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'''アプレゲール'''(après-guerre、[[フランス語|仏]]:戦後)とは[[戦後]]派を意味する語である。対義語はアヴァンゲール。
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<nowiki>'''アプレゲール'''(après-guerre、[[フランス語|仏]]:戦後)とは[[戦後]]派を意味する語である。対義語はアヴァンゲール。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==

2018年4月21日 (土) 17:26時点における版

'''アプレゲール'''(après-guerre、[[フランス語|仏]]:戦後)とは[[戦後]]派を意味する語である。対義語はアヴァンゲール。 == 概要 == 元は、[[第一次世界大戦]]後の[[フランス]]で、既成の[[道徳]]・[[規範]]に囚われない[[文学]]・[[芸術]]運動が勃興したことをさした。他のヨーロッパや[[アメリカ合衆国]]などでもこの運動は飛び火している。 [[日本]]でも第一次世界大戦後の[[1920年代]]に[[大正デモクラシー]]と[[戦後恐慌]]の風潮の中で享楽的な都市文化が発達し、「[[エロ]]・[[グロ]]・[[ナンセンス]]」と呼ばれる風俗も見られた。しかし[[治安維持法]]が布かれた後は[[世界恐慌]]や[[第二次世界大戦]]へと至る流れの中で、こうした動きは徐々に圧殺されていった。 日本で省略形の「アプレ」という言葉が流行したのは、第二次世界大戦後である。戦前の価値観・権威が完全に崩壊した時期であり既存の道徳観を欠いた無軌道な[[若者]]による[[犯罪]]が頻発し、彼らが起こした犯罪は「アプレゲール犯罪」と呼ばれた。また徒党を組んで[[愚連隊]]を作り、[[治安]]を悪化させた。このような暗黒面も含めて、「アプレ」と呼ばれるようになった。 一方で、彼らの様な思想の持ち主に対して古来からの価値観を守ろうと主張する勢力をアヴァンゲール(avant-guerre、[[戦前]])と呼んだ。 == 日本のアプレゲール犯罪 == * [[光クラブ事件]]([[1949年]][[11月24日]]) * 鉱工品貿易公団横領事件([[1950年]][[4月19日]]) - 早船事件とも呼ばれる。 * [[金閣寺放火事件]](1950年[[7月2日]]) * [[日大ギャング事件]](1950年[[9月22日]]) * [[築地八宝亭一家殺人事件]]([[1951年]][[2月22日]]) * [[バー・メッカ殺人事件]]([[1953年]][[7月27日]]) * [[カービン銃ギャング事件]]([[1954年]][[6月14日]]) == 関連項目 == * [[戦後]] * [[俗流若者論]] {{デフォルトソート:あふれけえる}} [[Category:風俗]] [[Category:芸術]] [[Category:フランスの歴史]] [[Category:戦後 (日本史)]] [[Category:フランス語の語句]] [[Category:俗流若者論]]