「湿拓」の版間の差分

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'''湿拓'''(しったく)は紙を湿らせて対象物に張り、その後、墨をつけてとる[[拓本]]。本来の拓本は湿拓のみであったが、[[乾拓]]ができたため、その対比として生まれた名称である。
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間接拓と直接拓という言葉もかつては存在せず、間接的に採るのを拓本と称し、直接採るものは[[印刷]]、もしくは[[版画]]、[[押印]]と呼んだ。[[魚拓]]は本来は魚版とか魚印と呼ばれるところ、間違って魚拓と呼ばれるようになった。
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中国では湿拓は紙を湿らせて対象物の石や金属に貼り付けるが、日本では紙を対象物に貼り付けてから、[[噴霧器]]やタオル、刷毛などで湿らせて密着させる。水をつけすぎると紙が破れるが、少ないと密着しない。適度な水をしわなく貼り付けることが重要である。また墨をつける段階である程度乾かさないと、墨が滲んだり、薄くなったりする。
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[[Category:美術の技法|しつたく]]
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[[Category:書|しつたく]]
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[[wiki:湿拓]]

2007年7月15日 (日) 19:07時点における最新版

湿拓(しったく)は紙を湿らせて対象物に張り、その後、墨をつけてとる拓本。本来の拓本は湿拓のみであったが、乾拓ができたため、その対比として生まれた名称である。

間接拓と直接拓という言葉もかつては存在せず、間接的に採るのを拓本と称し、直接採るものは印刷、もしくは版画押印と呼んだ。魚拓は本来は魚版とか魚印と呼ばれるところ、間違って魚拓と呼ばれるようになった。

中国では湿拓は紙を湿らせて対象物の石や金属に貼り付けるが、日本では紙を対象物に貼り付けてから、噴霧器やタオル、刷毛などで湿らせて密着させる。水をつけすぎると紙が破れるが、少ないと密着しない。適度な水をしわなく貼り付けることが重要である。また墨をつける段階である程度乾かさないと、墨が滲んだり、薄くなったりする。wiki:湿拓