立石光正
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立石光正（たていし こうしょう）は、和歌山県新宮市熊野川町の総本山金峯山寺修験本宗普来山正覚院の修験者。また法螺演奏の第一人者としても知られる。
社会派行者
前述の山学林の一般開放を始め、今では世界遺産となった熊野周辺のの自然保護、環境保全に早くから取り組み、地元のゴミの不法投棄の問題を糾弾するなど、社会問題など世俗的なことにも積極的にかかわり、行動する行者として知られている。
また、最近では現代の元気のない30代、40代の人々にもう一度青春を取り戻してもらう活動、「WWOOF（ウーフ）」[1]を提案、実施に向け活動の場を山学林に建設中である。
無償の自然こそが、無限の滋味を与えうること、実体感を喪失しつつある今日の社会において、大自然を神仏のいる道場とみなし、自然を征服するのではなく歩かせていただくという精神を養い、自然との共生を計ることを一貫して説く立石光正の態度や、眼光鋭い独自の風貌、切れ味のいい問答に共感し、あるいはそのカリスマ性に魅了される若者は少なくない。高度成長期以降の日本における物質文明に立脚した世界観のパラダイムの転換期において氏の行動は注目されるところである。
法螺奏者として
法螺の第一人者としても知られ、各地で講習会を催すほか、普来山正覚院においても講習会を月に一度開催し、法螺の普及と後進の育成に尽力する。
立石行者の吹く法螺の音は、厳しい修行から滲み出たひときわ精神性の高いもので、熊野の森羅万象を感知させる神韻縹渺としたものであるとの識者の評価も聞かれる。
関連項目
普来山正覚院の周辺情報
- 熊野川温泉「さつき」
- 小口家族キャンプ村・自然の家
- 赤城川（熊野川支流の清流）
- 熊野古道
- 熊野川川舟下り
- 瀞峡
- 瀞八丁
- 紀伊山地の霊場と参詣道
- 大峯奥駈道
- 熊野古道なかへち美術館
- 那智滝
- 熊野那智大社
- 青岸渡寺
