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2015年10月12日 (月) 21:56時点における最新版
ソーナンスは、ポケットモンスターシリーズに登場する491種の架空のキャラクター(モンスター)のうちの一種である。
特徴[編集]
生物的ではないが無生物的でもない、まんがのような形容しがたい外見をしている(ただし、洞窟に潜んでいることからペンギンがモデルの可能性がある)。水色の身体と顔のついた黒い尾を持っている。「がまんポケモン」の名の通り自分から攻撃することはなく、何かをこらえるような表情をたたえている。敵からの攻撃に対して「カウンター」攻撃を仕掛けるポケモン。
光やショックを嫌うために洞窟の奥にひっそりと住み、黒い尾を見られるのを恥ずかしがって嫌うなど、かなりシャイな性格設定がされていた。
ゲームでのソーナンス[編集]
『金・銀』より登場し、以後かなり多くのバージョンで捕獲する事ができる(『クリスタル』も含むこちらの方は「くらやみのほらあな」で夜にだけしか出現しない)。
覚えるわざがかなり特殊で最初から覚えているものから一切変化せず(わざ・ひでんマシンも使えない)、そのすべてがカウンター系もしくは補助技であるため、シナリオクリアのために連れて歩くには不便。実戦志向のポケモンといえる。
非常に高いHPによりぼうぎょ・とくぼうの低さを補っており、総合的な耐久力は比較的高い。その反面こうげき・とくこう・すばやさの能力は最低ランクであるが、能動的に動くことができないので全く問題はない。ソーナンス自身には能動的に相手のHPを削る手段は無い(「わるあがき」以外、攻撃技が存在しない)が、迂闊に攻撃すればカウンター系(「カウンター」「ミラーコート」)の技を受ける上、最悪の場合「みちづれ」によって確実に戦闘不能となってしまう。更にそれを打開するための能力上昇をはじめとする補助技も「アンコール」によって牽制されている。「カウンター」「ミラーコート」の使い分けなどに多少の経験や知識が必要となるが、一旦使い方を覚えれば作業的に動かせ、相手の行動を読む必要が他のポケモンよりも少なく扱いやすい。
とくせいは「かげふみ」。相手は交代ができなくなるので、相手が不利であってもポケモンを入れ替えられずに勝負を進めることができる上、ダブルバトルでも2体に効果を発揮する。ただ、ソーナンスどうしが相対した場合、たがいに直接攻撃できる技がないため相手を倒すこともこちらが倒されることもなく(「エネコのシッポ」等を持っていない限り)、逃げたりポケモン交代することもできないため、PPがなくなるまで半永久的に戦闘が続くことになってしまう(「わるあがき」以外、攻撃技が存在しない)。『ダイヤモンド・パール』以降ではこの点が改善され、双方がかげふみを持つ場合は効果がなくなって逃走できるようになった。
また、『ファイアレッド・リーフグリーン』ではハナダのどうくつに、非常に高レベルで出現する。HPが高くなかなか倒せない。さらに「かげふみ」の効果で逃げることもポケモン交代もできないので非常に厄介。手塩にかけて育てたポケモン(こちらがレベル70以上の場合)でさえ「アンコール」によって攻撃技を繰り返し使わされ、「カウンター」によって簡単に倒されてしまうことも珍しくなく、最悪の場合、「みちづれ」によって確実に戦闘不能にされてしまう。
なお、「のんきのおこう」を持たせたソーナンスのたまごからはソーナノが生まれる。ソーナノが持っている3つの技はソーナンスには覚えられないものばかりで、戦法の幅がすこし広がった。
『ダイヤモンド・パール』では♂と♀で外見が異なるポケモンが多数登場したが、ソーナンスは♀の口の部分が口紅を塗ったように赤くなっており、他のポケモンに比べて外見上の区別が明確である(ポケモン不思議のダンジョンシリーズでもこの特徴は描かれている)。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』に付属しているポケウォーカーのポケトレでは、仕様の都合上、自分から攻撃を仕掛けることが可能。
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』、『大乱闘スマッシュブラザーズX』では、アイテムの「モンスターボール」から出現するポケモンの一つとして登場。「カウンター」で、キャラから受けた攻撃のダメージ・ふっとばし率をそのまま跳ね返す。
『ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊』ではビッグトレジャーのくじびきで判定を担当。アニメの設定を踏襲して「ソーナンス!」としかしゃべれない。
その他におけるソーナンス[編集]
『週間ポケモン放送局』や『ポケモン☆サンデー』ではソーナンスの着ぐるみが登場し、キモリとともにナビゲーターを務めていた。『ポケモン☆サンデー』では、ニューヨーク支部長にまで昇進している。