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2014年9月2日 (火) 13:20時点における版
野々村 竜太郎(ののむら りゅうたろう、1966年7月29日 - )は、日本の政治家。元兵庫県議会議員(1期)。2014年7月11日、自身の政務活動費問題を受け任期途中で辞任。現、西宮維新の会代表。
目次
- 1 概要
- 2 来歴
- 3 政策
- 4 騒動
- 5 発言
- 6 野々村竜太郎議員の「泣きじゃくり会見」に、宮根誠司氏をはじめ「ミヤネ屋」出演陣が大ウケ。「超ド級の奇人変人議員」「県会議員はこのレベルかと思われる」と厳しく批判
- 7 落語家・桂春蝶、野々村県議の号泣会見を絶賛「笑いのお手本」
- 8 異様な「号泣会見」に高い関心。英メディア「温泉スキャンダルでフルスロットルの謝罪」
- 9 号泣野々村。出るわ出るわ悪評の数々
- 10 号泣兵庫県議:温泉出張日に神戸と大阪で切手3万円分購入
- 11 野々村県議、出張していたはずの日に自宅近くのスーパーで買い物
- 12 人物
- 13 略歴
- 14 関連項目
- 15 外部リンク
- 16 野々村画像
概要
兵庫県川西市の職員であったが、政治家を志す。地域政党である西宮維新の会を旗揚げし、その代表に就任した。兵庫県議会議員選挙にて当選を果たし、兵庫県の県政に参画した。なお、西宮維新の会は、名称が似ているものの、大阪維新の会や日本維新の会とは全く関係がない。
来歴
生い立ち
1966年7月29日、大阪市にて誕生。大阪府立北野高等学校に進学。同校でコーラス部に所属、同校を一年時に不登校となり、出席日数が足りず、体育の単位が取れず留年した。その後、同校を卒業。同校を卒業後、関西大学に進学した。関西大学では法学部の法律学科に在籍した。また、サークル活動として混声合唱団のサークルに所属していた。なお、後年、関西大学の卒業生らで組織された「兵庫県庁秀麗会」の顧問に就任している。
関西大学を卒業すると、平成4年(1992年)に兵庫県川西市の職員として採用された。以来、地方公務員として勤務を続け、川西市役所の総務部にて、契約管財課や資産税課、選挙管理委員会事務局、多田東小学校、東谷中学校、総務部防災安全課(消防本部総務課併任)に勤務した。
川西市役所に15年近く勤めたのち、2007年11月をもって退職。政治の道を志した。退職後は、宅地建物取引主任者として生計を立てた。
政治家として
2008年7月27日、兵庫県太子町長選。候補者3人中最下位の485票で落選。 2008年11月16日、兵庫県西宮市長選。候補者6人中最下位の6184票で落選。 2009年7月5日、兵庫県議補選西宮市選挙区(被選挙数1)。候補者3人中、最下位の33359票で落選。 2010年5月16日、西宮市長選。候補者3人中最下位の25924票で落選。 2011年4月 地域政党として西宮維新の会を旗揚げし、自らがその初代代表に就いた。そして、兵庫県議会議員選挙へ立候補を表明し、自宅のある西宮市選挙区から出馬することを明らかにした。公約として、兵庫県の公立高等学校の進学率と就職率の向上などを掲げ、2011年4月10日、兵庫県議会議員選挙にて当選を果たした。
兵庫県議会では、総務委員会などに属した。会派には所属せず、無所属として活動した。兵庫県議会副議長選挙においては2012年6月13日に1票を獲得したものの、82票を獲得した野間洋志に敗れた。翌、2013年6月12日の兵庫県議会議長選挙では、1票を獲得したものの、82票を獲得した石堂則本、に敗れた。また、同時に行われた兵庫県議会副議長選挙においては1票を獲得したものの、61票を獲得した加田裕之に敗れた。2014年2月21日に行われた広域連合議会議員選挙では1票を獲得したものの、79票を獲得した合田博一に敗れた。その後、2014年6月11日の兵庫県議会議長選挙においては、1票を獲得したものの、82票を獲得した梶谷忠修に敗れた。また、同日行われた兵庫県議会副議長選挙においては、1票を獲得したものの、47票を獲得した松本隆弘に敗れた。
政策
- 「ワン西宮」
- 「ワン西宮」と称し、西宮市の北部地域と南部地域の一体的な発展を訴えている。具体的には、国道176号や阪神本線甲子園駅、名神湾岸連絡線といった交通インフラストラクチャーの整備を主張している。
- 「私たち西宮市民の最後の希望」
- 自ら「私たち西宮市民の最後の希望」と称し、クリーンな政治の実現を訴えている。具体的には、不正経理は絶対に許さず、徹底的に追及すべきだと主張している。また、行政改革を推進し、財政支出の縮減を図るとした。さらに、議員報酬の半減を掲げており、この案に反対する兵庫県議会議員の実名と反対する理由を全面的に公開せよと訴えている。
騒動
政務活動費から交通費名目で300万円超を支出
- 2013年度の政務活動費として300万円以上を支出しており、その理由として兵庫県豊岡市、佐用郡佐用町、東京都、福岡県福岡市の4ヶ所を日帰りで195回訪問し、往復切符代が300万円以上に達したためと主張し、物議を醸した。
- 2013年度の収支報告書によれば、「要請陳情等活動費」として301万5160円を計上しており、全額を交通費として使用したとされている。具体的には、自宅最寄駅である阪神武庫川線武庫川団地前駅から、JR山陰本線城崎温泉駅に106回、JR姫新線/智頭急行智頭線佐用駅に62回、博多駅に16回、東京都に11回訪問し、その往復切符代に充当したとされていた。なお、4ヶ所を訪問した日については、全て議会登庁日以外の日となっていた。この不明朗な支出について兵庫県議会から刑事告訴され、2014年7月18日に虚偽公文書作成・同行使の疑いで兵庫県警が西宮市の野々村元議員の自宅を家宅捜査した。
発言
- 政務調査費の使途についての会見
- 2014年、前年度の政務調査費として約300万円を支出していたことが発覚し、同年7月1日に記者会見を開いた。しかし、会見中に感情的になり、涙ながらに語る異例の記者会見となった。会見では「誰ガデー! ダデニ投票シデモ! オンナジオンナジヤオモデェー!」「ンァッ! ハッハッハッハー! この日本ンフンフンッハアアアアアアアアアアァン! アゥッアゥオゥウアアアアアアアアアアアアアアーゥアン! コノヒホンァゥァゥ……アー! 世の中を……ウッ……ガエダイ!」と述べ、選挙での投票により日本の世の中を変えたいとの思いを語るなど、政治に対する志を涙ながらに主張した。また、高齢化問題についても「高齢者問題はぁ……グズッ……我が県のみンドゥッハッハッハッハッハアアアアァァ! 我が県のみンゥッハー! グズッ我が県のみならずぅう! 西宮……日本人の問題やないですかぁ……命がけでッヘッヘエエェエェエエイ! アァアン! アダダニハワカラナイデショウネエ……」と述べ、高齢化問題は県だけでなく国全体での取り組みが必要と指摘するとともに、この問題に対する意気込みを涙ながらに主張した。なお、追求されていた政務費不正に関する回答は無かった。
野々村竜太郎議員の「泣きじゃくり会見」に、宮根誠司氏をはじめ「ミヤネ屋」出演陣が大ウケ。「超ド級の奇人変人議員」「県会議員はこのレベルかと思われる」と厳しく批判
2014年7月2日放送の「ミヤネ屋」(日本テレビ系)で、番組出演陣が野々村竜太郎議員の「号泣釈明会見」に笑いをこらえきれぬ様子が映し出された。
番組では、前日の1日に釈明会見を開いた兵庫県議会・野々村竜太郎議員の政務活動費不正支出疑惑を取り上げた。
疑惑内容や釈明会見での情報などをまとめ、解説や検証を行ったが、会見中のVTR映像が流れた際、泣きじゃくる野々村議員を見た司会の宮根誠司ほか出演陣は笑いをこらえきれず、半笑いのような状態であった。
この日コメンテーターとして出演していたプロテニスプレーヤーの杉山愛も終始笑顔、宮根も笑いをこらえようと首をかしげたり、ややうつむいたりしていたが、笑顔は隠しきれなかった。
また、ジャーナリストの手嶋龍一氏、読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏も、同様に呆れつつも笑顔であった。スタジオでのトークに移ると、宮根は「笑っちゃいけないですけどね」と一言。
しかし、疑惑内容や会見での発言をまとめるなど解説、検証してもツッコミどころが満載で、スタジオは終始、呆れ半分の笑いに包まれた。橋本氏は「泣きたいのはこっちですよ」とツッコミ。手塚氏も「五郎さんも私も若い頃からジャーナリストとしてかなり奇人変人の議員に会ってきましたけれども、これはかなりですね、超ド級。世界クラスですね」とツッコミをいれた。
また、杉山は会見でちゃんと説明ができず、これほどまでに崩れてしまう人が議員であることに疑問を呈し、橋本氏も「県会議員はこのレベルかって思われることの問題もあるんですよ」と厳しい指摘をした。
落語家・桂春蝶、野々村県議の号泣会見を絶賛「笑いのお手本」
落語家の桂春蝶が2日、ブログを更新し、領収書のない日帰り出張を195回繰り返し前代未聞の号泣会見を開いた兵庫県議会議員の野々村竜太郎氏(47)について、「芸人の憧れ」と絶賛した。
春蝶はブログのタイトルを「芸人の憧れ」とし、「これは舞台に出ている人のみで共有できる感覚なのかもしれませんが」と断った上で、野々村氏の会見を「これぞ『笑い』です。笑いのお手本はここにあります」と高評価。
続けて、「この狂気を演じてできるなら最高の芸人です。嫉妬しちゃいます。こんな風になりたい」とも記した。
しかし、「ここまで演じるのは無理やと思います」と野々村氏の会見に圧倒された様子。その上で「なれど、この域は憧れる。この芸人心理を分かっていただけますか?」と結んでいる。
野々村氏は2013年度に兵庫県内の有名温泉地である城崎温泉など、計195回日帰りで訪れ政務活動費から300万円を支出していた問題で1日に会見。冒頭、報道陣に「何とぞ平常心をもって質問をしていただきますようにお願い申し上げます」と要求していたが、時間が進むと自身が平常心を失い、「もう一生懸命、少子化問題、高齢、ぐあーっ!」と言葉にならない調子でわめいた。
異様な「号泣会見」に高い関心。英メディア「温泉スキャンダルでフルスロットルの謝罪」
政務活動費の不正使用疑惑を受けた兵庫県の野々村竜太郎県議(47)の「号泣会見」について、英メディアが2014年7月2日、日本で大きな話題になっていると相次いで取り上げ、高い関心を示している。
タイムズ紙は、野々村県議が兵庫県の城崎温泉などに日帰り出張を繰り返していたことに絡め「温泉スキャンダルでフルスロットルの謝罪」と題して紹介。
野々村県議が記者会見で「日本の慣習となっている謝罪のための深いお辞儀」をする代わりに「体を震わせ、泣きじゃくった」と指摘。インターネット上で公開された会見の動画は何十万回も再生され、注目を集めているとした。
インディペンデント紙は記事とともに動画へのリンクを掲載。「むせび泣き、深呼吸した後にまた泣き叫ぶ」などと会見中の様子を形容した。
号泣野々村。出るわ出るわ悪評の数々
爆笑モノの号泣&わめき会見をして一躍“嘲笑スター”となった兵庫県の野々村竜太郎県議(47=無所属)への注目は、動画投稿サイト「ユーチューブ」の再生回数が200万回を超え、海外メディアも報じるなど“野々村祭り”状態だ。
私生活でも会見同様、エキセントリックな一面を見せていたことも判明。疑惑の兵庫・城崎温泉への106回の日帰り出張については「母親と一緒に行ったのを隠すためだったのでは?」というアンビリバボーな疑惑も浮上した。
号泣会見で話題の兵庫県議、野々村竜太郎氏が行ったとする約200回の出張について、年200回前後の講演会活動を続けている元「B&B」の島田洋七(64)が「ありえない」と一刀両断した。
野々村氏は2013年度に兵庫・城崎温泉に106回、同県佐用町に62回、福岡市に16回、東京都に11回と、計195回日帰り出張をしたと主張。訪問先については「公表しないという前提で意見交換をしてもらっている」としているが、カラ出張が疑われている。
洋七は、自叙伝「佐賀のがばいばあちゃん」がシリーズ累計600万部超の大ベストセラーになり、全国から講演依頼が殺到。これまでに計4000回の講演を経験している。
「多い年で年300回ありました。佐賀県に住んでますから、佐賀から全国を回る。家に帰る暇はありませんでしたよ。野々村さんは日帰りで195回?あり得ませんよ。体がついていかんですわ。僕が言うんだから間違いありませんよ」
洋七はさすがに年300回はきついと200回以下に減らしたと言う。
「僕の場合は泊まりで移動するから、何とかなりましたが、野々村さんは『朝5時から行って、日帰りを繰り返していた』と言うけど不可能ですよ」
さらに、野々村氏が領収書をまったく添付していないことにも注目する。
「彼は5回も選挙に出馬していて、領収書がないと言うのもおかしい」
洋七は1995年に参議院選挙の埼玉選挙区から出馬し、落選した経験からも野々村氏の“うそ”を鋭く指摘。
「僕の場合、落選しましたが、法定得票数を獲得したんで、必要経費は戻ってきました。ポスター代に選挙カーのレンタル代、それにガソリン代まで領収書をもらってました。もらい方を知らないというのはうそをついているということ。それに泣いたらあかん。泣く議員は怖い。議員失格。次々のボロが出んよう、早く辞めた方がいいですよ」と辞職勧告した
号泣兵庫県議:温泉出張日に神戸と大阪で切手3万円分購入
兵庫県の野々村竜太郎県議(47)=無所属、西宮市選出=の政務活動費を巡る問題で、野々村氏が城崎温泉(同県豊岡市)に出張したとする日と同じ2013年8月29日、神戸、大阪市内で切手を各約3万円分購入していたことが、収支報告書の記載から分かった。野々村氏は1日の記者会見で「支出は全て自分でしたもの」と説明しており、不自然な記載は虚偽の可能性もある。
政活費の2013年度収支報告書によると、野々村氏は毎月計10日前後、切手を購入。2014年2月には神戸市内の金券ショップで、1週間連続で約2万〜3万円分を購入するなど、16日にわたって計39万7000円分の切手を買っていた。購入先の多くは神戸、大阪市内の金券ショップで、金額は2万9000円台が多かった。
出張日と切手購入日の大半は重ならないが、同じ日もある。城崎温泉に出張したとする2013年8月29日には神戸市内で2万9790円分、大阪市内で2万9860円分の切手を購入。城崎温泉や兵庫県佐用町への出張日に大阪、神戸市内で約3万円分の切手を買ったケースも複数あった。
一方、報告書添付のクレジットカード明細書では、ほぼ毎日「ショッピング」しており、切手代を含めて計約188万円に上った。他の購入品は不明だ。
県議会事務局は4月、日帰り出張の領収書が全くなく、品目不明な購入品があることを受け、野々村氏に出張目的や購入品の記載を求めたが、修正なしに提出されたという。
野々村県議、出張していたはずの日に自宅近くのスーパーで買い物
兵庫県の野々村竜太郎県議(47)=無所属、西宮市選出=の政務活動費を巡る問題で、野々村氏が2013年4月、遠方へ出張した記録がある日に、自宅近くのスーパーで少額(1回109~943円)の買い物を繰り返し、「事務費」に計上していたことが収支報告書の記載で分かった。
県議会の「政活費の手引」では、事務費に計上できるのは文房具など事務用品代やOA機器のリース料など。同僚県議から「不自然だ」として説明を求める声が上がっている。
政活費の2013年度収支報告書によると、野々村氏は2013年4月のうち16日間西宮市内の自宅近くのスーパー2カ所で計19回買い物をしていた。収支報告書に添付されたクレジットカードの利用明細書に購入品目の記載はなかった。
買い物をした日は全て出張の記録と同じ日。福岡出張の12日には2回(339円と514円)、東京出張の26日には3回(296円、306円、675円)買い物をしていた。4月以外もほぼ毎月、連日のようにスーパーで買い物をし、2013年度の事務費は大量購入した切手代と合わせて計約188万円だった。
無所属の県議は「こんな頻度で何を買うのか疑問。県民に説明すべきだ」と話した。
一方、野々村氏が城崎温泉(兵庫県豊岡市)に出張したとする2013年9月2日は大雨の影響で、大阪、神戸方面から城崎に向かう特急電車が夕方まで運休していたことが分かった。片道約3時間かかるため夕方から日帰りするのは困難だが、野々村氏は1日の記者会見で「出張は全て日帰り」と説明している。