バファリン

バファリン（Bufferin）は、アセチルサリチル酸とダイバッファーHTなどの制酸剤を主成分とする解熱剤のことである。日本ではライオン株式会社から発売されている。

特徴

従来のアスピリン系の解熱剤に比べて胃に負担がかからないことが最大の特徴であり 発売当初のCMで「バファリンの半分は 優しさでできてます」というキャッチコピーで一躍有名になった。

アスピリン系の解熱剤は、胃細胞に取り込まれるとプロスタグランジン生産が抑制され、胃散分泌制御・胃粘膜保護も同時に抑制するため、胃痛を引き起こしていた。

この問題を解決するために、バファリンはアセチルサリチル酸を制酸剤で包み、胃にアセチルサリチル酸が吸収されないように胃に優しい薬にした。

日本での製造・販売

日本では、ライオンが、米ブリストルマイヤーズ社（現・ブリストルマイヤーズ・スクイブ社）から、技術導入を行い、両社の合弁企業であるブリストルマイヤーズ・ライオンが製造を担当。 しかし、2007年7月をもって両社は合弁関係を解消、同時に「バファリン(Bufferin)」の中国を除くアジア・オセアニア地域の商標権をブリストルマイヤーズ・スクイブ社からライオンに譲渡することを決定した。 これにより、日本など中国を除くアジア・オセアニア地域では、2007年8月よりライオン株式会社が製造・販売を行うことになり、ブリストルマイヤーズ・ライオンは2007年末を目途に完全清算される見込みとなっている。

関連項目

• ライオン株式会社

外部リンク

• バファリン

このページはウィキペディア日本語版のコンテンツ・バファリンを利用して作成されています。変更履歴はこちらです。