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インタンを含む砂鉱床には[[バトゥ・スダラ]]と呼ばれる[[カーボランダム]]が数多く含まれており、バトゥ・スダラはインタンを探すための手掛かりとされていた{{Sfn|赤道会|1975|p=3}}。 | インタンを含む砂鉱床には[[バトゥ・スダラ]]と呼ばれる[[カーボランダム]]が数多く含まれており、バトゥ・スダラはインタンを探すための手掛かりとされていた{{Sfn|赤道会|1975|p=3}}。 |
2020年6月22日 (月) 23:19時点における最新版
インタン(インドネシア語:intan)は、インドネシア語でダイヤモンドの原石のこと。研磨品は「ブリリアント」と呼ばれた。[1]
ボルネオ島の南カリマンタン・マルタプラ市のプレハリー地域や、西カリマンタンのランダク河流域にはダイヤモンド原石の砂鉱床があり、日本が同地を占領していた頃、現地のインドネシア人や華人は採取グループをつくってスルタンに採取税を納め、経験や言い伝えをもとに採取地点を選定して、西カリマンタンでは乾季にランダク河の河底から椀掛でダイヤモンドを含む砂鉱床をすくい上げていた。[2]
インタンを含む砂鉱床にはバトゥ・スダラと呼ばれるカーボランダムが数多く含まれており、バトゥ・スダラはインタンを探すための手掛かりとされていた[1]。
インタンの採掘には様々なタブーがあり、ダイヤの採取にあたっては採掘箇所に祭壇を設けて生きた鶏を供え、生き血を祭壇にかけてから採掘をしないとインタンがバトゥ・スダラに化けてしまうとか、採掘坑で口笛を吹いたり、女の話をしたりするとインタンがバトゥ・スダラに化けてしまう、と言われていた[1]。
付録[編集]
脚注[編集]
参考文献[編集]
- 赤道会 (1975) ポンチアナク赤道会『赤道標』JPNO 73012073