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2018年1月29日 (月) 00:31時点における版
女の子(おんなのこ)とは、時と場合によってほめ言葉にも差別用語にもなる便利な言葉である。
ほめ言葉として
女の「子」というくらいで、一定の年齢以下の子供と言われる年代の女性を指す言葉である。ところが、実際には外見的にも実年齢的にもどうみても「子」と言えないレベルの女性を「女の子」と呼ぶことがある。女性は若い方がいいという思想に基づき、「あなたは女の子といえるくらい若く見えますよ」というお世辞の意味を含めて、あえてそう呼ぶ場合である。呼ばれた方もまんざらでもない顔をしているのが通例で、「ほめ言葉」として機能している。
実際の使用例は飲み屋やアーン♥♥なお店に多い。前を通りかかるおっさんに対して、「お兄さん、いい女の子いますよ」と店員が呼びかける、アレである。「女の子」という言葉に騙されて中に入れば、「女」の「子」という2つの漢字のどちらにも当てはまりそうにない、ついでに言えば「人間」の範疇にも入りそうにないクリーチャーが出てくることもしばしばである。
明らかに女の「子」に当てはまらない女性が、自らを「女子」「女の子」と呼称する場合もある。「女子会」「女子力」などがその代表例である。これなどは完全に男の側の女性は若い方がいいという思想に対する迎合であり、世が世であれば中ピ連にやり玉に挙げられる行為であるが、実際にそう自称している人たちは全くその辺無頓着である。
差別用語として
「女の子」は、時として女性を蔑視する差別用語とされる。代表例は企業社会における「女の子扱い」である。「なんだ女の子しかいないの?責任取れる人出してよ」あるいは「あとでうちの女の子に取りに行かせますから、よろしくお願いします」という、女性社員=補助労働力という扱いである。「うちの会社の女の子は優秀でね」なども、どんなに本人がほめ言葉として言ったつもりでも出るところに出れば男女差別でアウトである。過ごしにくい世の中になったものだ。
また、「女の子でも扱える簡単さ」というのも一種の差別用語とされる。「バカでも検閲により削除でも使えるカメラ」も死語となった現在、「簡単さ」をアピールすることはどんどん難しくなってきている。
中立な用語として
学園などで「男の子」との対比で使用される「女の子」は価値中立的とされる。郷ひろみ的世界観である。しかし、そのような場合でも、時にセクシャル・マイノリティーを排除しているなどと批判されかねないので注意が必要である。
おにゃのこ
萌え系の女の子は「おにゃのこ」とも呼称される。「女の子」をローマ字書きすればonnanokoであり、変換ミスでもおにゃのこにはならない。onyanokoはミスタイプであるわけだが、誰も気にしない。