「5300 (放送)」の版間の差分
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2010年8月19日 (木) 03:36時点における最新版
5300は、日本放送協会(NHK)で使用されているニュース制作システムの、通称。「ごーさんまるまる」と発音される。
概要[編集]
全国および海外のNHK放送局・支局・通信部・記者クラブ間に構築された専用LANで結ばれている。端末は、デスクトップパソコンを改良したものと、NECのLaVieを流用したノートパソコンとが存在する。アクセス権者は記者と報道局所属のディレクター、カメラマンに限られる。
記者は貸与されたラップトップパソコンにソフトを入れることで、外出先からのダイヤルアップによるアクセスも可能。
使用法[編集]
記事の作成機能および印刷しての原稿出力機能だけでなく、全国および海外総支局のニュース原稿を記入した記者名(あたま3文字のみ)とともに参照できる上、原稿の送受信機能も兼ね備えている。その際はニュースのタイトルの前に「送」「受」といった文字が表示される。また、記事を購入している共同通信、ロイター通信の最新記事も閲覧できる。
ニュース原稿の編集は、横書き画面で行なう。放送時はアナウンサーが縦書きの原稿で読むため、印刷時には大きい文字で行間の空いた状態で出力される。縦書き原稿が出ると、ニュースディレクターがVTRに使用する字幕の情報などを書き入れ、アナウンサーに渡す。アナウンサーはVTRとあわせて読み合わせを行い、ニュースの本番に使用される。横原稿は参照用に使用されるため、文字が詰まった状態で表示される。
記者が通常書くのは「素原稿」と呼ばれる物で、デスクやプロデューサーのチェックを通過した「(素)原稿」にならないと、放送には使用されない。そのための確認ボタンがウインドウに備えられている。
端末は原稿執筆のみならず、ニュース制作に必要な機能にアクセスできる。
- 電子台本…ニュース番組の項目、音声、カメラやVTRの割り振りなどが編集できる。
- アート機能…番組で使用する字幕の内容を確認できる。またニュースの制作に使用する資料写真も閲覧出来る。
- アーカイブス機能…過去のニュース番組やVTRの著作権情報などが確認できる。
- 連絡機能…連絡メールと言われる機能があり、アクセス権者間の連絡や関係者への周知に使用できる。事件のインタビューの内容や、取材中のネタなど、記事の下書きが記載されていることが多い。機密のパスワードをかけることで閲覧制限が出来る。
これらの機能が有機的に盛り込まれていることで、全国規模の報道に迅速に対応できる優れたニュース制作システムと言える。
関連項目[編集]
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