レムリア・ルネッサンス

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レムリア・ルネッサンス(れむりあ・るねっさんす)は、日本の非営利の任意のチャネリング団体。アマーリエと名乗る戦闘系(神の光の七色の分光のうち赤色光線をつかさどり、魔界の問題の専門家であるとされる)の日本人女性巫女を通して天上界(あの世)の神々から降ろされたスピリチュアル・メッセージ(霊が話した言葉、霊言)を受け、霊言を収録したCDや書籍を発刊することにより世界に広めてゆくことを目的とする団体である。宗教法人格を持たず、会員制度も有していない。また、教祖もいないとされる。宗教法人GLA創始者高橋信次、宗教法人幸福の科学総裁大川隆法らを救世主と認める。[1]GLAを天上界(あの世)の第一の計画、幸福の科学を第二の計画とし、第二の計画の主宰者大川隆法の変節に伴う計画の挫折を契機として急遽発動された天上界の命により、自らを天上界による第三の計画を行うものとして、地球のシフトアップを目指しているとする。 シフトアップとは、太陽系創世のときより計画されていた地球文明の精神改革であり、それによって他天体の知的生命体との交流が実現可能となるとする。 「謙虚に愛深く、そして楽しく」をモットーとする。

概要

  • レムリア・ルネッサンスは少数のボランティアスタッフによって運営されており、霊言の収録およびインターネットを通した各種交流を行っている。霊言を降ろす役割を担当するのはアマーリエと呼ばれる日本人女性霊媒者であり、彼女に最初に霊言が降りてきたのは1998年3月であったとされる。アマーリエは、かつてレムリア大陸にて巫女として霊言を降ろしていたという魂の経歴を持ち、降ろされる霊言は、多種多岐に渡る。エル・ランティ(高橋信次、アラーの神)、須佐之男命、マヌ、聖母マリア、ゾロアスター、吉田松陰、ゼウス、谷口正春、モーゼ(モーリヤ)、小桜姫、イエス・キリスト(アモール)、小角役、バプテスマのヨハネ、ニュートン(カイトロン)、マイトレーヤー、天照大神、ミカエル、日蓮、中山みき、アレキサンダー大王、卑弥呼、パウロ、聖徳太子、ジャンヌ・ダルク、日本武尊、ノストラダムス、福沢諭吉、平塚らいてう等。また、2006年1月からは、オリオンの母、バシャール、スペースエンジェル、アミ、ハロルド、ベーエルダの光る人等の地球外生命の霊言を受けるようになった。これは、霊媒者アマーリエが、女性であること、霊的に覚醒した霊界通信可能な巫女であること、9次元の法を本質的に理解する認識力の持ち主である事によるとされる。
  • 霊言はあくまでも参考書にしかすぎず、その文明を担うのは、地上に生きる者たちの手に委ねられているとし、また、近い将来、地球の大改革の時期が訪れた際には、もはや霊言を降ろす余裕はないため、今の時期に多くの霊言が降ろされているとする。
  • レムリア・ルネッサンス初代代表関谷晧元は当会設立当初より守ってきた「集団指導体制」、「合議体制」の崩壊により「霊言者の独裁体制」に移行したとして2005年に辞任している。

アマーリエについて

  • 一般書店で販売されている書籍や公式ホームページの記述というレムリア・ルネッサンスの公式見解から、同団体で霊言を降ろしているアマーリエに関しての情報をまとめると、アマーリエは九次元霊の霊言まで降ろせる巫女(霊媒・女性霊能者)である。
  • 村山文恵(または村山ふみえ)という名前だとされるが、これも仮名である。以前、レムリア・ルネッサンスの代表を務めた関谷が「WD」と表記しているので、そのような名前(和田とか、土居和歌子とか、渡辺ドロシー等)かも知れない。
  • アマーリエは、キリスト教系の小・中・高校を経て、大学で哲学を専攻、その後、開業医と結婚し、5人の子供がいる主婦とされている。最初に霊言が降りたとされる、1998年3月頃には、5人目の子供を妊娠中であった。
  • 大学生の時、高橋信次の集会に参加していた。
  • 過去世は、ギリシャ神話の女神アテナ、さらに、聖書の大天使ミカエルの姉とされる。なお、聖書には大天使ミカエルの姉なる人物は出てこないし、また、レムリア・ルネッサンスにおいても、ミカエルの姉に関する説明はなされていない。ただ、ミカエルの霊言で、ミカエルがアマーリエを姉だと呼びかけているものである。
  • それ以前は、アトランティス大陸で聖クザーヌスなる人物の妃・レザンチーヌ、レムリア大陸で大師マルガリッタなる人物の家族で、マルガリッタとともに芸術を通じて人々を教化し、巫女で霊言を降ろしていたとする。

レムリア・ルネッサンスの法(教義)

  • 「神とは宇宙を統べる愛の法則であり、すべてが神の子である」というのが根本理念である。それらを細分化したものが、レムリア10カ条としてまとめらている。
一 神とは宇宙を統べる愛の法則にして、愛のエネルギーの奔流であることを知る。
二 我々はみな神の子であり、一人ひとりがその心の中に神性を宿していることを認め合いながら行動する。
三 地上に生まれ出てより心に付した執着や欲望は反省により洗い流し、もとより内在されていた神の光を輝かして生活する。
四 我々神の子は地上ユートピアを具現させるため、自ら志願し、神々の命により転生してきた誇りと責任を持つ。
五 地上にいる者たちすべて、動植物鉱物にいたるまで神の子であり、地球意識の中に育まれ、修行の身であることを知る。
六 今、地球自体の転機にして、人類積年の悪想念を一蹴するため、天上界の計画のもと、我々は今ここにいることを自覚する。
七 組織とは神の光と法を伝えるためのあくまで手段である。「人につかず、組織につかず、法につけ」の鉄則を堅持する。
八 我々は天上界の計画を真摯に受けとめ、その光線に属する己が個性を大切に生かし、自由意志のもとに、神の道具として互いに励まし合いながら、いきいきと今回の使命を実行するものである。
九 他天体の人びとも我々と同じ神の子であり、ともに手を携えながら、地球をより高度な愛の修行場とすることを誓う。
十 地球という神の花園に、我々の個性ある色とりどりの花々を、百花繚乱のごとく咲き開かせ、地球を光の磁場とし、愛の星へと変えていくことをここに宣言する。
  • レムリア・ルネッサンスの書籍によれば、西暦2000年前後がターニングポイントとなり、地球をシフトアップ(ステップアップ)させることが、天上界で計画されていた。この地球のシフトアップとは、アトランティス文明から現在の文明に変わったような単なる文明の移行ではなく、地球が小学生の星だったのが、中学生の星になるような、数千年に渡る文明の総仕上げとも言える変化であり、これは地球が宇宙の一員になることを意味する。なお、フォトンベルトに突入することで、2012年に一斉にアセンションが起こるという考えについては否定しており、2012年という日付には何ら意味はなく、ひとりひとりの認識状況に応じた適切な時期における個人レベルでのシフトアップであるとしている。この点、最初の書籍「レムリアの風」では、明確に「2012年12月」と明記している。そうであるならば、2012年12月の時点では、まだ子供である3人目の救世主では、地球をシフトアップすることができないという教義の矛盾点が発生する。以後、教義を変遷させた。
  • 天上界による第一の計画の宗教法人GLA創始者高橋信次、第二の計画の宗教法人幸福の科学総裁大川隆法という2人の救世主(九次元意識)の指導により、シフトアップは成し遂げられるはずであったが、それは失敗したとする。天上界は密かに用意していた第三の計画を、急遽発動させたとし、第三の計画として、3人目の救世主を下生(地球に誕生)させ、三たび人類を指導することとしたとし、それまでの中継ぎとして、レムリア・ルネッサンスは神理の法灯を護るとする。なお、3人目の救世主は「孔子」の生まれ変わりであるとされ、未だ子供である。

活動方針

当初は霊言の収録、出版を中心として行っていたが、2007年より、法(神が定めた宇宙の法則)の編纂、サイエンス、芸術、医療、環境問題等の専門分野に分かれてインターネットを通した研究活動が開始された。

レムリア・ルネッサンスに関する書籍

  • 『レムリアの風』関谷晧元 日新報道 2004年3月 ISBN 4817405651
  • 『28時間の奇蹟―霊言シリーズ1』レムリアルネッサンス (編集) たま出版 ISBN 4812701848 2005年2月
  • 『地球時代の志士たちへ―スピリチュアルメッセージ〈1〉』レムリアルネッサンス (編集) たま出版 ISBN 4812701961 2005年10月
  • 『宇宙時代の神の子たちへ―スピリチュアルメッセージ〈2〉』レムリアルネッサンス (編集) たま出版 ISBN 4812702054 2006年3月


以下はレムリア・ルネッサンス スピリチュアルメッセージシリーズ

  1. 第二の計画の主宰者である大川隆法の変節について、高橋信次の説(GLA誌1975年6月号)によれば、悟りを開き如来の境涯に到達した者は、魔に翻弄されることはないとされる。大川は1981年3月23日に大悟したとされ、以後、天上界の高級霊によるものとする霊言集を出版、教団の基盤形成をはじめる。しかし、レムリア・ルネッサンスによれば、大川は大悟後に魔に翻弄され変節したこととなるから、矛盾する。

関連項目

外部リンク

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