「中原中学・牧野健宏」の版間の差分
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2017年5月30日 (火) 05:30時点における版
牧野 健宏とは平塚市立中原中学校の教員。
歴史を学び次世代に伝えたい
朝日新聞2014年8月21日朝刊「声」欄より
中学校教員 牧野健宏(神奈川県 51)
夏休みを前にして3年生は歴史的分野の学習を終えた。
そこで、以下のテーマで一人ひとりにリポートを課した。「中学校での歴史学習を通じて何を学んだか」
投票率上げる努力を
東京新聞2014年12月09日(火)朝刊「発言」欄より
投票率上げる努力を 平塚市 公務員 牧野健宏 52
「3分の2以上」。これは国会における憲法改正の発議や、
重要法案の成立にあたって衆参の意見が分かれた時に衆議院が再可決するのに必要な賛同者の数である。
十分に審議を尽くした上で賛成・反対両派が歩み寄るならば、確かに妥当な数字だと思う。
それは、民意を反映し、国民主権を実現していると言えよう。
翻って、選挙の場合はどうか。投票率が50%未満でも、結果は有効とされる。そして、為政者は「民意を反映している」と言う。
無論、選挙権を放棄している有権者に責任がある。
しかし、世論調査で「投票したい立候補者や政党が見当たらない」との回答が最も高い数値を示しているのはなぜか。
それは、国民を納得させるだけの筋が通った魅力的な主張のできる立候補者や政党が存在しないからであろう。
投票率は、国民と立候補者・政党の相互努力によって引き上げねばならない。そこで提案である。
例えば、「投票者が有権者数の3分の2を下回った選挙は再選挙する」などの項目を公職選挙法に設けてはどうだろうか。
国会議員にとって「身を切る」とは、このような思い切った政策を実現することではないだろうか。まさに「みそぎ」である。
当然一人ひとりの有権者が一票の大切さを自覚し、各選挙区の立候補者や各政党に思いを伝えることが不可欠である。
このとき、誰が国民の方を向いているかが明白になる。党派を超えて、ぜひ議員立法で取り組んで欲しい。
われわれ有権者は、現在そして次世代の社会を守るために貴重な一票を投じよう。
義務投票制
オーストラリアでは、正当な理由なく投票しなかった有権者に対する罰金は20豪ドル(2,000円程度)であり、選挙管理当局が各選挙後に不投票者に対する調査と罰金支払い要求とを体系的に実施している。オーストラリアは1924年の義務投票制採用以来、投票率は選挙人名簿登録者数の95%程度という高い水準で安定している。