「ハイレグ」の版間の差分
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2019年12月7日 (土) 11:27時点における最新版
ハイレグとは、ハイレグカット(High leg cut)の略称で、主に女性用の下着や水着のデザインの一種である。
概要[編集]
ハイレグの脚刳り(あしぐり)の位置は、各衣服の通常持っているラインよりも深く、ウエストラインとヒップラインの中間点あたりまで切り込まれて鋭角ラインをなしている。ちなみに、脚刳りの位置がウエストラインの上まで切り込まれているものをスーパーハイレグという。
ハイレグの特徴としては以下のような点が挙げられる。
- セクシーで人目を引く
- 脚が長く見える
- 動きやすい
- 涼しい
歴史[編集]
1976年のモントリオールオリンピックでナディア・コマネチがハイレグ型のレオタードを身に着けていた。ビートたけしが「コマネチ!」と叫び脚の付け根をV字型になぞる一発ギャグはそのレオタードの形状を現したものである。しかし、この頃はまだ「ハイレグ」という言葉はなかった。
1978年、イスラエルのユダヤ人デザイナー、ギデオン・オバソンが、「ハイレグカット」の斬新なデザインの水着を発表。これが世界的に大ヒットしたのである(イスラエル最南端の町エイラートは「ハイレグ発祥の地」と呼ばれている)。
日本でも1980年代中頃から、女性のワンピース型水着やレースクイーンのコスチュームにおいてもハイレグが流行するようになり、バブル景気時代(1980年代後半~1990年代初頭)はハイレグ水着やハイレグ・レオタードの全盛時代となった。レースクイーンはスーパーハイレグ・レオタードを着用した(岡本夏生が元祖ハイレグの女王と呼ばれた)。
その後、1990年代からはビキニやタンキニなどセパレート型水着の復活、ローライズなどの流行により、脚刳りのラインカットは多様化してきている。
バニーガールにおいてもハイレグのレオタードをまとうが、一般的な水着・レオタードとは異なり、肩に当たる部分がないか、あるいはあっても透明のブラストラップを付ける。またハイレグ部分には網タイツを着用する。
関連項目[編集]
- ローレグ - ハイレグの対義語で、股間部分の布が鈍角なもの。サブカルチャーの世界ではローライズと混同され独自の形態の衣服を表す言葉となった(当該項目内にて詳述)。
- ローライズ - ハイレグとは逆に、股上(ウエスト側)の布を減らしたデザイン。