「西明寺三重塔」の版間の差分
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'''西明寺三重塔'''(さいみょうじさんじゅうのとう)は、[[滋賀県]]犬上郡甲良町大字池寺の国宝建造物である。 | '''西明寺三重塔'''(さいみょうじさんじゅうのとう)は、[[滋賀県]]犬上郡甲良町大字池寺の国宝建造物である。 | ||
− | [[鎌倉時代]] | + | [[鎌倉時代]]後期の檜皮葺、三間三重塔婆で、初層の戸口と窓、各層の斗拱に鎌倉時代後期の特徴がよく表れている。塔の中心に金色の大日如来像が据えられ、壁、天井等には巨勢金岡とその一族の手になるとされる極彩色の絵が描かれている。周囲の四天柱には大日如来の脇侍菩薩である32体の仏画が描かれ、天井、長押に極楽に咲く草花や極楽鳥等が描かれている。四方の壁は八面の法華経の教えを表した壁画があるものの、彩色は剥落している。四隅の丸柱は仏法を守護する八大竜王が描かれ、その他壁面すべてが彩色されていた。 |
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2022年3月12日 (土) 14:27時点における最新版
西明寺三重塔(さいみょうじさんじゅうのとう)は、滋賀県犬上郡甲良町大字池寺の国宝建造物である。
鎌倉時代後期の檜皮葺、三間三重塔婆で、初層の戸口と窓、各層の斗拱に鎌倉時代後期の特徴がよく表れている。塔の中心に金色の大日如来像が据えられ、壁、天井等には巨勢金岡とその一族の手になるとされる極彩色の絵が描かれている。周囲の四天柱には大日如来の脇侍菩薩である32体の仏画が描かれ、天井、長押に極楽に咲く草花や極楽鳥等が描かれている。四方の壁は八面の法華経の教えを表した壁画があるものの、彩色は剥落している。四隅の丸柱は仏法を守護する八大竜王が描かれ、その他壁面すべてが彩色されていた。