「フランダースの犬」の版間の差分
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2014年8月1日 (金) 13:28時点における版
~ フラダンスの犬ではなくフランダースの犬 について、足利義昭
~ フランダースの犬 について、徳川綱吉
~ フランダースの犬 について、犬神佐清
~ フランダースの犬 について、柴咲コウ
~ フランダースの犬 について、そこらへんの女子高生
~ フランダースの犬 について、hyde
フランダースの犬(-いぬ)とは、童話&世界名作劇場シリーズのアニメのうちの一つ。ベルギーが舞台。
目次
主な登場人物
- ネロ・ダース(Nello Daas)
- この物語の主人公。正式なフルネームはNicolas Daas。なんでNicolasがNelloになるのかは不明。WilliamsがBillyになるようなものらしい。不幸な自分をあるがままに受け入れ、いつも不幸なままでいたために貧乏神が背後にいたといわれている。もしも凍死しないでそのまま思春期になってたら非行に走ってハンスとコゼツをボコボコにしていただろう・・・
- パトラッシュ(Patrasche)
- 飼い主に捨てられた犬。ジェハンに拾われてそのまま居候していた。不幸なために貧乏神が背後にいたと(ry。
- ジェハン・ダース(Jehan Daas)
- フラン・ダース(Flan Daas)
- 原作初版にのみ登場する真の主役。ネロの母親。アニメ版には未登場。「フランダースの犬」というタイトルはよく「フランダース地方にいた犬」という意味と誤解されているが、実はフラン・ダースさんの犬というのが正しい語源である。不幸なために貧乏神が(ry。
- バース・コゼツ(Baas Cogez)
- アロアの父。通称「コゼツの旦那」。バースと言っても三冠王を取ったりはしない。嫁とは逆にアニメでは個人名が出てこなかった。村一番の金持ちという設定だが、2千フラン(約8千円弱)が入った財布を落として青くなっていたことを考えると、実は大した金持ちではないと思われる。実はネロの…。
- エリーナ・コゼツ(綴り不明)
- 原作には「バース・コゼツの嫁」としか書かれておらず、個人名が出てこないかわいそうな人。アニメ版でエリーナさんという名前がついたのはおろか、「エリーナの花畑」というエピソードまでついた。
- アロア・コゼツ(Alois Cogez)
- ょぅι゛ょ。ネロの嫁候補。
内容
フラン・ダースが小さい頃にジェハンが拾ってきた犬がパトラッシュであった。ジェハンは若い頃から病弱で家計を支えることができず、フランは10代半ばで貧困のために身体を売る生活に追い込まれた。そこに客として来たのがコゼツの旦那であった。コゼツはフランを気に入り、何度となく通い詰めるうちに子供ができてしまった(ちなみに、パトラッシュは毎晩そのセックスシーンをベッドの横で見学していた)。しかし、その頃既にコゼツには婚約者のエリーナがいたため、妊娠が判明すると雀の涙ほどの手切れ金を渡してフランをあっさり捨ててしまった。
そして、コゼツがフランと別れた後、エリーナと結婚して生まれた子供がアロアだった。つまり、ネロとアロアは腹違いの兄妹であり、後にネロとアロアが恋仲になりかけた時にコゼツが強硬に反対したのはこのためである。エリーナはこの秘密を最後まで知らなかったらしく、ネロとアロアが仲良くなっても「いいじゃないですか」と言っている。反対の理由を妻に説明するわけにも行かず苦悶するコゼツの表情は、アニメからも読み取ることができる。ただし、一説には、この時エリーナは既にネロとアロアの関係を知っており、それを逆手に取って、浮気をした上に外で子供まで作ったコゼツを責めるためにあのような態度をとったとも言われている。アニメでは善人そうに見えるが、やることがエゲツナイ女である。
フランは産後の肥立ちが悪く、生まれたばかりの息子を残してポックリ死んでしまう。死の直前、フランはパトラッシュを枕元に呼んで言った。「この子を教育して、あの男(コゼツ)に復讐を……(ガク)」
パトラッシュはジェハンに代わって、牛二頭から搾った牛乳をリヤカーで輸送するという名目で毎日数十kmのロードワークを行ってネロを鍛えたり、愛らしい犬の振りをしてネロとアロアをくっつけようとする、などの手を打っていった。そのようなパトラッシュの愛情が通じたのか、いつしかネロとパトラッシュは会話できるようになった。ある日、パトラッシュはネロに母の死の真相を伝える。
復讐に萌えるネロはまず、風車小屋に火を付けた。しかし、やはり子供の犯罪は穴だらけで、ネロに疑いがかかって牛乳運びの仕事がなくなってしまい、急速に経営が悪化した。そうなるともう自暴自棄である。どうせ死ぬなら、それを利用してコゼツに最もダメージを与えてやろう。そう考えたネロとパトラッシュが打った一世一代の大芝居が雪の日の昇天であった。まず、コゼツが外出した時、気をそらしているうちに財布を盗む。その上でわざわざ雪が降る日を選び、その財布を目立つように届ける。その上で教会で寒さと飢えのために、パトラッシュと共に天使に囲まれながらどこかに飛んでいく。こうすることによって、「こんな正直者の少年につらく当たったコゼツはとんでもない奴だ」と評判を落とすことに成功した。さらに、一人娘のアロアはネロが死んだのを悲観して教会のシスターになってしまった。これでコゼツ家は断絶である。
こうして、フラン・ダースの犬に託した復讐は成功した。しかし、これらの真実の物語はアニメではドロドロにすぎるということで、すべてカットされてしまっている。
エピソード
「違反をしなけりゃ食っていけなかった」(ネロ氏談)
無認可輸送
運送業を営むためには運輸省(当時)に許可料と言う名目の賄賂を渡さなければならなかったが、運輸省に賄賂を渡さずに無断で輸送をしていたため、取り締まりを受けたが、無視してそのまま運送業を続けた。
牛乳の保存温度
牛乳を常温で保管・輸送しており、厚生省(当時)から衛生上問題ありという指摘を受けている。そのため営業停止処分を受け、経営が悪化した。
車両無免許運行
公道で輸送車両を動かす場合、運転免許が必要であり、ネロ少年は免許の取れる年齢ではなかった。アントワープ市警察局では彼に運転免許を発行したことは無いと説明している。ネロ少年の、このような行為は暴走族と同じであり道路交通法によって厳しく処罰される。
動物愛護法違反
犬に重い荷物を引かせる行為は、農林水産省の許可があった場合を除いて、動物愛護法に違反する犯罪である。犬や猫を虐待している者の多くが、いずれは殺人に手を染めるとの犯罪学統計も根拠となっている。
リコール隠し
たびたびハブ(車輪と車軸をつなぐ部分)が故障していたにもかかわらず、当局に無届けのまま車両の使用を続けていた。通常であればリコール(無償回収修理)を届け出る必要がある欠陥であり、三菱自動車、トヨタ自動車に続くリコール隠しの疑いが持たれている。
迷惑防止条例違反
当時ルーベンスの絵は条例により猥褻物と判断されていたため、公開されていなかったがネロとパトラッシュはこれを無視して閲覧した。(今風に言うと女子高生のパンツをこっそり見てしまったあのお方という感じです)
各国版と各国での反応
- 物語の舞台であるにもかかわらず、ベルギー国内での知名度は低く、評価も低い。これは作者がイギリス人であり、ベルギーでは「自分たちはこの物語のように(子どもを一人で死なせるほど)非道ではない、ケチなオランダ人ならやりかねないが」との意見があるためである。ただし、観光に来る日本人がやたらとこの物語に関して質問してくるので、不審に思いながらも銅像を設置したり説明プレートをつけたりしている。だが銅像がアニメとは違う犬種なので、日本人観光客の81%が違和感を感じている。
- ネロとアロアのアーン♥♥がやたらと詳しく描写されている。
- ソビエトロシアでは、牛乳がパトラッシュを運ぶ!
- ネロが年齢不相応なマッチョであったり、パトラッシュが死後にサイボーグとして復活するなど、勘違いが多い。
- ネロは貧しい少年でしたが、リオのカーニバルに参加している時だけは幸せでした、としている。また、ネロが後に伝説のFKの名手としてブラジル代表で活躍し、セリエAの有名チームに移籍して契約金でルーベンスの絵を買い取ったことになっている。
- ネロは死の直前に不幸の原因は邪教を信仰していたことにあると気がつく。こうして死を免れ、教会を立ち去ったネロは、モスクを訪れて正しい信仰に目覚める。やがてアラーの祝福の中、絶大な権力を握ったネロは、偶像崇拝の産物であるルーベンスの絵を焼き払い、イスラム教の勝利を宣言した。
- 「そんなに危険なはずがない」と言って牛乳を運びに行ったネロとパトラッシュが、5分後に身ぐるみ剥がされて殺されてしまったためにそこで物語が終わっている。
- ネロが拾った財布の中身が全てジンバブエドルであり、あまりの重さに耐えきれず届けるまでに圧死した。
- 「胡然打的狗」というストーリーがよく似た物語のアニメDVDが、日本のフランダースの犬と全く同じ絵柄、同じ日本語音声、TV放映時のCM入りで中国語字幕付きで売られている。しかし、当局の担当者は「これは我が国オリジナルのアニメである」と主張している。
- 主人公ネロが教会で補身湯(ポシンタン)を食べるシーンがあり、そのシーンの前にパトラッシュが不審な消え方をしている。なおネロは寄生虫にあたってルーベンスの絵の前で息絶える。また、「フランダースの犬は韓国起源ニダ」と主張している。
- ジェハン、フラン、ネロ三代に渡る貧困の理由を、日帝資本家野郎の収奪にあるとして糾弾する内容となっている。最終的にネロはベルギー労働党を率いてベルギー革命を起こし、自分をいじめていた村の住民を粛清した。出身成分の悪い地主野郎であるコゼツ家が真っ先に粛清の対象となったのは言うまでもない。ただし、アロアについては親愛なる指導者ネロ同志直々の命により「喜び組」へ編入され、ネロ同志の寵愛を受けた。
関連項目
バカボン。2015年の映画でコラボした