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2010年8月20日 (金) 02:14時点における最新版
発表報道（はっぴょうほうどう）とは、官公庁や警察などの発表を、主体的に分析、取捨選択することなくそのまま横流しに報道するマスメディアの姿勢を揶揄した言い方である。報告報道とも言われる。取材報道の対義語。
概要[編集]
発表報道によって日本のマスメディアは官公庁や警察など公権力の監視という重要な使命を放棄しているという批判がある[1]。
また日本では発表者の実名を明らかにせず報道していることが多く[2] 、犯罪報道においては「捜査本部の調べで分かった」などのような表現は捜査機関の視点に偏っているとの批判がある[3]。
発表報道を改めるには加盟社にしか記者会見への参加を認めさせない記者クラブ制度を解体しフリージャーナリストなど様々な記者の参加を認めるべきだと言われているが、中々進んでいないのが現状である。
脚注[編集]
- ↑ 森達也・森巣博 『ご臨終メディア―質問しないマスコミと一人で考えない日本人』 集英社、2005年10月、71-73頁。ISBN 408720314X
- ↑ 『日本の新聞記事、外国では「ソースなし」扱い』 Henkyo News、2006年9月9日。
- ↑ 『「わかった・ジャーナリズム」は司法改革後も続くか』 Henkyo News、2006年7月18日。
関連項目[編集]
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