「片岡とも」の版間の差分
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2007年6月8日 (金) 23:36時点における最新版
片岡とも(かたおかとも、1967年10月23日 - )は『ねこねこソフト』の元シナリオライター。ねこねこソフトが解散してからも、ホームページの跡地で管理人となって更新を続けている。同人サークル『ステージなな』のメンバーでもある。同人時代は絵を描く側だったが、ねこねこソフト創設のときにシナリオライターだけが居ない状態だったので、知識が豊富だという理由でシナリオライターになる。兄に片岡せいやんが居る。
日常の何気ないシーンでも、別の角度からのアプローチなどで「無」から「有」を描くのが上手く、また音楽や演出との相乗効果で「独特の雰囲気」「独特の世界観」を作り上げるのが得意。また独特のフレーズも特徴。
『ねこねこソフト』の元メンバーが創設したコットンソフトには加わらず、現在は同人活動を主としている。今後については、渡米しハリウッドに挑戦する。これはもっと多くの層に訴える事の出来るジャンルに行きたいというのと、映画好きという影響が大きいだろう。
思想[編集]
日本では「18禁=エロ」の図式が目立つが、片岡は出来ればエロでも過激な暴力描写もない、しかし18歳以上でなければ共感し得ないという18禁ゲームの作成を目指している。また、『120円の冬』のように「どうしても無理なエロは入れるべきでない」という考えを持ってもいる。
また、ゲームソフトの売り上げ以外では利益を上げないという考えを持っており、アンケートを送ったユーザーに対して商品として販売しても充分な内容の『おかえしディスク』を無料で送付したり、コミックマーケットでの頒布物も極端に値段を抑えたものになっている。そのため度々会社の経営が危うくなる。
2006年1月20日、『Scarlett ~スカーレット~』をもってねこねこソフトでの活動を終了すると宣言した。ねこねこソフトがスタッフ20名を越え、月700万円、雑費込みで年間1億円の維持費が掛かるという大規模なものになり、ねこの考え方や姿勢ではこのまま生き続けていく事が無理だと判断しての決断である。但し、母体である有限会社ソルジャーブルーを清算するとまでは言っていない。
主な著作[編集]
- White ~セツナサのカケラ~
- 銀色(1章、完全版OP「ぎんいろ」作詞)
- みずいろ(早坂日和、ν早坂日和(DC版、PS2版のみ)、OP「みずいろ」・挿入歌「ごめんね…」作詞)
- 朱 -Aka-(1章、4章、OP「砂銀」・挿入歌「朱」「砂の城-The Castle of Sand-」・イメージソング「Desert-Duo」作詞)
- ラムネ(近衛七海、佐倉裕美(PS2版のみ)、OP「なんてね76's」・ED「ラムネ」作詞)
- 120円の春(冬、夏、秋、春)
- サナララ(椎名希未)
- narcissu(セツミ)
- Scarlett ~スカーレット~(プロローグ、1章、2章、4章)
- narcissu #side 02nd サイドセカンド
- C62 ねこドラマCD オマケシナリオ
- C65 ねこドラマCD 120円の夏
- C66 ねこドラマCD 120円販促用、佐倉ショートシナリオ
- C67 ねこドラマCD 120円の冬お正月編、億万長者
- C68 ねこドラマCD 120円の夏・番外編
- C69 ねこドラマCD ラムネ 巫女アルバイト編
余談[編集]
- 幼馴染キャラに思い入れがあり、「幼なじみ評論家国内ベスト100」を自称している。
- 麻雀が好きで強いらしく、それがきっかけで『麻雀』が作られたとMMR日記(ねこねこソフトHPのスタッフ日記)で語られている。だが最近はパチスロにハマっているという話。
- 『銀色』の1章と『narcissu』は、対のような存在だと語っている。その為、プレイヤーが比較してどう感じるのかを気にしている。
- 『ラムネ』の七海シナリオは、贅肉を一切削ぎ必要なシーンだけで構成していると語っている。その為アニメ化の際に、複数のシナリオが混ざったアニメでは完璧にトレースするのは不可能だという懐疑的な意見と、ゲームでは限界があるアニメならではの「動き」や「間」への期待をもっていたが、原作を忠実に再現していると脱帽していた。
外部リンク[編集]