「松本寅彦」の版間の差分
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*1944年 - 1945年頃、[[兵庫県]]警察本部に検挙されて[[神戸]]の林田警察署に留置され取調べを受けていた[[三浦一郎]]の保釈金を支払い{{Sfn|森|1986|p=17}}、終戦直後までないし1946年まで、生活費として毎月300円を援助した{{Sfn|三村|1953|pp=283-284}}{{Sfn|森|1986|p=17}}。 | *1944年 - 1945年頃、[[兵庫県]]警察本部に検挙されて[[神戸]]の林田警察署に留置され取調べを受けていた[[三浦一郎]]の保釈金を支払い{{Sfn|森|1986|p=17}}、終戦直後までないし1946年まで、生活費として毎月300円を援助した{{Sfn|三村|1953|pp=283-284}}{{Sfn|森|1986|p=17}}。 | ||
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*三浦一郎や[[山本高春]]と親しくしていた{{Sfn|三村|1953|pp=286-287}}。 | *三浦一郎や[[山本高春]]と親しくしていた{{Sfn|三村|1953|pp=286-287}}。 |
2021年5月27日 (木) 21:41時点における最新版
松本 寅彦(まつもと とらひこ、1902年 - 1947年7月13日)
経歴[編集]
大正末期の黒色青年同盟の銀座事件を指導した主謀者の1人[2]。
戦時中は、5.15事件や2.26事件の関係者が経営していた雑誌『あけぼの』に関係し、長井実秀と共に同誌の大阪支局を担当[3]。ペンネーム・箕面生で『皇魂』『あけぼの』『神聖』などの雑誌に寄稿していた[4]。
国際政経学会の増田正雄、日高みほ、原真平、三浦一郎らの世話をしていた[2]。
- 増田正雄が親猶運動に転向するよう働きかけた[2]。
- 日高みほが長い間、東京鉄道ホテルで病んだ時、宿泊費・医療費など一切の支払を支援した[2]。三村 (1953 283,284)は、「女史(日高みほ)を自由に駆使し踊らせ得るものは松本氏以外になかつた」と評している。
- 1945年6-7月頃、原真平が甲府で獄死した後、三浦とともに大阪宝塚線・石橋にあった原の遺族宅で行われた原の葬儀に参列[5][2]。その後、原の遺族の面倒をみていた[2]。
- 1944年 - 1945年頃、兵庫県警察本部に検挙されて神戸の林田警察署に留置され取調べを受けていた三浦一郎の保釈金を支払い[6]、終戦直後までないし1946年まで、生活費として毎月300円を援助した[7][6]。
1947年7月13日、大阪・箕面の自宅で心臓麻痺により死去[1]。享年46(数え年)[8]。
評価[編集]
- 三村 (1953 284)は、松本は大物で、財力、識見と徳望があった、と評している。
付録[編集]
脚注[編集]
参考文献[編集]
- 森 (1986) 森克明「『九鬼文書』の周辺」三浦一郎『九鬼文書の研究 新装版』八幡書店、1999年、ISBN 978-4893502018
- 初版:八幡書店、1986年
- 三村 (1953) 三村三郎『ユダヤ問題と裏返して見た日本歴史』八幡書店、1986年
- 初版:日猶関係研究会、1953年
- 新装版:八幡書店、2000年、ISBN 4893500163