「バラバラ殺人」の版間の差分
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2019年12月22日 (日) 11:02時点における版
テンプレート:暴力的 バラバラ殺人(バラバラさつじん)は、死体を部位ごとに分割したり、分割した死体の一部を圧壊する、殺人と死体損壊の一般的呼称であり、動機によっては猟奇殺人に分類されることがある。
概要
殺害後に死体を分割する事件が多いとされる。
死体を分割し、運搬する作業には相当の時間と労力を要するが、それにもかかわらず分割するのは、犯行を隠蔽する目的がある他、中には相手に対する憎しみにより、死体をバラバラにすることもある(練馬一家5人殺害事件など)。また、食人のために死体を分割するケースもある(東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件など)。欧米では、バラバラ殺人は精神異常者の快楽殺人とみなされるケースが多い[1]。
被害者の身元が判明すると、犯人が容易に想像されてしまうからだとする考え方もある。裏を返せば、死体の身元を特定することで犯人の特定・逮捕は容易ともいえる。
バラバラ殺人のタイプ
怨恨、食人目的のケース以外でのバラバラ殺人の犯行パターンは、大きく 「廃棄・隠蔽型」「公開・挑戦型」「制裁・見せしめ型」 の3つに分けられる。
廃棄・隠蔽型
- 殺人自体の隠蔽、時間稼ぎ
- 死体が存在しなければ、殺人自体も発覚しない(但し、バラバラにしなくとも隠蔽は可能である)。
- 死体が発見されなければ、被害者は行方不明者か家出人の扱いとなり、即座に殺人事件と断定されないため、証拠隠滅や逃走の時間稼ぎができる。
- 遺体の隠蔽の容易
- 隠す際にも、大きなスペースを取らず、個々に分けて隠せる。人間の形をしていないことから、気づかれにくいこともある。
- 死体の廃棄処理
- 死体を細切れにすることで、下水やトイレなどに流し証拠隠滅を目論んだ事件も実在した(江東マンション神隠し殺人事件など)。または山林に遺棄し、野生の熊や犬などに食べさせることで隠蔽することもできる。
- 運搬の容易
- 死体を隠したり、別の場所で処理をするために、普通の体では出入りできない狭い所を通したり、軽量化して運搬を容易にする。
- 人物誤認
- 首を落としたり、指などを切断し、別途に廃棄処理することで被害者の身元の特定を遅らせる。
- 殺害方法の隠蔽
- 致命打の原因になった箇所を切断することで、死因の特定を困難にする。
関連書籍
- 作田明『なぜ、バラバラ殺人事件は起きるのか?』(辰巳出版、2007年4月25日発売、ISBN 9784777803682)
脚注
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関連項目
公開・挑戦型
- 捜査機関(警察など)への挑戦
- 警察などの国家機関への挑戦。
- 異常性のアピール
- 遺体の一部を、わざと人目につきやすい場所へ晒すことによって、異常性を際立たせる。
- 加工・展示
- 精神異常者が、死体を用いて別の物を作る材料にする際、バラバラにすることもある。