あめぞう

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#[[あめぞう (人物)]]は、[[スレッドフロート型掲示板]]の[[発明]]者。 #前条の人物が開設した[[電子掲示板|掲示板]]群サイト「あめぞう掲示板」の略称。本項で詳述。 ---- '''あめぞう掲示板'''は[[あめぞう (人物)|あめぞう]]が開設した、世界で最初{{要出典}}の[[スレッドフロート型掲示板]]の集合体から成る[[電子掲示板]]群サイトである。[[1997年]][[8月5日]]に「あめぞうリンク」という掲示板リンク集として開設された。スレッドフロート型掲示板が設置されたのは[[1998年]][[9月6日]]である。 「あめぞう掲示板」以前の大型有力掲示板サイトは、多くのアクセスが集中し、多大な記事が投稿されるため、たいへん利用しづらいものであった。例えば、記事ツリーが縦方向に長くなってしまい、古い記事ほど下へ下へと押し出され、目当ての記事を探し出すのも一苦労だった。また個人運営のサイトは、有名になってアクセスが殺到すると、たちまちレスポンスが重くなってしまい、使い物にならなくなった。 そういった常識を覆したのが、[[スレッドフロート型掲示板]]を採用した「あめぞう掲示板」であった。これが当時としてはたいへん画期的な操作性、利便性を持っており、使いやすさが利用者間のコミュニケーションをそれまでより容易にした。そして、非商用レベルながら、人材や労力を投入して安定運営に努め{{要出典}}、公益性のある本格的掲示板の先駆けであった。 あめぞう掲示板が[[1999年]][[12月]]下旬([[1999年]][[12月24日]]という説もあり)に閉鎖されるまで、多くの人が訪問した。開設当時の情勢としては、パソコンが高額であり、インターネットがまだ広く認知されておらず、[[ISDN]]回線が普及し始めた頃であり、商用[[ADSL]]も立ち上がっていなかったため、ユーザはコア層、好事家層の割合が高かった。従って、[[コンテンツ]]としては[[アンダーグラウンド]]な話題が中心であったが、議論の水準は比較的高かったと考えられる。雑談のほか、株式・経済・社会情勢・コンピュータ関連、さらには[[ワレズ]]と呼ばれたソフトウェアの違法コピーをはじめとした、様々な違法な話題も活発に語られていた。だが、[[1999年]]に入り[[サーバー]]不調や[[荒らし]]が増え始め、また[[1999年]][[5月30日]]に開設された[[2ちゃんねる]]に利用客を奪われ、徐々にあめぞうは衰退していった。それに追い打ちをかけるように[[1999年]][[12月]]中旬から、[[あめぞうウイルス]]といわれる[[スタイルシート]]を利用した荒らしが発生、あめぞう掲示板は壊滅し、二度と復旧することはなかった。2006年現在ある「あめぞう」「あめざーねっとIII」「三河版」などは、この後継を称する掲示板である。あめぞう氏自身は後に[[1ch.tv]]の立ち上げに協力した。 この「あめぞう掲示板」の基本スタイルをそっくり流用して生まれたのが[[2ちゃんねる]]である。当時の中核的存在であった「あめぞう掲示板」を集中攻撃し、一方で「2ちゃんねる」においてはアンダーグラウンド臭を消し、身近な話題やお気楽なノリを掲げて広く一般向けにアピールした。この結果、あめぞう陣営では反撃の機会を模索したが、大衆的に受け入れられた「2ちゃんねる」が覇権を奪取した。 ==外部リンク== *[http://history.amebbs.com/ あめぞうの歴史] *[http://wave.prohosting.com/amelog/main/ 広場@あめぞうの過去ログ] *[http://ame.x0.com/ あめぞうりんく?] *[http://www.amezor.to/ あめざーねっとIII] *[http://www.mikawaban.com/ 三河版りんく] [[Category:あめぞう|あめそうけいしはん]] *[[wiki:あめぞう]]