「ガヤトリ・C・スピヴァク」の版間の差分

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*''Selected Subaltern Studies'', co-edited with Ranajit Guha, (Oxford University Press, 1988).([[竹中千春]]訳『サバルタンの歴史――インド史の脱構築』([[岩波書店]], 1998年)
 
*''Selected Subaltern Studies'', co-edited with Ranajit Guha, (Oxford University Press, 1988).([[竹中千春]]訳『サバルタンの歴史――インド史の脱構築』([[岩波書店]], 1998年)
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2010年8月19日 (木) 07:09時点における最新版

ガヤトリ・チャクラヴォルティ・スピヴァクGayatri Chakravorty Spivak, 1942年 - )は、インド出身のアメリカの文芸評論家、理論家、比較文学者。

1942年にインドのカルカッタに生まれ、カルカッタ大学で英文学を学び、首席で卒業後に渡米して、1960年初コーネル大学大学院に留学。 そこでポール・ド・マンの指導を受け、イェーツに関する博士論文を書き英文学の修士号を取得。 1976年にはジャック・デリダの『グラマトロジーについて』を英訳し、長大な序文をつけたことで、注目された。

アメリカ人タルボット・スピヴァクと結婚し、すぐ離婚。ただし、今でもスピヴァク姓を使い続ける。彼女の翻訳したデリダ『グラマトロジーについて』に付記した長い序文は、賛否両論。

その後、マルクス主義フェミニズムポストコロニアル批評脱構築的読解などをすすめる。

著作[編集]

単著[編集]

  • Myself must I Remake: the Life and Poetry of W. B. Yeats, (Crowell, 1974).
  • "Translator's Preface," in Jacques Derrida, Of Grammatology, (Johns Hopkins University Press, 1976).(田尻芳樹訳『デリダ論――「グラマトロジーについて」英訳版序文』平凡社[平凡社ライブラリー], 2005年)
  • In Other Worlds: Essays in Cultural Politics, (Routledge, 1987).(鈴木聡大野雅子鵜飼信光片岡信訳『文化としての他者』紀伊國屋書店, 1990年)
  • "Can the Subaltern speak?," in Cary Nelson and Lawrence Grossberg eds., Marxism and the Interpretation of Culture (University of Illinois Press, 1988).(上村忠男訳『サバルタンは語ることができるか』みすず書房, 1998年)
  • The Post-colonial Critic: Interviews, Strategies, Dialogues, edited by Sarah Harasym, (Routledge, 1990).(清水和子崎谷若菜訳『ポスト植民地主義の思想』彩流社, 1992年)
  • Outside in the Teaching Machine, (Routledge, 1993).
  • The Spivak Reader: Selected Works of Gayatri Chakravorty Spivak, edited by Donna Landry and Gerald MacLean, (Routledge, 1996).
  • A Critique of Post-Colonial Reason: Toward a History of the Vanishing Present, (Harvard University Press, 1999).(上村忠男・本橋哲也訳『ポストコロニアル理性批判──消え去りゆく現在の歴史のために』月曜社, 2003年)
  • Death of a Discipline, (Columbia University Press, 2003).(上村忠男・鈴木聡訳『ある学問の死――惑星思考の比較文学へ』みすず書房, 2004年)

共編著[編集]

  • Selected Subaltern Studies, co-edited with Ranajit Guha, (Oxford University Press, 1988).(竹中千春訳『サバルタンの歴史――インド史の脱構築』(岩波書店, 1998年)
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