「拓本」の版間の差分
提供: Yourpedia
(http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=拓本&oldid=12238536) |
|||
8行目: | 8行目: | ||
[[Category:美術の技法|たくほん]] | [[Category:美術の技法|たくほん]] | ||
+ | |||
+ | [[wiki:拓本]] |
2007年6月4日 (月) 00:04時点における最新版
拓本(たくほん)は伝統的な器物の複写の方法の一つ。凹凸のある石碑、器具(硯、青銅器など)に紙や絹を被せ、上からタンポに含ませた墨を打ち(上墨;じょうぼく)、凹凸を写しとること、また写し取った紙や布のこと。写しとられた器物の像を拓影という。
鉛筆、固形の墨などで擦って拓本をとることを乾拓という。紙や布を濡らして器物に密着させ、乾く前に上墨して拓影を得るものを湿拓という。対象の器物に紙等を載せた上から上墨することを間接拓といい、器物に直接墨を塗って、版画のように紙を押し付けて写しとるのを直接拓という。粗雑な魚拓をとる場合以外は通常直接拓を用いることは少ない。濃墨を数度に渡って上墨し、磨きをかけ、光沢のある拓影に仕上げるのを烏金拓(うきんたく)といい、対象の部分だけ、あるいは全体に薄く上墨した拓本を蝉翼拓(せんよくたく)という。