「十大法律事務所」の版間の差分

2017年10月16日 (月) 18:38時点における版

十大法律事務所（じゅうだいほうりつじむしょ、Big Ten law firms）は、在籍弁護士数を基準として、特に大規模な法律事務所を指す。

十大法律事務所、すなわち、｢十大｣（Big Ten）と言われる場合がある。上位五位までが300人以上のため、五大法律事務所(ビッグファイブ)、あるいは四大法律事務所（上位の4法律事務所）「4大」という場合もある。

概要

時期によって弁護士数の変動があるものの、おおむね、次の法律事務所を指す。（括弧内は2016年6月現在における所属弁護士数)。

• 西村あさひ法律事務所（520名）
• アンダーソン・毛利・友常法律事務所（400名）
• 森・濱田松本法律事務所(365名)
• 長島・大野・常松法律事務所（354名）
• ＴＭＩ総合法律事務所(350名)
• アディーレ法律事務所(150名)
• シティユーワ法律事務所(137名)
• 大江橋法律事務所(125名)
• ベーカー＆マッケンジー法律事務所(110名)
• 渥美坂井法律事務所(92名)

弁護士の世界においても専門分野に特化して日夜研究し、文献を読み、判例を調べていないと、あっという間に世の中から遅れてしまう。 上位事務所は一等地のビルに居を構える。西村あさひ法律事務所は赤坂アークヒルズ、ンダーソン・毛利・友常法律事務所は泉ガーデンタワー、森・濱田松本法律事務所は丸の内パークビルディング、島・大野・常松法律事務所は26階建ての超高層ビル紀尾井町ビル、ＴＭＩ総合法律事務所は 中の競争は激しく、若いころは「9時－5時」、すなわち午前9時から翌朝5時まで働き、短時間で仮眠し、午前9時には業務を開始するというハードスケジュールである。使えない弁護士は入所1年目で追い出され、ほとんどは2～3年目で追い出される。入所すると、ジュニアアソシエイトからスタートし、数年でシニアアソシエイトになる。パートナーの下で下働きである。「パートナー」になれば、数億円以上の年俸の弁護士も出てくる。