死とされているが、彼女の死に至る詳細は公表されておらず、死因に関しては数多くの謎が残されている。
目次
事件までの流れ
キングの構造的欠陥
キングレコードは社員数230名余と中小企業に分類される規模であるにも関わらず、多くの事業部が乱立しその間の風通しはきわめて悪く、類似の企画を複数の事業部が別個に進めるなど、組織面での問題が多かった。このため、折からの業界を覆った不況(とりわけ主力の演歌市場の縮小)もあって1990年代以降は毎年10億円以上の欠損が常態化していた。
岡崎派vs三嶋派
2003年年初ごろより、キングレコード内部では岡崎律子、堀江由衣らの鳩派と、矢吹俊郎、水樹奈々らの鷹派の路線対立が表面化してきた。これはのちにキングレコード500日抗争といわれることになる
大月裁定
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ランティス内通疑惑
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8億円横領
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滝沢会談
2004年4月26日。事案の関係者たちが、新宿の談話室・滝沢(閉店)に極秘に集まり、岡崎の処遇について話し合った。この席でスタチャ系の出席者は追放にとどるべきだと主張したのに対し、VC事業部系の出席者はあくまで殺害することを主張した。最終的な採決は7対7の同数となり、座長の大月は判断を逡巡していたが、最終的にはVC事業部側が押し切る格好で「ポアもやむなし」との結論がされた。
暗殺の実行
暗殺の決行日は5月3日とされた。
犯人たちの横顔
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水樹奈々
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松浦有希
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堀江由衣
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死後の扱い
2006年12月18日、岡崎の遺族が水樹に対して1億7千800万円の損害賠償を求める民事訴訟を東京地方裁判所に提訴した。