「みずいろ」の版間の差分
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2007年6月8日 (金) 23:40時点における最新版
この項目では、ゲームソフトの「みずいろ」およびそれを原作とするアニメについて説明しています。色の一種の「水色」については「水色」をご覧ください。 |
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みずいろ | |
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対応機種 | Windows95/98/Me(2005年の再販版のみXP対応) ドリームキャスト プレイステーション2 |
開発 | |
発売元 | ねこねこソフト(PC) NECインターチャネル(DC、PS2) |
発売日 | 2001年4月13日(PC) 2002年3月7日(DC) 2002年5月31日(PC再販) 2002年12月26日(PS2) 2004年12月22日(PS2廉価版) 2005年11月15日(PC再販) |
価格 | |
ジャンル | 恋愛アドベンチャーゲーム |
レイティング | 18禁(PC) CERO12(PS2廉価版) |
コンテンツアイコン | |
キャラクター名設定 | 可 |
エンディング数 | |
セーブファイル数 | 20(PC) |
セーブファイル容量 | |
メディア | |
ゲームエンジン | |
画面サイズ | 800×600(PC) |
BGMフォーマット | CD-DA |
キャラクターボイス | ヒロインのみフルボイス |
CGモード | あり |
音楽モード | あり |
回想モード | あり |
メッセージスキップ | 全文(PC) |
オートモード | あり(PC) |
備考 |
「みずいろ」は2001年4月13日にねこねこソフトから発売されたアダルトゲームである。また、2002年と2005年に再販されている。
後にドリームキャスト版とPS2版、またOVA(成年向けと全年齢向けそれぞれ)、ドラマCDが発売された(後述)。
キャッチフレーズが「離れえぬよう、流されぬよう、ぎゅっと・・・」
ゲームストーリー[編集]
- 海沿いの小さな街で繰り広げられる、優しいストーリー。
- ドジでぽんこつな幼なじみ、出来の良い義妹、ケンカ友達のクラスメイト…「ギャルゲー」ではお馴染みのシチュエーションが、笑いあり・涙ありの物語で展開される。
基本システム[編集]
- タイトルの通り、みずいろにまつわるエピソード5編をノベル形式で収録。
- 最初に主人公たちの子供時代を描いた過去パートがあり、そこで出現するヒロインたちにまつわる選択肢の結果によって各シナリオ(現在パート)に分岐する(過去パートに登場しないヒロインもいる)。
- 壊滅的なNG選択は無く、文字通りノベル感覚で進行。
- 「泣き系」ではあるが、死や悲しい離別をテーマにしていないので「読後感」が良いとの評が多い。
なおPC初回プレス版では、ゲームをアンインストールする際、インストールしたディレクトリによってはハードディスクが初期化されてしまうというバグが報告されている(メーカーの公式サイトで修正差分が提供されている)。
主な登場人物[編集]
声優表記はPC版/DC・PS2・OVA版の順。
- 片瀬 健二(かたせ けんじ)声:高橋あきお(ドラマCD) /喜安浩平(OVA)
- 主人公(姓名変更可能)。身長175cm。
- 根は優しいのだが、女の子にはついいろいろひどいことをしてしまう。
- 片瀬 雪希(かたせ ゆき) 声:綾川りの/綾川りの
- 早坂 日和(はやさか ひより) 声:籐野らん/後藤邑子
- あたふたおろおろ標準装備のぽんこつさん。
- 主人公のへっぽこな幼馴染。すぐ泣きすぐ笑いすぐこける。
- 雪希とは姉妹の様に仲が良いが、主人公をめぐり微妙な三角関係を形成。
- コンシューマ版では訳あって主人公兄妹と一緒に暮らす新シナリオが追加されており、料理は上手くなっているがやはりぽんこつさん。
- ピンクのロングヘアー。ふだんは、特にまとめてはいない。瞳は青。
- 4月23日生まれ。血液型はO型。身長160cm。スリーサイズはB87/W58/H85。
- なぜか「日和先生」と呼ばれることが多い。またおかえしCDでは「魔法少女まじかる☆ひよりん」として活躍。
- ぽんこつ王家の方。
- 小野崎 清香(おのさき きよか) 声:上本のぞみ/河本明子
- 主人公の幼馴染で同級生、口喧嘩友達。チビっ子で、巨大リボン装着。
- 毎年冬になると砂絵作成に没頭するが、何故か完成させた事がない。
- 優しく見守る母親に何故か辛くあたり、それを主人公に注意されるが…。いわゆる「ツンデレ」系である。
- 金色のロングヘアー。白い巨大リボンでツインテールにしている。瞳は青。
- 10月23日生まれ。血液型はA型。身長147cm。スリーサイズはB78/W55/H79。
- あまりに個性的なリボンのため「巨大タケコプター」「サテライトキャノン」「巨大パラボラ」などと呼ばれることも。
- 清香のファンは「キヨカスキー」と自称することが多い(注:ドリームキャスト版のおまけ「探偵・片瀬健三郎」に、清香によく似た「キヨカスキー」というキャラクターが登場する)。
- 神津 麻美(こうづ あさみ) 声:堀奈生/佐久間紅美
- 主人公の上級生。人智を超えたのんびり屋。混雑する学食で食事をするのが夢。
- 餅が大好き。「餅をあげる」と言えば、たいてい言うことを聞いてくれる。うどんは必ず力うどん。
- ほんわか天然だが、猫にまつわる悲しいトラウマを持つ。
- おかえしCD3では、ひよりんの魔法で3倍の速度と、明るい性格を獲得した。
- 黒のロングヘアー。頭の右前で白い布と赤いリボンで一束をまとめている。瞳はブラウン。
- 8月3日生まれ。血液型はB型。身長167cm。スリーサイズはB92/W60/H87。
- 進藤 むつき(しんどう むつき) 声:奥森香由/吉住梢
- 攻略キャラとなるかサブキャラとなるかで性格が180度反転するという、前例のないユニークな設定を持つ(類似した設定のキャラには、後に同じくねこねこソフトが出した「ラムネ」に登場する友坂鈴夏と佐倉裕美がいる)。
- 過去パートでは双子の姉妹として登場。顔はそっくりだが性格は正反対で、姉のむつきは大人しく妹は活発。妹は本編では名前がなく、ビジュアルファンブックでさつきの名が与えられた。
- 「進藤メイン編」においては主人公の幼馴染で下級生。主人公への想いを胸に秘めた健気な少女で、通称「おとな進藤」。初恋の相手と再びめぐり合えて大喜びの主人公だが進藤には秘密が…。
- それ以外のストーリーでは、雪希のクラスメイト。メイン編とはうって変わりにぎやかでアクティブなキャラとして描かれており、通称「やかま進藤」。主人公の攻撃(チョップ)で、ほぼ毎日涅槃行き(ぷる…ぷる…ガクリ)。サブキャラ時の活躍・インパクトは主役・ヒロインを喰う。ハイテンションなマシンガントークは「夏はマシンガン」「冬もマシンガン」という歌にまでなった。なお、おかえしCD3でやかま進藤の攻略ができるようになった。
- コンシューマー版の「新ぽんルート」では「やかま」と「おとな」の中間ぐらいのごく普通の女の子として登場している。
- やかま進藤は、ねこねこソフトの宣伝担当と言ってもいいほどあちこちに顔を出している。他作品のおまけや、おかえしCD等への出演数もトップ級。ファンサイトはおろか、オフィシャルでさえ単に「進藤」というとやかま進藤を指すように。
- ねこねこソフトの人気投票ではおとな進藤、やかま進藤まとめて「進藤さん」として集計。みずいろ発売直後の第二回投票ではみずいろヒロイン最下位の5位に終わったが、第三回投票では上記のやかま進藤大活躍により一位の座を勝ち取った。
- 青いショートヘアー。おとな進藤は、赤いリボンでカチューシャ風にまとめている。やかま進藤は、特にまとめてはいない。瞳は赤。
- 8月14日生まれ。血液型はAB型。身長159cm。スリーサイズはB84/W57/H83。
- 石川 冬佳(いしかわ ふゆか) 声:(登場なし)/根谷美智子
派生キャラクター[編集]
ねこねこソフトの代表作ともいえる本作品に登場したキャラクターは、後のねこねこソフト作品中においてアレンジされて登場している。
- まじかる☆ひよりん
- 早坂日和が魔法少女に変身(自称)した姿。「困った、困った」と言っていると、どこからともなく「お困りですか~?」と言いつつ出現する。
- 本人は魔法少女として困った人を助けるつもりなのだが、あまり魔法が使えないばかりか、かえって相手を困らせる結果になる。
- 魔法の呪文は「ぴんぷるぱんぷる ろりぽっぷん まじかる まじかる るんらら~ そ~れ、にゃう~ん」である。
- なお類似のキャラクターとして、まじかる☆雪希ちゃん(片瀬雪希)・まじかる☆シンドリッタ(やかま進藤)もいる。雪希ちゃんは魔法の力を使うが、シンドリッタは体を張って問題を解決しようとする。
- さらに麻雀では、ラムネの近衛七海に魔法少女の素質があることが判明、まじかる☆ナナミーの姿が見られる。
- メカ進藤
- やかま進藤を模した、手乗りサイズのメカ。マッサージ機能つき。
- ソフトバンク地下300mの秘密工場で作られているという。
- ひよりん部長
- 「まじかる☆ひよりん」をデフォルメしたぬいぐるみ。販売促進やコミケなどのイベントに登場し、汚れるとエステに行く(クリーニングに出される)。コットンソフトと『せいやん・YURIAの 美少女ゲームは嫌い♥』のイベントにも登場している。UFOキャッチャー人形サイズの「ひよりん秘書」もいる。
- 偽部長と呼ばれる、ひよりん部長そっくりだが目つきが悪いぬいぐるみも後になって登場した。ひよりん部長と同じく販売促進やコミケなどのイベントに登場したが、ねこねこソフトとしての最後のコミケであるコミックマーケット70でお嫁に行った(一般参加の女性にプレゼントされた)ため、コットンソフト等のイベントには登場していない。
主題歌[編集]
- 主題歌「みずいろ」
- 挿入歌「ごめんね・・」
- 歌:佐藤裕美
スタッフ[編集]
PC版に準拠
- 原画:秋乃武彦、ねこにゃん、綾瀬悠、葵渚
- シナリオ:片岡とも、米村順一
- 音楽:CATS、リメイン、SoundUnion
- プログラム:高橋直樹 (NScripter使用)
- ディレクター:片岡とも
- プロデューサー:せいやん
OVA[編集]
2002年にピンクパイナップルから発売された18禁版(全2巻)と、2003年にムービックから発売された全年齢版(全2巻)の2種類がある。
18禁版は作品としてのクオリティが思わしくなかったこともあり、ファンの間では「みずいる」という蔑称で呼ばれる程であった。一方で全年齢版は原作の再構成が評価されている。
スタッフ[編集]
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ドラマCD[編集]
- ABSORD MUSIC JAPAN版
PC版の声優陣に加え、片瀬健二役として高橋あきおが起用された。末尾には、声優陣のフリートークつき。
- みずいろ ドラマCD(ABCA-76, 2001年6月27日発売)
- 人格交換もの。日和と進藤、雪希と清香が入れ替わってしまう。
- 日和ボイスでのマシンガントーク、進藤ボイスでのぽんこつ、雪希ボイスでのケンカ口調、清香ボイスでの「お兄ちゃん」等々は、ファンなら必聴である。
- 清香の母親役として橘律花が参加している。
- みずいろ ドラマCD Vol.2(ABCA-85, 2001年11月29日発売)
- ミステリー仕立て。麻美の別荘に招かれ、雷雨の中、古びた別荘に泊まる一同。しかし、到着早々に進藤が、そして麻美が…と殺されていく。さてその意味するものは?
- 恐怖を味わうのは日和だが、それ以上に扱いがひどいのが、実は最初に死体になる進藤。
- 日和役の籐野らんは、フリートークでもいぢめられている。
- ムービック版
こちらはシリアスなストーリーとなっている。雪希、日和メインがそれぞれ1巻ずつ、また雪希・日和・進藤・清香・麻美の、雨にまつわるショートエピソード集が1巻。 各巻とも初回限定版と通常版があり、初回限定版にはボーナストラックとして声優のコメントが収録されている。
- ドラマCD みずいろ 片瀬雪希編(MACP-1011, 2002年12月21日発売)
- ドラマCD みずいろ 早坂日和編(MACP-1012, 2003年1月24日発売)
- ドラマCD みずいろ ショートエピソード・あめのちはれ(MACP-1013, 2003年4月26日発売)
- ねこねこソフト版
コミックマーケット出展時に販売された限定品。
- まじかる☆雪希ちゃん(2002年8月、コミックマーケット62)
- ねこクリスマス(2002年12月、コミックマーケット63)
- まじかる☆シンドリッタ(2003年12月、コミックマーケット65)