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<nowiki>{{Otheruseslist|カップルの性行為に適した設備を有する部屋を短時間でも利用できる施設|[[相米慎二]]監督の映画|ラブホテル (映画)|客室が少なく高級志向なホテル|ブティックホテル|[[建築]]や[[インテリア]]などが凝っていて[[デザイン]]が優れているホテル|デザイナーズホテル}}
 
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{{Otheruseslist|カップルの性行為に適した設備を有する部屋を短時間でも利用できる施設|[[相米慎二]]監督の映画|ラブホテル (映画)|客室が少なく高級志向なホテル|ブティックホテル|[[建築]]や[[インテリア]]などが凝っていて[[デザイン]]が優れているホテル|デザイナーズホテル}} {{性的|date=2010年7月}} '''ラブホテル'''とは、主に[[カップル]]の[[性行為]]に適した設備を持つ部屋を、短時間(休憩)もしくは宿泊で利用できる施設。略して「ラブホ」とも呼ぶ<ref name="デジタル大辞泉">[[#Reference-Kotobank-ラブホ|デジタル大辞泉]]</ref>。業界では露骨な表現を避けるため「'''ブティックホテル'''」「'''ファッションホテル'''{{R|fashion&leisure}}」「'''アミューズメントホテル'''」「'''[[レジャーホテル]]'''{{R|fashion&leisure}}」などの呼称もある。[[日本]]や[[大韓民国|韓国]]特有のホテルで、法律上の立地規制などから同業のホテルが密集して営業していることが多い。 == 歴史 == === 江戸時代以降 === 起源は、[[江戸時代]][[茶屋]]の奥に[[布団]]が敷かれた「出会茶屋(色茶屋)」や、河原の[[遊覧船]]で行為する「川舟」と言われている<ref>[http://www.lovehotel-story.info/lovehotel/chaya&kawafune.html 江戸時代のラブホテルは「茶屋」と「川舟」](2014年10月22日閲覧)</ref><ref name = gendai86>『現代風俗'86』</ref>。 [[明治]]時代に[[日本の鉄道|鉄道]]が開通すると、[[新橋 (花街)|新橋]]界隈に[[待合茶屋]](待合)が次々と開業し、高級な待合は政財界人の打ち合わせや芸妓遊びなどに利用された。対して安価な待合が現在のラブホテルの原型であるといわれている<ref>[http://www.lovehotel-story.info/lovehotel/machiai.html 明治にできた「待合」は政治家に大人気?](2014年10月22日閲覧)</ref>。 [[第二次世界大戦]]前には、ダブルベッドが置かれた「円宿」も活況を呈し[[職業婦人]]から[[人妻]]、[[芸者]]も利用していた<ref name = nippon.com>[http://www.nippon.com/ja/views/b02701/ 日本にはなぜラブホテルがあるの?](2014年10月22日閲覧)</ref><ref name = LOVEHOTELS>[http://www.excite.co.jp/cinema/special/lovehotels/about_text.dcg エキサイト映画『LOVEHOTELS』オフィシャルサイト](2014年10月22日閲覧)</ref>。 === 終戦後 === [[第二次世界大戦後]]は[[戦災]]で家を失くした者も多かったことから[[青姦]]が流行し、特に[[皇居]]周辺や[[大阪城]]周辺で青姦が多発した<ref name="sexneesds">[http://www.lovehotel-story.info/lovehotel/inn.html アオカンから連れ込み旅館へ〜「お風呂あります」!?](2014年10月22日閲覧)</ref>。 住宅事情も悪く、狭い家屋で子供の目を気にする夫婦も多かったことから、本来労働者の宿泊所として経営していた[[和室]]の「連れ込み宿」(連れ込み旅館、アベックホテル、連れ込みホテル)が流行するようになる。宿泊客と異なり来客の回転率が高かったこと、また銭湯もない時代に「風呂あります」と掲げたことから宿は大繁盛した{{R|sexneesds}}。 [[1955年]](昭和30年)の[[売春禁止法]]が制定されると、[[遊廓|遊郭]]が廃止されたことからその人気は益々拍車をかけた{{R|sexneesds}}。廃業を強いられた遊女屋が転業するケースが多かったが、活況ぶりを見て一般の住居を改装するケースもあったという。[[1961年]]、都内の連れ込み旅館の件数はおよそ2700件に上った{{R|nippon.com}}。 宿の名前は、「○○旅荘」「○○家」といった一般の旅館と区別のつかないものが一般的であり<ref name=namehistory>[http://www.lovehotel-story.info/lovehotel/namehistory.html ラブホテルの名前の歴史](2014年10月22日閲覧)</ref>、佇まいも旅館との差異はほぼ無く、女中がお茶出しをしていた。 === 高度経済成長期以降 === [[1963年]](昭和38年)には、[[モータリゼーション]]の発展に伴い、[[石川県]][[加賀市]]に日本初のモーテルといわれる{{Efn2|カップル専用。一般客も利用できる欧米のモーテルと意味合いは異なる。}}「モテル北陸」が開業。鉄道駅界隈のみであった連れ込み宿と異なり、カップルが知人に会うリスクも回避できる上、地価の安い山の中に建設できること、またモーテルという欧米のお洒落なイメージが人気を博し、地方にも続々と拡散<ref name=motel>[http://www.lovehotel-story.info/lovehotel/motel.html 高度成長で「モーテル」誕生〜「テレビあります」!?](2014年10月22日閲覧)</ref>。1968年には1413件まで拡大した<ref>[http://www.teidan.co.jp/news/whats-new/lh1647.html LH-NEXTコミュニティ 業界史の断面・忘却前夜の カウンターで・・・。亜美伊 新vs湯本隆信](2014年10月22日閲覧)</ref>。 [[1960年]]代後半からデザイナー・[[亜美伊新]]等による<ref>[http://www.ami-shin.com/works/index.html 亜美伊新オフィシャルサイト ラブホテル作品集]</ref>豪華絢爛でユニークな「仕掛けホテル」として、派手な[[ネオンサイン|ネオン]]、鏡張りの内装、[[回転ベッド]]や[[透明]]風呂など[[セクシャル]]なアイテムが備えられたホテルが見られる様になった<ref name="fashion&leisure">[http://www.lovehotel-story.info/lovehotel/fashion&leisure.html ラブホテルからファッションホテル、レジャーホテルへ](2014年10月22日閲覧)</ref>。特に東京の[[千駄ヶ谷]]でそのような施設が多く見受けられた{{R|LOVEHOTELS}}。 [[1970年]]代には「ラブホテル」という呼び方が一般的となり<ref>[[#Reference-Kotobank-ラブホテル|百科事典マイペディア]]</ref>{{Efn2|ラブホテルという言葉は[[1969年]](昭和44年)開業の[[大阪府]]の「ホテル・ラブ」が語源と言われてきた。しかし金益見の研究によると同ホテル元経営者から「ホテル開業以前よりラブホテルという言葉はあった」との証言があり、迷信であったことが判明した。}}、“ラブホテル=徒歩で入るホテル、モーテル=車で入るホテル”という線引きで仕切られた。ホテル名は、「エリザベス」「ロイヤル」「皇帝」等と言った西洋の王族をイメージする屋号が流行した。また[[1970年]](昭和45年)の[[大阪万博]]を機に、「アメリカン」「ニューヨーク」「ナイアガラ」といった外国の地名を模した屋号も増加した{{R|namehistory}}。 [[1973年]](昭和48年)には、おとぎ話の城のような外観、男女が[[ゴンドラ]]に乗りお風呂に入るという「ゴンドラバス」等<ref>[http://www.cyzo.com/2013/02/post_12485.html 日刊サイゾー「なぜ、お城型のラブホテルは消えたのか?」目からウロコの“エッチ空間”の歴史学](2014年9月29日閲覧)</ref>豪華な設備の[[目黒エンペラー]]{{Efn2|[[目黒川]]沿いに存在し、現在は「ホテル目黒エンペラー」と改名。}}が開業{{R|nippon.com}}となり、全国にお城型のラブホテルが増加した。特に地方では存在感を目立たせなくては注目され難かったことから、派手なネオンサインなど人目を引く外観のホテルが特徴であった{{R|motel}}。 70年代前半まで[[アメニティ]]グッズは男性用のみであったが、70年代後半に出勤前にホテルでセックスしてもヘアセットが崩れないという理由から、シャワーキャップがバーのホステスに好評を博し、女性用のアメニティグッズが増加した<ref>[http://www.lovehotel-story.info/lovehotel/amenitygoods.html アメニティグッズで女性に人気](2014年10月22日閲覧)</ref><ref>[http://www.lovehotel-story.info/lovehotel/shower_cap.html シャワーキャップで男性目線から女性目線へ](2014年10月22日閲覧)</ref>。 === 改正風営法施行以降 === [[11PM]]や[[トゥナイト (テレビ番組)|トゥナイト]]と言ったテレビ番組、[[平凡パンチ]]や[[週刊プレイボーイ]]と言った週刊誌など、マスメディアで過激な性情報が取沙汰されたこと<ref name="kebakeba"> [http://www.lovehotel-story.info/lovehotel/keba.html ケバケバからムードへ](2014年10月22日閲覧)</ref>から、ラブホテルは1980年代には[[パチンコ]]店と並び、「作れば儲かる」という千客万来の時代が訪れた<ref name="from_now"> [http://www.lovehotel-story.info/lovehotel/from_now.html ラブホテルのこれから](2014年10月22日閲覧)</ref>。しかし[[1985年]](昭和60年)には、「女子少年の性非行の場に供されることが極めて多い」という想像から制定された改正風営法や、風紀の悪化を懸念した自治体の条例により、このような形態でラブホテルを新規開業することは非常に申請手続きが煩雑になった。 そこで手続きが簡単な[[ビジネスホテル]]として建築してから、その後に改装してラブホテルとして営業するホテルが増加する。これらは[[風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律|風俗営業法]]<ref>{{Cite web | title = 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律 | url = http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO122.html | publisher = イーガブ | accessdate = 2011-11-14}}</ref>にて届け出されている正規のラブホテルと分けて[[偽装ラブホテル]](違法ラブホテル)と言われている{{Efn2|ホテルの建築を申請する際、[[レストラン]]の設置が義務付けられている都道府県が多いが、ラブホテル付属のレストランに行く客は滅多にいないので、ラブホテルへ改造した後に店を閉め、その後は[[タオル]]や[[シーツ]]などの倉庫などとして利用されている。}}。 さらには、[[男女雇用機会均等法]]の改正を発端に女性の権利が向上し、ホテル選びの主導権が女性に移り始めたこと、ラブホテルがブティックホテルと呼ばれるようになる等、都会的なシンプル様式に需要が伸びたこと、建築費が安く済むことから、外観的に一般のホテルと大差ないラブホテルが増加した{{R|kebakeba}}。ホテル選びの主権が女性に移ろいだことによりホテルの屋号は海外旅行で人気の高い「パリ」、「フィレンツェ」、また女性の結婚願望を意識した「チャペル」や愛らしい名称等女性受けの良い語呂へと変化した{{R|namehistory}}。 === 衰退 - 現在と今後 === [[1990年代]]、[[ぴあ]]等若者向け情報誌でもラブホテルが紹介され<ref>[http://www.nippon.com/ja/views/b02702/ ラブホテルは時代を映す]2014年10月22日閲覧</ref>、[[カラオケ]]、[[エステ]]といった進化したサービスが付随されるも、90年代後半からはラブホテルは衰退の一途を辿る{{R|from_now}}。 これは、1970年に260万人いた二十歳の人口が半分以下となった[[少子高齢化]]を主因とするほか、[[草食系|草食系男子]]の流行<ref name=cyzo201302_3>[http://www.cyzo.com/2013/02/post_12485_3.html 日刊サイゾー「なぜ、お城型のラブホテルは消えたのか?」目からウロコの“エッチ空間”の歴史学](2014年9月29日閲覧)</ref>等、恋人のいない若者が増加している傾向、さらに[[漫画喫茶]]や[[カラオケボックス]]といった娯楽施設が多様化・廉価となり、「カラオケもセックスもできる場所」といったラブホテルに対するバリュー性の低下傾向のほか、一人っ子家庭や共働きの両親の増加、子供が自宅に恋人を招いてセックスすることに対して寛容になった家族の増加などによる環境変化も一因とされている{{R|from_now}}。 また[[ビジネスホテル]]、[[旅館]]のカップル向けサービスが激化している事も一因とされている。[[ビジネスホテル]]ではビジネス利用を謳いながらダブルベッド・[[クリスマス]]や[[バレンタイン]]のプラン・自動精算機等を導入し、旅館では個室露天風呂、全室離れ、入口のわかりにくい隠れ家風、日帰りプランといったプライバシー性の高いカップル向けサービスを採用する施設が増加している<ref>[http://www.loveho-bible.com/hon10_1.htm ラブホバイブル 崩れる垣根](2014年10月22日閲覧)</ref>。 今後は高齢者<ref name = postsevsn20121102>[http://www.excite.co.jp/News/column_g/20121102/Postseven_152336.html ラブホ業界 平日利用者は宝の山「高齢者取り込め」が合言葉]</ref>、中高年夫婦<ref>[http://lovehotel-story.info/lovehotel/married_couple.html 昔も今も、夫婦で利用]</ref>、女性の利用が期待されており、[[女子会]]利用を掲げるホテル<ref name = r2520130212>[http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20130212-00028243-r25 カップルだけのものではない!? 「ラブホ女子会」の実態とは?]</ref>も増加している。 [[デリヘル]]も呼ばずにラブホテルをひとりで利用する、いわゆる「ひとりラブホ」の利用も増えている。大きな室内や風呂、そして遮音性にすぐれることから、通常のビジネスホテルの代替利用{{efn2|この場合は予約できることが最低でも必要。}}で宿泊するケースのほか、夜勤者が昼間に仮眠をとるような場合、そして、単にひとりで閉鎖的空間で過ごしたい、といった理由があげられている。ビジネス利用客が増えるのはホテルとしても歓迎であり、このために、インターネット予約や、さらに積極的にビジネス利用を前提にした設備を打ち出しているラブホテルもある{{Efn2|例として東京都北区のホテルロンドンなどが挙げられる。}}。ひとり利用歓迎、と明示しているホテルも増えつつある。 2011年1月に施行された改正風俗営業法により、それまで旅館業法にもとづき営業されていた全国の[[偽装ラブホテル]]のうちおよそ2700軒が、風営法上の移行申請手続きを行い正規のラブホテルとなった<ref>[http://fuunews.com/archives/1420/ 「偽装ラブホテル2,700軒が正式ラブホテルへ」2011年05月25日 風俗三面記事]</ref>。 [[東日本大震災]]の被災地では、家族連れで利用された<ref>{{cite news | url =http://www.news-postseven.com/archives/20110415_17376.html| title =被災地のラブホテル 連日満員で子供連れ家族の明るい声響く| publisher =| date= 2011-04-15| accessdate =2016-06-11}}</ref>。 [[2016年]]、政府はラブホテルの一般ホテルへの改装を条件付きで後押しする方針を固めた<ref>{{cite news | url =http://irorio.jp/nagasawamaki/20160610/326488/| title =宿不足を「ラブホテル」で解消?政府が一般ホテルへの改装を後押しへ| publisher =| date= 2016-06-10| accessdate =2016-06-11}}</ref>。[[訪日外国人旅行]]者の増加を受け、東京や大阪周辺の一般ホテルの需給が逼迫するようになったため、[[旅館業法]]上の条件を満たすようにラブホテルを改装し、宿泊客の受け皿とする目的が指摘されている<ref name=":0">{{cite web|url=http://news.livedoor.com/article/detail/11318824/|title=2016年も勢いは止まらない 訪日外国人客の激増でラブホテルに変化|accessdate=2016-09-03|date=2016-03-21|publisher=livedoorニュース}}</ref>。日本の旅行会社がラブホテルとの契約に及び腰な中で、先入観に囚われない海外の[[オンライン旅行会社]]に登録し、世界から集客を行うラブホテルも増加している{{R|:0}}。 == 特徴 == * ホテル名で最も多く使われる名称ランキングは1位「アイネ」2位「RESORT(リゾート)」3位「Villa(ビラ、ヴィラ)」となっている<ref name=Love_Factory>[http://www.lovefactory.jp/statistics_8.php ラブファクトリー ラブホテル名で最も多く使われている名称は?]</ref>。「ホテル ゴリラの夢」「と、いうわけで。」「ホテルだぞぉ〜」といったユニークな名称のホテルも各地に点在する<ref>[http://ranking.goo.ne.jp/ranking/category/051ki/GhxA_bOe3AaQ/ gooランキング日本に本当にある「変な名前のラブホテル」ランキング](2014年9月29日閲覧)</ref>。 * ロビーに部屋を選ぶ写真パネルがあることが多い{{R|lovehotels}}。 * 人と対面せずに精算ができるように、客室に自動精算機が設置されている施設が多い。法律上の問題から精算機は「客室両替機」と称している。これは、ラブホテルに対する世間体の悪さから従業員を集めるのが困難なため、モラルの低い人でも雇わざるを得なかったことから、利用料の着服が問題となったのが発端である。しかしプライバシーの確保や精算の効率性など高い利点がある<ref>[http://www.lovehotel-story.info/lovehotel/automatic.html 従業員の持ち逃げ防止で「自動精算機」]2014年10月22日閲覧</ref>。 * ホテルと言えども必ずしも宿泊を要さず、チェックインする時間帯によっては、宿泊せず短時間でチェックアウトする「休憩」というシステムが利用できる。通常は1-3時間程度の時間設定となっている<ref name=lovehotels>[http://blog.excite.co.jp/lovehotels/4783384/ 今更聞けないラブホの基礎知識](2014年10月22日閲覧){{出典無効|date=2015年3月}}</ref>。 * [[コンドーム]](避妊具)が用意されているところが多い<ref>[http://www.lovecosmetic.jp/column/lovst/hotel003.html ラブホテルへはコンドームは持参する?目黒ラブホテル[LCラブホ]](2014年10月22日閲覧)</ref>。 === サービス === ただ宿泊だけを目的とした施設ではないので、客に対して様々なサービスがある。 [[ウォーターベッド]]が設置されていたり<ref>[http://lala-cute.com/specialwaterbed/ ララキュートホテルズ ウォーターベッドのあるラブホテル特集]</ref>、また電飾・ミラーボール、その他通常のビジネスホテルではまず見られないコンセプトで内装が作られている、などといった所から、[[SM (性風俗)|SM]]用具<ref>[http://blog.excite.co.jp/lovehotels/4732357/ 最近のラブホ事情:ウワサの変わり種ラブホをご紹介](2014年10月22日閲覧)</ref>などの設備が用意されていたり、[[性的ロールプレイ|コスプレ]]用[[コスチューム]]をレンタルしたり<ref>[http://www.loveho-bible.com/hon8_2.htm ◆コスプレレンタル ・・・ セーラー服の一人勝ち]</ref>、と言ったサービスもある。また[[マッサージチェア]]や<ref>[http://happyhotel.jp/search/search_fortune_01.jsp?amenity=28&fortune_kind=1&seq=1 ハッピーホテル マッサージチェアのあるラブホテル]</ref>、落書き帳<ref>{{Cite book|和書|title=ラブホテル愛の落書き帳―恋人たちの赤裸々な日記とエピソード集 |author=岩瀬ちよ子 |publisher=日本文芸社 |isbn=4537009802 |date=1983 }}</ref>などが設置されている例も見られる。 部屋にある精算機や、[[フロント]]と各部屋を繋ぐ[[エアシューター]]によって、部屋にいながら会計ができるホテルもある。客が部屋に入るとフロントからの遠隔操作で部屋の扉が施錠され、部屋内の精算機で料金を支払うか、電話でチェックアウトを告げるまで開錠されず出られないようになっている店もある。これが仇となり、火災の際に部屋から出られず死亡したケースもある<ref>[http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/080104/dst0801041911015-n1.htm 「横浜でラブホテル火災 男女2人死亡」] - [[産経新聞]]2008年1月4日付{{リンク切れ|date=2014年10月}}[http://web.archive.org/web/20091001170806/http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/080104/dst0801041911015-n1.htm アーカイブ]</ref>。 ==== 回転ベッド ==== 回転ベッドとは機械的操作によってマットレスを左右に回転させることができる円状のベッドである。 1960年末頃、大阪で登場したと見られる{{Efn2|name=zakzak_kaiten}}回転ベッドに代表される電動ベッドは、目新しさを好む客に受け、様々な趣向を凝らしたものが登場した{{R|gendai86}}。 しかし回転ベッドは、[[1985年]]の新風俗営業法によって「政令で定める構造又は設備」の一つとなった。そのため回転ベッドを設置するホテルは「店舗型性風俗特殊営業」となり、1985年以降からは今現在回転ベッドを設置したラブホテルを新設することができなくなってしまっている。現在、その姿を見ることはほとんどなくなったが、今も各地に現役で可動している回転ベッドが1985年以前からある古いホテルだけに存在する{{efn2|例えば、東京都内では[[鶯谷]]周辺に確認されている。}}。また、主に個人向けの設備として回転ベッド自体は現在も新製品が製造・販売されており、[[東京ビッグサイト]]で行なわれるラブホテル向けの展示会にも出品されている。 回転ベッドの発案者は、電気工事を生業としていた「加藤雄二」という説や、名古屋で健康器具メーカーを経営する「奥村武司」、設計家の「早川文彦」など、諸説ある{{R|gendai86}}。 === 立地 === * 繁華街の少しはずれに密集し、いわゆるラブホテル街を形成している場合がある(愛媛・[[今泉 (福岡市)|今泉]])。 * 寺が密集する[[寺町]]周辺。[[精進落とし]]として栄えた遊郭街の名残が主(東京・[[湯島]]、[[鶯谷]]、大阪・下寺町、名古屋・新栄、福岡・[[今泉 (福岡市)|今泉]])<ref name = mixinews20140216>[http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=58&id=2752257 鶯谷、円山町、高速のインター。ラブホテルはなぜ密集しているのか]</ref>。 * [[高速道路]]の[[インターチェンジ]]周辺や[[幹線道路]]沿いにもしばしば見られる。[[新横浜駅]]周辺も現在は普通の商業地であるが、新設からしばらくの間は、[[東海道新幹線]]の車内からもラブホテルの林立が目を引いた{{R|mixinews20140216}}。 * 治安安定、青少年の健全育成の目的から、[[ラブホテル規制条例]]を制定する自治体も少なくない<ref>[http://www.mmjp.or.jp/gyoukaku/chiiki/20040602.htm 社団法人行革国民会議 ラブホテルやパチンコ店などを建築規制する自治体 増える](2014年10月16日閲覧)</ref>。 === 防犯 === 1980年代前後、ラブホテルにおける殺人事件が多発したため、[[警察]]の指導により[[監視カメラ]]が設置されていることが多い。これは顧客名簿に記入しないことに対する代替処置でもある。 風営法届出のラブホテルは18歳未満は入店禁止であるため、18歳未満の子連れである家族単位での利用は認可されない。 === 風俗営業法上の位置づけ === [[風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律|風俗営業法]]に「店舗型性風俗特殊営業」の一つとして「専ら異性を同伴する客の宿泊(休憩を含む)の用に供する政令で定める施設(政令で定める構造又は設備を有する個室を設けるものに限る)を設け、当該施設を当該宿泊に利用させる営業」(第2条第6項4号)と規定している。 さらに、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行令」(第3条)<ref>{{Cite web | title = 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行令 | url = http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S59/S59SE319.html | author = 国家公安委員会 | publisher = イーガブ | accessdate = 2011-11-14}}</ref>や「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則」<ref>{{Cite web | title = 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則 | url = http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S60/S60F30301000001.html | author = 国家公安委員会 | publisher = イーガブ | accessdate = 2011-11-14}}</ref>(第5条の2)で「施設、構造、設備」についての基準を規定している。 具体的には以下のとおり。 *レンタルルームその他個室を設け、当該個室を専ら異性を同伴する客の休憩の用に供する施設のうち、次の設備を有するもの *# 動力により振動し又は回転するベッド、横臥している人の姿態を映すために設けられた特定用途鏡で面積が一平方メートル以上のもの又は二以上の特定用途鏡でそれらの面積の合計が一平方メートル以上のものその他専ら異性を同伴する客の性的好奇心に応ずるため設けられた設備 *# 性的好奇心をそそる物品を提供する自動販売機その他の設備 *# 長いすその他の設備で専ら異性を同伴する客の休憩の用に供するもの *ホテル、旅館その他客の宿泊・休憩の用に供する施設{{efn2|客との面接に適するフロント等において常態として宿泊者名簿の記載、宿泊の料金の受渡し及び客室のかぎの授受を行う施設を除く。}}のうち、 *# 食堂(調理室を含む)又はロビーの床面積が、一定数値に達しない施設 *# 当該施設の外周に、又は外部から見通すことができる当該施設の内部に、休憩の料金の表示その他の当該施設を休憩のために利用することができる旨の表示がある施設 *# 当該施設の出入口又はこれに近接する場所に、目隠しその他当該施設に出入りする者を外部から見えにくくするための設備が設けられている施設 *# フロント等にカーテンその他の見通しを遮ることができる物が取り付けられ、フロント等における客との面接を妨げるおそれがあるものとして、カーテンその他の見通しを遮ることができる物が、フロント、玄関帳場その他これらに類する設備において客が従業者と面接しないで利用する個室のかぎの交付を受けることその他の手続をすることができることとなる位置に取り付けられている状態にある施設 *# 客が従業者と面接しないで機械その他の設備を操作することによつてその利用する個室のかぎの交付を受けることができる施設その他の客が従業者と面接しないでその利用する個室に入ることができる施設 *: のいずれかに該当するもので、 *# 客の使用する自動車の車庫が通常その客の宿泊に供される個室に接続する構造 *# 客の使用する自動車の車庫が通常その客の宿泊に供される個室に近接して設けられ、当該個室が当該車庫に面する外壁面又は当該外壁面に隣接する外壁面に出入口を有する構造 *# 客が宿泊をする個室がその客の使用する自動車の車庫と当該個室との通路に主として用いられる廊下、階段その他の施設に通ずる出入口を有する構造 *: のいずれかに該当する構造を有し、 *# (#該当の施設のみ)動力により振動し又は回転するベッド、横臥している人の姿態を映すために設けられた特定用途鏡で面積が一平方メートル以上のもの又は二以上の特定用途鏡でそれらの面積の合計が一平方メートル以上のものその他専ら異性を同伴する客の性的好奇心に応ずるため設けられた設備 *# (#該当の施設のみ)性的好奇心をそそる物品を提供する自動販売機その他の設備 *#(*該当の施設のみ)宿泊の料金の受払いをするための機械その他の設備であつて、客が従業者と面接しないで当該料金を支払うことができるもの *: のいずれかに該当する設備を有するもの。 そのため世間からラブホテルと考えられる内容と必ずしも合致せず、法に該当しないラブホテルも存在する。 === 問題点 === * ホテルの経営者又は利用者により設置された[[盗撮|隠しカメラ]]で他人の性行為の映像が、[[アダルトビデオ]]作品(いわゆるウラ物)となり市場に出回ることがある。ものによっては編集がなされていない場合もあり、個人間で交わされたプライベートな会話(つまり個人情報)が流出していることがある{{efn2|例として、路上等で違法に販売されているアダルトビデオなどが挙げられる。}}。 * [[旅館業法]]では[[宿泊者名簿]]の設置を義務づけ(第6条)ているが、ラブホテルではほとんど記入する人がいない。また、[[領収書]]もほとんどの場合出さない・客も受け取らないため、宿泊者数を実際の宿泊者数より少なく[[税務署]]に申告する経営者が多く、[[脱税]]の温床になっていると言われている。映画「[[マルサの女]]」の題材にもなった。 * ラブホテルの経営が禁止されている区域において、いわゆる[[旅館]]として届け出を行い、あるいは既存の施設や設備を改修・改築・増築する等して、営業する『[[偽装ラブホテル]](類似ラブホテル)』が社会問題となっている<ref>[http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200805160028.html 「偽装ラブホテルに歯止めを 大阪市が条例改正方針」]{{リンク切れ|date=2014年10月}} [http://web.archive.org/web/20080720023158/http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200805160028.html アーカイブ] - 2008年5月16日付 [[朝日新聞]]</ref><ref>[http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090202/crm0902021400015-n1.htm 「女子大近くで偽装ラブホ 風営法違反容疑で書類送検」]{{リンク切れ|date=2014年10月}}[http://web.archive.org/web/20090301132427/http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090202/crm0902021400015-n1.htm アーカイブ] - 2009年2月2日付 [[産経新聞]]</ref><ref>[http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090531/crm0905311300006-n1.htm 「増加する「偽装ラブホテル」 元議員秘書も関与、巨大産業のうまみとは」]{{リンク切れ|date=2014年10月}}[http://web.archive.org/web/20090606074916/http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090531/crm0905311300006-n1.htm アーカイブ] - 2009年5月31日付 [[産経新聞]]</ref>。 * 衛生管理に問題がある施設も多いといわれる。生物医学研究所所長である青木皐の研究によると、全国のホテル80箇所を調査したところ、浴室のコップは全体の78.8%から一般生菌、48.7%から[[ブドウ球菌]]、3.8%から[[大腸菌群]]を検出したという。便座の表側からは、一般生菌100%、ブドウ球菌70%、大腸菌群約10%検出したとの調査結果を発表した<ref name = "ラブホバイブル">[http://www.loveho-bible.com/hon2_seisou.htm ラブホバイブル「消毒済み」ラベルの嘘](2014年10月22日閲覧)</ref>。 === 地域性 === <ref name = edunews>ニュースイザ 女子大生がラブホ極める 2007年1月30日</ref> * [[北海道]]では比較的[[バリアフリー]]が進んでいる。 * [[東京]]は、洗練されたスタイリッシュな外観が特徴。都市であるため部屋が狭め。 * [[名古屋]]は豪華絢爛で、デパートの菓子が提供される。 * [[大阪]]では、休憩が一時間からとなっており、グッズレンタルやオプションの無料サービスが多い。回転ベッドの導入やお菓子サービスなど、新しいサービスを流行させる傾向にある。 * [[沖縄]]では、カラオケ目的で来る若いカップルが多い。 === 学術研究 === ラブホテルに関する学術研究は数が少なく、包括的な論考は少ない。[[社会学]]の分野では、比較文化論の見地からラブホテルを考察した研究が存在する{{Sfnp|金益見|2008}}。この研究を行った[[キム・イッキョン]]は、5年間で1000室超<ref>鷲見一郎「著者来店――『ラブホテル進化論』金益見さん――経営者のロマンに光」『[[讀賣新聞]]』47413号、[[読売新聞東京本社]]、[[2008年]][[3月2日]]、15面。</ref>のラブホテルを調査しており、後に『[[スポーツニッポン]]』紙上に「ラブホ大学院」と題した連載を持つに至る。男と女の性愛学?格差社会の最新版?「ラブホ&セックス進化論」を週刊ポスト[[2009年]][[6月26日]]号に寄稿するなど風俗ライター的な活動を行っている。 === 利用者数 === 日本国には[[2005年]]現在約3万軒のラブホテルがあり、1軒あたりの平均客室は、約20室。一部屋につき1日2、3組の客が利用するというデータ<ref>業界誌・「レジャーホテルマネージメント&リニューアル」綜合ユニコム社刊</ref>を元に計算すると、1日の全国の利用者は、約200万人に達する。利用に便利な日本全国のラブホテル等を紹介したホテルポータルサイトや、ホテルを紹介した雑誌などもある。 === 事件 === ; 新宿歌舞伎町ラブホテル連続殺人事件 : [[新宿歌舞伎町ラブホテル連続殺人事件]]とは、[[1981年]]3月から6月に[[東京都]][[新宿区]][[歌舞伎町]]のラブホテルで3人の女性が相次いで殺害された事件(未解決)である。ラブホテルにおける[[防犯]]対策が取られる契機になった事件でもある。 == 日本国外の概況 == ; 欧米から見た日本のラブホテル : 日本国外において、日本を紹介する雑誌などの特集の中で、[[日本の文化]]として『ラブホテル』が取り上げられる事がある。欧米では、単なる[[売春宿]](合法・非合法問わず)を除けば、一般のカップルが「休憩」のみを目的として利用され、18歳以下の利用が禁止される特殊な宿泊施設が駅前や街中に公然と存在することは大変珍しい(必要な場合は、自宅や一般の宿泊施設が利用される)。このため、日本の都市部の狭小な住宅事情からくる[[プライバシー]]確保問題などと関連させて論じられることもある。 ; リビア : [[リビア]]の最高指導者[[ムアンマル・アル=カッザーフィー]]は、日本のラブホテルで使われている回転ベッドを業者から輸入し愛用していた<ref name = "ラブホテル発展ものがたり">[http://lovehotel-story.info/lovehotel/rollingbed.html 大発明!?珍発明!?「回転ベッド」]</ref>。これは[[トリポリ]]にあるリビア大統領官邸が[[アメリカ軍|米軍]]に爆撃された時、各国の報道陣に現場映像を公開したとき明らかとなった。 ; 韓国 : [[大韓民国|韓国]]において、日本の[[ビジネスホテル]]にあたる中価格帯のホテルが極めて少ない為、ラブホテルを外国人観光客も含め、一般旅行者が利用する場合がある。価格の割りに設備がよいことから外国人観光客に人気のホテルもある{{efn2|ホテル予約サイトでは一般のホテルとともにラブホテルも紹介されている。}}。韓国には、いわゆる日本式ラブホテルから、韓国独自の「荘旅館」「旅館」などが存在する{{efn2|[[英語]]では「MOTEL」と書かれている場合が多い。また目印に「[[温泉マーク]]」が描かれている。}}。ホテルによっては、宿泊者の多くが旅行者というところもあり、日本のようにすべてをラブホテルとして画一的に線引きするのは難しい。ただし、ラブホテルには必ずTVチャンネルにアダルト放送があるので、それが一般のホテルとの違いとなっている。また一部地域において、住宅団地内に、韓国の商習慣にのっとりラブホテルが密集し、近隣住民とトラブルになっている例もある。 : 2005年のAPEC釜山首脳会議や2010年から始まったF1[[韓国グランプリ]]では、会場周辺のホテル不足が深刻化し、取材に訪れた各国記者がラブホテルに宿泊させられる事態となった。2018年の[[平昌オリンピック]]では、前年から既に価格が高騰しており、大会期間中は通常価格の8倍近く、最高で一泊70万[[大韓民国ウォン|ウォン]]のモーテルも現れている<ref>[http://www.ytn.co.kr/_ln/0115_201705270508232522 江陵モーテル1泊70万ウォン...さらに増える「オリンピックぼったくり」] YTN、2017年5月27日</ref>。 ; 台湾 : [[台湾]]では、{{ill2|汽車旅館|zh|汽車旅館}}([[モーテル]])がラブホテル目的として利用されている。ただし、一般旅行者の利用もある。また、商務旅館(ビジネスホテル)でもラブホテル兼業の店舗が多く、部屋にはコンドームが用意されていたり、テレビチャンネルにアダルト放送が入っている。 ; イギリス : 国内には少なく、[[ブライトン]]にはラブホテルを冠するホテルはあるが、ホテルスタッフによるホスト、シェフによる料理の提供がなされ、日本のそれとは異なる。2014年9月、戸田ひかるとフィル・コックスの共同監督による映画「Love Hotel」が公開された。同作品は[[大阪府|大阪]]プラザアンジェログループのホテル内にて撮影された[[ドキュメンタリー]]で、2015年2月に[[BBC]]で放映された。日本のラブホテルの根強い人気について、コックス監督は「厳正な労働倫理や順応的文化、狭い生活空間の中で生きる日本人にとって、プライベートで親密な空間が必要になる、すべてをさらけ出して楽しむことができる場所。ラブホテルは精神的な避難所であり、[[イギリス]]を始めとする他の国にはない、日本特有のコンセプト。マンネリ化してきた関係に刺激を与える目的でも利用される、進歩的かつ重要な空間。」と語っている<ref>[http://newsphere.jp/entertainment/20140921-1/ 「日本特有“ラブホテル”、英国で映画に “プライベートで重要な空間”との評価も」NewSphere2014年9月21日]</ref>。 ; フランス : 高級[[シティホテル]]の[[スイートルーム]]では、日本のラブホテルのようなセクシュアルな演出を取り入れた個室が存在する{{R|cyzo201302_3}}。 ; ブラジル : 名称は日本と同様ラブホテルで、ブラジル・ラブホテル協会 ({{en|Brazilian Association of Love Hotels, ABM}}) という組織も存在する。[[リオデジャネイロ]]市内だけでも182軒が存在する<ref>{{Cite news|url=http://www.afpbb.com/articles/-/3031816?ctm_campaign=txt_topics|title=ラブホテルが半額に、ブラジル全土で1日キャンペーン|work=AFPBBNews|publisher=フランス通信社|date=2014-11-14|accessdate=2014-11-15}}</ref>。 == 類似語 == ; [[モーテル]] : モーター + ホテルで、自動車のまま入れる形式のホテルのこと。英語圏での「[[:en:Motel|Motel]]」には性交渉専用のホテルといった意味合いはあまり無いが、ロサンゼルス近郊など地域や都市によってはドライブしているカップルを主な客層とするところもある。性交渉専用の「Motel」は「ADULT MOTEL」という言い方があるが、その存在も名称もあまり一般的ではない。 ; ファッションホテル / ブティックホテル : 若い世代に合わせたおしゃれな内装のラブホテル。ただし米国などでは、ブティックホテルとは日本でいう'''[[デザイナーズ・ホテル]]'''を意味する。 ; レンタルルーム : 表向きには[[ネットルーム]]、[[貸し会議室]]と同様に、休息用にベッドやソファ、シャワーが備え付けられている部屋を貸すものである。休息、仮眠を目的とした利用に限らず、実際は[[性行為]]を目的とした利用がある。[[ホテルヘルス]]などの無店舗型風俗店のサービス提供場所として利用されているケースが多い。ホテルとは性格が異なり宿泊はできないが、[[インターネットカフェ]]と同様に、深夜時間帯に長時間利用できる割引サービスを実施している。旅館業法、風俗営業法の指定は受けていないが、条例で規制されているところもある。 ; 逆さクラゲ : かつての「連れ込み宿」が[[温泉マーク]]で表示されていたことから使われた隠語。 ; [[偽装ラブホテル]] : ラブホテルの経営が禁止されている区域において、いわゆる旅館として届け出を行い、あるいは既存の施設や設備を改修・改築・増築する等してラブホテル営業するホテル。警察用語では類似ラブホテル。元業界団体代表が逮捕されるなど社会問題となっている<ref>[http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090223/crm0902231142008-n1.htm 「偽装ラブホの経営者逮捕」]{{リンク切れ|date=2014年10月}}[http://web.archive.org/web/20090226230852/http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090223/crm0902231142008-n1.htm アーカイブ] - 2009年2月23日付 [[産経新聞]]</ref>。 == 脚注 == {{脚注ヘルプ}} === 注釈 === {{Notelist2|2|refs= {{Efn2|name=zakzak_kaiten|金益見の論文によると報道された<ref>{{cite web | url = http://www.zakzak.co.jp/top/2007_01/t2007012927.html | title = 女子大生がラブホ極める…“評論家”オファー殺到 | date = 2007-01-29 | publisher = 産経新聞/ZAKZAK | archiveurl = https://web.archive.org/web/20070202022607/http://www.zakzak.co.jp/top/2007_01/t2007012927.html | archivedate = 2007年2月2日 | accessdate = 2014-10-22 | deadlinkdate = 2017年9月 }}</ref>。}} }} === 出典 === {{Reflist|2}} == 参考文献 == * 亜美伊新『「ラブホ」の経営学―この道40年の第一人者が明かす、驚異の大儲け法』経済界 ISBN 978-4-7667-8331-5 * 井上章一『愛の空間』角川書店 ISBN 978-4-04-703307-8 * 大月京子『ラブホテル裏物語』 文春文庫 ISBN 978-4-16-780401-5 * {{Cite book|和書|author=[[金益見]] |date=2008 |title=ラブホテル進化論 |publisher=文藝春秋 |isbn=978-4-16-660620-7 |ref=harv }} * 現代風俗研究会 『現代風俗 '86』 井上章一 「ラブホテルの時代」 (p.51 -) * 小山立雄『ラブホテル一代記』 イースト・プレス ISBN 978-4-7816-0476-3 * 阪井すみお/まお『女性経営者が明かすラブホテルのぶっちゃけ話』 ISBN 978-4-88392-902-3 * 嶋野宏見『なぜ隣の奥さんはラブホテルファンドでバーキンが買えたのか?』幻冬舎メディアコンサルティング ISBN 978-4-344-99682-3 * 鈴木由加里『ラブホテルの力―現代日本のセクシュアリティ』 廣済堂出版 ISBN 978-4-331-85013-8 * 山内和美『ラブホテル経営戦略』 週刊住宅新聞社 ISBN 978-4-7848-2655-1 * 山谷哲夫『歌舞伎町ラブホテル夜間清掃人は見た!』宝島社 ISBN 978-4-7966-7978-7 * [[桜木紫乃]]『ホテルローヤル』 集英社 ISBN 978-4-08-771492-0 第149回[[直木三十五賞]]受賞作。 == 関連項目 == {{Commons&cat}} * [[ホテル]] * [[レジャーホテル]] * [[偽装ラブホテル]] * [[ラブホテル規制条例]] * [[ホテトル]] * [[ホテルヘルス]] * [[デリバリーヘルス]] * [[売春]] * [[発展場]] * [[サンテレビ土曜深夜アダルトバラエティ枠]] * [[アルメックス]] - システム管理企業。[[レジャーホテル]]の自動精算機メーカー。 * [[任天堂]] - 1960年代に多角経営の一環としてラブホテル経営を行ったことがある。 {{DEFAULTSORT:らふほてる}} [[Category:性風俗関連特殊営業]] [[Category:和製英語]] [[Category:ホテル]]