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2020年1月17日 (金) 21:22時点における最新版

黒澤ダイヤ(くろさわダイヤ)は、『ラブライブ!サンシャイン!!』の登場人物。担当声優は小宮有紗

概要[編集]

同作の中心となるスクールアイドルグループ『Aqours』のメンバーである。同じく『Aqours』のメンバーである黒澤ルビィは妹である。

  • 身長:162cm
  • スリーサイズ:80/57/80
  • 誕生日:1月1日
「……やっぱりダメですわ!スッキリしませんわ!」

基本設定[編集]

物語の舞台、浦の星女学院3年生であり、同校の生徒会長。

趣味は映画鑑賞と読書、特技は和琴・唄・着付け。

好きな食べ物は抹茶味のお菓子とプリン(甘党?)、嫌いな食べ物はハンバーグとグラタン。

そのキラキラした名前と裏腹に 名家の跡取り候補である和風お嬢様で、一人称は私(わたくし)など丁寧なお嬢様口調。

様々な習い事を掛け持ちしており、ルビィをして「何でもできる」と言わしめるハイスペックの持ち主。

プライドが高く、中途半端は許さない厳格な完璧主義者。

それだけに、メディアによっては(よらなくても?)その真面目さが妙な方向に暴走してしまう場面も。

容貌[編集]

両サイドには白い髪留めをしている。

黒髪を長く伸ばした、いかにもな大和撫子。

切れ長の瞳の色はルビィとおなじグリーン。

口元のホクロがそこはかとなく色っぽい。

全体的に可愛らしいが、つり目でどこかツンとした印象を受けるだろうか。

アニメ化以前[編集]

G's magazineや公式サイト等で明かされている発言によれば、当初はスクールアイドル活動を『軽薄』やら『破廉恥な活動』と呼ぶなどあまりよく思っていなかった、というより自分がやるようなものだとは考えていなかった様子。(スペシャル朗読動画では「スクールアイドル活動をしたいのならご自由にどうぞ。ただし私は絶対に参加しません」(大意)と語っている)

しかし『Aqours』の発起人である高海千歌との勝負に負けたことから、『Aqours』に参加した。

実際に初めてみれば、結構ノリノリなご様子。

自己紹介がぶっちゃけ自慢にしか聞こえなかったり、アイドル衣装を自慢気に披露するなど、ちょっとナルシスト気味。

お琴の腕前はうっとりとして眠くなりそうなくらいとのこと それって退屈ってことじゃぁ……

一方で、参加するからには優勝を目指すストイックな一面も垣間見られる。

アイドル好きを公言している妹ルビィには厳しい面もあるものの仲は悪く無い様子だが、高校生にもなる妹を『幼い』と呼ぶ辺り、結構過保護。

ちなみに、黒澤姉妹の「ぶっとんだ名前」は父の趣味(命名)とのこと。

――とまぁ、この辺りまでは若干ナルシー入っているものの、ギリギリ格好良いキャラクターだったといえるだろう。ランニングでヘロヘロになった(フリ?)りとちょっと格好悪い姿を見せることになるのはまた別の話

2ndシングルが出る、その時までは。

初めてストーリーのある音声媒体となった2ndシングルのドラマパート。
そこでのダイヤは、異様なまでに神経質な気難しいという表現では生ぬるすぎるキャラクターとなっていた。
地元に3つも水族館があり、その内の2箇所にイルカがいること、「三津」を「みと」と読むことをおかしいと主張し、終始イライラしているのである。
しかも行動を共にしていたのは3年生。落ち着いたお姉さんキャラクターの果南はともかく、天衣無縫のマイペースで状況を引っ掻き回し、縦横無尽の言動で周囲を混乱させるシャイニー☆マリーには手を焼かされっぱなし振り回されっぱなしであった。
「うっとおしい」「無駄にプライドが高い」などと評され、ペンギンと間違えられ、正論を述べても屁理屈で煽られ、もう扱いは散々。

続けてリリースされたAZALEAのドラマパートでも、今度は独特の空気感を持つ花丸に翻弄されることとなるのだが、今作の騒動の原因はダイヤの神経質すぎる説教にあるので因果応報とも言える。
ちなみに、2ndシングルに続きこの時も果南がツッコミ役であった。ダイヤと一緒にいる果南の胃が心配である。

アニメ版[編集]

バン!

あ痛った~

「私が生徒会長でいる限り、スクールアイドル部は認めないからです!」


先述の朗読動画とは異なり、スクールアイドル部の設立そのものを認めないと言う立場で登場。
千歌にとって最初に超えるべき チュートリアルボスめいた 壁と言える。
多くの場合、放送設備を完備した生徒会室に陣取っている。


ハイスペックぶりは健在であり、お琴の 弦を切ったり(半ば千歌のせいだが) 稽古をしていたり、 プリントを片手に 見事な舞を披露したりといった姿を見せている。
特筆すべき点として、 『スクールアイドルを嫌っている素振りを見せているが、実際はスクールアイドル(特にμ's)の大ファンである』 という設定が生えたことが上げられる。
そうした態度の原因には、幼友達でもある小原鞠莉松浦果南と共に1年生の頃にスクールアイドルをしていた頃の経験が関係しているらしいが……。
また、スクールアイドル部設立を頭ごなしに認めないのではなく、『申請のための人数が足りないこと』、『曲作りの目処が立たないこと』と言う現実的な問題を挙げ、それは結果として千歌達に曲作りのできるメンバー探しという指針を与えることとなった。 (*2)
後にルビィが『Aqours』に加入することになったこともあり、その後もしばしば オカンめいて 忠告を与える場面がある。
表面上は厳しく、見えないところでは手助けをする昭和のおとん的な存在。
かくして、シリアスからコミカルまで幅広くこなし、なおかつ『Aqours』の活動に批判的でありながらも、時に先輩として、時に ガチライバー スクールアイドルを愛する者の代表として『Aqours』に苦言・助言を与えるというなんとも美味しいキャラクターが爆誕したのであった。

  1. アニメ版での性格
端的にいうなら 一見カタブツに見えて、μ's大好きなポンコツお姉ちゃん(超シスコン)
お嬢様口調は変わらないものの、「~ですわ」、「~ですの」と言う語尾が特に印象的。「ブッブッブーッ!」にもつける。
一見(1秒くらい)真面目で厳しい態度が目立つが、第1話から手を机に叩きつけて痛がったり、 生徒会室に『片付けてね☆ボックス』を設置して(許可して?)いたりとポンコツかわいい面がどんどん顕になっていく。
ポンコツ要素以外は本当に真面目で公明正大。
また、先述の通り千歌たちに様々な忠告をしたり、ルビィに気を回したりと、根本的に面倒見が良い。まさに理想的な生徒会長。
後に同級の親友たちに対しても情が深いことが描写された。
決して器用では無いが、思いやりが有りよく気を回すタイプと言えるだろう。
兎にも角にも一番の特徴は、スクールアイドルの熱狂的なファンであること。
ラブライブ!のルールをサラッと引用してみせたり、一般人には分からない……もとい『一般教養レベル』のμ'sカルトクイズを出せるほどであり、スクールアイドルへの愛は未だ本物にして真摯、全力にして全開であることが伺える。
ちなみに、押しメンはエリーチカ
生来のポンコツぶりから、突いてもいないのにどんどんとボロを出していくさまはコントめいて視聴者に親しまれていった。
一方で、そこまでスクールアイドルを愛しているにもかかわらず、自身はその活動からは頑なに距離をおいているその態度は、スクールアイドル好きを公言している妹との間にわだかまりのようなものを生んでいた。
そして、廃校阻止にあたっても、あくまでもAqoursや鞠莉とは別の方法を選んでいる。
紆余曲折の末にユニットに加入してからは、鞠莉曰く「今まで溜め込んでいた想いがシャイニー」した(加えておそらくは生徒会長属性やらポンコツ属性やら何やらが化学変化を起こした)結果、特訓などを好んだりするなど やや仕切り屋気味のスクールアイドル熱血馬鹿一代 としての一面が顕になった。
推しメンのエリーチカよりも、かなり熱血だったり努力の方向性がずれてたりとどっかの顔芸芸人海未に性格は似てる気がするがきっと気のせい。
とはいえ、そうしたダイヤの性格を良く知る仲間も多い上、仕切り屋と言ってもリーダーのお株を奪いに行くほどではないため、悪い方向には向かっていない。せいぜいダイヤさんが空回りして自爆する程度。
あと、幼いころ東京で迷子になった経験から、東京が苦手。 そんなんでよく東京のイベントに行けたな……

他のキャラクターとの関係(アニメ版)[編集]

黒澤ルビィ
ダイヤさん最愛の妹。
妹の悲鳴を聞くとどこからともなく即参上したり、激おこでも落ち込んだ妹に謝られると即折れるくらいには溺愛してる。
デレを見せている度合いを単純比較するならば、全メディア展開で1,2を争うほどではないだろうか。
以前はμ'sの押しメン談義に花を咲かせたり、手作りの衣装でμ'sごっこに興じたりと仲睦まじい姉妹であった。
しかし、ダイヤがスクールアイドルから距離を置いたことで、姉妹の間にはわだかまり(?)が……。
それでも不仲になったというわけではなく、むしろ彼女のために色々と気を回している。
一方のルビィも気遣いのできる良い子であるため、互いに思いやるが故によそよそしい関係になってしまっていた。
(花丸の助け舟もあり)ルビィからスクールアイドル活動をしたいと言う想いを聞かされた時はそれを了承。(本人曰く「節度を持って活動すること」を前提条件として)
Aqoursの一員として活動することを決意をしたルビィの自主性を尊重している。
紆余曲折の末、スクールアイドルへの想いを封印する理由が無くなったダイヤに、もう一度スクールアイドルをしたいダイヤの背中を最後に押したのはルビィであった。
ユニット加入に伴い壁が無くなったため、μ's大好き姉妹に戻っている。あと、シスコンも全開になっている。どうみても明らかに過保護である。
高海千歌
スクールアイドル部を立ち上げようとする後輩。
彼女と話しているとダイヤさんの中のラブライバー魂が蘇るのか、 ガチオタぶり μ's好きが顕になっていく。
当初は軽い気持ちでμ'sの真似をしようとしているミーハー程度にしか思っていなかったが、なんだかんだと言って面倒を見ている。
そして、第3話のAqoursファーストライブの停電時ではバッテリーを引っ張りだして彼女らを助けている。 それ以前にも非常に大切なポイントで協力していたのだが……
同話で彼女たちの「輝きたい!」という純粋な想いを聞いたためか、少しずつ態度が軟化。 要は、今までツンデレしていたのがデレ始めた
ルビィのスクールアイドル部加入を認めたり、千歌からのスカウトには穏やかに断るなど、一定の理解を示している様子。
そして、紆余曲折の末もう一度ユニットに誘われ、ルビィの後押しもあり、ようやくこれを了承した。
千歌の目指すスクールアイドルの在り方への邪魔にならないようにだが、こっそりと問題解決の為にダイヤの望む方向へとも誘導されていた…ダイヤ様は本当に頭の良いお方。
小原鞠莉
ダイヤの幼友達であり、学院の現生徒兼理事長。 ダイヤさんが本当に大好きな幼友達
鞠莉のペースに振り回されることもしばしば。
鞠莉はAqoursに協力という名の試練を与えたり、学院廃校のためにスクールアイドルの力を借りようとしていたりと、ダイヤと意見を異にしている。
2人のシーンはダイヤが鞠莉に怒っていることが多いが、裏を返せば遠慮無く怒りをぶつけても良いと思えるほどに近しい間柄にあると言えよう。
また、鞠莉にとってもダイヤは、果南と並んで、似非外国人口調の抜けたモードを見せる数少ない相手。
長年の付き合いからかダイヤを乗せるのが上手い。
松浦果南
ダイヤの幼友達。 ダイヤさんが本当に大好きな幼友達
果南 の登場時間の短さ が休学中のため現在あまり絡みは多くなかったが、鞠莉から「(ダイヤは)本当に好きなのね、果南のことが」と評されている。
海開きの折にはダイヤ、鞠莉と一緒にいるため、現在でも不仲であったり疎遠になっていたりしているわけでは無いようだ。
ちなみに、果南は千歌と渡辺曜の幼馴染でもあるため、知り合う前から彼女らは『友達の友達』の関係にあったといえる。 狭いな世間!
昔は周りを引っ張るリーダー気質だったようだが今は一歩引いた位置から見守るポジションらしい。
今のダイヤ様と立ち位置被るから仕方ないね。
国木田花丸
妹の親友。
妹を思う者 同志 同士なのだが、残念ながら絡みはそこまで多くなかった。
4話では 「(スクールアイドルをやりたい)ルビィちゃんの気持ちを聞いてあげて下さい」 と直談判されるが……
「そんなの、分かってる……」
そう、言われるまでもなくダイヤはルビィの想いを良く分かっていた。
ダイヤの シスコン 妹への想いは花丸の想定以上だったのだ。
これに関してはお節介・先走りが過ぎたのでは?と言った厳しい意見も無いではない。
尤も、神(&視聴者)ならぬ花丸に2人の関係性を完全に理解するのは困難であろうが。
それに、互いに踏み込めない関係になってしまっていたルビィとダイヤの背中を押すために、アシストとしてはベストではないにせよそこまで悪いものではなかったであろう。
津島善子
妹同様に、堕天使奥義:堕天龍鳳凰縛(中の人のツイート談)の餌食にされた。


  1. 作中での活躍
三年生の春、 妹の悲鳴を聞いてすっ飛んできた所にいたスクールアイドル部設立活動をしていた2年生を見咎めたことからダイヤの物語は動き出す。
彼女の名は高海千歌。
部活動立ち上げの申請の許可が降りていないのにもかかわらず部員の勧誘をしていたどころか、出してきた申請書も不備だらけ。
そんな彼女に、スクールアイドル部の設立は認めないと宣言するダイヤ。
ダイヤの厳しい言葉にめげることなく再度申請書(ビショ濡れ)を持ってきた千歌にラブライブのルールをサラッと引用したことで、スクールアイドルファンの片鱗を見せた。
そして2話。千歌がμ's(ミューズ)のことを ユーズ(u'sか?)と間違えていたことに激おこ。
μ'sカルトクイズ3連発を彼女にぶつけ、答えられなかった彼女に「どうせμ'sのことを最近知った」だけだろうと煽りを入れた。
……のだが、カルトクイズの明らかなハイレベルぶりに千歌とにμ'sファンであることが当然ながらバレる。しかもこのやりとりは事故 (*4) により途中から全校に放送されてしまう。 コレなんて公開処刑?
この一連のやり取りでアニメ版ダイヤさんの立ち位置が確立したと言っても過言ではない。(異論は認める)
こうして千歌たちがスクールアイドル活動を宣言する中、ダイヤ自身も『幼友達である果南と鞠莉の事・ルビィの変わらないスクールアイドルへの情熱・廃校の危機』とさまざまな悩みや課題が山積だったが、 千歌のスクールアイドル活動を機に一計を案じ行動に移し始めていた。
千歌たちと対立し反骨精神を煽りながら情熱を燃えさせつつも、活動を始めるに物理的にも精神的にも足りないものを提示しスクールアイドルとして活動の指針を示していく。
一方で鞠莉は浦の星でスクールアイドル活動が始まったと知るや早々に編入しついでに理事長となって戻ってきた。(ただし時系列的にはスクールアイドル活動以前に既に戻ってきてはいたが)
3話で千歌たちに協力を申し出る鞠莉だったが、その内容は、スクールアイドル部の設立のためにはデビューライブで講堂を満員にしなければならないと言う厳しい試練でもあった。
いずれにせよ、これくらいできないようではスクールアイドルとして今後もやっていけない。
無理ゲーとも思える条件に臆すること無く試行錯誤する千歌たちをダイヤは優しく見守り静観する。
ユニット名に悩む彼女たちに陰ながら協力したり、ライブ当日、停電によるトラブルにバッテリーを引っ張り出して密かに助力する。
そんなことなどおくびにも出さず、成功を噛みしめる千歌たちに、今回の成功は千歌達の力ではなくこれまでのスクールアイドルの努力と ダイヤさんを始めとする 町の人達の善意によるものと釘を刺す。
それに対する千歌たちの答えに心打たれる物があったのか、スクールアイドル部=Aqoursの設立を却下することはなかった。
4話では妹ルビィの親友花丸から、ルビィがスクールアイドルをしたいという想いを聞いて欲しいと直談判を受け、直後(策士ずら丸の計画通りに)鉢合わせたルビィの想いを聞いてそれを了承。
コレに関して、鞠莉から「良かったね、望みが叶って」と言われているが「なんのことですの?」とツンデレしている。
7話では、鞠莉が千歌達が東京のイベントに行くことを許可したことに怒るが、逆にダイヤが千歌達を止めなかったことを指摘される。さらに、ダイヤも自分と同じく、千歌が自分たちに超えられなかった壁を超えることを期待しているのではと見透かしたようなことを言われる。
結局ダイヤもルビィに「気を強く持ちなさい」と言って東京行きを許可した。
8話では恐れていたとおりイベントでけちょんけちょんにされてきたルビィを 慈母のように 慰め、Aqoursに語る。
スクールアイドル部設立を認めなかったのは今回のような結果を恐れたからであること、そして自分たちの過去(の一部)(後述)を。
結果として、鞠莉たちの期待通り千花たちは再スタートを切ることに成功した。
そして9話。
ヘリによる派手な帰国に劣らず鞠莉が派手派手に事態を引っ掻き回した様子は果南の目に留まり、やはり復学する。(父親の怪我が治ったからでもあるだろうが)
ダイヤの目論見通り果南と鞠莉が戻ってきたところで、果南と幼馴染である千歌の手伝いもあり (*5) 、こじれていた果南と鞠莉の仲の修復の場と同時にこじれる元となり悔いともなっていたスクールアイドルとしての場を用意して和解させた。
裏方仕事もこれにて終幕と身を引こうとしていたところをルビィ達に乞われダイヤも遂にAqoursへ参加した。
以降は柄にもない裏方仕事から開放されて伸び伸びとスクールアイドル活動へと爆進している。
かしこさが影も形も無くなってしまったのはご愛嬌 かわいさは倍増になってる気がするが 。ダイヤさんが楽しそうで何よりです。

スクフェスにて[編集]

何? これ以上さわるというのなら、お覚悟ですわ
ふふ。私のことを見つめて……そんなに美しい顔をしていましたか?
ああっ………!く、くすぐるなんて卑怯ですわ!
宿題の手伝いなんてイヤ。それくらい自分でやりなさい