「西洋音楽年表」の版間の差分
(http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=西洋音楽年表&oldid=7863779 2006年9月24日 (日) 04:09版から転記) |
(→21世紀) |
||
(他の1人の利用者による、間の1版が非表示) | |||
88行目: | 88行目: | ||
{{Classic-stub}} | {{Classic-stub}} | ||
+ | {{jawp}} | ||
[[category:地域別の音楽|せいようおんかくねんひよう]] | [[category:地域別の音楽|せいようおんかくねんひよう]] |
2010年8月20日 (金) 02:59時点における最新版
西洋音楽年表(せいようおんがくねんぴょう)では、西洋の音楽に起源を持ち、現在では世界のいたるところで大きな勢力を振るっている西洋音楽に関する主な出来事の年表を提示する。なお、各時代ごとで区分した解説については、音楽史を参照のこと。
目次
紀元前6世紀[編集]
6世紀以前[編集]
古代西洋音楽を参照のこと。
7世紀[編集]
8世紀[編集]
9世紀[編集]
10世紀[編集]
11世紀[編集]
12世紀[編集]
- 多声音楽の発達。
- 世界初の女流作曲家といわれる、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンが活躍。
13世紀[編集]
- アルス・アンティクア(フランスの多声音楽)
14世紀[編集]
15世紀[編集]
15世紀は、西洋音楽におけるルネサンス期の幕開けである。ブルゴーニュ、フランドル地方が音楽の中心地として栄えた。この時代の代表的作曲家として、デュファイ(ブルゴーニュ楽派)、オケゲム、ジョスカン・デ・プレ(フランドル楽派)、タリスらがいる。
16世紀[編集]
- ルネサンス音楽後期を代表する作曲家として、パレストリーナ、ダウランドらが活躍する。
- 西洋音楽におけるバロック期の幕開けである。この時代以降長きにわたって、イタリア、ドイツ・オーストリアが西洋音楽の中心地として栄えることとなる。
17世紀[編集]
18世紀[編集]
18世紀は、バロック音楽が終わり、古典派音楽が栄えた時代。バロック音楽の最後の大作曲家として、「音楽の父」J.S.バッハが現れ多くの作品を遺す一方で、古典派の作曲家、ハイドン、モーツァルトらが活躍した時代である。この時代にドイツ古典音楽の形式が完成される。
- 1722年 - J.S.バッハが平均律クラヴィーア曲集第1巻を作曲。20年後に第2巻を完成。
- 1723年 - ヴィヴァルディが『四季』を作曲。
- 1788年 - モーツァルトが3大交響曲を作曲(39番、40番、41番)
- 1798年 - ハイドンの『天地創造』初演。
- 1799年 - ベートーヴェンがピアノソナタ第8番「悲愴」を作曲。後の時代のピアノ音楽の原点ともいえる。
19世紀[編集]
19世紀は、史上最大の作曲家と言われるベートーヴェンが活躍した時代である。ロマン派音楽全盛の時代であり、リスト、ワーグナーらが活躍した。彼らの手によって楽曲の標題音楽化が進む一方で、それとは対照的に、古典派の技法とロマン主義の精神を融合させようと試みたシューマン、ブラームスといった作曲家も現れた。また、伝統的な西洋音楽の枠を飛び出し、自国の民謡に題材を求めた国民楽派と呼ばれる作曲家たちが現れるなど、多くの個性的な作曲家が活躍した。19世紀は西洋音楽における激動の時代のひとつである。
前半[編集]
- 1805年 - ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」初演。この曲以降、クラシック音楽における「交響曲」というジャンルの重要度が大きく増した。またこの年、彼の傑作のひとつ、ピアノソナタ第23番(熱情)も完成させている。
- 1808年 - ベートーヴェンの交響曲第5番(運命)、交響曲第6番「田園」初演。第5番では古典派の形式を極限まで追求し、絶対音楽のひとつの頂点を作った。一方、第6番では標題音楽的な要素も取り入れ、ロマン派の潮流を予感させる音楽を示した。
- 1821年 - ウェーバーのオペラ『魔弾の射手』初演。ドイツロマン派オペラの原点。
- 1822年 - シューベルトが交響曲『未完成』を作曲。
- 1824年 - ベートーヴェンの交響曲第9番初演。
- 1830年 - ベルリオーズの幻想交響曲初演。標題音楽の代表的作品であり、この曲の内容や大規模な管弦楽法は、後の作曲家に大きな影響を与えた。
- 1848年 - ベルリオーズの標題音楽をさらに発展させ、リストが『レ・プレリュード』などの交響詩を作曲。
後半[編集]
- 1865年 - ワーグナーの楽劇『トリスタンとイゾルデ』初演。この作品においては、調性の原理の拡大の象徴ともいわれるトリスタン和音が使用された。
- 1874年 - ムソルグスキーが『展覧会の絵』を作曲。はじめは全く注目されなかったが、後に印象派の作曲家などにその価値が見出され、大きな影響を与えることとなった。
- 1876年 - ブラームスの交響曲第1番初演。
- 1895年- マーラーの交響曲第2番「復活」初演。
- ピアノの量産化により平均律が普及し調性の崩壊が始まり、による無調音楽の誕生。
- アメリカでは、アフリカからつれてこられた黒人たちの音楽と、ヨーロッパからやってきた西洋音楽が互いに影響を及ぼし始める。
20世紀[編集]
前半[編集]
20世紀前半の芸術音楽は通常近代音楽と呼ばれ、ラヴェル、ストラヴィンスキー、バルトークらが活躍した。このころの芸術音楽界ではドイツの影響が弱まり、フランス・ロシアの作曲家が台頭した。
- 1907年 - マーラーの交響曲第8番(千人の交響曲)初演。巨大化の一途をたどっていたオーケストラの極限の形のひとつともいえるであろう。
- 1910年代 - シェーンベルクが十二音技法を創始。またこの頃、アメリカでラグタイムが大流行する。
- 1911年 - ストラヴィンスキーのバレエ『春の祭典』初演。不協和音が大胆に使われ、大スキャンダルを巻き起こした。
- 1915年 - アイヴズがピアノソナタ第2番を作曲。当時の前衛音楽の傑作のひとつ。
- 1918年 - ホルストの『惑星』初演。
- 1920年代 - アメリカでジャズが流行。これ以後世界的な流れとなってゆき、アメリカが西洋音楽の中心地となってゆく。また、世界初の電子楽器、テルミンが発明された。
- 1928年 - ラヴェルの『ボレロ』初演。
- 1941年 - ショスタコーヴィチの交響曲第7番初演。当時世界的な大流行を巻き起こした。
- 1944年 - バルトークの管弦楽のための協奏曲初演。20世紀の管弦楽作品の最高傑作のひとつといわれる。
- コードネーム表記の成立
後半[編集]
20世紀後半以降の芸術音楽は通常現代音楽と呼ばれ、ケージ、シュトックハウゼン、ペンデレツキらが活躍。
- 1952年 - ケージの『4分33秒』初演。「音楽」の意味を問う作品となった。
- 1960年代 - ロックバンド、ビートルズの世界的流行。ミニマル・ミュージックが盛んになる。
- 1963年 - 坂本九の『上を向いて歩こう』がアメリカで大ヒット。
- 1965年 - ビートルズの代表曲『イエスタデイ』が大ヒット。
- 1970年代 - 日本では、歌謡曲の一大ジャンルとして演歌が確立される。この時点で既に日本民謡から西洋音楽側に大きく傾いた楽曲構成になっている。また、テクノミュージックが盛んになり始める。
- 1975年 - 日本では、『およげ!たいやきくん』が売上450万枚の大ヒット。
- 1979年 - ウォークマンの発明。音楽のありかたが変わり始める。
- 1990年代 - コンパクトディスクの爆発的普及により、音楽のありかたが大きく変わりはじめる。また、ケルト音楽などの民族音楽の要素を取り入れた音楽が流行し、『リヴァーダンス』が世界的にヒットした。
- 1990年頃 - 日本では、歌謡曲の一大ジャンルとしてJ-POPが確立される。
- 1999年 - 日本では、『だんご三兄弟』が売上291.8万枚の大ヒット。
- 2000年 - 日本では、サザンオールスターズの『TSUNAMI』が売上291.2万枚の大ヒット。
21世紀[編集]
- 2001年 - アップル社がiPodを発売。音楽のありかたに大きな影響を及ぼすものと見られている。
- 2004年? - 携帯電話でも音楽が聴けるようになり、音楽のありかたに大きな影響を及ぼすものと見られている。
このページはウィキペディア日本語版のコンテンツ・西洋音楽年表を利用して作成されています。変更履歴はこちらです。 |