マツダ・ボンゴ

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ボンゴ(BONGO)は、マツダが製造・発売しているキャブオーバーまたはセミキャブオーバーワンボックスカーである。

概要

日本初のキャブオーバー1BOXカーである。以前はワゴンも発売されていたが、現在はバン、トラックのみの販売となっている。また、後輪ダブルタイヤはこのクラスではボンゴ及びボンゴのOEMのみ設定がある。

海外ではEシリーズとして販売されている。

歴史

初代(1966~1977年)

  • 初代ボンゴ
    • 1966年登場。駆動方式はRR。サスペンションは4輪独立懸架を採用。トラック、バン、コーチ(ワゴン)がラインナップされた。 初期は800ccのガソリンエンジンを搭載されていたが、2年後の1968年には1000ccにアップされた。
2代目(1977~1983年)
  • 1977年9月登場。駆動方式をRRからFRに変更。全車リヤタイヤをダブルタイヤ化。トラックは「ボンゴワイドロー」の名称で販売された。
  • 1978年3月、「ボンゴマルチバン」「ボンゴマルチワゴン」を追加。
  • 1979年4月、フロントマスクのデザインを変更したマツダオート店向けの姉妹車、ボンゴボンディを追加。
  • 1979年10月 2200ディーゼル搭載車発売。バンとトラックは54年排出ガス規制適合。
  • 1981年1月、マイナーチェンジ。ヘッドライトを丸型二灯→角型二灯に、テールランプのデザイン変更。サンルーフ、回転対座シートなどを装備した上級グレード「ウェストコースト」を設定。

マツダと提携関係だった韓国起亜自動車でもライセンス生産が行われ、農業用トラックとして「セレス」の名称が与えられたモデルも存在した。

3代目(1983~1999年)
  • 現在、歴代ボンゴの中でモデルライフが一番長い。
  • バブル経済の中、マツダが立ち上げたブランド「ユーノス」向けのユーノスカーゴも存在した。(ユーノス・ユーノスカーゴ自体は、1996年のユーノスブランド廃止と共に消滅した)
  • 1990年マイナーチェンジ。
  • 1994年日産自動車に対し、ボンゴバン・トラックの供給を開始した。
  • 1995年ワゴンがモデルチェンジし、ボンゴフレンディとなる。詳しくは、ボンゴフレンディを参照。ワゴンも継続生産されたが1998年に製造中止となった。
  • 1996年マイナーチェンジ。
  • プラットフォームはマツダ・SSプラットフォームが用いられていた。
  • ディーゼル車は黒煙排出量がとても多い。
  • 特装車としてバンベースの高所作業車が存在する(儀装は新明和工業)。
  • 起亜自動車ではワゴンが「ベスタ」、バン・トラックが「ワイドボンゴ」としてライセンス生産が行われた。なお、1997年にフルモデルチェンジが行われ「ボンゴフロンティア」となるが、オリジナルのボンゴとはプラットフォーム以外関連性は無い。2004年には更にモデルチェンジが行われ「ボンゴIII」となり、親会社の現代自動車の「ポーターII」と兄弟車となった。
4代目(1999年~)

  • 日産自動車・バネット(マツダ・ボンゴのOEM)
  • 6月17日に16年ぶりのフルモデルチェンジを実施。
    • 4代目ボンゴとしてフルモデルチェンジされたものの、当時のマツダの経営事情の厳しさからコスト削減を余儀なくされ、商用車に最も求められる耐久性と機動性で定評のあるそれまでの3代目ボンゴをベースに、前面の衝撃吸収スペースを確保し衝突安全性を高めて、新衝突安全基準に適合させた外観デザインへの変更、内装インパネの造形変更、デザインは旧型をベースとした現代風のデザインへの変更など、事実上のビックマイナーチェンジ的なフルモデルチェンジである。
  • 1999年11月三菱自動車工業に対し、全モデルの供給を開始した。
  • 2003年12月には排ガス規制に対応した触媒などを搭載したコモンレールディーゼルターボモデルを発売した。(自動車NOx・PM法適合車)
  • 現行のボンゴでは乗用ナンバーのワゴンが未設定であるが、自家用車として兼用している中小の自営業者の需要にも応える為、外観や装備を充実させたワゴン風の上級グレードが設定されている。

ボンゴブローニィ

  • 1983年にボンゴの全幅とホイールベースを延長したモデルとして登場、登場から24年が経過した現在もマイナーチェンジを重ねつづけながら生産が続けられている長寿モデルである。1995年のボンゴフレンディ登場により、ワゴンが廃止された。
  • 1999年にボンゴがフルモデルチェンジをしたが、ボンゴブローニイはマイナーチェンジにとどまった。ただしドアやハッチなどの一部パーツは4代目ボンゴと共通である。
  • トラックも長年ラインナップされていたが2000年タイタンダッシュが登場したため絶版となった。

最大1250kg積載可能であることからライバルはトヨタ・ハイエース日産・キャラバンとなる。三菱には三菱・デリカカーゴとしてOEM供給されているが、日産にはキャラバンがあるためOEM供給されていない。

車名の由来

英語で大カモシカを表し、マツダが日本で初めて実現した1BOXカーを、堂々とした大カモシカにたとえて命名。

販売店

ライバル車種

OEM車

余談だが、過去にはユーノスカーゴやフォード・スペクトロンもOEMだった。

関連項目

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