「香港国際空港」の版間の差分
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== 歴史 == | == 歴史 == |
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'''香港国際空港'''(ほんこんこくさいくうこう、{{lang|zh-hk|香港國際機場}})は、[[香港]]にある[[国際空港]]。現地では後述の[[啓徳空港]]と区別する意味もあってか'''チェクラップコク国際空港'''({{lang|zh-hk|赤鱲角國際機場}})とも呼ばれ、英字表記で“Hong Kong International Airport”または“Chek Lap Kok International Airport”。かつての啓徳空港の正式名称とそれに割り当てられていた[[国際航空運送協会|IATA]][[空港コード]]のHKGと[[国際民間航空機関|ICAO]]空港コードのVHHHを継承した。 == 歴史 == === 開港までの経緯 === 現在の香港国際空港は、[[啓徳空港]](旧・香港国際空港,現・啓徳クルーズターミナル)に代わる、[[アジア]]を代表するハブ空港にふさわしい設備を持った国際空港として建設された<ref>[http://goodbyekaitak.com/ さよなら香港啓徳機場]</ref>。啓徳空港は、香港の中心地から至近の[[九龍]]にあったものの、敷地が狭く設備が陳腐化していた。 啓徳空港の時代は、着陸進入中の旅客機が機体を大きく傾けつつ九龍仔公園上空近辺で機体を右旋回させ、ビル群すれすれの高さを飛行して滑走路13に着陸する「[[啓徳空港#香港アプローチ・香港カーブ|香港アプローチ]]」が知られていた。機体操作には高度な技術が要求され<ref group="注">旋回しながら着陸進入を行うので[[計器着陸装置]]を解除しなくてはならず、そのため目測を誤って[[着陸復航]]したりしりもちをついて着陸する機もあり、[[オーバーラン]]して滑走路先の海中に突っ込む事故も何度か起った。</ref>、近隣住民にとってもその騒音は無視できない問題だった。 [[ファイル:Concept Plan for Lantau.jpg|thumb|left|275px|ランタオ島と新空港の位置関係]] 1980年代後半までに啓徳空港はすでに処理能力の限界を越えて稼働されており、しかも地理的な状況から拡張は不可能な状況にあった。そうした中で、[[イギリス]]から中華人民共和国への[[香港返還]]を控えて、異例の政治家出身の[[香港総督]]となった[[クリストファー・パッテン]]は、1992年の着任早々に新空港の建設を決定した。 九龍半島の西に位置する[[ランタオ島]]沖の[[赤リョウ角|赤鱲角島]](チェクラップコク島)を削って、そこで得た土砂で赤鱲角島と付近のいくつかの岩礁の間を埋め立て、これを更地にしてランタオ島に隣接する12.48km²の空港島とし、3800mの平行滑走路二本を備えて24時間空港とする。さらに空港と香港市内の間には高速鉄道を新設して直結させる。しかもこれを1997年7月1日の香港返還までの5年という、極めて短い期間で完成させることを目的とした、壮大かつ意欲的な一大プロジェクトだった。 「イギリス統治下における最後の大事業」として、イギリスの建設会社を中心に建設工事が行われ、1997年7月1日の香港返還当日に開港するという、イギリスの「置き土産」となるはずだった新空港の完成は、チェク・ラプ・コック島の土木工事より工事工程が遅延、その後各工事工程による遅延が発生し実際には誰もが予想したように遅れこむことになった。しかし、誰も予想しなかったほどの小規模な遅れで、1998年春頃までには完成の目処が立つに至った。 1998年7月6日、新たに香港国際空港は開港となった。なお、新たな香港国際空港(現空港)の開港により、これまでアジアの中継空港そして香港の空の玄関として機能していた啓徳空港(旧空港)は閉港となり、73年の歴史に幕が下ろされた([[7月5日]]の発着便をもって運用終了)。 啓徳空港での最終運用終了後、新旧両空港を結ぶ高速道路から一般車両を閉め出して、翌朝の新空港における始発便までの6時間ほどの間に、啓徳空港に到着した機体(本来ならば[[ナイトステイ]]する機体)が新空港へフェリーされ、そして空港関係機材のすべてが大型トラックや船舶で新空港へ移動された。 [[ギネス・ワールド・レコーズ|ギネスブック]]が「最も高価な空港」と認定するように、6年の歳月と200億ドルの巨費を費やした新空港の建設は、古今を通じて史上最大の空港建設プロジェクトとなっている。 === 開港後 === 計画から約1年遅れの[[1998年]][[7月6日]]に開港<ref group="注">空港設備自体は、要人の来港用として、正式開港の数日前に運用開始していた。</ref>したものの、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[デンバー国際空港]]や[[タイ王国|タイ]]の[[スワンナプーム国際空港]]など、新開港する大規模国際空港によく見られるように、開港初日からトラブルが重なった。 特に開港当日は、コンピュータシステムの故障や操作ミス、停電まで発生し、運航便の遅延や乗客の荷物の紛失などが多発し、空港は大混乱に陥った。 旅客サービスについては、次第に落ち着きを見せていったものの、航空貨物の処理は、コンピューターシステムの導入により、処理の速さが売りだった旧・啓徳空港よりも速い処理が実現するはずであったが、トラブルによって全く機能せず、大量の貨物が滞留する事態が発生した為、一旦閉鎖した啓徳空港の貨物ターミナルを一時的に再稼動させる事態に見舞われた。半年後、事態はようやく収束、新空港の貨物ターミナルが正常に稼動し始めた。 また、鳴り物入りで開通した[[機場快線]](エアポート・エクスプレス、{{lang|zh-hk|機場快綫}})にも多くのトラブルが発生し、開業後暫く遅延が頻発し、また利用者も少なかった事から、期間限定で運賃値下げを実施した。 === 現在 === アジアのハブ空港の一つとしての地位を確立しており、[[2011年]]の年間乗降者数は5000万人を超えている。[[2007年]][[3月9日]]には第2ターミナルビルがオープンした。世界最高の空港の一つと評価されており、イギリスの国際運輸調査機関の[[スカイトラックス]]が毎年発表する「The World's Top Airports」において、[[2001年]]以降8度世界一の空港に選出されている。[[2012年]]には[[仁川国際空港]]、[[シンガポール・チャンギ国際空港]]に次ぐ世界3位の空港と評価された。 === 事故 === * [[1999年]][[8月22日]]に[[チャイナエアライン|中華航空]]642便([[バンコク]]発[[香港]]経由[[台北]]行き)[[マクドネル・ダグラス]][[MD-11]]型機が香港国際空港に着陸しようとしたところ、台風の横からの突風にあおられ着陸に失敗。滑走路上で炎上し機体が仰向けにひっくり返った。3人が死亡。([[チャイナエアライン642便着陸失敗事故]])。 * [[2013年]][[4月7日]]、[[キャセイパシフィック航空]]532便(香港発[[中部国際空港|名古屋(中部)]]行き)の71番スポットに備え付けられていた搭乗橋が2つとも壊れ、また機体側([[エアバスA330|A330-300]]、機体番号:B-HLF)のL1ドアも破損した<ref>[http://www.scmp.com/news/hong-kong/article/1209850/hong-kong-airport-launches-investigation-cathay-airbridge-collapse Hong Kong airport launches investigation into Cathay airbridge collapse] Monday, 08 April, 2013, 1:34pm </ref><ref>[http://hk.apple.nextmedia.com/news/art/20130408/18220735 國泰275人上機 登機橋倒塌]《[https://web.archive.org/web/20140702120234/http://hk.apple.nextmedia.com/news/art/20130408/18220735 →アーカイブ]》 - [[蘋果日報 (香港)|蘋果日報]]・2013年4月8日付け掲載記事{{Zh-hk icon}}《2014年7月3日閲覧》</ref><ref>[http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2937821/10552774 香港空港で搭乗橋が倒壊、名古屋行き旅客機] 2013年04月08日 19:29 AFPBBニュース</ref>。作業員1名が重傷を負ったものの、機内にいた乗員13人・乗客262人の計275人全員に怪我はなかった。この事故の影響で、当該機と71番スポットの使用を中止し、代替スポットと機材を使用して8日の朝までに名古屋へ向かった。香港当局ならびに香港空港管理局(AAHK)が事故原因を調査したところ、搭乗ブリッジの機体との接続部分のボルトが破損していたことが判明した<ref>[http://news.nna.jp.edgesuite.net/free/news/20130410hkd009A.html 搭乗ブリッジ倒壊、ボルト破損が原因[運輸]] 香港 2013年4月10日(水曜日)</ref>。当空港全てのスポットに対し機体後部用の搭乗橋接続を取りやめ、機体前部用の搭乗橋のみを接続する形に変更。さらに71番スポットと同じ形状の搭乗橋9スポットについて、製造メーカーの安全が確認されるまで全面的に使用を中止させている。 * [[2013年]][[8月30日]]、[[タイ国際航空]]600便([[スワンナプーム国際空港|バンコク]]発香港行)が当空港の着陸直前に乱気流に巻き込まれた。乗員・乗客20名が負傷<ref>[http://www.prthaiairways.com/news/node/597.html THAI Clarification on Flight TG600 from Bangkok-Hong Kong]</ref><ref>[http://www.scmp.com/news/hong-kong/article/1300675/turbulence-hits-two-hong-kong-bound-planes-injuring-30 'We flew up and hit the ceiling': Dozens injured as Hong Kong flights hit by turbulence] Saturday, 31 August, 2013, 11:17am</ref>。また同日にも[[香港航空]]762便([[プーケット国際空港|プーケット]]発香港行)で乱気流に遭遇し、乗員・乗客計6人が負傷した。 == 旅客ターミナル == ターミナル内には数多くの[[レストラン]]やカフェ、みやげ物店があり、特に発着エリア内には免税店や本屋、シャワールームなどの他、[[エルメス]]や[[カルティエ]]、[[シャネル]]や[[ダンヒル]]などの高級[[ブランド]]や、[[上海灘]]や[[ボッシーニ]]などの地元の有名ブランドのブティックなど、様々な種類の店舗を揃えている他、各航空会社のラウンジや有料で使用できる[[シャワー]]などの設備が用意されており、長時間の乗り継ぎの際も退屈しないような工夫がされている。 深夜帯にはほとんどの店舗が閉店するが、24時間空港であることから、一部のラウンジやシャワー、[[日本]]のラーメンチェーンである[[味千ラーメン]]などの一部のレストランや物販店は営業している。 第1ターミナルの出国審査ゲートから遠方のスポットまでの間は直線距離で1キロ程度あるため、遠方スポットへの移動の際は[[案内軌条式鉄道]]([[香港国際空港新交通システム]])が使用され、その列車は乗務員なしの[[自動運転]]を行っている。 なお、[[トラベレックス]]([[:en:Travelex|Travelex]])が運営する両替所が空港内の数箇所に設置されているが、レートが悪いので空港では小額を両替、または[[クレジットカード]]で[[キャッシング]]するなどし、市内の両替商を利用すると良いという評価がある。 === ターミナル1 === デザインは、イギリスの著名な建築家である[[ノーマン・フォスター]]による基本計画をベースに空港公団による実施設計と設計監理が行われた。日本の[[前田建設工業]]、英・中の企業の5社の[[JV]]で施工。 === ターミナル2 === 2007年2月28日に開業した、出発専用のターミナルである。出国審査後、ターミナル1にある搭乗ゲートとは地下の鉄道で連絡されている。出発時にターミナル2を利用する航空会社でも、到着時の入国審査等はターミナル1を利用する。今後の拡張に備え、到着ターミナルとしても機能するような設計になっている。なお出国手続きはターミナル2内で行うだけでなく、チェックイン後ターミナル1へ徒歩で移動して手続きしてもかまわない。 130を超える店舗が揃っている[[ショッピングモール]]「スカイプラザ」や、[[飛行機]]をテーマにした[[博物館]]「[[アビエーション・ディスカバリー・センター]]」などの施設もある。 === 北サテライト・コンコース === 2009年12月に開業した、10ヵ所の搭乗ゲートをもつ小型機(ボーイング737、エアバスA320など)専用の搭乗施設である。ターミナル1またはターミナル2で出国審査後、ターミナル1の地上階からシャトルバスで移動することになる。小型機専用であるため、[[格安航空会社]]の利用が多い。 === 貨物ターミナル === 大規模な航空貨物ターミナルである「スーパーターミナル」や「アジア・エアフレイト・ターミナル」などの複数の貨物ターミナルが置かれており、ハブ空港として使用しているキャセイパシフィック・カーゴや[[エア・ホンコン]]の他、JALカーゴやフェデックス、[[UPS]]など多数の貨物航空会社が使用している。 == サービス == === e-Channel (e-道) === {{main|e-道}} 「[[e-道|e-Channel]]」と呼ばれる自動ゲート(旅客自助出入境検査系統)が設置されている<ref name="e-Channels">[http://www.immd.gov.hk/ehtml/20041216.htm Automated Passenger Clearance System] 香港特別行政区政府入境事務所 e-Channels(英語)</ref>。指紋を事前登録することで、機械による審査で入出境することができる。香港身分証を所持する香港居住者(外国人含む)向けのサービスであるが、マカオの永住者、香港国際空港を経由し過去12ヶ月に3回以上香港を訪れた旅客、航空会社の[[マイレージサービス]]の上級会員も申請利用することが出来る。2014年9月時点において香港国際空港の他に、落馬洲(香港入境のみ)、落馬洲支線、羅湖、深圳灣、文錦渡、中國客運碼頭、港澳客輪碼頭、啓徳郵輪碼頭でも利用可能であるが、香港居住権を持たない中国人以外の外国人が登録申請出来るのは香港国際空港での入境時のみである。 === HKIA Frequent Visitor Card === 香港国際空港を経由し過去12ヶ月に3回以上香港を訪れた旅客は 「HKIA Frequent Visitor Card(中:{{lang|zh-hk|香港國際機場訪港常客證}})」とよばれるカードを申請することができた<ref name="hkisfvc">[http://www.hongkongairport.com/eng/passenger/arrival/t1/airport-services-facilities/frequent-visitor-channel.html HKIA Frequent Visitor Channel] (英語)</ref>。しかし、e-Channel (e-道) の普及により、新規申請は中止されている。 このカードを取得すると、香港空港における入境審査および出境審査において、HKIA Frequent Visitor Card保持者専用レーンに並んで中華人民共和国香港行政区へ出入域することができる。レーンの付近には空港職員が認識端末を持って待機しており、カードを職員にスキャンしてもらったあと専用レーンを通過する。入国・出国のスタンプは通常の審査と同じくパスポートに押印される。 <!-- 申請方法は、香港国際空港のHKIA Frequent Visitor Cardのサイト<ref name="hkisfvc"/>からオンラインで申請する方法、FAXまた郵送で申請する方法、空港ターミナル1出発ホールにある申請箱(空港インフォメーションカウンターの向かって右)に申請書類を投函する方法がある。 申請書式は空港公式サイトからダウンロードするか、または空港インフォメーションカウンターでも入手できる。提出書類は申請書式のほか、パスポートの氏名およびパスポート番号が書かれたページおよび過去12ヶ月で香港を訪れた直近3回の記録(スタンプ)がわかるページのコピーが必要になる。空港には有料のコピーサービスを行うカウンターがある。ただし梱包などその他のサービスも平行して行っているため、カウンターが混んでいる場合がある。申請後にカードが郵送されてくるまでは約2ヶ月ほど日数がかかる。 --> === 空港税/出国税 === 120[[香港ドル]](11歳以下は不要)。なお、航空券に出国税が含まれていない場合、チェックインカウンターにて現金で支払うことが必要になる。 === ラウンジ === [[ユナイテッド航空]]、[[タイ国際航空]]、[[シンガポール航空]]、[[ブリティッシュ・エアウェイズ]]などの主な乗り入れ航空会社は[[ファーストクラス]]や[[ビジネスクラス]]の乗客、得意客などのためのラウンジを運営しており、特に香港国際空港をベースにする[[キャセイパシフィック航空]]は、「ザ・ウイング」と「ザ・ピア」の2つのラウンジを運営しており、世界有数のカウンターの長さを持つ[[バー (酒場)|バー]]や、[[スパ]]などの様々なサービスを用意している。 また複数の航空会社共同のラウンジや[[クレジットカード]]会社の上級会員向けラウンジ、航空会社や利用クラスに関わらず有料で利用できるラウンジも複数設けられている。 === 国際線から国際線への乗り継ぎ === 中国国内に所在する国際空港に於いては、中国の出入国に関する法令により、たとえ国際線同士相互の乗り継ぎであっても一旦中国の[[出入国管理|入国・出国審査]]を受ける必要があるが{{refnest|group=注|[[日本航空|日本航空(JAL)]]Webサイト内に掲載されている、中国の[[首都]]・[[北京市|北京]]に所在する[[北京首都国際空港]]に於ける乗り継ぎ案内には「他の国際線へ乗り継ぐ場合、中国の出入国に関する法令により、必ず出入国手続きが必要です」との記載が見える<ref>{{Cite web |url=https://www.jal.co.jp/inter/airport/asia/pek/pek_02.html |title=乗り継ぎのご案内~北京首都国際空港 |work=空港情報~国際線 |publisher=日本航空(JAL) |accessdate=2014-07-03 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20131500165700/http://www.jal.co.jp/inter/airport/asia/pek/pek_02.html |archivedate=2013-12-01}}</ref>}}、当空港に於いては、当空港が所在する香港自体が中国への返還後一定期間にわたり中国本土と異なる行政・法律・経済制度の維持が認められていること([[一国二制度]])等を背景に、中国国内に所在する国際空港としては例外的に、入国・出国審査を別途受けること無く、所定の[[空港警備#出発保安検査|保安検査]]を受けるだけで国際線同士相互で乗り継ぐことが原則可能となっている《乗り継ぎ便への[[搭乗手続き|搭乗手続き(チェックイン)]]が未済の旅客のために乗り継ぎカウンター{{refnest|group=注|乗り継ぎカウンターは到着フロア(5階)内に3カ所(E1・E2・W1)設置されており<ref>{{Cite web |url=http://www.hongkongairport.com/leaflet/map_facilities.pdf |title=Facilities Map |publisher=香港國際機場(香港国際空港) |format=PDF |accessdate=2014-07-03}}</ref>、航空会社毎に振り分けられている《例えば[[日本航空|日本航空(JAL)]]は「E1」、[[全日本空輸|全日空(ANA)]]は「W1」のカウンター内に各々陣取っている》<ref name="transfer_aircarrier">{{Cite web |url=http://www.hongkongairport.com/eng/passenger/transfer-transit/all/airline-information/transfer-areas.html |title=Airline Transfer Desks |publisher=香港國際機場(香港国際空港) |accessdate=2014-07-03}}</ref>。ただ、[[格安航空会社|格安航空会社(LCC)]]を中心に乗り継ぎカウンターを持たない航空会社も存在する《[[Peach Aviation|ピーチ・アビエーション]]、[[エアアジア]]など》<ref name="transfer_aircarrier" />}}も別途用意されている》{{refnest|group=注|香港国際空港Webサイト(英語版)には、国際線同士相互の乗り継ぎについて、到着後「Departures(出発)」案内標識に従って進み、[[空港警備#出発保安検査|保安検査]]を受けた上で乗り継ぎ便の出発30分前までに(乗り継ぎ便の)搭乗口に着くように、と案内されている《乗り継ぎ便の搭乗券を所持していない旅客に対しては、航空会社毎に指定された乗り継ぎカウンターにて乗り継ぎ便の[[搭乗手続き|搭乗手続き(チェックイン)]]を済ませるよう案内されている》<ref>{{Cite web |url=http://www.hongkongairport.com/eng/passenger/transfer-transit/all/transit_procedures.html |title=Transfer/Transit Procedures |publisher=香港國際機場(香港国際空港) |accessdate=2014-07-03}}</ref><ref>[http://cebufan.com/books/guwapo_2_2.html キャセイパシフィック航空を利用しての香港空港乗り継ぎ]《2014年7月3日閲覧;[https://web.archive.org/web/20130823102830/http://cebufan.com/books/guwapo_2_2.html →アーカイブ]》<br /> ※当空港到着から乗り継ぎ便搭乗口に辿り着くまでの過程が現地写真画像を交えて詳細に紹介されている</ref>。}}。 == 拠点・焦点都市としている航空会社 == [[キャセイパシフィック航空]]、およびその傘下の[[香港ドラゴン航空]]と[[エア・ホンコン]]、新興航空会社の[[香港航空]]、[[香港エクスプレス航空]]が[[ハブ空港]]としている。また、[[2008年]]に運航が停止された[[オアシス香港航空]]もハブ空港としていた。 == 滑走路 == [[滑走路]]は、[[滑走路#オープンパラレル|オープン・パラレル]]で海側(07L/25R, 3800 m)と陸側(07R/25L, 3800 m)とに2本が整備されている。両滑走路両端に[[計器着陸装置|ILS]]が設置されている。[[啓徳空港]](現在閉港)における13側からの着陸(通称:[[啓徳空港#香港アプローチ/香港カーブ|香港カーブ]])あるいは31側からの離陸とは違い、両滑走路両端とも先に発着に支障となるような障害物は特になく、パイロットの負担は軽減された。 使用は原則として、海側の滑走路で着陸機の処理が行われ、陸側の滑走路で離陸機の処理が行われる。一例外として、貨物専用機は、陸側の滑走路で離発着の処理が行われる。一理由として、貨物専用スポット、及び、貨物専用ターミナルが陸側滑走路から更に陸側に位置していることによる。海側の滑走路で専ら着陸機を処理した場合、貨物専用機は貨物専用ターミナルに行くには陸側の滑走路を跨がなければならなくなる。この場合、離陸機との交錯が起こりやすくなり、最悪の場合、事故につながりかねないことで安全面を配慮したことによる。 == 就航都市 == ==== ターミナル1 ==== {{Airport-dest-list |{{Flagicon|HKG}} '''[[キャセイパシフィック航空]]''' | ''[[アジア]]'' : 北京/首都、上海/浦東、台北/桃園、東京/成田、東京/羽田、大阪/関西、名古屋/中部、札幌/新千歳、福岡、ソウル/仁川、マニラ、セブ、ホーチミンシティ、バンコク、シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタ、デンパサール、スラバヤ、デリー、ムンバイ、チェンナイ、コロンボ、マレ ''[[中東]]・[[アフリカ]]'' : ドバイ、バーレーン、リヤド、ヨハネスブルク、ドーハ ''[[ヨーロッパ]]'' : パリ/ドゴール、ロンドン/ヒースロー、マンチェスター(2014年12月8日より就航開始予定)、フランクフルト、アムステルダム、チューリッヒ(2015年3月29日より就航開始予定)、モスクワ/ドモジェドヴォ、ミラノ、ローマ ''[[北アメリカ|北米]]'' : ニューヨーク/ケネディ、ニューヨーク/ニューアーク、サンフランシスコ、ロサンゼルス、シカゴ、ボストン(2015年5月2日より就航開始予定)、トロント、バンクーバー ''[[オセアニア]]'' : シドニー、アデレード、メルボルン、ブリスベン、ケアンズ、パース、オークランド | {{Flagicon|HKG}} '''[[香港ドラゴン航空]]''' | 北京/首都、上海/浦東、上海/虹橋、広州、南京、成都、長沙、青島、西安、桂林、昆明、寧波、武漢、厦門、三亜、瀋陽、福州、杭州、重慶、海口、台北/桃園、台中、高雄、福岡、沖縄/那覇、釜山、済州、マニラ、プーケット、チェンマイ、ハノイ、ダナン、デンパサール、コタキナバル、ペナン、プノンペン、シェムリアップ、ヤンゴン、ダッカ、バンガロール、コルカタ、カトマンズ |{{Flagicon|HKG}} '''[[香港航空]]''' | 北京/首都、上海/浦東、長沙、昆明、南京、桂林、杭州、厦門、重慶、三亜、海口、福州、フフホト、台北/桃園、鹿児島、沖縄/那覇、ハノイ、バンコク、デンパサール、マレ |{{Flagicon|CHN}} [[中国国際航空]] | 北京/首都、天津、重慶、成都、大連、鄂爾多斯、オルドス |{{Flagicon|CHN}} [[中国東方航空]] | 上海/浦東、上海/虹橋、西安、福州、杭州、合肥、済南、昆明、南昌、南京、寧波、石家荘、太原、温州、無錫、淮安、銀川 |{{Flagicon|CHN}} [[中国南方航空]] | 北京/首都、広州、長春、桂林、南寧、梅県、瀋陽、掲陽、武漢、湛江、鄭州 |{{Flagicon|CHN}} [[厦門航空]] | 厦門、泉州、武夷山 |{{Flagicon|CHN}} [[四川航空]] | 成都、北海、宜昌 |{{Flagicon|CHN}} [[上海航空]] | 上海/浦東、上海/虹橋、徐州 |{{Flagicon|JPN}} [[日本航空]] | 東京/成田、東京/羽田 |{{flagicon|JPN}} [[全日本空輸]] | 東京/成田、東京/羽田、大阪/関西、名古屋/中部 |{{Flagicon|ROC}} [[エバー航空]] | 台湾/桃園、高雄 |{{Flagicon|ROC}} [[チャイナエアライン]] | 台湾/桃園、高雄、ジャカルタ |{{Flagicon|ROC}} [[マンダリン航空]] | 高雄、台中 |{{Flagicon|KOR}} [[大韓航空]] | ソウル/仁川、釜山 |{{Flagicon|KOR}} [[アシアナ航空]] | ソウル/仁川 |{{flagicon|KOR}} [[済州航空]] | ソウル/仁川 |{{flagicon|KOR}} [[エアプサン]] | 釜山 |{{flagicon|KOR}} [[ジンエアー]] | ソウル/仁川 |{{Flagicon|MAS}} [[マレーシア航空]] | クアラルンプール 、コタキナバル、クチン |{{Flagicon|SIN}} [[シンガポール航空]] | シンガポール、サンフランシスコ |{{Flagicon|INA}} [[ガルーダ・インドネシア航空]] | ジャカルタ、デンパサール |{{Flagicon|PHI}} [[セブパシフィック航空]] | マニラ、クラーク |{{Flagicon|ブルネイ}} [[ロイヤルブルネイ航空]] | バンダルスリブガワン |{{Flagicon|パプアニューギニア}} [[ニューギニア航空]] | ポートモレスビー |{{Flagicon|THA}} [[オリエント・タイ航空]] | バンコク |{{Flagicon|Mongolia}} [[MIATモンゴル航空]] | ウランバートル |{{Flagicon|バングラデシュ}} [[ビーマン・バングラデシュ航空]] | ダッカ |{{Flagicon|NEP}} [[ネパール航空]] | カトマンズ |{{Flagicon|スリランカ}} [[スリランカ航空]] | コロンボ、バンコク |{{flagicon|モルディブ}} [[メガ・モルディブ]] | マレ |{{flagicon|IND}} [[エア・インディア]] | デリー、大阪/関西、ソウル/仁川 |{{Flagicon|Qatar}} [[カタール航空]] | ドーハ |{{Flagicon|UAE}} [[エミレーツ航空]] | ドバイ、バンコク |{{Flagicon|JOR}} [[ロイヤル・ヨルダン航空]] | アンマン |{{Flagicon|イスラエル}} [[エル・アル航空]] | テルアビブ |{{Flagicon|TUR}} [[ターキッシュ エアラインズ]] | イスタンブール |{{Flagicon|GBR}} [[ブリティッシュ・エアウェイズ]] | ロンドン/ヒースロー |{{Flagicon|GBR}} [[ヴァージン・アトランティック航空]] | ロンドン/ヒースロー |{{Flagicon|RUS}} 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昆明、寧波(2014年7月31日から就航開始予定)、鄭州(2014年9月26日から就航開始予定)、台中、東京/羽田、東京/成田(2014年12月8日から就航開始予定<ref>[http://flyteam.jp/airline/hong-kong-express-airways/news/article/41624 香港エクスプレス、12月8日から香港/成田線就航で1円セール開催 flyteam.jp 2014年10月14日付</ref>)、大阪/関西、名古屋/中部(2014年9月25日から就航開始予定<ref>[http://news.nna.jp.edgesuite.net/free/news/20140613hkd003A.html 香港エクスプレス航空、9月に名古屋便就航] NNA.ASIA 2014年6月13日付</ref><ref>[http://www.centrair.jp/whatsnew/1192105_1429.html 〔2014年9月25日から〕香港エクスプレス航空がセントレア=香港線を運航] [[中部国際空港]] 2014年6月13日付</ref>)、福岡、ソウル/仁川、釜山(2014年8月7日から就航開始予定)、チェンマイ、プーケット、コタキナバル、ペナン |{{Flagicon|CHN}} [[春秋航空]] | 上海/浦東、石家荘、杭州、廈門、重慶、南京 |{{Flagicon|CHN}} [[天津航空]] | 天津 |{{Flagicon|CHN}} [[深セン航空|深圳航空]] | 泉州 |{{Flagicon|CHN}} [[吉祥航空]] | 上海/浦東 |{{Flagicon|ROC}} [[遠東航空]] | 馬公 |{{flagicon|JPN}} [[Peach Aviation]] | 大阪/関西 |{{flagicon|JPN}} [[バニラエア]] | 東京/成田 |{{Flagicon|PHI}} [[フィリピン航空]] | マニラ |{{Flagicon|SIN}} [[タイガーエア]] | シンガポール |{{Flagicon|SIN}} [[ジェットスター・アジア航空]] | シンガポール |{{flagicon|MYS}} [[エアアジア]] | クアラルンプール、コタキナバル、ペナン |{{Flagicon|THA}} [[タイ国際航空]] | バンコク、プーケット、ソウル/仁川 |{{Flagicon|THA}} [[バンコク・エアウェイズ]] | サムイ |{{Flagicon|THA}} [[タイ・エアアジア]] | バンコク、プーケット |{{Flagicon|RUS}} [[オーロラ (航空会社)|オーロラ航空]] | ウラジオストク、シンガポール |{{flagicon|IND}} [[ジェットエアウェイズ]] | デリー、ムンバイ |{{Flagicon|南アフリカ}} [[南アフリカ航空]] | ヨハネスブルク }} == 就航都市一覧 == * 中国路線 *: {{Flagicon|CHN}} [[北京首都国際空港|北京/首都]]、[[成都双流国際空港|成都]]、[[重慶江北国際空港|重慶]]、[[天津浜海国際空港|天津]]、[[大連周水子国際空港|大連]]、[[福州長楽国際空港|福州]]、[[南京禄口国際空港|南京]]、[[済南遥墻国際空港|済南]]、[[昆明長水国際空港|昆明]]、[[南昌昌北国際空港|南昌]]、[[合肥駱崗国際空港|合肥]]、[[青島流亭国際空港|青島]]、[[寧波櫟社国際空港|寧波]]、[[上海浦東国際空港|上海/浦東]]、[[太原武宿国際空港|太原]]、[[石家荘正定国際空港|石家荘]]、[[温州永強空港|温州]]、[[西安咸陽国際空港|西安]]、[[蘇南碩放国際空港|無錫]]、[[長春龍嘉国際空港|長春]]、[[広州白雲国際空港|広州]]、[[杭州蕭山国際空港|杭州]]、[[桂林両江国際空港|桂林]]、[[長沙黄花国際空港|長沙]]、[[海口美蘭国際空港|海口]]、[[ハルビン太平国際空港|ハルビン]]、[[呼和浩特白塔国際空港|フフホト]]、[[南寧呉圩国際空港|南寧]]、[[三亜鳳凰国際空港|三亜]]、[[瀋陽桃仙国際空港|瀋陽]]、[[掲陽潮汕空港|掲陽]]、[[ウルムチ地窩堡国際空港|ウルムチ]]、[[武漢天河国際空港|武漢]]、[[廈門高崎国際空港|廈門]]、[[銀川河東国際空港|銀川]]、[[義烏市|義烏]]、[[鄭州新鄭国際空港|鄭州]]、[[貴陽龍洞堡国際空港|貴陽]]、[[泉州晋江空港|泉州]]、[[宜昌三峡空港|宜昌]]、[[武夷山空港|武夷山]]、[[淮安市|淮安]]、[[オルドス市|オルドス]] * 台湾路線 *: {{Flagicon|ROC}} [[台湾桃園国際空港|台北/桃園]]、[[高雄国際空港|高雄]]、[[台中空港|台中]] * 東アジア *: {{Flagicon|JPN}} [[新千歳空港|札幌/新千歳]]、[[成田国際空港|東京/成田]]、[[東京国際空港|東京/羽田]]、[[中部国際空港|名古屋/中部]]、[[関西国際空港|大阪/関西]]、[[福岡空港|福岡]]、[[鹿児島空港|鹿児島]]、[[那覇空港|沖縄/那覇]] *: {{Flagicon|KOR}} [[仁川国際空港|ソウル/仁川]]、[[金海国際空港|釜山]]、[[済州国際空港|済州]] * 東南アジア *: {{Flagicon|SIN}} [[シンガポール・チャンギ国際空港|シンガポール]] *: {{Flagicon|MAS}} [[クアラルンプール国際空港|クアラルンプール]]、[[コタキナバル国際空港|コタキナバル]]、[[ペナン国際空港|ペナン]]、[[クチン国際空港|クチン]] *: {{Flagicon|THA}} [[スワンナプーム国際空港|バンコク]]、[[プーケット国際空港|プーケット]]、[[チェンマイ国際空港|チェンマイ]]、[[サムイ空港|サムイ]] *: {{Flagicon|VIE}} [[ノイバイ国際空港|ハノイ]]、[[タンソンニャット国際空港|ホーチミンシティ]]、[[ダナン国際空港|ダナン]] *: {{Flagicon|PHL}} [[ニノイ・アキノ国際空港|マニラ]]、[[マクタン・セブ国際空港|セブ]]、[[クラーク国際空港|クラーク]] *: {{Flagicon|CAM}} [[プノンペン国際空港|プノンペン]]、[[シェムリアップ国際空港|シェムリアップ]] *: {{Flagicon|MMR}} [[ヤンゴン国際空港|ヤンゴン]] *: {{Flagicon|IDN}} [[スカルノ・ハッタ国際空港|ジャカルタ]]、[[ングラ・ライ国際空港|デンパサール]]、[[ジュアンダ国際空港|スラバヤ]] *: {{Flagicon|BRU}} [[ブルネイ国際空港|バンダルスリブガワン]] * 中央アジア *: {{Flagicon|KAZ}} [[アルマトイ国際空港|アルマトイ]] * 南アジア *: {{Flagicon|IND}} [[インディラ・ガンディー国際空港|デリー]]、[[ベンガルール国際空港|バンガロール]]、[[チェンナイ国際空港|チェンナイ]]、[[チャットラパティー・シヴァージー国際空港|ムンバイ]]、[[ネータージー・スバース・チャンドラ・ボース国際空港|コルカタ]] *: {{Flagicon|BAN}} [[シャージャラル国際空港|ダッカ]] *: {{Flagicon|NEP}} [[トリブバン国際空港|カトマンズ]] *: {{Flagicon|MDV}} [[マレ国際空港|マレ]] *: {{Flagicon|LKA}} [[バンダラナイケ国際空港|コロンボ]] * 太平洋・オセアニア *: 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(2014年12月8日より就航開始予定) *: {{Flagicon|FRA}} [[シャルル・ド・ゴール国際空港|パリ/シャルル・ド・ゴール]] *: {{Flagicon|NLD}} [[スキポール空港|アムステルダム]] *: {{Flagicon|FIN}} [[ヘルシンキ・ヴァンター国際空港|ヘルシンキ]] *: {{Flagicon|GER}} [[ミュンヘン国際空港|ミュンヘン]]、[[フランクフルト国際空港|フランクフルト]] *: {{Flagicon|CHE}} [[チューリッヒ空港|チューリッヒ]] *: {{Flagicon|ITA}} [[フィウミチーノ空港|ローマ]]、[[ミラノ・マルペンサ国際空港|ミラノ]] *: {{Flagicon|RUS}} [[シェレメーチエヴォ国際空港|モスクワ/シェレメーチエヴォ]]、[[ドモジェドヴォ国際空港|モスクワ/ドモジェドヴォ]]、[[ウラジオストク空港|ウラジオストク]]、[[ハバロフスク空港|ハバロフスク]] * 北米 *: {{Flagicon|USA}} [[ロサンゼルス国際空港|ロサンゼルス]]、[[サンフランシスコ国際空港|サンフランシスコ]]、[[シカゴ・オヘア国際空港|シカゴ]]、[[ジョン・F・ケネディ国際空港|ニューヨーク/ジョン・F・ケネディ]]、[[ニューアーク・リバティー国際空港|ニューヨーク/ニューアーク]]、[[デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港|デトロイト]]、[[シアトル・タコマ国際空港|シアトル]]、[[ダラス・フォートワース国際空港|ダラス]]、[[ジェネラル・エドワード・ローレンス・ローガン国際空港|ボストン]](2015年5月2日より就航開始予定) *: {{Flagicon|CAN}} [[トロント・ピアソン国際空港|トロント]]、[[バンクーバー国際空港|バンクーバー]] == 空港へのアクセス == かつての啓徳空港は、市街地にあった事から交通アクセスに優れた空港であったが、新しい空港は市街地から遠く離れた場所に新設される為、出来る限りアクセス時間を短縮し、旅客の不便を軽減する様に整備された。 === 鉄道 === 最寄りは[[機場駅]]であり、機場駅と[[香港駅]]([[香港MTR|MTR]][[中環駅]]に直結)を[[青衣駅]]・[[九龍駅 (香港)|九龍駅]]経由で結ぶ[[機場快線|機場快線(エアポート・エクスプレス、{{lang|zh-hk|機場快綫}})]]が運行されており、機場 - 香港間の所要時間は約24分、約12分間隔で運転されている。 ランタオ島北部から青衣駅にかけての走行路線はMTR[[東涌線]]と共通だが、東涌線は空港には乗り入れておらず、途中で分岐する。なお、到着ロビーから鉄道駅の間には階段などの段差はなく、荷物を持ったまま円滑に移動することが可能である。 また、機場快線の利用者は、香港駅、九龍駅のチェックインカウンターで当空港出発便の[[搭乗手続き|チェックイン]]を行うことが出来、その際に受託手荷物を併せて申し込むことも可能である《[[Peach Aviation|ピーチ]]<ref name="transfer-disable_peach">{{Cite web |url=http://www.flypeach.com/jp/ja-jp/airports/international/hongkong.aspx |title=空港ガイド(国際)~香港国際空港 |publisher=[[Peach Aviation]] |accessdate=2014-07-03}}<br />※当該ページの「入国」欄のところには「Peachでは、中国並びにマカオ行きの香港フェリー乗り継ぎサービスを行っておりません」等と、そして「出国」欄のところには「Peachは、エアポートエクスプレスの香港駅、九龍駅でのインタウン・チェックインサービス並びに荷物受託サービスは提供しておりません」等と、それぞれ記載されているのが見える</ref>など、当該チェックイン・サービスを提供していない航空会社も存在する》。 === バス === 香港島や九龍、新界へ空港バスが運行されており、所要時間は香港島だと1時間程度、九龍だと40分程度、新界だと30分から1時間30分程度(行き先によって変わる)である。梅窩など、ランタオ島内行きの一般バスもある。またS系統のバスに乗車すると約20分程でMTR東涌駅へ行くことができ、そこから東涌線で市内にいくことも可能である。 [[中国大陸]]方面のバスも運行されており、ターミナル2の地上階から出発する。 === タクシー === 香港のタクシーは運行地区別に車体の色が分かれている([[香港島]]・[[九龍]]地区と、[[新界]]のうち[[葵青区]]・[[セン湾区|荃湾区]]([[ランタオ島]]域を除く)は{{Color|red|'''赤'''}}、ランタオ島内は{{Color|blue|'''青'''}}、前述以外の新界は{{Color|green|'''緑'''}})ため、利用者は、目的地に応じたタクシー乗り場から乗車することになる。なお、それぞれの運行地区からであれば、香港国際空港へは全てのタクシーが行くことができる([[香港の交通#タクシー]]参照)。所要時間は中環だと40分程度、九龍だと30分程度、新界だと25分から50分程度。 なお、広東語が話せない旅行客を対象に、追加料金を多く徴収したり、到着後にメーターを切るなどの方法で料金を誤魔化すドライバーが増えているため、香港国際空港において乗車する際は、タクシー協会の係員がナンバーを控えたカードを乗客に渡すようになっている。 === 高速船 === 空港に隣接した海天客運埠頭(スカイピア)から[[TurboJET]]・[[珠江客運]]などによって[[マカオ]]や中華人民共和国本土を結ぶ高速船が就航している。現在はマカオ(マカオフェリーターミナル・タイパフェリーターミナル)、[[珠海市|珠海]](九州港)、[[中山市|中山]](中山港)、[[東莞市|東莞]](虎門港)、[[深セン市|深圳]](福永港・蛇口港([[蛇口港駅]]))、[[広州市|広州]](南沙港)へそれぞれ運航している<ref name="Ferry Transefer">[http://www.hongkongairport.com/eng/transport/transport-connection-with-mainland-china/ferry-transfer/service-at-a-glance.html 香港國際機場 / Ferry Transefer]</ref>。 高速船利用の場合は香港に出入国せず、直接マカオや中華人民共和国本土にて出入国することになる。このため、船との乗り継ぎは香港国際空港の出国および入国審査場を通らないでの利用となり、香港へ出入国すると利用ができず、また、空港出迎えなどの目的での利用もできない<ref name="Ferry Transefer"></ref>。 空港からのチェックイン(乗船手続き)は出航1時間前に締め切られるが、飛行機で預け入れ手荷物が無い場合は30分前まで可能である。なお、受託手荷物は船会社職員が代理で受け取り船内に運ばれる<ref name="tejyun">[http://www.cksp.com.hk/jp/skypier/flow/main.html 珠江客運 / 乗船手順]</ref><ref>{{Cite web |url=https://www.jal.co.jp/inter/airport/asia/hkg/ferry.html |title=香港フェリー乗り継ぎサービス~香港国際空港(空港情報) |publisher=日本航空(JAL) |accessdate=2014-07-03}}</ref>。チェックイン後、[[新交通システム#AGT|APM]]でスカイピアへ行き、乗船する<ref name="Access Guide">[http://downloads.cathaypacific.com/cx/misc/biz_trvl_guide.pdf キャセイパシフィック / ビジネス・トラベル・アクセスガイド]</ref>。 マカオや中華人民共和国本土から乗船する場合は、船の出航1時間前で且つ飛行機が出発する3時間前までに乗船チェックインすることが求められる<ref name="tejyun" />。この場合、乗船する港に於いて出国審査も受けることになる。スカイピアに着くと各航空会社のチェックインカウンターがあり、そこでチェックインを行った後、セキュリティチェックを受ける。航空券購入時に香港空港の利用税を支払っている場合は、セキュリティチェック後の払い戻しカウンターでチェックイン時に受け取った退税票と引き換えに現金で払い戻しを受けることができる。スカイピアからはAPMで直接空港ターミナルビルの出発ロビーに向かう<ref name="Access Guide" />。 なお、この当空港発着高速船との乗り継ぎ取扱については、[[格安航空会社|格安航空会社(LCC)]]を中心に一部の航空会社で取り扱っていないので注意を要する《例えばピーチは取扱無し<ref name="transfer-disable_peach" />;乗り継ぎ取扱を行っている航空会社の一覧が当空港Webサイト内にて掲載されている<ref>{{Cite web |url=http://www.hongkongairport.com/eng/transport/transport-connection-with-mainland-china/ferry-transfer/participating-airlines-list.html |title=Ferry Transfer - Participating airlines |publisher=香港國際機場(香港国際空港) |accessdate=2014-07-03}}</ref>》。 == 宿泊施設 == 第1ターミナルと第2ターミナルに直結した「リーガル・エアポートホテル」がある他、近隣には「スカイシティ・マリオット」や「ノボテル・シティゲート香港」など複数のホテルがある。 == その他の施設 == 空港内には「[[香港エアクラフト・エンジニアリング]](HAECO、中国語:{{lang|zh-hk|香港飛機工程}})」の航空機メンテナンス施設がある他、空港敷地に隣接して、キャセイパシフィック航空の機材整備施設や本社機能、訓練施設などを持つ「キャセイシティ(Cathay City:国泰城、{{lang|zh-hk|國泰城}})」が設けられている。 == 脚注 == === 注釈 === <references group="注" /> === 出典 === <references /> == 外部リンク == {{Commonscat|Hong Kong International Airport}} * [http://www.hongkongairport.com/ 香港国際機場(香港国際空港)] - 公式サイト{{en icon}}{{Zh-hk icon}}{{Zh-smpl icon}} ** {{Facebook|hkairport.official|Hong Kong International Airport 香港國際機場}}{{en icon}}{{Zh-hk icon}} ** {{Twitter|hkairport|香港國際機場}}{{en icon}}※ 英語表記が大半だが、一部繁体字中国語表記も有り ** {{Weibo|id=hkairport|name=香港國際機場}}{{cn icon}} ** {{YouTube channel|hkairportofficial|hkairportofficial|香港國際機場}}{{en icon}}{{Zh-hk icon}}{{Zh-smpl icon}}※ 添付テキスト使用言語は投稿動画による * 日本語解説サイト ** [https://www.jal.co.jp/inter/airport/asia/hkg/hkg_00.html JAL国際線…香港国際空港(空港情報)] ** [http://www.ana.co.jp/int/airinfo/guide/hkg/airport.html 香港-香港国際空港の施設案内│海外航空券│ANA国際線] ** [http://www.hongkongnavi.com/miru/17/ 香港国際空港~香港ナビ] ** {{PDFlink|[http://downloads.cathaypacific.com/cx/misc/biz_trvl_guide.pdf キャセイパシフィック/ビジネス・トラベル・アクセスガイド - 香港空港利用ガイド]}} * [http://www.opennav.jp/kuukou/VHHH OpenNav: HKG / VHHH 飛行場図] {{DEFAULTSORT:ほんこんこくさいくうこう}} [[Category:香港の空港]] [[Category:離島区]] [[Category:ギネス世界記録]] [[Category:1998年設立の空港]] [[Category:ノーマン・フォスター]]