「世紀」の版間の差分
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2020年5月4日 (月) 13:37時点における最新版
世紀(せいき)とは、西暦を百年単位で区切ったもの。 century(英 センチュリー)。通常、x01年から(x+1)00年までを1世紀として扱う。例えば、20世紀は1901年から2000年までのことである。
訳語の成立[編集]
もともと「世」という文字は「丗」とも書き、「十」を三つ重ねた文字であり30をあらわし、30年間を意味した。おおむね30年で一つのジェネレーションが入れ替わることからこれが一代すなわち「世代」を意味するようになり、「世の中」もあらわすようにもなった。
世紀という言葉は本来、中国で皇帝の世代々々の記録を意味した。centuryの訳語としてこれをあてたのは19世紀の日本においてであったようである。それ以前の書物では、「第何回の百年」という逐語訳的な対応がなされていた。中国では当初centuryの訳語としては「稘」の字を用いていたが、後に世紀と呼称するようになった。
世紀区切りに関する議論[編集]
世紀の区切りの年をいつからにするかについて、記録によると16世紀末から議論が繰り返されてきた。 公式には21世紀は2001年からである。これは西暦に0年が存在しないため、1世紀は1年から100年までとなり、百年ずつ区切っていくと20世紀は1901年から2000年に当たるためである。100年ごとに訪れるこの区切りが近づくたびに議論が繰り返されている。一度議論に参加している当事者は次に議論がなされる時にはほとんど残っていないために、この議論は永遠に繰り返されるかもしれない。
欧米では2000年からと考える意見も根強かった。2000年という区切りがいいことに加え、キリストの大聖年に当たるということも大きい。日本人の多くはこのような習慣がないため、2001年とする人も多かった。政府の公式見解で一度2000年を区切りとして採用しながらそれを撤回して後に2001年をアナウンスする国も見られた。