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2010年5月27日 (木) 11:10時点における最新版
テンプレート:野球選手 マーク・アンソニー・バーリー(Mark Anthony Buehrle , 1979年3月23日 - )は、アメリカ合衆国ミズーリ州セントチャールズ出身の野球選手。投手、左投左打。MLBシカゴ・ホワイトソックスに所属している。
経歴[編集]
1998年のドラフト38巡目(全体1139位)でホワイトソックスに入団し、2000年7月16日にメジャーデビューを果たし、28試合に出場して4勝1敗。翌2001年からは先発投手として活躍を続け、同年リーグ1位となるWHIP1.066を記録し、16勝8敗、221.1回を投げ以後7年連続200投球回を記録した。
2002年、開幕投手を務め、以後2006年まで5年連続で開幕投手となり、この年19勝を記録し、これは球団の左腕としは1975年のジム・カート以来の高水準だった[1]。
2004年、リーグ最多の245.1回を投げ、35試合に先発登板した。7月21日のクリーブランド・インディアンス戦ではヒット2本を打たれたが打者27人で完封勝利となった[2]。
2005年、236.2回を投げ、昨年に続きリーグ最多投球回となり、サイ・ヤング賞の投票では5位に入った。2006年、12勝13敗、防御率4.99と初めて負け越した年となった。
2007年4月18日のレンジャーズ戦では、ホワイトソックスの投手としては16年ぶりとなるノーヒットノーランを達成した。四球を1つ与えただけ、しかもその後すぐ牽制球で仕留め27人で終了させた "準完全試合" だった。
特徴[編集]
球速は遅いが、多彩な変化球を低めに集めて打たせて取る、典型的な技巧派左腕。「( "精密機械" と呼ばれる制球を武器に通算300勝を挙げた)グレッグ・マダックスに最も近い投手」と呼ばれることもある[3]。その制球の良さをイチローは「左バッターのアウトコースいっぱいのところへボール1個分のコントロールができる」と評価している[4]。
体に負担をかけない投げ方をしているため、故障が非常に少なく、また長いイニングを投げられることも特徴。2004年から2005年にかけて、49試合連続6イニング以上登板という記録を打ち立てた。
ただ、生年月日が漫画界に巣食う毒婦・すえのぶけいこと同じになってしまったという悲しい人物でもある…。
年度別投球成績[編集]
年度 | 球団 | 勝利 | 敗戦 | 試合 | 先発 | 完投 | 完封 | 完了 | セーブ | ホールド | 投球回 | 被安打 | 失点 | 自責点 | 被本塁打 | 四球 | 奪三振 | 死球 | 暴投 | 打者 | 防御率 | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2000 | CWS | 4 | 1 | 28 | 3 | 0 | 0 | 6 | 0 | 3 | 51.1 | 55 | 27 | 24 | 5 | 19 | 37 | 3 | 0 | 225 | 4.21 | 1.442 |
2001 | CWS | 16 | 8 | 32 | 32 | 4 | 2 | 0 | 0 | 0 | 221.1 | 188 | 89 | 81 | 24 | 48 | 126 | 8 | 1 | 885 | 3.29 | 1.066 |
2002 | CWS | 19 | 12 | 34 | 34 | 5 | 2 | 0 | 0 | 0 | 239.0 | 236 | 102 | 95 | 25 | 61 | 134 | 3 | 6 | 984 | 3.58 | 1.243 |
2003 | CWS | 14 | 14 | 35 | 35 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 230.1 | 250 | 124 | 106 | 22 | 61 | 119 | 5 | 1 | 978 | 4.14 | 1.350 |
2004 | CWS | 16 | 10 | 35 | 35 | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 245.1 | 257 | 119 | 106 | 33 | 51 | 165 | 8 | 0 | 1016 | 3.89 | 1.255 |
2005 | CWS | 16 | 8 | 33 | 33 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 236.2 | 240 | 99 | 82 | 20 | 40 | 149 | 4 | 2 | 971 | 3.12 | 1.183 |
2006 | CWS | 12 | 13 | 32 | 32 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 204.0 | 247 | 124 | 113 | 36 | 48 | 98 | 6 | 0 | 876 | 4.99 | 1.446 |
2007 | CWS | 10 | 9 | 30 | 30 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 201.0 | 208 | 86 | 81 | 22 | 45 | 115 | 5 | 1 | 835 | 3.63 | 1.259 |
通算 | 8年 | 107 | 75 | 259 | 234 | 22 | 7 | 6 | 0 | 3 | 1629.0 | 1681 | 770 | 688 | 187 | 373 | 943 | 42 | 11 | 6770 | 3.80 | 1.261 |
※数字は2007年までのもの。太字はリーグ1位。
参考資料[編集]
- ↑ () 2002 Career Highlights:MLB.com 英語 [ arch. ] 1月25日
- ↑ () July 21, 2004 Chicago White Sox at Cleveland Indians Play by Play and Box Score - Baseball-Reference.com 英語 [ arch. ] 1月25日
- ↑ 阿部寛子「マダックスの遺伝子を継ぐ者たち 技巧派投手たちの美学」 『月刊スラッガー』90号、日本スポーツ企画出版社、2005年、雑誌15509-10、34-37頁。
- ↑ 石田雄太「[開幕3連戦から探る]イチロー&マリナーズ「2年目の野心」」 『Sports Graphic Number』547号、文藝春秋、2002年、雑誌26854-4・25、52-56頁。
外部リンク[編集]
テンプレート:シカゴ・ホワイトソックス テンプレート:2005 シカゴ・ホワイトソックス
fr:Mark Buehrle