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2020年1月17日 (金) 22:16時点における版
大韓民国(だいかんみんこく)、通称韓国(かんこく)は、東アジアにある朝鮮半島を主な領土とし、その南半部を主な支配地としている国。憲法上は朝鮮半島全土を領土としている。首都はソウル特別市。
目次
- 1 概要
- 2 国名
- 3 歴史
- 4 なぜ韓国は歴史を書き換えたのか
- 5 「不都合な歴史」を書き換える韓国
- 6 政治
- 7 地理
- 8 行政区域
- 9 経済
- 9.1 売春産業の規模は韓国GDPの5%、「売春大国」韓国。年間売春件数4605万件
- 9.2 根深い韓国の性売買文化を根絶するためには
- 9.3 日本以上に厳しい韓国の就活。サムスン電子の倍率は700倍
- 9.4 日本目指す韓国の頭脳、キャリア安定求め(2013年)
- 9.5 時給300円なのに物価は日本より高いという絶望のスタグフレーションへ(2013年4月)
- 9.6 韓国の勤労者、年113万人が「解雇」=OECD報告書 1年以内に再就職できるのは約43%(2013年5月)
- 9.7 経済浮揚策なく悲鳴上げる韓国。強まる反日攻勢(2013年8月)
- 9.8 高齢貧困層は45%で日本の約2倍、自殺率は大幅に高い
- 9.9 韓国の「88万ウォン世代」は、日本の若者の未来の姿?
- 9.10 韓国現役世代に貧困の波。113万人リストラされ再就職率43%(2014年2月)
- 9.11 高齢者売春問題。60代娼婦たち「若いアガシたちのように、日本に体を売りに行くことできない」
- 9.12 若者の就業問題深刻な韓国、ニートの割合は15%(2015年8月)
- 9.13 起業も政策も不発 出口なき韓国の就職難(2017年12月)
- 9.14 金塊の“肛門密輸”が大流行。1回につき1キロの金を「肛門に入れる練習」に励む韓国女性たち(2018年1月)
- 9.15 経済史概要
- 9.16 建築・土木・プラント
- 9.17 造船
- 9.18 軍需産業
- 9.19 工作機械・金型/製造装置
- 9.20 製鉄
- 9.21 自動車
- 9.22 鉄道
- 9.23 半導体・電子部品
- 9.24 家電・情報通信製品
- 9.25 情報通信インフラ
- 9.26 農業
- 9.27 医療・生命科学
- 9.28 経済自由地域
- 9.29 「大学は出たけれど」状態。「ヘル朝鮮」脱出へ若者は日本を目指すか(2018年1月)
- 10 韓国のお菓子
- 11 情報機関
- 12 軍事
- 13 国民と社会
- 14 脱北者から「暗黒社会」と言われた韓国…財閥優遇格差が歪めた国民性、脱北者を差別、暴行の無惨
- 15 文化
- 15.1 韓国の女子中高生、73%が運動量ゼロ
- 15.2 性犯罪が4年間で62%増加、1日60件・年間2万件以上に(2012年12月)
- 15.3 外国人大学生「韓国の良いところを学ぼうと留学したが、人生を間違えたことに気付いた。」
- 15.4 韓国でヌーディストビーチ計画浮上。世界中が失笑(2013年)
- 15.5 韓国ミスコンでグランプリはく奪のミャンマー少女が反論、「全身整形と財界大物との食事に同行するよう求められた」(2014年9月)
- 15.6 世界遺産
- 15.7 大衆文化
- 15.8 インターネットにおける大衆文化
- 15.9 大衆文化における日韓関係
- 15.10 大衆文化における表現の規制撤廃の動き
- 16 スポーツ
- 17 脚注
- 18 関連項目
- 19 外部リンク
概要
大韓民国は朝鮮半島において軍事境界線(38度線)を挟み朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の統治区域と対峙する分断国家であり、朝鮮民族国家としての統一を目指している。 日本海を挟んで日本と、黄海を挟んで中華人民共和国(中国)と国境を接する。韓国人口のほぼ半数は、人口約2,000万人を擁し、世界有数の大都市圏であるソウル都市圏(ソウル・仁川周辺)に集中している。
大韓民国の本来的な領土とされる朝鮮半島は1910年の日韓併合より大日本帝国の統治下に置かれていた。1945年8月15日、第二次世界大戦における日本の敗戦により、朝鮮半島は、直後に北緯38度以北にソ連軍が進駐し、南半分は上陸してきた連合国軍(実質的には米軍)の軍政下に入り、呂運亨らによって朝鮮人民共和国が建国されたが、連合国に否定され、半島は38度線を境に南北二つの体制に移っていった。南朝鮮では連合国の軍政に対して朝鮮人が蜂起する大邱10月事件が起きた。李王家の帰還を許さず、1948年5月10日に多くの反対を押し切って南単独で総選挙が実施され、8月15日、李承晩を初代大統領とする大韓民国の樹立が宣言され朝鮮半島南側だけの反共主義国家が成立した。また北側の共産主義勢力により済州島人民委員会が設立され対立が激化しつつあった済州島で済州島4・3事件を引き起こし韓国領とした。
1950年からの朝鮮戦争ではほぼ全土が戦場となり保導連盟事件等の民間人に対する大虐殺もあったことから国土が荒廃し世界最貧国となる。1952年に李承晩ラインを宣言し、対馬、竹島の領有を宣言し、竹島を軍事占領下においた。李承晩大統領の独裁に反対する四月革命によって12年間の独裁が終結したが混乱が続き、軍部によるクーデターにより、朴正煕、全斗煥、盧泰愚と軍部出身大統領による開発独裁がなされ、国際協調政策を採り、日本と国交を正常化することやアメリカに協力してベトナムに出兵することで得た経済支援を効果的に投資し高度成長を遂げる。建国以来、共産主義者や反政府主義者に対する極度の思想弾圧を経て、1987年の自由選挙、1993年には文民政権の実現など次第に民主的な体制に変化しつつある。
北朝鮮とは建国以来敵対関係にあり、朝鮮戦争以降も小規模な軍事衝突がたびたび発生しており、常に緊張状態にある。金大中および盧武鉉政権による北朝鮮への融和的な太陽政策により表面的には友好関係が築かれつつあったが、李明博政権の発足により、再び緊張状態が始まった。北朝鮮による核開発問題や拉致(拉北)問題など未解決の問題がいくつかある。また北朝鮮との経済格差や人権問題などもあり、南北統一の実現には未だ少なくないハードルが残されている。
アメリカ合衆国とも基本的に友好関係にあるが、金大中および盧武鉉政権下でおこなわれた過剰な太陽政策は、西側諸国から批判された。また、韓国国内の若年層が持つ反米感情が在韓米軍問題などをきっかけに噴出し、盧武鉉政権はアメリカと距離を置き、独自路線を志向した(親北反米)要出典。李明博政権になってからは、アメリカおよび日本などとの関係修復に動いている。
情報技術産業、自動車産業などを中心に世界で15番目(2008年)の経済力を持つが、中国の経済発展や内需不振などにより国内経済は低迷傾向にある。また国民の間の経済的な格差が社会問題となっている。
国名
日本語表記は、大韓民国。通称は、韓国。北朝鮮政府は、南朝鮮という呼称を使用している。日本においても、南韓・南朝鮮あるいは南鮮と呼ぶ場合があるが、前者は一般的に使用されることは少なく、後者は蔑称であるとして避けられている。英語ではRepublic of Korea通称、R.O.K. またはSouth Korea。
「韓」は、古代朝鮮半島の南部にあった「三韓」と呼ばれる馬韓、辰韓、弁韓の国々の名称に由来する朝鮮民族の別名。日本と清との間で取り交わした下関条約の後の1897年に当時の大朝鮮国(朝鮮王朝)が国号を大韓帝国に改めたことで正式の国名となった。1910年の大日本帝国による韓国併合後、この地域の呼称は朝鮮に戻された。のち、1919年に李承晩(のちの初代大統領)・金九ら独立運動家が国外につくった大韓民国臨時政府は、亡命政権の名称として「大韓」の名を用いると同時に、初めて共和制国家としての名を採用した。
- (注)
- 韓国において、「朝鮮」という呼称は「朝鮮民主主義人民共和国」を認め「大韓民国」を否定するものと理解される要出典ため、また、歴史的に韓国人からあまり芳しくないと考えられている李氏朝鮮を想起させることから、忌避される傾向がある。「朝鮮民族」「朝鮮語」などの言葉が日常で使われることはほとんどなく、「韓民族」「韓国語」などと呼ばれる。背景には、北朝鮮が半島全土の呼称として「朝鮮」を用いていることや、韓国を「南朝鮮」と呼称していることなどがある。また、朝鮮半島を「韓半島」、朝鮮戦争を「韓国戦争」などと呼称するのが一般的である。北朝鮮は「北韓」、朝鮮人参も「高麗人参」という(「高麗人参」は土産物用、輸出用に限られ、韓国内では「人参」という。野菜のニンジンは「タングン」(唐根)という)。ただし、ホテル名や学校名、朝鮮日報のような新聞社名など、ごく少数の固有名詞で、日本統治時代からの歴史のあるものや伝統的な語感を生かそうとしている名称には「朝鮮」が使用されることもある。
歴史
大韓民国は、第二次世界大戦が終結し日本の統治から米軍統治を経て独立をした。大韓民国成立後の歴史は、憲法による政体の相違によって、7つの時代に区分される。
- アメリカ軍政庁期(非独立):1945年 - 1948年
- 1948年、済州島4・3事件。
- 第一共和国期:1948年 - 1960年
- アメリカの承認を得て李承晩が大韓民国の独立を宣言。
- 1948年、済州島4・3事件継続。
- 1948年、麗水・順天事件。
- 1949年、聞慶虐殺事件。
- 1950年、朝鮮戦争勃発。
- 1950年、保導連盟事件。
- 1952年、李承晩ライン宣言。
- 1953年、竹島占拠。
- 1953年、朝鮮戦争休戦
- 1953年、米韓相互防衛条約締結。
- 1959年、日本に北韓送還阻止工作員を揚陸。
- 四月革命によって李承晩が失脚し、第二共和国が始まる。
- 第二共和国期:1960年 - 1961年
- 朴正熙によるクーデターによって国家再建最高会議が設置される。
- 国家再建最高会議(軍政)期:1961年 - 1963年
- 朴正熙が軍職を辞して大統領となり、第三共和国が始まる。
- 第三共和国期:1963年 - 1972年
- 1965年、日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約(日韓条約)締結。日本との国交を回復する。
- 1966年、ベトナムに出兵する。
- 十月維新後の憲法改正で第四共和国が始まる。
- 第四共和国期:1972年 - 1979年
- 朴正煕暗殺事件によって崔圭夏によって第五共和国が始まる。
- 第五共和国期:1979年 - 1987年
- 1980年、光州事件。
- 盧泰愚による民主化宣言により第六共和国が始まる。
- 第六共和国期:1987年 - 現在
- 2002年、アフガニスタンに出兵する。
韓国が水車を制作する歴史
- 1429年 - 世宗11年12月3日 日本の水車が凄いと報告
- 1430年 - 世宗12年9月27日 水車を造ろうとする
- 1431年 - 世宗13年5月17日 「中国も日本も水車の利を得ているが我が朝鮮にはそれがない」
- 1431年 - 世宗13年11月18日 日本と中国の水車の研究の記述が散見
- 1431年 - 世宗13年12月25日 水車導入を試みる
- 1451年 - 文宗元年11月18日 20年かけて水車の導入失敗
- 1488年 - 成宗19年6月24日 水車導入の試み(成否不明)
- 1502年 - 燕山君8年3月4日 水車導入の試み(成否不明)
- 1546年 - 明宗元年2月1日 水車導入の試み。琉球(沖縄)と中国から福建式水車輸入
以後百年間水車の記述無し。一方お隣り日本では、鉄砲伝来後3年目にはすでに量産体制。
その後30年記述無し。一方お隣りの日本では、鉄砲量産10万丁
そして70年記述無し
- 1740年 - 英祖16年4月5日水車など無くなる『孝宗大王嘗頒遼瀋水車之制於外方, 今無見存者』
- 1740年 - 英祖16年11月20日 水車を造らせたと記述(18世紀時点でわざわざ記録に残す程?)
- 1764年 - 1763-64年の朝鮮通信使「日東壮遊歌」(淀城の水汲み水車の感想)「その仕組みの巧妙さ見習って作りたいくらいだ」と記述
- 1781年 - 一方お隣り日本では、水車があまりにも増えすぎて治水工事のジャマなので、水車税を導入(田沼意次)
- 1795年 - 正祖19年2月18日 水車之制について盛んに出てくる。つまりまだ試作中
- 1811年 - 純祖11年3月30日 ここの記述で水車なんか必要なのか?と書かれており全く普及していない
なぜ韓国は歴史を書き換えたのか
正当な理由がないにも関わらず、なぜ韓国人は優越感を滲まながら「戦犯国」などと日本を嘲弄しているのだろうか。いったい彼らの頭の中はどうなっているのか。
答えは「史実をほとんど逆さまに認識しているから」だ。たとえば、「日帝が韓国を強制併合して収奪と民族抹殺を始めると、独立軍が各地で蜂起し、日本軍と果敢に戦った。太平洋戦争が始まると、臨時政府は日帝に宣戦布告し、連合国の一員になった。韓国の独立はこのようにして自力で勝ち取ったものだ。韓国人BC項戦犯については、あくまで強制動員され、犯罪を強要された“被害者”にすぎない」…という具合に。
こんなでっち上げの「建国神話」のせいで、彼らは自分たちが連合国側に属するなどと錯覚している。一般に、韓国人は、政治的なプロパガンダにすぎない“歴史教育”により、近現代史において以下の「四つの大きな真実」から完全に隔離されている。
以上の四つの項目について、韓国人の頭には公然たる嘘やトリミングされた情報が詰まっており、その虚偽を「正しい歴史」などと呼んでいる。
韓国の歴史教科書を読んだことのある人なら分かると思うが、それを規定する国史編纂委員会はプロの贋作者集団であり、非常に手の込んだ捏造をやっている。ジャーナリストの石井孝明氏が「一冊の本だけを読む人に気をつけよう」という格言を紹介していたが、何も知らない人が韓国人の書いた歴史の本や、その影響下にある日本人の本だけを読めば、確実に騙される。それで罪悪感を持ち“良心”に目覚めてしまった厄介な日本人も少なくない(*それもまた彼らの手口なのだ)。
幸い、今では、その捏造箇所や事実関係の誤りの指摘にプロの歴史研究者の方々がたくさん参加しておられ、関連するサイトや本も増えてきた。
したがって、それについてここで懇切丁寧に解説する意味はない。それよりも、もっと根本的なことを考えてみたい。それは「彼らがなぜ歴史を書き換えたのか、又はなぜ捏造せざるをえなかったのか」という、原因・理由・動機などの究明である。治療(する機会があるとして)のためには、それを突き止めることが不可欠だ。
元凶としての李承晩(イ・スンマン)
では、その理由とは何か。おそらく、初代大統領として「李承晩が独裁権力を握ったから」だ。それゆえ、彼自身と臨時政府を「正統」とする歴史をでっち上げねばならなくなったのだ。つまり、始まりは、ほとんど個人的な動機だった。
むろん、理由は複合的で、その他にもある。
第一に、歴史を“記録”する際の、東アジア文明圏の伝統的な手法が挙げられる。ちょうど司馬遷の『史記』で殷(商)の紂王が悪逆非道に描かれているように、彼らの社会では日帝という「前王朝」を冷酷無比な統治者に描けば描くほど、次の支配者の道徳的正当性が高まる。ましてや、独立戦争を通してその悪魔と戦い続けたと人々に信じさせることができれば、これ以上の正当性はなく、完全に人民のヒーローに収まれる。
第二に、もっと切実で現実的な理由もあった。終戦後、3年間はアメリカが直接軍政を敷いたように、連合国を結成したボスがすぐ韓国の目の前にいた。捕虜虐待などでBC項戦犯として訴追されたように、韓国人は疑いを持たれていた。だから、保身上、戦犯の日本と同類に見られないよう、また自身の戦争犯罪があくまで強要されたものとの訴えが説得力を持つよう、徹底して「加害者と被害者の関係」に成りすます必要性があった。
そして第三に、これがもっとも大きな理由だと思うが、李承晩はとんでもない悪政をやらかして国民を苦しめ、貧困のどん底へと叩き落した。どんな民族主義者が見ても、日本時代より過酷で恐怖に満ちた社会であることは明らかだった。だから、李承晩は、独裁者として就任した時だけでなく、その後も歴史をでっち上げ続ける必要に迫られたのだ。
少なくとも政権を握っている間、自分の時代よりも日帝時代をさらに悪虐非道に描かねば辻褄が合わなくなってしまった。それはまた内部矛盾から人々の目を反らす意味でも有効な手法だった。だが、政治的に不可欠な作業とはいえ、自国民の大量虐殺をやった独裁政治よりも悪く見せるとなると、もはや悪魔でも引っ張り出すしかない。だから韓国の歴史教育では、ほとんど悪魔として日本の姿が描写されるようになった。
独立運動家・臨時政府・独立軍の本当の姿
仮に、独立の指導者たちが本物の英雄であったなら、こんなでっち上げはする必要がなかった。
そこがアジアの他の国との違いだ。インドでは、ガンジーやボースの軌跡をわざわざでっち上げる必要はない。事実をありのままに伝えるだけでいい。それで十分、彼らは英雄であり後世の手本となる。アジアの各国にはミャンマーのアウンサン、インドネシアのスカルノ、ベトナムのホー・チ・ミンなど、キラ星のごとく独立の英雄がいる。
ところが韓国には、このような偉大な独立の指導者が一人もいなかった。日本軍を打ち破った勇猛果敢な軍事指導者も、思想的人間的に偉大な文人指導者も、ついに現れなかった。
大韓民国臨時政府なるものを象徴するのが、中枢にいた三人の主要人物だ。一人は今挙げた李承晩。王朝に繋がる家系が自慢で、それゆえに民族主義者であり、庶民を人間とは思っていなかった(だから大虐殺できた)傲岸な人物だ。
もう一人は、強盗殺人犯で脱獄囚の金九(キム・グ)。生涯、政争を繰り返した人物だ。こんな男が“警察本部長”に就いていたのだから、いかに怪しげな団体かが分かる。
最後の一人は朴殷植(パク・ウンシク)で、嘘つき・でっち上げの天才。『韓国独立運動之血史』という怪プロパガンダ文書を書いて、今日に至る韓国のトンデモ近代史の原型を作った人物だ。
彼らの設立した臨時政府なるものは、いかなる国家からも承認されず、設立から26年間、一度も日本軍と戦わなかった口先だけのヘタレ集団だ。
独立軍の中で同組織所属をとくに「光復軍」と呼んでいるが、日本軍と交戦したことはない。「人類史上最悪の植民地支配」などと糾弾するほど日帝の支配が過酷なら一度くらいは銃をとって戦っても良さそうなものだが、結局、設立から終戦までの間やっていたことといえば、内輪でのポスト争いと中国政府へのタカリ、市民社会に対する強盗略奪、政敵の同じ韓国人の暗殺くらいのもの。
一方、独立軍とか抗日パルチザンと称する集団の正体は、要するに満州の匪賊やソ連・中国共産党軍に所属していた韓国人のことである。
「愛国心はならず者のなんとやら」とはよく言ったもので、強盗略奪が生業だった匪賊であっても「独立闘争」といえば名分が立ったのだろう。満州国軍官学校卒で朝鮮戦争の英雄である白善?氏は当時を直に知る人物だ。元帥は「独立軍など見たこともないのに、どうやって討伐できるのか」と呆れている。
もっと呆れるのは、韓国ではこの“独立軍”が日本軍に対して「青山里戦闘」なるもので大勝利したと信じられていることだ。
実際には匪賊討伐の際に日本軍人に若干名の死者が出た事件だが、「日本軍に3千名以上の戦死者を出した」という嘘が定着している。驚くのは、この臨時政府の戦勝プロパガンダを韓国政府が未だに継承しており、毎年「戦勝記念行事」まで開催していることだ。虚しくないのかという疑問はさておき、この現実からも今の韓国政府が臨時政府の正統な後継者に他ならないことがよく分かる。
このように、独立運動家と称する連中が「ニセモノの英雄」であり、本人たちも十分それを承知していたから、歴史をでっち上げる必要に迫られた。
ちなみに、以上とは別個に、1905年の第二次日韓協約から併合初期まで、後に「反日義兵闘争」と呼ばれるものがあった。これは日本軍に計百名以上の死者を出す規模であったことは確かだ。しかし、この闘争がすぐにピークアウトしたのは、韓国が未だ国民国家でなかったことが主因だ。つまり、大多数の庶民にとって最大の関心事は己の暮らしであり、専制国家の運命などどうでもよかったのだ。
それどころか同時期、日韓合併を掲げる一進会が最大の政治勢力だった。当時、日本に敗北した清とロシアは威信を失い、滅亡寸前の帝国だった。対して、世界の9割以上を欧米とその植民地が占める状況にあって、日本は全アジア、否、全有色人種の期待を担っていた。
中世のレベルだった当時の韓国人からすると、日本は何百年も文明の進んだ近代国家に等しい。そうすると、「対等合併」を望んだ一進会は非常にムシのよい主張をしていたことになる。反日・独立どころか、案外、勝ち馬にタダ乗りして労せずに一等国民になろうとしていたのが政治意識のある韓国人の多数派だったというのが事の本質である。
数字まででっち上げる韓国人の驚異の贋作力
やや本筋から反れるが、独立軍の話が出たついでに、韓国人は日本人が絶対やらないことを平気でやる事実を知っておくのも無駄ではないと思う。それは「実在の人物名を流用して、具体的な数字を創作し、記録をでっち上げる」という行為である。
たとえば、“独立戦争”の実態と称して、
「○月○日、日本軍がどこそこの村を襲い、○○戸を破壊し、○○名を殺害した。それに対して、誰々率いる独立軍○○名が戦い、日本軍○○名を殺害して撃退した」
などという話を次から次へと“歴史書”の中に書き加えていく。
ところが、これがまったくの創作なのである。「青山里戦闘」なるものも、この手法ででっち上げられた活躍のうちの一つだ。驚くべきことに、彼らは「実在の人物+具体的な数字」を使って、架空の詳細な“歴史記録”を作ってしまうのだ。目的が正義であれば手段は選ばなくてもよいとタカをくくっているのか、彼らは平気らしいのだ。
なぜそういうことをやるのかというと、科学性・客観性を装うことで、いかにも学術的な調査を経た公式の記録であるかのように見せかけることができるからである。
そうやってニセの記録をたくさん作って、己の政治的主張や立場を固めるのだ。つまり、最初から世間を騙すため、欺くためにやるわけだから、詐欺の確信犯である。中国も含めての話だが、政治とアカデミズムが分離しておらず、政治的な真実のほうが客観的なそれより優先される。だから真理を畏れず、平然と歴史(事実)に手を加える罪を犯す。
彼らはこうして日本軍の“殺戮記録”や、独立軍の“戦勝記録”を次々とでっち上げていった。この手法で、臨時政府も「聖人君子の集まり」になり、独立軍も「各地で日本軍を撃退した勇猛果敢な部隊」に変えられた。何も知らない人が読めば、当然本物の記録であり、人々を次々と虐殺して回る悪逆非道な日本に対して正義の独立軍が不屈の精神で抵抗していた、と信じ込むだろう(実際これが韓国人の持つ日帝時代のイメージだ)。
こうやって、驚くほど詳細で念の入った改ざんで「日帝の犯罪」が創られ、韓国では今でも事実として流通している。日韓関係史ではこの種の「偽の記録」が膨大に紛れ込んでいる。不幸にして、このような卑怯な手法は、大多数の日本人にとって長らく常識外のことだったため、信じてしまう人が続出した。そして罪悪感、良心の呵責、贖罪意識から、謝罪するだけではすまず、相手側の手先となり、結果的に嘘の片棒を担ぐ人も現れた。
しかし、今では「具体的な数字を挙げてまで嘘をつく」という彼らの手口は、日本だけでなく世界に広く知れ渡りつつある。なにしろ、一国の政府や自治体、政治家、大企業や科学者までもが公然とそれをやり、しばしば顰蹙を買う。従軍慰安婦も同類だと、気づく欧米人も現れ始めたようだ。彼らは以前のように容易に人々を騙せなくなった。
ただし、公正を期すなら、まったく逆の韓国人も少なからずいる。たとえば、『親日派のための弁明』を記した金完燮(キム・ワンソプ)氏のように、逮捕・暴行・脅迫されても決して真実の主張を曲げない人もいる。集団の空気に抗い、迫害にもめげずに真実を訴えている韓国の本物の知識人に対しては、心底、尊敬の念を覚えざるをえない。韓国ではすでに“親日派”は殺される時代に入った。命と引き換えても真実に忠実であらんとする…。彼らこそ真に日本の友人になれる人たちだと思う。
韓国の本当の不幸の始まりとなった李承晩時代
日本の敗戦により、総督府からアメリカへと韓国の統治権が引き継がれた。当初は建国をめぐって諸派がゴタゴタし、ソ連はいち早く傀儡を立てた。
臨時政府と独立軍自体は承認されなかったが、同政府出の李承晩個人はアメリカ留学組であり同国でロビー活動もしていたことから、結局、反共傀儡政権の首班に祭り上げられた。ただし、「韓国を連合国に加えてほしい」という身勝手な要求は退けられた。戦って血を流したわけでもない者たちがでしゃばる権利などないと考えられたからだ。だから、韓国人が“戦勝国民”だの“連合国民”だのと自称することは単純に事実に反する。
この人物が初代大統領として独裁権力を握ったことに関しては、同情を禁じえない。李が帰国してから亡命するまでの期間は「暗黒時代」であり、現代韓国人にその記憶が欠落しているのは異常なことだ。いろんな意味で、この李承晩こそ諸悪の根源であり、彼の時代こそ、まさに韓国の歴史教育で描かれる“日帝”そのままなのだ。
李承晩が最初にやらかした悪事が「済州島事件」で、要するに共産主義者とその疑いをかけられた島民に対する大虐殺である。その結果、数万の市民が殺され、別の何万人かが日本に逃れ、そのまま居ついた。虐殺はその後も継続的に行われ、島民は激減した。規模は小さいが、似たような虐殺はその他の地域でも行われた。
李承晩による対日戦争犯罪といえば、日本領・竹島の侵略強奪と日本人漁民の虐殺が有名だが、実はそれ以前に対馬を侵略しようとした。そのために韓国の南端に兵力を集結させていたところ、北朝鮮の電撃侵攻に合ったのである。自国民さえ平気で虐殺するほどだから、韓国軍が対馬で大虐殺をやらかしていたことは想像に難くない。
朝鮮戦争が勃発すると、李承晩は内部の敵に対する被害妄想を加速させ、共産主義者とその家族を教化する組織「国民保導連盟」に登録していた人たちを大量に処刑した。軍や警察によって虐殺された人の数は、正確には分からないが、百万以上とも言われる。戦争でうやむやになっただけでなく、その後の軍事政権下でも隠蔽され続けた。
当初は半島南部に追い詰められた韓国軍だが、アメリカ軍の参戦で巻き返し、四ヵ月後には中朝国境の鴨緑江に達した。しかし、北朝鮮の滅亡によって終戦となるはずが、中国軍の参戦によって再び38度線まで押し戻され、戦争は結局3年間も続いた。これにより数百万の軍民が犠牲になり、朝鮮半島の大半が荒廃した。ちなみに、戦争を長引かせて犠牲を増やした中国に対して、韓国は過去の直視・清算を一言も要求していない。
その後も李承晩は1960年半ばまで独裁者の地位に居座り続けた。李は共産主義者だけでなく自分に反対する者は政治犯として粛清し、デモや反対運動は徹底的に弾圧した。
日本時代を知る韓国人は当時、「いったいどこか“解放”なのか。日帝支配下よりもはるかに酷い社会じゃないか」と憤った。李承晩はこの動きを思想言論の統制・密告制度・秘密警察などの恐怖政治で取り締まった。こうして、懐日思想や言動を監視抑圧し、日本時代を体験で知る世代が恐怖心から口をつぐむようにして世代間の分断をはかり、子供たちにはメディアと公教育を使って「偽の記憶」を植え付けていった。
太平洋戦争当時、韓国は爆撃も受けず、実質徴兵もなく(*若干の徴兵者は戦線投入前に終戦)、物資の徴発と労務の強制だけという、“植民地”としては破格の待遇を受けた。
結果、終戦時、内地は大量の戦死者を出して灰燼に帰したが、韓国はほぼ無傷の状態だった。つまり、戦後、日本と韓国の経済社会状態は完全に逆転していたのである。ところが、李承晩が去った時には、韓国は最貧国へと転落しており、両者の状態は再逆転していた。
結局、李承晩は、韓国社会と経済の発展には何一つ貢献せず、ただ単に独裁権力を振り回して圧政を敷き、自国民を大量虐殺し、貧困化させただけだった。ちなみに、韓国政府は未だにこの恥部を隠蔽し、逆に日本軍によるありもしない虐殺はでっち上げて、子供たちに嘘の歴史を教えている。
なぜ嘘の国史が継承されていったのか?
李承晩亡命の後、韓国はしばし混乱したが、最終的に権力を掌握したのが朴正煕だった。周知の通り、彼は旧軍将校の出であり、日韓基本条約の締結によって両国関係を正常化させ、日本から莫大な資金を獲得した。朴は鉄鋼や石油化学などの重工業の育成と社会インフラの拡充を行い、「漢江の奇跡」と称される高度経済成長を実現した。
もっとも、国家予算の倍以上に及ぶ日本の資金と、使命感をもって手取り足取り技術やノウハウを教えてくれる隣人がいれば、勤勉な韓国人ならば「奇跡」を起こすことはそれほど難しいとは思えない。こうして韓国は、一度ならず二度までも、日本の援助と協力によって、貧困から脱することができたのである。
だが、朴正煕大統領もまた、日本を絶対悪とするプロパガンダを修正することはなかった。彼は反政府的なデモや運動を徹底的に弾圧したため、一部の市民からは怨嗟の的になった。必然的に内部の軋轢を生む軍事独裁政治にとって、人々の憎しみや不満の矛先を反らせる対象は不可欠である。北朝鮮とか共産主義者では役不足だった。だいたい反政府的な者はそのシンパが多かったのだ。思想の区分に関係ない「人民の敵」を必要とした。
そういった政治的な思惑からか、朴正煕は日本悪魔化教育をそのまま引き継いだ。
さらに日本の経済援助による成果もすべて自分の功績にしてしまったのだから、日本で一般に信じられている人物像とは違い、あまりフェアな人物だったとは言い難い。いや、それどころか、どうやら余計なものを公教育に付け足したらしい。それが「わが民族は昔から偉大だった」式のプライドの醸成である。つまり、自尊史観を強化したのである。
しかし、それは裏を返せば日本を「文化後進国」と貶めることでもあった。というのも、他者との比較によって自民族の優秀さが浮かび上がるわけだが、その対象は当然、中国ではありえず、古代・中世の日本だからである。
韓国の子供たちは、「先祖が日本人に○○を教えてあげた」とか「昔は日本よりも進んでいた」と教えられる。韓国が伝えた先進文化として挙げられるのが、古代には稲作・織物・建築・仏教・紙・文字、秀吉の侵略時には陶器の製作技術、江戸時代には朝鮮通信使による医学・儒学・書画などだ。
こうして、日本との相対化によって「明治維新までは韓国のほうが文化先進国だった」とか、「わが先祖は野蛮な日本人を文明化させた先生である」というふうに、民族的な優越感を持つようになる。
そこへ秀吉の侵略や近代日本の侵略を大きく取り上げるわけだから、当然、「恩を仇で返された」と憤慨するようになる。こうして、現代にいたる、日本に対する優越感と被害者意識の両方を育むような「おかしな歴史教育」の基礎が完成する。
その後に大統領になった全斗煥・盧泰愚も、朴と同じ陸士系列であり、反日教育を引き継いでいった。理由はやはり上と同じようなものだ。軍事政権はどうしても人々の憎しみを引き受けてくれる対象を必要とする。ましてや全斗煥は、いきなり光州事件のような市民の弾圧を行った人物である。また彼は、朴のような奇跡をやりたくて、日本から巨額の経済援助を引き出そうとした。そのための手段として、教科書問題で因縁をつけにかかった――そういう男がなんで反日教育を修正するだろうか。
1988年、韓国はようやく民主体制に移行した。建前では、思想言論の自由もほぼ保障された。しかし、40年にわたる対内プロパガンダによって「偽の記憶」が完全に既成事実化しており、もはや手遅れになっていた。
韓国人はすっかり「建国の父」と精神的に一体化していたのである。今や独立運動家たちが韓民族のアイデンティティなのだ。つまり、一般国民が「われわれは日帝という悪魔と勇敢に戦って勝利した」と思い込んでおり、その神話の守護者なので、覆すのは容易ではなくなっているのだ。
初めから存在しない“日韓友好”
個人の付き合いの中で、聡明で温厚な韓国人でさえ、ふと何かの拍子で歴史に話題が及ぶと、顔色が変わる点については奇異に思っていた。それはあたかも子供の頃に虐待を受けた人が、フラッシュバックで苦しめられる様に似ていた。
私がその理由を知ったのは今から15年前、翻訳された韓国の歴史教科書を読んでからである。日本人は冷酷非情な「悪魔」として描かれていた。近代日本は朝鮮に対して「殺戮と収奪のみ」をしたことにされていた。韓国政府の嘘と捏造はそこまで容赦がないのだ。すぐに危険だと直感した。子供たちは当然、それがすべて事実だと信じ込んで育つ。これは日本が戦時中に喧伝した鬼畜米英以上の“鬼畜日本”プロパガンダに等しい。
韓国の歴史教育が描く日韓関係とは、いわば「100%の加害者と100%の被害者」であり「絶対的な悪と絶対的な正義」のそれである。いかにもニセモノの英雄が考えそうな安っぽい勧善懲悪のストーリーになっている。李承晩が初代大統領として独裁権力を手にしたため、こんなフィクションが本当に建国神話となり、かつその洗脳が今日まで続いたことで、一般の韓国人までもがこのニセモノと精神的に一体化してしまった。
韓国とは、こういう特定の民族への憎悪と偏見を植え付ける洗脳教育を国家として65年間も続けてきたアブノーマルな国なのだ。
しかも、事実に反するまがい物を「正しい歴史認識」などと称して、日本人にも強制しようとしている。国を挙げて科学的・客観的に事実でないことを信じているわけだから、これはもう“信仰”の域である。つまり、この地球上には、キリスト教国・イスラム教国・仏教国のほかに、第四の「反日真理教国」が存在すると思ったほうがいい。韓国とは一個のカルト教団なのだ。
だから、韓国が友好国だとか、同じ価値観を共有するパートナーだとか真顔で言っている日本人は、よほどの無知か、馬鹿がつくお人好しか、手先系か、どれかである。
事実はもっとも非友好的で、価値観の異なる国なのだ。彼ら親韓派は今、韓国の“突然の”反日にうろたえ、「日韓はこれまでうまくやってきたはずなのに」とか、「政治家や政府のレベルでやり合っているだけで、しばらくしたら元の友好関係に戻れるはずだ」などとオロオロしている。「馬鹿につける薬はない」とはこのことだ。
韓国とは、もともと、こういう国なのであり、今や片っ端から因縁をつけ始めたのは、情勢の変化により本性を隠す必要がなくなっただけの話である。
そもそも、日本人の考える日韓友好と、韓国人の考えるそれとでは、大きな隔たりがある。日本人は文字通り「対等な友人関係」をイメージする。ところが、韓国人の中では「100%の加害者と100%の被害者」という関係が前提になっていて、それゆえ彼らが「友好」とか「協力」を口にする場合、「日本人は加害者としての己の立場をよくわきまえろ」という意味が込められているのである。それは換言するなら「被害者に尽くせ」という意味だ。
よって、日韓が和解する必要性があるか否かはまた違う次元の問題として、それができると信じるのはナイーブにすぎる。日韓の個人的な交流と対話はぜひ推進すべきだが、その効果に過大な期待は禁物である。それはちょうど後方でエイリアンの卵を次々と産み続ける母体を放置しながら、前線で襲ってくる固体だけを倒すに等しい。それらが真に効果を発揮するには、まず母体(子供たちへの反日洗脳教育)を倒されねばならない。
しかし、極度に誤っているとはいえ、その国の教育は、あくまで内政問題である。改革できるとすれば、韓国人しかいない。ただ、しょせんは、まがい物を「正当」とする非科学のオカルトである。真実の光が照射されるなら、虚偽は次第に溶解していく。ただ、それはある意味、大韓民国の「国体崩壊」に等しい。だから、政府は、歴史の真実を恐れ、事実上、思想言論の自由を統制し、口封じまでやっている。それは見方を替えれば「悪あがき」とも受け取れる。
一方、日本のとるべき態度ははっきりしていないだろうか。
まず「歴史教科書を事実に沿って書き直せ」と要求していくべきだ。事ここに至っては内政問題もヘチマもない。韓国はこれまで子供たちに日本に対する憎悪と偏見を植え付けながら、政治レベルでは友人やパートナーのフリをしてきた。そうやって二重人格的な外交で日本を騙し、うまく利用してきたともいえる。
おそらく、内心では「日本人をかつぐなんてチョロイもんよ」と舌を出していたのだろう。だが、これからは、表面では「日韓は互いに協力し合うべきだ」とか「本当は日本が嫌いじゃない」などとごまかしながら、裏では公教育で日本を悪魔だと喧伝するような欺瞞的な対日姿勢は通用しない。もうその手は食わない。
歴史の真実を直視しない韓国人に未来はない。まずは大本を正すべきだ。話はそれからだ。
「不都合な歴史」を書き換える韓国
現在の韓国の狂騒のような反日は「歴史の中に未来がある」と思い込んでいる結果、自分たちにとってまずかった歴史自体を変えたいとの意欲から起きてくる。
最近になり、1965年の国交正常化時の日韓請求権協定で既に解決済みの問題が蒸し返され植民地時代の徴用工への賠償を日本企業に命じる判決が出されたり、盗まれた対馬の仏像の返還を拒んだり、「旭日旗バッシング」が起きたり、朴槿恵大統領が「加害者と被害者の歴史は千年変わらない」と言ったりするのも、「歴史の中に未来がある」と思い込んでいる結果、自分たちにとってまずかった歴史を変更したいという逆向きの未来を志向していることから起こるチグハグなのである。
李朝末期は日本人も外国人も写真機を持って朝鮮に渡った。染料がないため白衣の人々が仕事もなく不潔な市場に集まっているような写真は、ネットを開けば今やどっと出てくる。
近代化は日本が朝鮮に移植したのである。韓国人はそれを認めるのが嫌で日本時代を否定したい、歴史を変えたいという衝動が先に立つ。本当は旭日旗どころか日の丸も否定したい。
法を変えて過去を断罪しようとすれば、法治国家の資格を失う。近代法も日本が韓国に与えたものだ。それが証拠に、韓国の法律用語のほとんどは日本由来のものである。せっかくもらった近代法の定着と運用で、韓国はうまくいかなかったのだ。
近代民法典を移植し、朝鮮の民衆を安堵せしめた日本が、李朝の人さらいのように暴力で徴用したり慰安婦狩りをしたりできるはずがない。それは北朝鮮の得意技だろう。だが、「思っているモノは実在だ」という思想が、彼らの近代的思考を常に阻害する。結局、中国と北朝鮮は共産主義の張り子の虎、韓国は自由主義の「はぐれ者」にしかなれなかった。
政治
内政
建国以来、大韓民国は共和憲政体制を採用している。国家体制を定める憲法は、建国直前の1948年7月17日に最初の憲法を採択して以来、9回の改憲を経て現在に至っている。特に、国家体制を大きく変えた5回の改憲は韓国政体の歴史的な一区切りとされ、それぞれの時期に存続していた憲法は第一から第六憲法と呼称されている。それにともない、各憲法に基づいて構成されていた政体も、第一から第六共和国と呼称されている。
現在の憲法は第六共和国憲法と呼ばれ、1987年10月29日に採択された。この憲法は、5年毎の直接選挙による大統領の選出を定めている他、大統領の再選禁止なども盛り込まれており、韓国憲政史上最も民主主義的な体制を規定した内容である。第六共和国憲法に基づいた第六共和国は、1988年2月25日に盧泰愚が大統領に就任して以来、今日まで持続している。1990年代以降には地方自治選挙もあるが、それ以前の広域自治体の首長は政府の任命、基礎自治体の首長は知事や特別市長、直轄市長による任命であった。現在でも役人の権限が非常に強い役人社会である。
「反日」の内実は不条理国家・韓国…市民生活悪化、財政悪化、赤字倍増なのに公務員の給料上がり続ける「ウソのような国」
韓国に関する「指数」がどんどん下がっている。韓国の調査機関が2013年10月、社会の暮らしやすさを示す「民生指数」を調べたところ、過去2代の政権より低い数値になった。国の抱える負債は初めて1千兆ウォン(約90兆円)を超える。「反日」姿勢を強める韓国だが、その内実は“火の車”。瀬戸際に追い込まれている。
リーマンショック直後より劣悪な暮らし向き
中央日報(電子版)によると、調査は、朴槿恵大統領が政権取りを目指した際にシンクタンクの役割を担った調査機関「国家未来研究院」が実施し、公表した。
民生指数は雇用率や実質所得、住居費、教育費の支出、食料品にかかる費用など計11の指標を分析して算出する。調査の結果、2013年第2四半期(4~6月)でみると、民生指数は98.9で、盧武鉉政権の平均101.1、前の李明博政権の同100.5より低かった。
同院のキム・グァンドゥ院長は同紙のインタビューに対し「2008年の経済危機時の99.6より低い。当時より民生が悪化したというのは客観的だ」と指摘。2008年の危機とは、いわゆる「リーマン・ショック」直後に起きたウォンや株価の暴落のこと。キム院長は雇用の質が悪いとして、こう続けている。
「50~60代の雇用率は高まったが、20~30代の雇用率は低くなった。若者たちが希望を持つ雇用が減ったのだ」
韓国社会は今後、極端な少子高齢化が見込まれている。
「現在」も暮らしにくければ、「将来」にも希望が持てない…。民生指数の低下は、まさに社会の閉塞感を表している。
「国の負債」1千兆ウォン超
ただ、数値の低下はこれだけではない。10月16日に開かれた国会企画財政委員会の国政監査では、国の財政状況が“火の車”になっていることが明らかになった。
中央日報によると、政府と地方自治体、国家公企業、地方公企業のそれぞれの負債を合算した「国の負債」は2013年末に1053兆ウォン(約95兆円)に達する見通しだ。2007年には571兆2千億ウォンだったため、6年間で倍近くも増えた計算になる。
しかも、中央政府、地方自治体に公共機関や軍人・公務員年金などの負債の総計は1500兆ウォン(135兆円)を超えるという。2013年第3四半期だけで10兆1千億ウォン(9千億円)の営業利益を出したサムスン電子などが好調だとはいっても、国家財政が決して潤っているとはいえない。にもかかわらず、韓国政府や地方自治体の“借金体質”は続く。中央政府は李明博前政権時代に大型公共投資を連発し、借金を重ねた。地方自治体はさらに厳しい。
朝鮮日報によると、韓国にある244自治体の債務総額は昨年末で27兆1252億ウォン(約2兆4412億円)。5年間で約9兆ウォンも増えた。京畿道やソウル市など8自治体は債務が1兆ウォンを超え、半数を超える123自治体が地方税収入だけでは人件費が賄えない。要するに、いつ破綻してもおかしくない自治体ばかりだといっていい。
公企業トップの年俸“お手盛り”
ところが「公」には危機感が乏しい。
中央日報によると、韓国の財務当局の数値として、2012年の公企業の負債は353兆7千億ウォンで、2008年(200兆8千億ウォン)の1.7倍に膨れあがったと伝えた。政府の負債に対する公企業の負債は118%で、日本(43%)の3倍近くにもなる。しかし公企業の社長が得た2012年の平均年俸は2億3200万ウォンで前年比4.2%増えた。
国が苦しい状況にあっても、こうした“お手盛り”状態は続いている。その上、公務員の不正・腐敗も深刻だ。朝鮮日報によると、韓国開発研究院が2010年の世界競争力年鑑をもとに分析したところ、公務員の質の悪さは、先進国21カ国中でギリシャ、イタリア、ポルトガルに次いで韓国は4位だった。
ところで、大阪・河内長野市でも10月、公務員の驚くような不正が発覚した。
生活保護費計約2億6千万円が使途不明になっている問題で、大阪府警が、保護費の一部を着服した疑いが強まったとして、業務上横領で、同市主査の宮本昌浩(43)を逮捕。保護費の支給額を入力する電算システム管理と経理の担当を兼務していた平成21年1月から、受給者の領収書約1300枚を偽造するなどして、不正を繰り返していた。自宅には数千万円の札束もあった。
国も地方も借金だらけで“火の車”なのに、「公」では不正・腐敗が続く韓国。まさに他山の石とすべき存在だ。
悲惨事故は続き、船長は「否認」し、オーナーは逃亡し、政府は批判回避に腐心(2014年6月)
300人以上が犠牲となった韓国の旅客船「セウォル号」沈没事故から16日で2カ月が経った。いまだに行方不明者12人の捜索が続く中、韓国では、安全軽視とみられる事故が相次ぎ、国民の間には不安のトラウマが広がっている。しかも、乗客を見捨てて船を下りたなどとして殺人罪などに問われた船長らの公判が始まったが、起訴事実を否認し、事件解明のカギを握る運航会社の実質オーナーは逃走中。政府は国民の批判をかわすのに必死だ。誰も責任を取らない社会…。韓国の歪みが浮き彫りになっている。
「必ずや、法の裁きを受けさせる」
朴槿恵大統領は、杜撰な運航管理が沈没の原因になったとみて、運航会社「清海鎮運輸」の事実上のオーナーで、背任容疑などで指名手配されている兪炳彦容疑者(73)に対し、こう明言した。
逃走中で行方が分からない兪容疑者に対し5000万円の懸賞金がかけられ、国軍まで投入、国の威信をかけて追跡に乗り出した。事故から16日で2カ月が経つが、安全軽視とみられる事故は沈没船事後後も相次いでいる。
5月28日には、高齢者療養院で21人が死亡する火災が発生。認知症患者による放火が原因とはいえ、「郡と民間点検業者が、6日前の火災安全点検で全て合格の判定をしていた」とされ、スプリンクラー未設置など安全管理の不備が指摘される。
その2日前にも、工事業者の安全意識の不徹底で、8人が死亡する火災がソウル近郊のバスターミナルで起きたばかり。5月2日にはソウル市内の地下鉄で、安全装置をオフにするなどの人為的なミスで、停車中の列車に後続の列車が追突した事故も起きた。
朝鮮日報は「韓国に事故や災害から安全な場所はあるのか」と指摘。原因として、韓国メディアは官民癒着の構造を指摘している。
セウォル号の事故でも、浸水すれば自動的に46隻の救命艇が下りて使用できる仕組みだったが、実際に使用できたのは1隻だけ。船舶の安全検査を行う韓国船級協会はわずか1時間あまりの検査で「良好」と判定していた。
韓国では過去20年間、聖水大橋崩落(1994年)▽三豊百貨店倒壊(1995年)▽大邱市地下鉄放火(2003年)-などの大惨事が発生。沈没事故前の今年2月には、慶州市で10人が亡くなる体育館屋根崩落事故が起きている。
米紙クリスチャン・サイエンス・モニターは、前例が全く教訓になっていないとし、「(韓国は)安全不感症国家」だと酷評する。韓国メディアでは、「三流国家」「不良共和国」などとの自虐報道も目立つ。
韓国メディアは、短時間で成果をあげるため、社会の中にすり込まれてきた「効率優先主義」を挙げる。日本を横目に、先進国入りをなりふり構わず目指すために取った考え方でもあるが、それを象徴する言葉として「圧縮成長」という表現がある。相次ぐ安全軽視の事故は、「圧縮成長」の歪みともいえる。
例えば、セウォル号の沈没事故でも、同社は船が就航した昨年3月以降、過積載によって3億円近い利益を得ていたという。効率を優先するために、規則や責任の所在は杜撰になる。一連の事故では、手抜き工事やいい加減な運用管理が目立つ。朝鮮日報は「賢い手口を駆使できる人物が有能とみられる」と指摘するが、亡命してまで国を脱出しようとした兪容疑者は、「圧縮成長」の象徴ともいえる。
沈没事故のお粗末な政府対応で支持率が低下した朴大統領は5月19日の謝罪会見で失態続きの海上警察庁の解散を発表し、改めて「国家大改造」を誓った。
だが、本当に大改造など可能なのだろうか。中央日報は「韓国は今度も“忘却”の国になるのだろうか」とする論説で、こう指摘している。
「(過去の災難で)政界やメディアは怒りに満ちた言葉や文章をはき出して2、3カ月過ぎると議論さえしなくなる」「集団の怒りが集団の忘却へと早代わりするのが韓国社会だ」
一連の事故を受け、韓国では安全意識が高まり、避難訓練なども頻繁に行われているという。だが、朝鮮日報はこうも指摘している。
「きちんとしたマニュアルもなく、実効性のない避難訓練が行われている」形ばかりの安全意識は何の役にも立たない。
浮かぶ韓国経済の“暗部”。相次ぐ不正発覚で「日本では考えられない」
金融庁が、韓国の国民銀行東京、大阪支店に対し、一部業務の停止という厳しい処分を下したのは、「日本の銀行では考えられないような不正が次々と発覚した」(大手都市銀行)ためだ。
日韓の金融当局は、他の韓国系銀行の在日支店でも不正融資があったとみており、韓国系銀行への処分が広がる可能性もある。
担保の水増しによる過剰融資、融資先からのリベート。金融庁が指摘した国民銀行在日支店の問題点は、日本の銀行であれば、通常の内部チェックで発覚する不正ばかりだ。大手都銀の幹部は「こんな手口が長年見つからなかったことが信じられない」と驚く。
国民銀のほか、ウリ銀行、中小企業銀行など韓国大手銀では以前から、本国の目の届きにくい在日支店の不正融資やマネーロンダリング(資金洗浄)などの“黒い噂”がささやかれ、日韓の金融当局が昨年から合同調査に入っていた。
韓国の検察当局は昨年末、数百億円に上る不正融資容疑で国民銀の元東京支店幹部らを逮捕。その直後、同支店の与信業務担当の韓国人行員が支店内で首をつって死亡しているのが見つかったと、韓国の聯合ニュースが報じた。
さらに、朝鮮日報によると今年4月、韓国北部の墓苑駐車場でウリ銀の元東京支店長が焼死体で発見された。支店長は在職中の不正融資でリベートを受け取っていたとして韓国金融当局の監査を受けていた。
相次いで浮かび上がる韓国経済の“暗部”を日本の金融当局も注視している。
南北関係・統一問題
建国以来、北朝鮮とは「朝鮮の正統な国家」としての立場を巡り、敵対的な関係が続いた。1950年に勃発した朝鮮戦争で朝鮮半島の分断は決定的となった。その後、韓国では民主化時代まで強い反共主義が取られ、北朝鮮のスパイや共産主義者に対して厳重な取締が行われた。
統一に向けた努力が試みられているが、実を結ぶには至っていない。1980年には、北朝鮮から高麗民主連邦共和国創設と、低い段階での連邦制を提示された。冷戦終結以後は雪解けが進み、韓国と北朝鮮の国連同時加盟や共同声明に結実した。韓国は金大中政権以降になって太陽政策をとり、初の南北首脳会談が実現するなど、国内に和解ムードが広がっている。一方で北朝鮮核問題、韓国人拉致疑惑問題など未解決のいくつかの問題がある。
国際関係
日本との関係
大韓民国は日本が唯一朝鮮半島の正統国家として承認している国であり、隣国であるだけでなく、かつては日本の一部であったという歴史的背景もあり、政治・経済・文化などあらゆる分野で緊密な関係にある。
一方で歴史的背景から元宗主国の日本に対して強い敵対意識を持つ側面もある。特に日韓併合から第二次世界大戦(大東亜戦争)までの日本の統治に対して否定的な意見は多く、盧武鉉政権になってから日本統治時代の「親日派」の子孫を排斥弾圧する法律(日帝強占下反民族行為真相糾明に関する特別法及び親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法)が施行されている。この法律は法の不遡及の原則に反しており、このような法律が施行されることは世界的に見ても極めて異例である。また、公然と戦前・戦中の日本(韓国や北朝鮮では「日帝」と呼ばれる)について肯定的な発言をおこなう知識人や芸能人などは激しく批判され、出国拒否、発言の撤回などの社会的制裁を受けている。
韓国側では李承晩・金九ら右派民族主義者を中心として建国された当初から現在に至るまで、日韓併合と、それに伴う同化政策に屈辱的な感情を抱いており、伊藤博文を暗殺した安重根を英雄視するなど、根強い反日感情がある。
連合軍占領期と大韓民国建国後
第二次世界大戦が終結した後、日本の一部としての立場から、連合国軍の一国であるアメリカ軍を中心とした統治を経て独立をした。
一方、日本が自国領土とする竹島を、韓国が自国の領土と主張して武力占拠、日本海上に一方的に李承晩ラインを設定し、この線を越えて操業する日本漁船を拿捕し乗員を抑留・殺害してきた。この時代には、第一大邦丸事件のように、多数の日本人が韓国人によって殺害された。1965年に国交が回復するまでに、韓国によって、日本漁船328隻が拿捕され、日本人44人が殺傷され、3929人が抑留されることとなった。
1948年の大韓民国建国期に起こった済州島4・3事件では、韓国政府の弾圧から逃れるために済州島民が日本に移入することとなった。
1950年に勃発した朝鮮戦争では、連合軍占領下にあった日本は、韓国を助けるために海上保安官や民間船員など8000名以上を国連軍の作戦に参加させ、開戦からの半年間だけでも56名が命を落としていることが確認されている。一方、韓国政府は犯罪者や密入国の韓国人の強制送還の大半を拒んだため、日本政府は抑留された日本人の返還と引き換えに密入国や犯罪韓国人の送還を諦めた。1959年には在日朝鮮人の帰還事業を阻止するために工作員を日本に送り込み新潟日赤センター爆破未遂事件を起こしている。
国交樹立
李承晩政権期は国交断絶状態であったが、朴正煕政権が成立して両国の国交正常化交渉が本格化した。国交正常化交渉の過程では請求権問題が最も紛糾した。韓国による対日請求権の主張に対して日本側は、日本統治時代に朝鮮半島に投下した資本および引き揚げた日本人が残した財産(GHQ調査で52.5億ドル)を主張することで韓国側に対抗した。
1965年、日韓基本条約とともに締結された財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定にもとづいて、日本が朝鮮に投資した資本及び日本人の個別財産の全てを放棄するとともに、約11億ドルの無償資金と借款を援助することによって、日韓間の両国間及び国民間の請求権に関する問題は完全かつ最終的に解決されていることが確認された。しかし、韓国政府や韓国メディアは国民に積極的に周知を行わなかったため、日本政府への新たな補償を求める訴えや抗議活動がなされ続けていたが、2009年8月14日にソウル行政裁判所による情報公開によって韓国人の個別補償は日本政府ではなく韓国政府に求めなければならないことが韓国民にも明らかにされている。
現在
1997年のアジア通貨危機により、韓国の経済は危機に瀕した。発足したばかりの金大中政権は国際通貨基金の支援とその経済政策を受け入れ、新自由主義的傾向をもつ構造改革政策によって危機を乗り切った。この時期、首相は金大中と立場を異にするものの経済通と呼ばれた金鍾泌であった。IMF支援の際、日本は韓国に対する緊急支援のうち最大の百億ドルの準備を行なった。
2003年に発足した盧武鉉政権は、当初「歴史問題に言及しない」と発言するなど、両国関係の改善が期待されたが、国内においては日帝強占下反民族行為真相糾明に関する特別法及び親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法を制定するなど、一貫して反日的な政策を取っていた。盧武鉉政権は日本時代の親日派問題の清算として、「日帝強占下反民族行為真相糾明に関する特別法」及び「親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法」を制定し、反民族行為認定者の子孫の土地や財産を国が事実上没収する人権蹂躙とも取れる法を制定し、実際に「親日派」10人の子孫が所有する約13億6000万円相当の土地を没収するなど適用を開始している。
両国の関係は、島根県の「竹島の日条例」の制定や日本の国連常任理事国入りを目指した動き、靖国神社や歴史教科書に対する内政干渉問題もあり悪化した。民間交流のあり方も一様ではなく、韓流ブームも影響して民間交流は活発化しているかに見える一方で、2004年から2005年にかけては日本に対する抗議デモの影響により、韓国側が交流行事をキャンセルする事態がいくつか発生した。
2008年の韓国通貨危機では日本は韓国と300億ドルの通貨スワップの協定を締結した。
2000年代以降、韓国は官民をあげて、日本軍慰安婦への謝罪と賠償を求める情報宣伝工作活動を世界各国で行っており、その結果、世界各国の議会で対日謝罪要求決議が可決され、米国の公共施設には韓国人によって当事国であるアメリカ軍慰安婦や韓国軍慰安婦ではなく、第三国である日本軍の慰安婦を対象とした追慕碑の設置が行われる事態となっている。同時に、韓国は官民をあげて世界各国で「竹島は韓国の独島である」「日本海呼称は東海呼称が正しい」という宣伝工作活動も行っており、VANK等の組織的宣伝活動により世界中の地図や教科書に「日本海/東海」または「東海」と標記される事態になっている。日本政府はこのような活動に対して抗議を行っている。
2010年のバンクーバーオリンピックの際にもニューヨーク・タイムズで韓国の日本に対する被害者意識が独立後半世紀以上経過してもスポーツでの日韓のライバル関係に影響が続いていると報道され、数日後の3月1日にキム・ヨナなどの発言などが発端となり2ちゃんねるに対して韓国から大規模なサイバーテロが発生した。
2010年の韓国哨戒艦沈没事件では日本政府は韓国を強力に支持している。
東亜日報・日本人観光客「ゲストハウスで性暴行されて」
日本人観光客が韓国旅行中、韓国人に性暴行されて警察が捜査に入った。
日本大使館側は異例の告訴状を被害者の代わりに警察に提出、強硬対応により外交摩擦に発展するのではないかという憂慮も出てきている。
ソウル麻浦(マポ)警察署は麻浦区西橋洞(ソギョドン)のゲストハウスで日本女性観光客が性暴行にあって捜査に入ったと2012年5月18日明らかにした。警察によれば日本人観光客Aさん(45・女)は韓国観光をするために入国した後、5月6日、ゲストハウス店主の友人に性暴行されたという。
Aさんは韓国観光をした後、この日、加害者を含む宿泊客らと一緒に酒を飲んで次の日午前1時頃、自分が泊まっている部屋で寝ついたが、ゲストハウス店主の友人が自分の部屋に入ってきて肛門性交および口腔性交を強要して性暴行したと主張した。
Aさんは直ちに駐韓日本大使館を訪れて申告した。大使館側はAさんの陳述を元に告訴状を用意し16日、麻浦警察署に提出した。警察関係者は「被害者でなく駐韓日本大使館領事が直接告訴状を提出したのは異例」としながら「敏感な懸案だけに容疑者逮捕に捜査力を集中する方針」と語った。
警察は男の身元を確認し、女性と連絡をとりながら捜査を進めていることを明らかにした。警察の関係者は、事件発生から時間が経過しているため現在も証拠品を探しているとし、「日本人女性の主張だけ聞き男を容疑者と呼ぶのは正しくない」と述べた。男は19日に警察で取り調べを受けた。
駐韓日本大使館が被害者の代わりに告訴状を提出するのは異例。警察の関係者は、「事件を特別扱いせず韓国国内の事件と同様に捜査を行う」と話したが、韓国メディアは「外交摩擦につながる恐れもある」と伝えた。
経済的関係
経済面において韓国は、日本との関係が深い。韓国から日本への電子部品や工作機械などの輸出も増大している。韓国の対外輸出の増加にともない、日本からの部品輸入や日本への特許使用権料の支払いも増加しており、戦後一貫して韓国の対日貿易は赤字が続いている。2007年度には対日貿易赤字が過去最高の289億ドル(約3兆2000億円)に達した。
原因として、韓国は自国で賄えない技術、部品、素材の日本への依存度が極めて高い上、その加工技術、信頼性は日本製品に比べて著しく劣ることから、韓国製品の日本輸出が難しいという構造的問題があり、「韓国が世界貿易で稼いでも、その半分以上を日本へ引き渡している構図である」と指摘されている。対日輸入の金額自体は増加しているが、輸入に占める割合は2005年には18. 5%、2006年は16. 8%まで下がっており全体的に減少傾向にあり、輸出でも同様の現象が起こっている。
李承晩政権時代には外貨流出や北送事業(北朝鮮帰国運動)への抗議を理由に、1955年8月~翌年1月と1959年6月~翌年4月の2度に渡り通商断交を宣言したことがあるあるが、2回とも韓国側の要請で1年以内に通商再開をしている。2003年に両国首脳は自由貿易協定 (FTA) 締結を目指すことで合意したが、交渉は難航している。
日本支援で建設の比校舎、日の丸が韓国国旗に。台風支援の韓国軍が塗り替える(2014年)
日本政府の支援によってフィリピン・レイテ島に建設された小学校で、「日比協力」の印として校舎の壁面にフィリピン国旗と並んで描かれていた日章旗が消され、韓国国旗に塗り替えられていたことが7月8日までにわかった。日本政府も確認しており、フィリピン教育省に経緯を問い合わせている。
塗り替えがあったのは、1997年度の円借款で建設されたレイテ州パロ市のバラス小学校。複数の韓国メディアは、2013年11月に現地を直撃した台風30号の被災地に入った韓国軍の復旧支援部隊が6月下旬、「3市で復旧作業を行い、14の学校の屋根や窓を修理した後、太極旗(韓国国旗)を描いた」と伝えている。
日本外務省は韓国の報道で事態を把握し、塗り替えを確認。通常、日章旗が描かれた看板などを取り除く場合はフィリピン側から相談があるが、今回はなかった。ほかの学校でも塗り替えがないか確認している。
米国との関係
第二次世界大戦後、東西冷戦体制が形成されるなかで、右派を中心とする大韓民国が成立した。1948年11月20日、国会で米軍の無期限駐留要請が決議されたように、大韓民国の成立と、朝鮮戦争での大韓民国の防衛には、アメリカ合衆国(米国)を中心とする国連軍が大きな役割を果たした。1953年の米韓相互防衛条約締結によって韓国は米国の同盟国となった。
冷戦期には、韓国は軍事的、経済的に米国への依存を余儀なくされてきた。多数の韓国人が米国に移住し、在米韓国人は200万人に達している。またこの間、韓国政府は米政府の要請を受け、ベトナム戦争に軍を送ることを決めた。米国はその見返りとして、韓国が導入した外資40億ドルの内およそ20億ドルを直接負担し、その他の負担分も斡旋し、日本からは約11億ドル、西独などの西欧諸国からは約10億3千万ドル調達した。また、戦争に関わった技術者・軍人・建設者・用役軍納などの貿易外特需(7億4千万ドル)や軍事援助(60年代後半の五年間で17億ドル)も、韓国の高度成長を支えた。こうして韓国は、ベトナム参戦を契機に急成長を遂げていく(漢江の奇跡)。[1]
1990年以降の東西冷戦体制の崩壊や韓国経済の躍進は、この構図を転換する要因となった。韓国はソビエト連邦、中華人民共和国、ベトナムと次々に国交を樹立し、これらの国々に対する経済投資も拡大している。1998年の金大中政権成立後は太陽政策によって北朝鮮との関係も金泳三政権期に比べて改善された。一方、1999年の老斤里事件報道後、在韓米軍に対する反感が強まり、2002年に米軍車両に韓国人女子中学生が轢き殺された事件によって米軍に対する反感がいっそう高まった。同時に米軍兵器の近代化と展開能力の向上により、想定される戦闘の様相が、米軍が駐留し始めた頃とは異なってきているため、米軍が韓国に駐留する必要性は減少している。このため、米国も在韓米軍を削減する政策を打ち出している。特に2006年に起きた北朝鮮の「核実験」では北朝鮮との宥和政策を推進する余り、親北反米政策を取ったため米国との関係は悪化した。
2008年に成立した李明博政権は従来の親米路線に方針を転換したため今後の対米関係も改善されると見込まれていた。しかし4月、BSE問題に端を発する米国産牛肉の輸入をめぐり反発する野党、市民と政権の対立が激化しており、今後も米国との良好な関係が維持できるのか不透明な状態が続いている。
アメリカとは固い絆を築いており、アメリカ軍への慰安婦として数十年に渡って提供された女性たちが謝罪と補償を求めているが、日本を相手とした場合とは異なり、韓国政府は女性たちを支援しないこととしており、韓国人とアメリカ人によってアメリカ各地の公共施設に建立が進められている慰安婦追慕碑にはアメリカ軍慰安婦や韓国軍慰安婦は対象外としている。一方で、日本軍慰安婦を非難することには共同歩調をとっている。
中華人民共和国との関係
国交樹立
1951年、中国人民義勇軍が朝鮮戦争に参戦し、一時はソウルを占領したことにより、韓国と中華人民共和国の関係は長らく敵対的なものとなった。韓国は中華人民共和国と敵対する中華民国と親交を深めた。しかし1979年の中華人民共和国の対外経済開放政策や1990年の東西冷戦体制の崩壊を要因として、韓国の対中政策は転換した。
人口が多く市場として有望で、安価な労働力の提供が可能な中華人民共和国との国交樹立を模索する産業界からの要請もあり、盧泰愚大統領は1992年8月24日に、中華人民共和国との国交を正常化、中華民国とは外交的に断交した。
経済的関係
これ以降、韓国では対中投資ブームが起こり、多くの韓国企業が安い労働力を求めて中華人民共和国に進出した。現在では韓国の対中投資額は日本のそれを上回り、投資額は国家としては第1位となっている。とくに山東省青島、遼寧省大連、吉林省延辺朝鮮族自治州には、韓国企業の投資が累積している。また中華人民共和国に留学する外国人学生数で、韓国はトップを占めるほどになっている。
投資額が国家として1位とはいえ、韓国企業の対中投資実行額は04年の62億5000万ドルから、07年には1~11月段階で32億3000万ドルと3年でほぼ半減のペースとなっている。要因としては2008年1月より施行された外資優遇を原則廃止した新たな企業所得税法、従業員の待遇を向上させる労働契約法や現地トラブルも重なり「中華人民共和国離れ」が加速している。また、WTO香港ラウンドに於いて、韓国の農業従事者が香港で激しいデモ活動を展開した。香港の警察はデモを行った人々を拘束した。
軍事的脅威
その一方で韓国民の一部は、「中華人民共和国の超大国化によって韓国が飲み込まれるのでは」との恐怖を感じている。将来朝鮮半島が統一された場合、中華人民共和国と国境を接する可能性がある。中国人民解放軍は、現段階では軍隊の規模は韓国軍よりも大きく、装備の更新を進めている。
他方で、統一後は韓国が中華人民共和国に対して上位に立つとする見解もある要出典。全体的に見て中国人民解放軍の装備は、西側先進諸国の水準にある韓国軍に劣っている。また、有事の際、韓国軍は圧倒的な継戦能力を持つアメリカ軍による物資支援を受けるため、継戦能力においても韓国軍は優勢である要出典。
ソビエト連邦・ロシアとの関係
1945年の第二次世界大戦終結で、朝鮮半島は北緯38度線を完全な境界線として米軍の南部とソビエト連邦軍の北部に分断占領された。1948年にアメリカ合衆国主導の南北統一総選挙が国連で決議されたが、北部を軍政統治するソビエト連邦が拒否し、南北分断が確定した。同年8月15日には南部単独で大韓民国が成立、追って9月9日にはソ連軍の士官として朝鮮半島に帰還した金日成を指導者とする朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が北部のみで成立したため、韓国は建国当初からソ連と敵対関係になった。
ソ連は朝鮮半島北部で朝鮮労働党の指導による社会主義国家の建設に成功し、朝鮮戦争では北朝鮮軍の南侵を支持したが、国際連合安全保障理事会における欠席戦術を逆手に取られてアメリカを中心とした国連軍の編成と介入を許し、朝鮮半島全域への勢力拡大は失敗した。この際、ソ連軍は直接介入を控えたものの、軍事顧問団の派遣や兵器の供給で北朝鮮や中華人民共和国による軍事作戦を支えた。その後のベトナム戦争では、アメリカの要請に応じてベトナムに出兵した韓国軍が北ベトナムを通じてソ連の支援を受ける南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)と激しい戦闘を行った。この東西冷戦の激しい時期では韓国とソ連の関係は絶たれていた。歴代の韓国の政権は反共主義を唱え、北朝鮮の背後にいるソ連や中国を強く警戒していた。金日成の個人独裁が強化された北朝鮮で親ソビエト派が一掃されても、ソビエト連邦は北朝鮮を朝鮮半島唯一の正統政権と認め、韓国とは全く外交交渉を行わなかった。
1981年、ソウルが1988年のソウルオリンピック開催都市に決まると、韓国はホスト国としてソビエト連邦を含む全ての国を安全に招待する義務を負った。しかし全斗煥政権は対ソ強硬姿勢と国内の民主化運動弾圧を継続し、1983年9月1日には大韓航空の旅客機がソビエト連邦領空を侵犯した後に撃墜された大韓航空機撃墜事件も発生して、両国間の関係は全く改善されなかった。
これが変化したのは、1985年に登場したソビエト連邦のゴルバチョフ政権が新思考外交による冷戦の緩和を訴えた以降である。韓国も1987年に成立した盧泰愚政権が民主化を進めつつソビエト連邦や中国との緊張緩和を目指す北方外交を提唱した結果、ソウルオリンピックはソビエト連邦や東欧諸国の参加を得て無事に開催された。この際に両国の接触が本格的に開始され、首脳会談を経て、1990年9月30日に韓国とソビエト連邦は国交を樹立した。1991年にはゴルバチョフが初訪韓(済州島を訪問)し、同年に韓国は北朝鮮と同時に国連加盟を果たした。また、第二次大戦後に旧日本領の南樺太(その後ソビエト連邦がサハリン州に編入)に取り残され、無国籍状態やソビエト連邦国籍になっていた残留朝鮮人の韓国訪問・帰還事業や、第二次世界大戦前にスターリンによって極東の沿海地方から中央アジアへ民族全員が強制移住させられたソビエト連邦国籍の朝鮮人(高麗人と称される)との交流が開始された。
1991年12月にソビエト連邦が崩壊してロシア連邦やその他の共和国が完全な独立国家として成立しても、韓国側からの積極的なアプローチは続いた。現代自動車はロシアの外国自動車市場で最大のメーカーとなり、LG電子も家電市場で3割のシェアを獲得したと伝えられている(ジェトロレポートより)。巨大財閥以外の韓国企業もロシアに進出し、ウラジオストクを重要な拠点としてシベリア開発にも関与している。ロシアは社会主義体制を放棄した現在でも北朝鮮との友好関係を維持している事から、北朝鮮の核開発問題をめぐる六者会合への参加国に含まれている。
また、中央アジアで新たに独立したカザフスタンやウズベキスタンにも韓国企業が進出している。両国には韓国からの直行便が就航し、高麗人への朝鮮語教育の支援などを含めた関係強化が進められている。
その他
2004年に、過去において韓国がウラン濃縮など核兵器開発の研究を行っていた事実が発覚し、国際原子力機関(IAEA)の査察を受けている。
2005年には、同国の放射性アイソトープ販売企業であるキョンド洋行が、イラン企業のパトリス社に放射性物質であるニッケル63を売ったほか、フランスからは別の放射性物質である三重水素(トリチウム)を買い入れ、パトリスに売り渡していたことが、報道された。
ベトナム訪問の朴大統領。過去の戦争の歴史で謝罪せず
ベトナム訪問中の朴槿恵大統領が過去の戦争の歴史について謝罪発言などまったくせず、ベトナム側も何ら要求していないことが韓国で話題になっている。
2013年9月10日付の新聞論調では、韓国が日本に対してしきりに「歴史直視」を要求していることと矛盾するではないかとの皮肉も出ている(ハンギョレ新聞社説)。
韓国は1960~70年代のベトナム戦争で米軍支援のため延べ30万人以上の部隊を派兵し、部分的に“住民虐殺事件”もあった。ベトナム統一後、両国は1992年に国交を結んだが、ベトナムは韓国に対し謝罪や反省、補償など一切求めなかった。
しかし2001年、金大中大統領がベトナム訪問の際、「不本意ながらベトナム国民に苦痛を与えたことを申し訳なく思う」と“謝罪”した。これに対し当時、野党だった朴槿恵ハンナラ党副総裁は「金大統領の歴史認識を憂慮せざるを得ない。参戦勇士の名誉を傷つけるものだ」と批判した経緯がある。
ベトナム派兵は父・朴正煕大統領(当時)の決断で行われたものだが、朴槿恵大統領は今回の訪問に際しベトナムの国父ホー・チ・ミンの廟参拝、献花の時を含め戦争の歴史にはまったく触れず、もっぱら経済協力問題に終始した。
中央日報は1面トップ記事で「父の時代の歴史に対する和解」とし「過去についての両国の成熟した立場と、間違った歴史認識にとらわれている日本を比較することになる」「日本への圧迫の意味もある」と奇妙な解釈を加えている。
朴槿恵大統領が謝罪をしなかった背景には、ベトナム戦争を米韓による侵略戦争とするベトナム側と「自由を守るための戦争」とする自らとの間に歴史認識の違いがあるからだ。
にもかかわらずベトナムが韓国に歴史認識の一致や謝罪、反省を求めず未来志向の協力関係を重視する“成熟”した態度は、日本ではなくむしろ韓国の対日姿勢に対する教訓であり“圧迫”になるものだろう。
一方、韓国マスコミはベトナムが60年以上も植民地支配したフランスに対して謝罪や反省、補償など一切求めていないことにはまったく触れていない。
「国際的に見て、韓国は法治国家と言いづらい。法より反日が優先される国」
各国の司法に精通する丸山和也参院議員は「国際的に見て、韓国は法治国家とは言いづらい。政治的非難をそのまま法律にしている。法的体裁をとった『政治的反日報復行為』というしかない。あり得ないですよ。先進国から『文化レベルの低い国だ』と思われても仕方ない」という。
約15年前、丸山氏は韓国企業を相手取った国際仲裁事件の日本企業代理人となり、数千万円の債権を勝ち取った。韓国の裁判所でも判決の効力が承認されたが、なかなか判決の執行ができない。裁判所が債権回収に動こうとしなかったのだ。四方八方に手を尽くしたものの、債権回収ができなかった丸山氏に対し、検事OBの韓国人弁護士はこう教え諭したという。
「韓国では日本への恨みがあって、日本人のために韓国人の財産を没収するなんてことはやりたくない。そういうレベルなんだよ」
もはや法治国家のレベルを超えて、韓国は「善悪の判断」すらできないのではないか。
安倍晋三首相は、民主主義や「法の支配」を共有する国との連携を強化する価値観外交を進めるが、丸山氏は「司法と政治の区別すら確立できていないようでは、価値観外交のパートナーとして、韓国は合格点に達していない」という。
訪米同行の韓国大統領府報道官、セクハラで更迭(2013年5月)
韓国大統領府は5月10日、朴槿恵大統領が9日、大統領訪米に同行した尹昶重大統領府報道官について、「訪米中に不適切な行動を見せ、国家の品位を傷つけたと判断されたため」、更迭を決めたと発表した。
尹報道官が、朴大統領とオバマ米大統領が首脳会談を終えた7日の夜、ホワイトハウス近くのホテルで在ワシントン韓国大使館の臨時職員の女性の尻を触ったとして現地警察が捜査に乗り出している。大統領の訪米同行時の醜聞で更迭される異例の事態となった。
地理
韓国は朝鮮半島全域を領土と主張し、そのうちの南北軍事境界線(38度線)以南及びその属島を統治している。軍事境界線以北は、実際には北朝鮮政府が統治しているが、大韓民国では、地域を指す表現としての「'北韓:' プッカン、ほっかん」が用いられている。
西には黄海、東には日本海に面し、朝鮮海峡(対馬海峡、西水道)を隔てて釜山と対馬とは約50kmの距離である。全国土面積は98480km²で、これは北海道と四国を合わせた程度あるいは九州の約2.7倍(九州は36700km²)である。国土は山がちである。
地震は九州から伝わるものを除きほとんどないことから、比較的安価に高層マンションが建設可能であり戸建より人気がある。活火山も全く存在しない(済州島、鬱陵島は火山島だが活動していない)が少数の温泉はある。
日韓間には、竹島(韓国名:独島)領有問題が存在する他、1990年代以降になって日本海(韓国名:東海)の国際的な呼称をめぐって日本政府と韓国政府が対立する等、いくつかの問題がある(参考:日本海呼称問題、李承晩ライン)。
気候
ケッペンの気候区分によると、春川、堤川などの北部や内陸部、山岳地帯は亜寒帯冬季少雨気候、それ以外の地域は温帯夏雨気候および温暖湿潤気候に属する。半島状に位置しているものの、顕著な大陸性気候であり、寒暖の差が激しく気温の年較差、日格差が大きい。南部や東部沿岸部を除いて、1月の平均気温は氷点下になり、特に最低気温が低くなる。半島部の緯度は日本の静岡県や大阪府中部から宮城県と同じだが、冬は大陸からの季節風の影響を受け、日本の同緯度の地域に比べると寒冷である。例えばソウルは福島県中通り北部、新潟県中越地方と同緯度にあるが、1月の平均気温は-2.5度で、冬の寒さは北東北から北海道南部と同じである。強烈なシベリア寒気団に覆われると、ソウルでも最低気温が-10度~-15度前後になり、郊外では-15度を下回ることもあるなど平年を大きく下回る寒さになることもある。また釜山は房総半島南部や名古屋、京都と同緯度にあるが、1月の平均気温は3.0度で、東京より平均気温が2、3度低い。全体的に、北関東から東北地方や北海道南部の気温に匹敵する。この気候はオンドルを発達させた。冬季は晴れる日が多いため朝夕の冷え込みが厳しい反面、江原道の一部を除けば雪は少ない。寒冷な気候はそれほど長く続かず2月になれば暖かくなる。
済州島は高知県や福岡県と同緯度にあり、韓国では最も温暖とされるが、冬は半島部と同様の北西季節風の影響、また(38度線以南の現在の)韓国では最高峰である漢拏山(標高1950m)がそびえる地形的要因により、非常に風が強く体感温度は低く、済州市の1月の平均気温は5度~6度と東京などとほぼ同じ寒さである。西帰浦市の位置する南部は温暖で高知県や宮崎県北部の気温に匹敵する。
夏は半島部においては日本より湿気が少なく過ごしやすい。ソウルの夏の気温は30度を超えることもよくあり、また内陸の盆地にある大邱は韓国で最も暑いとされるが、湿気が少なく、また、熱帯夜になることはほとんどないため、エアコンが無くても寝苦しいということはあまりない。
近年は中国の砂漠化の進行に伴う黄砂被害の拡大が問題となっている。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 | |
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平均気温(C) | -2.5 | -0.3 | 5.2 | 12.1 | 17.4 | 21.9 | 24.9 | 25.4 | 20.8 | 14.4 | 6.9 | 0.2 | 12.2 |
降水量(mm) | 21.6 | 23.6 | 45.8 | 77.0 | 102.2 | 133.3 | 327.9 | 348.0 | 137.6 | 49.3 | 53.0 | 24.9 | 1,344.3 |
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均気温(C) | 3.0 | 4.3 | 8.3 | 13.4 | 17.4 | 20.5 | 24.2 | 25.7 | 22.1 | 17.3 | 11.3 | 5.6 | 14.4 |
降水量(mm) | 37.8 | 44.9 | 85.7 | 136.3 | 154.1 | 222.5 | 258.8 | 238.1 | 167.0 | 62.0 | 60.1 | 24.3 | 1491.5 |
行政区域
- 特別市(Teukbyeol-si、トゥクピョルシ)
- 1:ソウル特別市(ソウルとくべつし)
- 広域市(Gwangyeok-si、クァンヨクシ)
- 2:釜山広域市(プサンこういきし)
- 3:大邱広域市(テグこういきし)
- 4:仁川広域市(インチョンこういきし)
- 5:光州広域市(クァンジュこういきし)
- 6:大田広域市(テジョンこういきし)
- 7:蔚山広域市(ウルサンこういきし)
- 道(Do、ト)
- 8:京畿道(キョンギどう)
- 9:江原道(カンウォンどう)
- 10:忠清北道(チュンチョンブクどう)
- 11:忠清南道(チュンチョンナムどう)
- 12:全羅北道(チョルラブクどう)
- 13:全羅南道(チョルラナムどう)
- 14:慶尚北道(キョンサンブクどう)
- 15:慶尚南道(キョンサンナムどう)
- 特別自治道(Teukbyeol-jachido、トゥクピョルヂャチド)
- 16:済州特別自治道(チェジュとくべつじちどう)
経済
売春産業の規模は韓国GDPの5%、「売春大国」韓国。年間売春件数4605万件
「売春大国」の汚名を返上すべく、韓国では売春の摘発が強化されたが、なくなるどころか地下に潜り、さらには“輸出”までされて、ますます世界から白い目で見られている。
例えば、韓国の高速鉄道KTXのソウル駅前には、いわゆる「ちょんの間」が密集していた。日本で言えば、上野駅前に大風俗街があるようなものだ。それが法改正によって壊滅した。
古くから韓国に存在する「頽廃理髪所」は、表向きは理髪店だが、別室で売春を行なう風俗店だ。
売春なしの理髪店との違いはサインポール(日本の床屋にもある、赤・青・白の回転するポール)が非常に大きいなどで、ひと目で「セックスあり」とわかるようになっている。比較的女性の年齢が高いことや、髪を切りたいだけの若い男性は美容室に行くことなどから、特別法が出来る以前から廃れていたが、2004年以降はいよいよ見かけなくなった。
また、「チケット茶房」は表向きは喫茶店だが、ウェイトレスがコーヒーを配達しに来て売春を行なう。もちろんコーヒーはインスタントで、実態は日本のデリヘルに近い。しかしこれも店舗を構えるため摘発の対象となりやすく、近年は減少傾向にある。
逆に増加の一途を辿っているのが、オフィステル(事務所+簡易宿泊施設。ワンルームタイプが多い)やマンションの一室を借りて、そこで売春するケースだ。ソウルでは江南エリアに集中しており、街を歩けばそこらじゅうにピンクチラシが落ちている。
かつて日本の電話ボックスに貼ってあった同種のチラシと違ってB5サイズほどの大きなもので、もちろん通りを歩いている高校生や主婦の目にもとまる。店舗を構えておらず、記載されている電話番号も携帯電話のため、警察も摘発しにくい。
また、キスバンと呼ばれる、個室で客とホステスが1対1になり、キスまではOKというサービスがあるが、このキスバンを装って売春するケースも増えている。こちらは女子大生など若い女性が小遣い稼ぎで働いていることが多い。
看板は出していないが、今も変わらず売春産業は根強く生き残っている。2004年の法律制定後も風俗産業は一向に衰えず、現在も一大産業となっている。
韓国政府の女性家族部がソウル大女性研究所に依頼して調査・作成させた『2010年性売買実態調査』の内容には驚く。結果は非公開だったが、それを入手した『ハンギョレ21』が2011年11月にスクープした。
それによれば、売春産業の規模は最大8.71兆ウォン(約6300億円)と報告され、韓国GDPの約5%を占めている。また、同調査では、年間売春件数が4605万件、売春従事者は14万2000人余であることを明らかにしている。
2010年11月にはハンナラ党最高委員を務めたホ・テヨル議員が、「観光事業を育成するため『フリーセックス』、『カジノフリー』のタブーのない特区を作らなければならない」と、闇の売春産業を認めて公然化する主張をしたため問題となった。
この時代に売春を観光の起爆剤にしようという発想が出てくるほど、韓国は売春大国なのだ。
根深い韓国の性売買文化を根絶するためには
キム・ジヘさん(32、仮名)はソウル下月谷洞にある「ミアリテキサス」で働いている。 一日平均3、4人の男性を相手にしている。ジヘさんが初めて売春を始めたのは学校の授業料のためだった。 2004年にソウル江南の「ルームサロン」が最初の職場だった。
その年、性売買特別法が施行された。風俗街が強制的に閉鎖された時期だった。このため売買春が可能な他の遊興店が“特需”を迎えた。ジヘさんは江南・瑞草などのルームサロンを転々としながら学費を稼いだ。しかし家に生活費を入れていたうえ、お金を遣うことも増え、休学と復学を繰り返し、結局、卒業できなかった。
ジヘさんがミアリテキサスに入ったのは2011年2月。性売買特別法でミアリテキサスがすべて消えたという噂は事実でなかった。ジヘさんは3カ月間、月平均500万ウォン(約38万円)稼いだ。これで学費は十分だと考えて復学した。しかし生活費がまた厳しくなった。他のアルバイトもしたが、給料があまりよくない。ジヘさんは2012年9月、またミアリに戻ってきた。
11月4日、ミアリテキサスでジヘさんに会った。ジヘさんは「事実上取り締まりもしないのに性売買特別法を作り、売春女性だけが犯罪者になった」と話した。ジヘさんのように風俗街を一度離れた後、また戻ってきたという女性が多かった。
この女性たちは「すぐにも家族の生計を維持する責任がある状況で、他の仕事に移るのは容易でなかった」と主張した。ソウル地域の風俗街で働くイさん(34)は「2010年以降、1回も取り締まりを見ていない。意味のない法をそのまま置いておく必要があるのか」と語った。性売買従事者と事業主からなる「全国ハント連合会」は9月、憲法裁判所に性売買特別法に対する違憲法律審判を申請した。
これに関し2004年に性売買特別法を代表発議した趙培淑(チョ・ベスク)元民主党議員は「性売買特別法のおかげで風俗街が大きく減り、女性の人権が改善された」と主張した。しかし趙氏も「当時、性売買集結地の問題に集中したため、新種の変態性売買への対応は不足していた」と話した。金康子(キム・カンジャ)韓南大警察行政学科客員教授はソウル鍾岩警察署長当時の2000年、ミアリテキサスで大々的な取り締まりを行った経験がある。
しかし金教授は「生計のための売春女性に対する具体的な支援策を用意せず、特別法に基づいて制裁したため、単発性の効果に終わった面がある」と述べた。金教授は「当初の目標とは違って新種の売春が広がり、よりいっそう肥大化してしまった」と指摘した。
金教授は「制限的な公娼制度は考慮するに値する」と主張した。しかし一部の女性団体はこうした主張に強く反対している。「性売買特別法は最小限の法であり、公娼制は女性を商品化するという発想」という理由からだ。実際、一部の店では今でも女性従業員に負債を抱えさせ、強制的に売春を要求したりもする。
2011年2月、Aさん(28)は500万ウォンが突然必要になり、知人の紹介でルームサロン経営者に会った。この経営者は「日本で男性と友人のように話をするだけで2000万ウォンを貯められる」と説得した。しかしAさんは日本に到着するとすぐにパスポート(旅券)を取り上げられ、宿舎に監禁された。その後、一日に5、6回ほど売春をすることになった。出血があっても綿で抑えて仕事を続けるように言われた。Aさんは日本女性団体の助けで辛うじて宿舎から抜け出せた。
韓国社会に根付いた性売買文化を根絶するためには、持続的な取り締まりとともに、女性の自活への誘導が重要だと、専門家は指摘している。ソウル江南区庁は2012年7月から違法店舗を取り締まるTFチームを設置し、大々的に取り締まりを行っている。現在まで257店舗が摘発され、18億9500万ウォンの税金・履行強制金を科した。申燕姫(シン・ヨンヒ)江南区庁長は「住宅街にまで入り込んでいるため取り締まりに難しさはあるが、続けていくことが重要」と強調した。
女性家族部は全国自活団体9カ所で女性の職業・進学教育を支援している。自活プログラムに参加する女性は年平均560人にのぼる。
日本以上に厳しい韓国の就活。サムスン電子の倍率は700倍
「大学新卒者が5人集まれば正規雇用は1人だけ。3人は非正規、1人は無職」と言われる韓国の就活事情は日本以上に深刻だ。韓国の学年度が終わる2月中旬、かつて日本語講師として教壇に立っていた大学の学生から、こんな連絡が来た。
「昨日卒業式だったのですが、私の学年はほとんど来ていませんでした」
その理由は就職留年。ある者はすでに秋から留学中で、ある者は就活で失敗し、卒業すると不利になるからと在学期間を延長したのだ。韓国学生の就活は日本以上に厳しい。
英語のほかに日本語か中国語の習得を、ほとんどの会社が求めている。誰もが憧れる財閥系企業ともなるとハードルは極めて高く、会社側は否定しているが、TOEICで990点満点中、800点以上でないと履歴書すら見てもらえない。
全企業数に対してサムスン電子やLGエレクトロニクスといった財閥系企業が占める割合は、わずか1%に過ぎない。しかし、主要財閥10グループの総売り上げはGDPの約75%を占める。その入社試験の倍率は少なくとも数百倍で、トップのサムスン電子に至っては700倍とも報じられている。まさに針の穴をかい潜るようなもので、秀才が集中するソウル大学ですら、就職率は50%に満たない。
韓国では、大学4年生の下半期が始まる9月に履歴書を送り、採用が決まるのは卒業間際だ。1回で就職が決まるケースは稀で、就活が何年も続く。途中、語学留学する者も少なくない。
大学に入ってから就職を意識する日本と違って、韓国では早いうちから就職を念頭に教育される。小学生で外国語の習得に勤しみ海外研修にも参加。選ばれし者は外国語高校で学び、さらに大学入学後には英語+第2外国語のスキルアップだけでなく、目指す企業が個別に入社条件として指定する資格試験の合格を目指して猛勉強を続ける。
書類審査では大学の成績も大きく考慮されることから、期末試験での激闘と、成績に不満がある者の教授への異議申し立ては当然のこと。筆者も成績を上げろと学生に脅されたことがある。
「苦労して大学に入っても勉強ばかりで楽しくないし、何のための学生生活なのかわからない」
やつれた姿で学生が愚痴をこぼすことは多々あった。その熾烈な競争を勝ち抜いた者だけに、財閥系企業への挑戦が許されるのだ。
日本目指す韓国の頭脳、キャリア安定求め(2013年)
「入社して何年で課長になれますか」。
2012年夏、韓国ソウル市でソウル大など名門大学に在籍する200人の学生が集団面接に挑んだ。開いたのは重工大手のIHIだ。
同社が韓国で新卒採用を始めたのは5年前。発電や社会インフラなど主力事業のグローバル化が背景だ。
「日本でも海外でも戦力となる人材が欲しい」(人事部採用グループ部長の馬場正)。
日本語ができることに加え、韓国以外で仕事をする意志があることが条件。書類選考には各大学から約500人が応募。毎年10人程度が入社する。
なぜ日本企業を目指すのか。出世競争の激しい韓国企業は20代で日本の管理職水準の給料を得るエリートも育つ。一方で戦線を外れれば誰もが失業リスクに直面する。安定してキャリアを積み重ねる働き方を求めて日本企業を選ぶ学生は多い。
馬場は「語学力では日本と韓国の学生で大差はない」と話す。異なるのは考え方だ。
「自らの成果に合った報酬と働き方を確実に得られるのか」「明確なキャリアを描けるか」――。韓国の面接会では学生からストレートな質問が飛ぶ。出世競争の光と影を直視した若者が日本企業で新たなキャリアを描こうとしている。
高等教育と雇用のミスマッチが韓国の若者にのしかかる。大学も生徒の就職先を見つけようと必死だ。
「よろしくお願いします」。2012年9月、釜山外国語大学の国際協力委員、金庸●(たまへんに玉、キム・ヨンガク)はある日本人を釜山市に迎えて握手を求めた。求人広告などを手掛けるホスピタブル(福岡市)の社長、松清一平だ。松清は福岡や東京のIT企業や人材会社の社長らを引き連れて釜山市を訪問した。同大で就職先が決まっていない学生8人との面談会を開くためだ。流ちょうな日本語を操る学生のうち3人がほどなく内定を得た。
同大学は8年ほど前から九州地方のIT企業を中心に学生の就職先を探している。金は「就職先がソウルでも福岡でも韓国の学生に抵抗感は薄い。今後も日本の就職先を開拓したい」と力をこめる。韓国では大学が就職率をインターネットなどを通して公表しており、就職率が大学選びの大きな決定要因になる。
少子化が進む韓国では労働力人口の減少が経済の活力を奪う懸念が強まっている。特に、国の将来をかたちづくる若者の海外流出をどう止めるのか。その課題は朴槿恵新政権にのしかかる。
時給300円なのに物価は日本より高いという絶望のスタグフレーションへ(2013年4月)
4月9日付韓国紙「朝鮮日報」によると、韓国では2013年初めに生鮮食品が大幅に値上がりしたことに続き、現在は洗剤、オムツ、歯磨き粉などの日用品価格も次々と上昇し、消費者の家計を圧迫している。国際在線が伝えた。
韓国のスーパー業界の8日の集計によると、同国産の歯磨き粉とシャンプーはそれぞれ5.3%、4.7%値上がりした。日本から輸入されるオムツ価格も6.3%上昇した。国内の洗剤メーカーも製品の値上げを計画しており、日用品価格はいずれも上昇基調にある。
2012年末から2013年初め、韓国の食品加工大手が政権交代を機に相次ぎ値上げを行った。ある食品大手はキムチ、みそ、調味料を6%~8.9%値上げ、あるブランドのビスケット価格は20%~30%引き上げられた。
先日あるテレビ局の時事番組がソウルと東京のコーヒーの値段を比較した。ソウル都心のスターバックスでカフェラッテ1杯の値段は3800ウォン(約470円)だ。これは東京の新宿と渋谷の340円(2800ウォン)より1000ウォンも高い。米国の2200ウォン、シンガポールの2880ウォン、英国の2970ウォンと比較しても値段は高すぎるようだ。
朝鮮日報が世界6都市で売られている世界的な8品目の価格を比較したところ、そのほとんどで韓国が最も高くなっていた。
韓国人アルバイトの46.8%、「最低賃金ももらっていない」
労働者のうち、半数近くが最低賃金以下の給料で働かされている。
1681人を対象に実施したアンケート調査の結果、46.8%が最低賃金の時給4320ウォン(約320円)より低い賃金だった。賃金のほか、勤労基準法違反はさまざまなものがあった。76%が勤労契約書を作成しておらず、事故が起きた時に守ってもらえなかったと答えた人は 65.9%に達した。
また、56.7%が「雇用主から一方的に勤労条件を変更させられた」と答え、「賃金未払いおよび削減」のケースは 26%に達した。セクハラや身体的な暴力を含む人格冒涜を経験した人は30.9%に達し、不当な待遇を受けた時は誰かに助けを求めれたケースはたったの7.7%だった。
韓国の勤労者、年113万人が「解雇」=OECD報告書 1年以内に再就職できるのは約43%(2013年5月)
韓国の勤労者は最大で年113万人が自発的な退職ではなく解雇によって離職し、このうち1年以内に再就職できたのは43%に過ぎないことが分かった。
経済協力開発機構(OECD)がこのほど発表した雇用報告書「再び職場へ」によると、韓国では20-64歳の就業者のうち2.5-5%が毎年解雇されていることが分かった。現在職に就いている韓国人勤労者を2255万人とすると、最大113万人が解雇されている計算になる。OECDは「解雇される人の半数は破産、あるいは破産に近い経済的な問題に直面する」と指摘している。
さらに、「韓国で解雇された人で1年以内に再就職できるのは43%にすぎず、そのほとんどが質の低い仕事に就く。ほとんどが正規職から非正規職に変わり、年間所得も実質所得基準で15%減ることが分かった」としている。
このように解雇された人が再就職や生活で困難に直面する理由について、OECDはセーフティーネットが不十分なためだとみている。OECDは「韓国は再就職に向けた教育を支援するプログラムが不足している。再就職できた人の3人に2人は、自分が以前していた職種とほぼ同じ職種に就いている」と述べた。これは、新しい仕事のスキルを教えるシステムが不十分なために、これまでしてきた職種の仕事を続けなければならないということだ。
韓国で失業後に受け取れる失業給付や雇用保険など「セーフティーネット」の所得代替率は32%で、OECD加盟国の中で最も低い水準だった。
スイスでは失業者が前の職場で受け取っていた給与の80%、ドイツでは65%、日本でも50%程度が保障されている。OECDは「失業者が求職で実質的な支援を受けるには失業給付をもらわなければならないが、韓国では解雇された3人のうち2人は失業給付対象者でないことも問題だ」と指摘している。
経済浮揚策なく悲鳴上げる韓国。強まる反日攻勢(2013年8月)
主要メディアが銀行の経営危機を真剣に伝え始めるなど韓国経済が悲鳴を上げている。
こうした中、朴槿恵大統領の肝煎りで5年ぶりに復活した経済の司令塔ポスト「経済副首相」兼企画財政相に抜擢されながら、効果的な経済浮揚策を打ち出せない玄●錫氏が厳しい批判にさらされている。
玄氏はことあるごとに安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」を激しく批判してきた人物。韓国の経済難は国内の構造的な問題に起因するが特効薬はない。政権への経済運営への批判が強まれば、 それはそのまま「反日」に絡めて日本経済への攻撃に向かうことは確実だ。
外交と安全保障に自信をもっていた朴大統領は、経済については経済副首相と未来創造科学省、さらに大統領府の未来戦略首席秘書官の“経済ライン”に丸投げした感が否めない。
朴大統領は戦略通り訪米、訪中で「史上最大の歓待」(韓国メディア自称)を受け、ワシントンと北京から歴史問題で日本を痛烈に批判。韓国内はこれを「日本に対してぶれない姿勢」として好感し、政権は支持率を伸ばしている。
しかし、朴大統領は新たな省庁を創設し経済副首相まで復活させておきながら経済の苦境については沈黙している。メディア、経済界、与党などから批判の集中砲火を浴びる玄氏に対して朴大統領は7月末の閣議で「4カ月にも満たない時間だが熱心に仕事をしてきた」と慰労。「経済司令塔の役割を一層、熱心に行うよう望む」と激励した。
だが日本の外交筋は「今の韓国経済は玄氏が一人で担うには悪すぎるし、その権限は各省庁や財閥の既得権益の壁を壊すほど無限ではない」と指摘する。
玄氏が繰り返し、世界の経済外交の舞台で日本のアベノミクス批判を展開していることから「今後さらに、日本批判を強めることは間違いない。日韓経済は韓国側の経済反日攻勢で、その距離はますます遠くなるだろう」と見通した。
高齢貧困層は45%で日本の約2倍、自殺率は大幅に高い
日本を常にお手本にしてきた韓国。だが、彼らが直面する高齢化は、日本を上回るスピードで進行しており、お手本がない。解決策を見つけられないまま、時限爆弾が炸裂しようとしている。
韓国の高齢化問題が深刻だ。出生率は2005年に1.08まで落ち込み、その後少し持ち直したものの、1.23(2010年)と同年の日本の1.39より深刻だ。2018年には早くも総人口がピークアウトすると予測されている。
ウォン安局面ではサムスンやLGの好調が伝えられてきた韓国経済だが、企業は栄えても国民は疲弊している。韓国の定年は55歳だが、実際には40代で退職を余儀なくされるケースも多い。子供の教育に莫大な費用をかける国で貯蓄もままならず、子供が社会人になる頃には親は職を失い、老後の蓄えもないのが現実だ。
社会保障制度も未熟である。「先成長後分配」を掲げ、国家の経済的発展を最優先してきたツケが回ってきている。
年金制度が整備され、「国民皆年金」となったのはなんと1999年だ。歴史が浅いため年金受給資格を得られる人は少ない。ほとんどの人が減額支給される。
年金に頼れないため、高齢者は働き続けるしかないが、企業に再雇用されるのは一部のエリート知識人だけで、多くは再就職が困難なため、自営業や単純労働または農業でなんとか生計を立てている。
そこに追い討ちをかけるのが、韓国市場の独特な独占・寡占状態だ。アジア金融危機の際に、政府主導で1業種1社または2社に絞り込んだため、ほとんど価格競争が起きない。市場が小さすぎて海外からの参入もない。だからLG製の液晶テレビは日本より韓国国内で売られている価格のほうが高いという逆転現象が起きる。国民を犠牲にして国や企業が繁栄するそのようなモデルは限界に達しつつある。
2009年に高齢者のうち貧困層(*注)に属する割合は45%で、日本の22%、アメリカの24%の約2倍となった。65歳以上の高齢者の自殺率は10万人当たり81.9人で、日本(17.9人)、アメリカ(14.5人)をはるかに上回る。原因のひとつに生活苦が挙げられている。だが、社会保障費を増やすことは難しい。
国会予算政策処が2012年発表した「長期財政展望報告書」は、2060年に政府債務がGDPの218%に達すると警告した。これでも、現状の社会保障制度のままで福祉を充実させないことを前提に試算している。しかも韓国国債の多くはドル建てであり、ウォン安になれば金利の支払いだけで国家財政を破綻させる破壊力を持っている。
【*注】全人口の可処分所得の中央値(数値を大きさ順に並べた場合に真ん中にくる値)の50%以下になる人
韓国の「88万ウォン世代」は、日本の若者の未来の姿?
グローバル化による英語力の必要性は、日本でもTOEICの受験者数が増えていることから顕著になっているが、お隣韓国における“英語圧力”は、日本の比ではない。
商社に就職希望の延世大学4年生、ホン・ジョンドゥ君(仮名)は語る。
「韓国では大学入学時にTOEIC(990点が満点)で600点から700点くらい、ソウル大学や延世大学など、トップクラスの大学だと800点から900点ぐらいないと入試をクリアできません。そして、いい大学をいい成績で卒業するだけでは就職は難しい」
そこには日本とは違った就活事情がある。
「韓国には日本のように新卒一括採用という制度はなく、即戦力が求められます。企業に長期インターンで働くとか、海外でボランティア経験を積むとか、そのために休学をするのも常識で、英語はできて当たり前。僕は交換留学の試験をパスするために半年間休学しました。休学中は考試院(コシウォン・学生や休職中の人が国家資格などを取るために使う専用宿舎。ソウル各地にある)と自宅を行き来する毎日です。それ以外のところには一切寄りませんでした。全国の大学生が休学して考試院に通うのですから、外に出たら負けです」(ホン君)
京郷新聞の徐義東東京支局長は、グローバル化の進行が韓国社会を疲弊させていると言う。
「李明博前政権は国民所得2万ドル達成を目標に掲げたが、それを達成するために韓国が北東アジアの経済ハブになる必要があるとして、国内の規制を緩和。その結果、社会人も大学生も日々競争に明け暮れ、国内ではさらなる格差と貧困が広がりました。特に韓国の若い人の痛みが激しいことを心配しています。その代表が『88万ウォン世代』と呼ばれる、定職を持たず月に平均88万ウォン(8万円)で暮らす若者たちです。当然、彼らは結婚もできません。地域で生まれ、地域の学校を出て、地域で結婚して一生を終える。今や、そんな暮らしが韓国では難しくなっています」
TPPのモデルといわれる米韓FTAも、その格差に拍車をかけたひとつの要因だ。
「米韓FTAで貿易は拡大し、大企業の競争力は強くなるかもしれませんが、その一方で地域の多様性や独自性は薄れ、すべての富がソウルに集中する可能性が高いです。そして、そのソウルすら競争が飽和状態になって、若い人の目は海外に向いています。いい大学を出るだけではダメだから、いい就職、いい収入を得るために韓国を脱出して、海外で職場を見つける。そのためにも英語はできて当たり前というのが最近の傾向です」(徐支局長)
近い将来、日本も同じような状況になる可能性があると徐支局長は指摘する。
「今、日本が参加しようとしているTPPも、社会にそうした傾向をもたらすはずです。日本は市場規模が大きく、内需だけでも十分に食ってゆけるのに、なぜ好きこのんでTPPを進めるのか? 『このままでは韓国に後れを取る』という日本人もいるようですが、現実として韓国人自身は疲れているし、疑問も感じているのに……」
グローバル化は、言い換えれば競争相手が世界中に広がること。勝ち組は今以上に勝ち、負け組はより悲惨に……。現在の日本の“格差社会”は、まだまだ序の口かもしれない。
韓国現役世代に貧困の波。113万人リストラされ再就職率43%(2014年2月)
OECD(経済協力開発機構)加盟34か国中、65歳以上の高齢者貧困率がもっとも高い韓国では貧困層の拡大が急速に進んでいる。働き盛りの世代にもその波は押し寄せている。
OECD調査によれば、韓国は約2500万人の就業者のうち、年間113万人の労働者がリストラされている。再就職できるのは約43%に過ぎず、過半数が自己破産などの経済的危機に直面しているという。
「運良く職にありつけても1年未満で解雇されるケースが目立っている。労働法により、1年以上継続して勤務した労働者には30日分以上の平均賃金を退職金として支払う義務が生じるからだ。また、1時間当たりの最低賃金は今年から5210ウォン(約490円)に引き上げられたが、ほとんど守られていない。先日、あるコンビニに面接に行くと『うちは時給3000ウォン(約280円)。働きたい奴はいくらでもいる』と言われた。働ける場所は限られているので従うしかない」(20代・男性)
日本のように親が金持ちであるわけでもないため、スネはかじれない。そんな彼らは、アパートに5~6人で家賃を出しあって住んでいる。仕事を失えば、それすら難しくなる。 失業後の雇用保険や給付金の所得代替率は30%程度と少なく、ひとたび職を失えばたちまち生計が成り立たなくなる。ホームレスに転じる者は後を絶たない。
現在、ソウル駅周辺には約9000人のホームレスがいる。心ない市民から暴言を浴び、暴行を受けることも日常茶飯事だ。寒さを凌ごうとビルの地下駐車場に侵入した50代男性が車に轢かれ死亡する事故もあった。ある女性ホームレスは、買い物中のスーパーで「臭い」と追い出されたことを根に持ち、店に放火して逮捕された。
また、別の女性ホームレスと眼が合うと口汚く罵られた。彼らは明らかに自暴自棄になっている。
「40~50代になるとコンビニのアルバイトすらできない。ホームレスになった者は、目先のカネ欲しさに国が発行する『住民登録証』を30万~50万ウォン(約2万8000~4万7000円)で犯罪組織に売り渡すこともある。登録証がなければ社会保障を受けることが困難になるが、その日を生きるために背に腹は代えられないということだ」(韓国在住ジャーナリスト)
高齢者売春問題。60代娼婦たち「若いアガシたちのように、日本に体を売りに行くことできない」
最初に答えたのは、紅い口紅とアイシャドーが艶めかしい美形の五十路娼婦だ。
「2年前までは生活保護をもらいながら、キャリジという手押し車で段ボールを集めていたのよ。でも、生活保護費は49万ウォン(約4万9000円)、それに1カ月間段ボールを集めても、2万5000ウォン(約2500円)にしかならない。それでこの公園で客を引くようになったのよ」
この娼婦によれば、当時の宗廟公園は、日曜日ともなれば4000人近くの人出があったという。そのため、当局の取り締まりが厳しくなった現在と違い、売春稼業を始めた当初は「客が入れ食い状態だった」というのだ。
「うまくいけば、月額60万ウォン(約6万円)近くは稼げた。今は稼ぎが減ったけれど、それでも美人のハルモニなら50万ウォン(約5万円)は稼げる。生活できない段ボール集めをしているより、はるかにいい生活ができるのよ」(同)
また、60代と思しき熟女娼婦たちが口々に言う。
「60代や70代のお客は、しつこくなくてHも早い(笑)。情に厚くて、月に一度は私を買いに来てくれる。この齢になっても男に抱かれ、生活も潤うとなればやめられないでしょ。若いアガシたちのように、日本に体を売りに行くこともできないし…。ここで商売している人たちは、そんな女ばかりなのよ」(65歳の娼婦)
「セックスするだけで3度の食事にありつけるなら、何度でもする。韓国の貧乏なハルモニは家賃にも困っているし、生活費にも事欠いている。 だから売春の値段は、中国や北朝鮮より安いはず。娼婦の中には、『ここは世界で一番セックスの値段が安い場所』という人もいるほどなの」(67歳の娼婦)
もっとも、こうした熟女娼婦たちの証言から透けて見えるのは、高齢者の多くが貧困に喘いでいるということだ。なぜ、韓国の高齢者たちは、それほど困窮しているのだろうか。
その原因は、どうやら同国の社会保障制度の脆弱さにありそうだ。韓国事情に詳しい経済アナリストがこう明かす。
「実は、韓国は公的年金の歴史が浅く、65歳以上の年金受給者は35%。しかもその平均受給額は、4万4000円と極めて低い。また、生活保護をもらうにも子供やその配偶者に一定の収入があると受けられないばかりか、資格自体が厳しく、なかなか受給できないシステムになっているのです」
要は、高齢者が安心して社会生活を送れるシステムが根本的に破綻しているのだが、熟女売春婦の急増には無論、崩壊寸前の経済事情も影響を及ぼしている。
「『サムスン』など10大財閥の収益が軒並み地盤沈下したことで、韓国経済が傾いたが、この煽りを受けた子供世代が親まで扶養できない悲惨な状況に陥っている。また、韓国の高齢化の速度は世界有数。'11年の『OECD』(経済協力開発機構)の調べでは、全人口に対する65歳以上の割合が7%増えるのに要した時間は、日本が12年、米国は27年、韓国はわずか8年と突出しているのです。その高齢者のうち貧困に喘ぐ層は48.6%で、『OECD』加盟国34カ国中トップ。韓国の主要新聞の報道によれば、1日950円という古紙、廃品回収などに携わる高齢者も200万人いると伝えられているのです」(同)
つまり、経済事情の悪化と世界でもダントツの高齢化の波が、熟女娼婦の急増に拍車を掛けているのである。
若者の就業問題深刻な韓国、ニートの割合は15%(2015年8月)
韓国では若者の就業問題が深刻で、15~29歳の人のうち、「ニート」の割合が2013年の時点で15.6%と、経済協力開発機構(OECD)33カ国のうち3番目に高かった。韓国・亜洲経済が伝えた。
OECDによると、33カ国でニートの割合の平均は8.2%。国別で最も高かったのはトルコの24.9%、メキシコの18.5%で、韓国はこれら2カ国に次ぐ3位だった。
韓国では不景気が続く中、就職へのハードルが次第に高くなり、待遇の悪い職が増えてきた。そのため若者の就職意欲が低下した。韓国よりもニートの割合が低いのはイタリアの14.4%、ハンガリーの11.3%、米国の10.8%、イスラエルの10.0%など。日本は4.6%で33カ国のうち22位だった。
起業も政策も不発 出口なき韓国の就職難(2017年12月)
韓国では、職を得ることが給料を受け取る以上の意味を持つ。社会的な地位は勤め先と役職に大きく左右され、有名企業に就職できない場合は脱落者のレッテルさえ貼られる。最も影響を受けているのが若者たちだ。15~29歳の失業率は10月時点で8.6%と、全年齢の平均の3.2%を大幅に上回る。
崔瑞尹(チェ・ソユン)さん(31)はソウルの大学を卒業したものの、希望するメディアの仕事に就けなかった。彼女は生活のため、自家製レモンティーを売る友人を手伝ったり、肖像画を描いたりした。就職試験に2年連続で失敗した後の2012年、逆境を生かそうと「剰余」という雑誌を創刊した。雑誌名は仕事を探すのをやめたか、平凡な暮らしを拒否したため、競争に取り残された人をあらわすという。
雑誌では政治からデートの仕方まで幅広いテーマを扱ったが、月刊・隔月刊で18号刊行した後、休刊した。崔さんは、別のパートの仕事で収入を増やすことに集中すべきと判断したのだ。短い期間の起業・廃業はよくあるパターンといえる。若年層が経営する小売店や飲食店の多くは、ソウルなど大都市に出店する。しかし賃料の高さや事業の判断力のなさから、すぐに廃業してしまうことが多い。国税庁の調べでは、2011年に15~34歳の人が始めた22万8460の事業のうち、5年後も続いていたのは23.5%だけだった。
起業が職を得る解決策といえない中、文在寅(ムン・ジェイン)政権は政策課題に雇用の創出をあげた。公共部門で雇用を増やし、民間企業が雇用を増やせば助成金を支給する。だが今のところ、大きな変化はあらわれない。韓国銀行(中央銀行)は2017年、3年ぶりに3%台の成長を見込むなど、経済そのものは堅調といえる。企画財政省は「若者が好むIT(情報技術)業界などに適当な働き口がない」とみる。
韓国では、社会的地位を得る競争が幼いころから始まる。競争に備え、未就学児に家庭教師を雇うのも普通だ。小中学校では、生徒がソウルの難関大学などを目指し受験知識を詰め込む。国際通貨基金(IMF)は、韓国の貧富の二極化と不平等がますます悪化し、若者に加え高齢者も社会から疎外される可能性を示唆する。
家計をやりくりするため、借金をせざるを得ない若者も少なくない。金利の高い消費者金融からの借り入れに頼る場合さえある。借金にまみれた若者は、自国を「ヘル朝鮮(地獄のように生きづらい韓国社会)」と呼ぶ。彼らの怒りは、当時の朴槿恵(パク・クネ)大統領を退陣に追い込んだ、昨秋からの「ろうそく革命」と呼ばれる抵抗運動の一因になったとみられる。より良い仕事と生活を求め、カナダやドイツといった海外に移住する人もいる。
IMFアジア太平洋局長の李昌●(かねへんに庸)(イ・チャンヨン)氏は韓国メディアに対し「若者の失業対策などに手をつけなければ、将来必要な国家予算はさらに増えるだろう」と語り、事態を懸念する。政府系シンクタンクの韓国産業研究院の研究委員、金周泳(キム・チュヨン)氏は「環境や少子高齢化、人工知能(AI)などに関する産業への投資を通じ、質の高い雇用を生み出す必要がある」と警鐘を鳴らしている。
金塊の“肛門密輸”が大流行。1回につき1キロの金を「肛門に入れる練習」に励む韓国女性たち(2018年1月)
イギリスのEU離脱やトランプ大統領の強硬な対外政策など、世界経済の不安定な状況を受けて、韓国では安全資産といわれる金の需要が伸びている。その一方で興味深いのは、金塊の密輸事件が多発していること。その手法は“肛門密輸”だ。
2017年11月14日には、金塊を肛門に入れて密輸しようとした50代の女性が懲役6カ月、執行猶予2年を宣告された。女性は2015年から昨年までの間、中国から韓国仁川空港へ入国する際に200グラムの金塊5個を肛門に詰め込む手法で、6回にわたって計6キログラム、2億8,000万ウォン(約2,800万円)相当の金塊を密輸。2017年3~4月には、同じ手法で金浦空港から羽田空港へ金塊を密輸出したという。
同27日にも、23回にわたって10億7,000万ウォン(約1億700万円)相当の金塊23キログラムを中国から密輸した40代女性が、裁判所から懲役1年、執行猶予2年を言い渡された。
女性は「中国から金塊を密輸すれば手数料がもらえる」という知人の言葉に乗せられ、楕円型の金塊を肛門に入れる手法で犯罪に加担したらしい。
ちなみに1キログラムの金塊を運んだ場合、運び屋が手にするお金は航空料と宿泊費を除いて40~50万ウォン(約4~5万円)ほど。過去には専門の運び屋による大量密輸が多かったが、最近は出入国記録が多くない主婦や失業者など、一般人が運び屋として雇われるケースが多いそうだ。
また5月には、金塊密輸事件史上最大の大量密輸が摘発され、51人が拘束されている。 4つの密輸組織が絡んだ同事件は、6人の組織員を除く45人が運び屋で、そのうち40人が40~60代の女性だったという。
彼らがそれまで運んだ金塊は計2.3トン、1,135億ウォン(約113億5,000万円)相当。縦横3センチ、高さ2センチに特殊加工された金塊を1人当たり5~6個ずつ肛門に入れ、フライト時間が短い韓国・日本・中国を中心に密輸入を繰り返した。
韓国メディア「日曜新聞」の取材に応じた60代の女性の話では、運び屋としての教育を受けるとき、熱湯で消毒した金塊に正体不明の軟膏をまんべんなく塗り伸ばして、一個ずつ肛門に入れる練習をするのだが、「意外とすんなり入ったので、自分でも驚いた」という。
肛門に金塊を詰め込んだら徹底的に断食し、安全に運び終えたあとに、その場で手数料をもらって解散するそうだ。
このような密輸事件に対し、ネット民からは「汚すぎる。あれはもう金じゃなくてただの糞だよ」「人間の肛門ってすごいな」「あんな金塊なら要らない」「読んだだけで私の肛門が痛くなる気がする」などのコメントが寄せられている。韓国ではもう珍しい話でもない“肛門密輸”。より厳しい税関検査が求められている。
経済史概要
大韓民国の経済は、朝鮮戦争以降大きく立ち後れていたが、ベトナム戦争参戦と日本からの経済・技術援助を契機として所謂漢江の奇跡と呼ばれる高度経済成長を遂げ、新興工業経済地域 (NIEs) の一つに数えられた時期を経て、1996年にアジアで2番目のOECD(経済協力開発機構)加盟国になった。
1997年にはアジア通貨危機により韓国経済は大きな危機に直面し、大量倒産や失業と財閥解体が起こった。2000年頃には一時期な経済の立ち直りがあったものの、政府の金融政策のためクレジットカードを大量に発行した余波もあり、2003年頃には個人破産が急増し国内での信用不安が高まり金融が危機的状態となった。2005年以降も国内消費が低迷しており、2008年時点でも、大学新卒者が正規社員として働くのは困難であり、2009年大卒者就業見込みは55万人中4万人だけである。徴兵義務や就職難のため、優秀な若者は韓国国内の経済状況に関わらず海外への脱出を目指す傾向が強いが、経済的苦境のため、ますます国を離れて米国や日本の企業に就職する若者が多くなっており、頭脳流出が懸念されている。その一方、輸出産業は好調であり、富裕層も多いために不平等が拡大している。社会では「二極化」という言葉がよく使われるようになり、日本と同様、社会の不平等拡大が問題となっている。2000年頃から富裕層向けの高層マンションブームであり、不動産価格は高騰して問題となっている。
2008年時点での国内総生産は世界15位。主要な産業は情報技術、造船、鉄鋼、自動車などである。主要な企業としては、サムスン電子や、現代自動車、LG電子、ポスコ、現代重工業などがある。2007年度の統計によると、韓国の総貿易収支は146億ドルの黒字だが、核心技術や素材、部品産業を日本に依存しているために、日本との貿易収支は298億ドルの赤字である。近年は先行する日本と、大量生産により追い上げる中国の存在に悩まされており(サンドイッチ現象)、この現象の解消が韓国の経済分野での課題となっている。
近年は知的財産への投資も増加している(韓国の知的財産権問題も参照)。
建築・土木・プラント
韓国の建築・土木企業は1990年代頃まで、「不実工事」(手抜き工事)による三豊百貨店や聖水大橋、KBブリッジの崩落事故等により多数の死者を出したことから信頼性に疑問符をもたれることもあったが、近年は韓国建設業界の発展は目覚しく、世界への進出を加速させている。
2000年以降、韓国建設業界は単純な土木工事から脱却し石油化学などのプラント受注等に力を入れていて、中東地域やアジアからの受注が多い。また、リゾートやニュータウンの建設にも力を入れており、サムスン建設がドバイで完成時点で世界一の高さになったブルジュ・ハリファを建設した。
韓国の建築企業は、発電所や淡水・発電プラント等の大型プロジェクトを一括(ターンキー方式)受注するだけでなく、高度な技術が必要とされる基本設計市場も開拓しており、海洋構造物市場では、韓国の造船企業が、FPSO(浮体式原油生産貯蔵設備)やドリルシップ(深海原油・ガス試錘設備)などの高価格の海洋試錘設備市場で大きなシェアを得た。
主な企業は、斗山重工業、現代重工業、サムスンエンジニアリング、サムスン物産、現代建設、サムスン建設、SK建設、SKエンジニアリング、GS建設、大宇インターナショナル、韓電KPS、ハンソルEME。
韓国政府がUAEから受注した原発建設破綻か
韓国輸出入銀行がみずほ銀行から5億ドル借入というニュースが報道された。日韓険悪の時によくもまあと思った日本人は多いだろう。
韓国の国策銀行の借り入れは韓国経済の悲惨さを示すもので、普通はあり得ない。だがなりふり構っていられぬ状況があったのだろう。可能性としてはUAE原発建設問題と原油流出事故問題への対応である。今回はUAE原発建設について考察する。
当初有力だったのはフランス、日本は提示金額で大きな差があった。ところが韓国が日本の半額以下、フランスの8割以下の提示だけではなく、その他桁違いの条件を提示してきたため韓国に決定したという。その条件とは以下のようなものであった。
1.原子炉186億ドルのうち100億ドルの融資。
2.原子炉稼働事故保険60年保証。
3.故障時の修理回復保証。
4.運転、燃料供給等の完全管理。
5.原発の韓国軍による駐留警備。
さすがにここまで好条件だと原子炉建設経験がないハンデもとんでしまう。
唯一問題であったロイズ保険の付加は原子炉建設企業が東芝・ウエスティングハウス連合でクリアとなった。しかしあまりの好条件にUAEは実現に疑問を抱き「UAE現地に作る(新古里3号機型)原発モデルがきちんと韓国で建設され、安全に運転されていることをUAEに証明すること。2015年を期限とし、違約の場合は原発輸出違約金を支払うこと」という条件を付加した。
2009年は日本で傀儡朝鮮民主党が自民党を破り政権を取った年であった。韓国大統領李明博は公式にも非公式にも日本乗っ取り完了と発言し、これからは韓国に金の心配はない、みな日本に出させるからと公言していたのである。100億ドルの融資資金は日本からの予定だった。
実績については実際の建設は日本の原子炉建設企業東芝・ウエスティングハウス連合があたるとし、保証、管理、メンテナンスも彼らが行うという入札だった。
ところが受注が先行し、東芝グループとの建設条件の提示があとになったため、あまりの長期保証条件に東芝グループが引いてしまった。もっともこのあたりまでは韓国の予定のコースで、受注契約さえ取ってしまえば日本企業は関係なし。韓国企業で手抜き手抜きで利益を出そうと考えていた。ここまでは順調。
ところがここから破綻が始まる。日本企業が建設から手を引いたためロイズ保険も引き受けを中止してしまったのである。いわゆるジャパンプレミアムでロイズは日本主体の保険業務については本来世界一厳しいといわれる査定作業については全く格好だけであった。ジャパンプレミアムとは日本に関する保険はただもらえるだけで心配が全くないという保険業界の安全神話のことをいう。
このロイズが建設主体が韓国企業ときくや保険の査定作業にも入らず完璧スルー。この時点で原発建設は不可能となってしまった。186億ドルの無保険プロジェクトに融資する金融機関などありえない。このような経過で工事中止。2013年に至っている。約3年にわたって関連の報道はないから、便りがないのは破綻の印ということなのだろう。
イ・ミョンバク政府が受注したと発表したアラブ首長国連邦(UAE)原子力発電所事業が受注でなく事実上「投資」に近いという事実があらわれた。
去る30日放送されたMBC時事マガジン2580では韓国政府がUAEから原子力発電所建設を受注しながら何と12兆ウォンに達する天文学的な資金をUAEに貸すことにした裏面契約があったと暴露した。
「原子力発電所、未公開契約条件」という題名で放送されたこのプログラムはUAE原子力発電所受注と関連して「私たち国民が全く分からない未公開契約条件があった」と明らかにして「現在原子力発電所工事進展に支障が出ており昨年年末までに両国首脳が参加した中で起工式が開かれなければならなかったが現在起工式は無期限延期になった状態」と報道した。
また、米国ブルームバーグ通信が「国策銀行の韓国輸出入銀行がUAE原子力発電所プラントに100億ドルを貸す計画だ」と報道した内容を公開して「私たちのお金で約12兆ウォンに達する輸出入銀行歴史上最も大きい規模の貸し出しがなされるだろう」と明らかにした。
引き続きイム・チョンヨン企画財政部1次官が2010年12月3日国会企画財政委員会租税小委で「UAEと契約内容自体が私たちが半分ほどファイナンシングをするようになっている」と明らかにした内容と韓国輸出入銀行がある与党国会議員に提出した報告書に「UAE原子力発電所に対する輸出入銀行金融支援規模が受注金額(186億ドル)の約50%水準の90~110億ドルと予想」と使われた大きな課題を報道した。
時事マガジン2580はその間22兆ウォンを越える原子力発電所建設費用はUAEが自主的に負担して韓国は建設だけ引き受けると分かっていたが、契約が締結された後ほとんど1年を過ぎてようやく建設費用の半分以上の約12兆ウォンを韓国が貸さなければならないという事実が明らかになったことは納得するには難しいと指摘した。
また「より一層深刻な問題はUAEに貸し出す100億ドルを用意するのが容易でないという点」として「今まで輸出入銀行が海外電気発展プラントで貸し出しした輸出金融規模は今まで計10ヶ国への21億ドルが全てであり、今回の貸し出しの規模が前例がないほど大きくて貸出期間が28年ととても長いため」と伝えた。
もしUAEに貸し出す資金を国際金融市場で調達する場合S&P国家信用等級がAAのUAEに比べて信用等級がAの韓国がさらに高い高金利で調達して安い金利で貸す逆マージン現象が現れることがありうるという憂慮もあると報道した。
第2の中東ブームを持ってくるというUAE原子力発電所受注発表1年が過ぎた今、イ・ミョンバク政府が国民の税金で他の国に原子力発電所を建ててやることにならないかという疑惑はますます大きくなっている。
韓国輸出入銀行は8月21日、日本のみずほ銀行と契約を結び、5億ドル(約487億6000万円)を借り入れたと明らかにした。借入期間は5年。金竜煥(キム・ヨンファン)頭取が同日、みずほ銀行本店で佐藤康博頭取と会い、金融契約書に署名した。
輸出入銀行関係者は「米国の量的緩和の早期縮小への懸念から、国際金融市場での債券発行が容易ではなかった。このような状況にもかかわらず、両行の協力関係に基づき、長期かつ巨額の資金を公募債発行のときよりも10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)以上低い水準で借り入れることができた」と説明した。
ところで上記の韓国輸出入銀行であるが、この実態がよくわからない。韓国マスコミが国策銀行といってはいるがどう検索しても銀行法の適用を受けるいわゆる銀行ではヒットしない。専門銀行と称してはいるがこれでは一般法人と変わらない。IMFや外資の影響を受けない形を作っているとしか思えない。これでは国際金融市場で債券発行などできるわけがない。
そういう意味で韓国輸出入銀行の借り入れは政府の借入であり、政府が他国の民間金融機関から借入をするということがどのような事態であるのかは容易に想像できる。まさに危機的状況であることはまちがいない。
とくにUAE原発建設問題は「UAE現地に作る(新古里3号機型)原発モデルがきちんと韓国で建設され、安全に運転されていることをUAEに証明すること。2015年を期限とし、違約の場合は原発輸出違約金を支払うこと」という付帯条件がついている。
古里原発は不正部品問題が発覚し、安全運転に疑問がでてきた。さらに建設企業体が原子炉格納容器本体部分については日本企業であるのにもかかわらずUAE原発では韓国企業であって、この部分でも実態が違う。少なくとも現時点では2015年期限の原発輸出違約金は払わざるを得ないだろう。
5億ドルの借り入れはこれに備えるものなのか、あるいは2007年タンカー衝突、原油流出事故の対応であるのかはわからないが、いずれにしても韓国経済は八方ふさがりの様相を示してきている。
造船
現代重工業の鄭周永会長が、創建期に研修生を1年間日本の造船会社に派遣してコンテナ2台分の設計図などの各種資料を不法に盗み出させたことを告白しているように、韓国の造船業は日本からの技術移転や不法なスパイ行為による技術流出により発展してきた。
その後、プラザ合意以降の日本の円高による競争力低下とアジア通貨危機を受けての空前のウォン安が韓国造船業界に追い風になり、2000年に建造量と受注残(いずれも標準貨物船換算トン数)で日本を抜き世界1位の造船大国になった。それと共に造船技術も発展し、2002年から2006年までに世界で発注されたLNG船の78.3%、ドリルシップの68%、油田開発用洋上石油生産設備(FPSO)の53.8%を韓国メーカーが受注し、高付加価値船舶市場でも高いシェアを得た。
しかし2008年に世界金融危機をうけて世界経済の収縮が始まると、造船業界の景気も急激に悪化し韓国造船業界の成長も急速に落ち込んでいる。2009年の9月期までの韓国大手造船メーカーの受注額は年初計画の3%から10%に留まり、年間建造量こそ世界1位を維持したが年間受注量と受注残(いずれも標準貨物船換算トン数)が初めて中国に抜かれ世界2位になった。
軍需産業
韓国軍の兵器の製造の受注のほとんどが現代重工業が担っている。歩兵用銃器の製造に関しては大宇重工業が行っている。兵器のほとんどがアメリカからのライセンス生産で、少量を国産している。主な国産兵器にK2といわれる自動小銃がある。
工作機械・金型/製造装置
2000年代初頭より中小企業庁は富川市の金型産業を地域特化品目に認定するなど金型産業にも力を入れている。これを受け富川市は金型産業支援条例を制定し、世界で初めての金型集積化団地を造成し今では世界的な金型都市になりつつある。
事務用機器、医療用機器、自動車用ギアボックス、携帯電話、PDA・半導体用金型部品、プレス用金型部品、自動車用プレス金型部品、エンジニアリングプラスチック金型、二重射出金型、ダイキャスティング金型、ブロー金型、マシニングセンタ、放電加工機、NCフライス盤、研削盤等のさまざま金型メーカーが存在している。長らく金型・工作機械産業は輸入超過の赤字であり韓国の産業界では問題児とされていたが2005年以降黒字に好転し、外貨獲得率80~90%の優秀な産業に変貌している。
アメリカの最先端ブロンコ・スタジアムの骨組みとなる数十トンの鉄骨用高強度ボルト・ナットの輸出や独BMWの部品供給メーカー、カイザー社への工作機械供給など世界各国に輸出している。
韓国にはKPF、ファチョン機械、牙城精密、貨泉機工、ドラゴン電気などの中小企業から斗山インフラコアのような大企業まで1000社以上が存在している。
製鉄
ポスコ(POSCO=旧浦項製鉄)などの製鉄会社がある。ポスコは新日本製鐵から技術を導入した。近年、中国で粗鉄の需要が急速に伸び中国国内の調達だけでは間に合わないため、韓国から輸入するケースが出ている。ポスコは日本市場進出を計画している。
また、2007年、ポスコが次世代製鉄新技術「ファイネックス(FINEX)」を開発した。他の世界的な鉄鋼メーカー各社も、1970年代ごろから環境汚染がひどく原料加工費が高い溶鉱炉工法に取って代わる新技術を開発してきたが、本格的な商用化に成功したのはポスコが初めてである。 大韓民国の鉄鋼生産量は2008年53488トンである。
「国際的な恥」インドネシアのポスコ一貫製鉄所、稼動2日で全面停止(2014年1月)
韓国の鉄鋼最大手、ポスコがインドネシアに東南アジアで初めて建設した大型一貫製鉄所が、稼働開始から2日で故障し、3週間以上も全面操業停止に陥っていることが19日までに分かった。
ポスコが2010年10月からインドネシア国営企業のクラカタウ・スチールと合弁で総額30億ドル(現在のレートで約3100億円)を投じて建設したこの製鉄所は、ポスコにとって海外で運営する初の一貫製鉄所でもある。ポスコの出資比率は70%。
一貫製鉄所とは、高炉で鉄鉱石と有煙炭を溶かし、これに高い圧力を加えて自動車や船舶などの材料となる鉄鋼材を生産する製鉄所を指す。
韓国政府と複数の鉄鋼業界関係者は19日「ポスコはインドネシア・チレゴンに建設した工場で先月23日に火入れ式を行ったが、稼動2日で高炉から溶解液が漏れ出す事故が発生し、稼動を全面的に停止している」と明らかにした。
火入れ式にはポスコの鄭俊陽会長とインドネシアのユドヨノ大統領など両国の関係者約500人が出席。製鉄所の生産能力はスラブが年180万トン、厚板が120万トンとされている。
現地企業との合弁で建設した大型製鉄所が稼働を全面的に停止したことについて、業界関係者の間では「異例の大型事故」「国際的な恥」との声が上がっている。
関係者らは「今回の故障でインドネシア現地の原料供給、販売予約などが相次いでストップし、これに伴う損失も膨大な額に上ると聞いている」と語った。
現地に進出している韓国系企業のある役員は「ポスコが無理に工期を短縮したことで、あってはならない事故が起きたようだ。現地ではさまざまなうわさが流れている」と述べた。
鉄鋼業界の関係者は「一度故障した高炉が全面的に再稼働するには、通常3カ月ほどかかる。ひとまず今月23日に再稼働を予定している」と語った。
ポスコの関係者はこれについて「一部設備には問題があるが、現在正常化に向けて作業している」とコメントした。
自動車
自動車は日本企業との提携が多く、現代自動車は三菱自動車、現代自動車の傘下に入った起亜自動車はマツダ、GM大宇はトヨタ、ルノーサムスン自動車は日産自動車と提携していた。韓国国内では1988年に自動車の輸入が自由化されたが、「輸入先多辺化(多角化)制度」と呼ばれる事実上の対日輸入禁止品目において自動車が指定されていたために、日本車の輸入・販売は1998年7月に至るまで禁止されていた。
韓国車はデザイン的には日本車の影響が強いが、日本以外の世界市場ですでに一定の低 - 中価格帯の車種のシェアを獲得していて、さらに高価格帯への参入を企図している。現代自動車は2008年にヒュンダイ・ジェネシスを販売し、海外高級車市場へ初めて製品を投入した。近年、韓国車の品質の向上が著しく、世界金融危機以降の円高ウォン安の影響もあり、特に米国市場で販売シェアを伸ばしている。また、韓国企業によるリチウムイオン二次電池シェアが日本企業のシェアを奪う形で拡大し、欧米の自動車メーカへの自動車用電池の供給が行われる予定であることから、次世代自動車の電気自動車の販売競争で韓国自動車メーカーがどのような位置を占めるかが注目されている。
2008年の現代自動車の年間販売台数は277万台で8位、起亜自動車は139万5千台で15位であり、現代-起亜自動車グループで換算すると世界5位であった。
鉄道
「最高速度600キロ」目指すという「韓国版新幹線」の面妖(2014年11月)
最高設計速度が時速500キロを超えるというリニア中央新幹線。日本が誇る、この「夢の超特急」をはるかにしのぐ高速鉄道が、ある国で開発中だということをご存じだろうか。
目標とする最高速度はリニアを上回る時速600キロ。東京-大阪間なら、1時間足らずで走破してしまうという、とんでもない速さだ。そんなスピードが果たして必要なのか、そもそもどうやって安全性を確保するのかという素朴な疑問はひとまず置いておくとして、このスーパートレインに国の威信をかけているのはどこかというと…。そう、お隣・韓国だ。
決して夢物語ではない。韓国では「HEMU-430X」、通称・ヘム(海霧)と呼ばれる車両が2013年3月、すでに試験走行で時速421キロの最高速度を達成している。鉄輪式鉄道では、フランスのTGV(時速574キロ)、中国の和諧号(時速487キロ)、そして日本の新幹線(時速443キロ)に次いで、世界で4番目の速さだ。
韓国・国家技術標準院は2013年12月、経済的な波及効果が大きい新技術の一つにヘムに用いられている動力分散方式の推進技術を選定した。韓国政府の入れ込みようがうがかえる。聯合ニュースは「(新型車両が)一般走行速度の370キロで走れば、ソウルから釜山まで1時間30分台での移動が可能だ」と報じた。
ヘムは、2013年から2015年8月までに10万キロの試験走行を行い、最終的には時速450キロの最高速度を達成する目標を掲げている。なぜ450キロかというと、新幹線の最高速度が443キロだから。韓国・国土交通省はその後、時速600キロ級の高速列車の開発を目指すのだという。
この計画が実現すれば、世界で100番目あたりの広さを誇る韓国の国土(日本の3分の1以下)なら、どこに行くにもあっという間に到着してしまうだろう。くどいようだが、「本当に必要?」との疑問が頭を離れないが、韓国政府は海外市場への売り込みも視野に入れているという。
そんな韓国期待の星・ヘムだが、最近、韓国KBSが実に残念なニュースを報じて話題になっている。
それによると、ヘムがソウルと釜山の間でテスト走行を行った際、1時間54分かかり、平均速度は219キロにとどまった。停車駅は2駅、先行する列車もなしという絶好の条件で行われたにもかかわらずだ。
どうやら、高速運転に耐え得る専用線路ではなく、通常の線路で試験走行を実施したことが原因のようだ。KBSは「既に1100億ウォン(約121億円)ウォンが投入されている『ヘム』だが、仮に専用線路が必要となれば6700億ウォン(約737億円)が必要だ」と分析している。
時速300キロ以上にも達する高速列車を、日本で言えば在来線のような線路で走らせてしまおうという韓国の技術者たちの心意気には心から敬意を表したいが、「くれぐれも事故には気をつけてほしい」と願わずにはいらない。
というのも、現行の韓国高速鉄道である「KTX」は2004年の開業以降、人身事故を含むトラブルが頻発しているからだ。
2007年11月には高速鉄道車両として世界初の正面衝突事故が発生。釜山駅構内で、ソウル行きのKTXと回送中のKTXが正面衝突し、乗客数十人が負傷した。2011年2月には光明駅近くで開業後、初の脱線事故があり、2013年8月には東大邱駅でムグンファ号と2台のKTXがからむ三重衝突事故が起きている。
にもかかわらず、韓国企画財政省は「2011年度公企業サービスのグルーバル経済力評価」報告書で、KTXの定時運行率や安全性が世界最高水準だと公表した。さすがに、この評価には韓国国内でも「誇張・歪曲がみられる」(国土海洋部)といった批判が出ている。
KTXの汚名をそそごうと韓国政府が開発を急ぐヘム。課題の安全性を確保するため、ここは一つ、「乗車中の旅客の死亡事故ゼロ」を50年間続ける、日本の新幹線システムを参考にしてはと思ったりもするのだが、それも無理な相談のようだ。
なぜなら、韓国の高速鉄道はKTXの開発段階から、仏TGVのシステムを採用しており、今さら新幹線のシステムを導入することは不可能らしい。そもそも、TGVはヨーロッパの起伏の少ない地形を前提としており、起伏が激しく湿度も高い韓国の風土には不向きだと指摘されているのだが…。
一説には、韓国政府の「反日政策」が新幹線システムの導入を拒んだとも伝えられる。だとしたら、自業自得というほかない。
半導体・電子部品
DRAMでは世界シェアの約半数近くを占める。半導体技術力が向上し、大規模な投資を行って高収益を上げ、その大半を再投資に振り向けて政府の後押しにより最先端生産ラインを増強した結果である。半導体技術力向上の一環として、世界中から人材を集めるのが特徴で、日本の技術者も高額の給料で雇われ、土日のアルバイトで働く者もいた。その結果、1990年代まで日本が優位にあったDRAM業界のシェアを韓国が塗り替えることになった。これに対し日本や他国の企業は技術流出の対抗策として、自社技術者の監視、生産技術の内製化を進めている。一方で韓国企業でも同様に他国への技術流出対策を積極的に行っている。しかし、実態は生産装置の80パーセント以上が日本製という現実もあり、対日貿易赤字の増加と、半導体産業の発展が諸刃の剣になっている。フラッシュメモリーは日本や米国にも輸出する反面で部品を輸入し、水平分業が盛んである。パソコンや携帯電話等で使われる汎用品の液晶パネルでもDRAMと同じ産業構造であり、韓国が世界トップのシェアを占めている。
家電・情報通信製品
韓国の家電・情報通信製品は世界有数の販売シェアを得ており、液晶テレビ等のAV機器や携帯電話等の情報通信機器の分野ではサムスン電子が様々な製品で世界トップシェアであり、冷蔵庫、洗濯機、エアコン等の白物家電の分野ではLG電子が世界的に有名である。
特にサムスン電子の製品は、新興国のみならず欧米でも価格や品質やデザインが高く評価されており、世界トップレベルのブランド価値を得ている。この分野での日本企業の凋落と入れ替わる形で韓国企業が世界的に躍進しており、近年ではウォン安の影響もあり、様々な製品の販売シェアで日本企業を完全に追い抜き国際的な認知を得ている。デジタルカメラやプリンターなど日本企業が健闘していた製品領域での伸びも著しい。携帯電話の分野では国際マーケットでノキアやモトローラなどと熾烈な競争を続けている。基幹部品のフラッシュメモリーや液晶パネルのシェアで世界トップであることが強みであり、第三世代携帯電話 を中心に韓国製のシェアが伸びている。この分野についてはOEM(相手先ブランドによる生産)やEMSなどが広範におこなわれており、いわゆるブランドシェアと実際の国際マーケットにおける貢献の詳細については不明な点も多い。
様々な製品で直接日本製品と競合するため、特許侵害を巡って日本企業と互いに提訴を繰り返しており、特に液晶テレビで顕著である。また日本企業と同じくアメリカ企業の「パテント・トロル」にも苦しめられている。
クレジットカード照会機、PCPOSシステムと周辺機器、複合クレジットカード照会機をはじめとした各種の電子機器の海外輸出も行われている。
情報通信インフラ
韓国ではブロードバンドが普及しており、インターネット放送や通信型ゲーム、サイワールド(Cyworld)などのソーシャル・ネットワーキング・サービス(Social Network Service, SNS)やオーマイニュース(OhmyNews)などの市民参加型インターネット新聞サイトなど多様なサービスを展開している。部分的には、IPマスカレードが法律で禁止されているため、ルーターをあまり使用せず、IPアドレスが不足するといった問題もある。これは電話会社との料金設定上の契約によるものである。全世界のスパム発信元ランキングではワースト6位であり、全体としてのセキュリティ対策は十分とは言い難い現状である(日本は33位)が、セキュリティに対する関心は高まっている[3]。また、韓国国内ではネット上のマナーや倫理問題から、韓国内サイトでの発言は、匿名性を廃止し、個人名や国民番号を記載させる傾向にある。
無線通信技術の分野では、CDMA技術など米国の会社に対する基本技術への特許使用料が増加しており、新規技術開発が急がれていた。こうした中、韓国電子通信研究院 (ETRI)が 2007年に「WiMAX」規格の派生規格である「WiBro」の開発に成功し、「モバイルWiMAX wave1」規格はWiBroに準拠して策定された。しかし世界的に導入が進み事実上の国際標準になっているのは「モバイルWiMAX wave2」規格であり、期待通りの成果を収めたとはいえない。
農業
第二次世界大戦以降、韓国の農業技術は向上した。韓国の農業関係者の努力と、日本の農業技術の導入などが要因である。禹長春(ウ・ジャンチュン)博士の業績が知られている。
医療・生命科学
再生医療は世界的に将来有望な市場とみなされており、近年、韓国でも再生医学などの医療・生命科学技術(バイオテクノロジー)を振興している。2004年から2005年にかけてのソウル大学の黄禹錫教授のヒト胚性幹細胞(ES細胞)に関する一連の世界初の成果により、韓国は再生医学分野における世界の先頭走者に躍り出ると見られていた。しかし、実験に用いる卵子採取に際して倫理的な問題が浮上し、黄禹錫教授が米科学雑誌Scienceで発表した、世界初の「ヒトクローン胚からのES細胞作製に関する論文」についての捏造疑惑が浮上した。捜査と再検証によりイヌクローンの論文以外の一連の世界初の成果は全て捏造だということが判明し、この分野での韓国の信頼と経済的可能性は失墜した。これにより黄禹錫はソウル大学を免職処分になり、さらには詐欺と横領罪により起訴されるに至っている(事件の詳細は黄禹錫の項を参照)。その後2007年に、日米の独立したグループがほぼ同時期にヒトの皮膚から人工多能性幹細胞(Induced Pluripotent Stem Cell)の生成に成功したことにより、再生医療分野の経済的可能性は新しい段階に突入した。
経済自由地域
韓国政府は、2003年8月に「経済自由地域の指定運営法」に基づいて、仁川の永宗島、松島、青羅地区を経済自由区域に指定し、同年10月24日には釜山及び鎮海と光陽湾一帯に対しても同様の指定を行い、仁川・釜山及び鎮海・光陽湾による「3特区体制」を整備した。政府はこの3地域を「北東アジアのハブ(中心国家)構想(仁川は国際空港を中心とした金融・物流・国際業務センターとしての役割を担い、釜山及び鎮海(東南地域担当)と光陽湾(西南地域担当)は中国上海と競争する港湾物流・工業団地として育成する)」の拠点に据えるとの計画を発表した。
また、2006年からは、外国企業誘致の為、経済自由区域内では英語を公用化する必要性があるとして、公文書を英語で受付け、処理されるようになり、公文書や看板等には英語が併記される様になった。
他にも、外国企業誘致策の一環として、2006年3月より、松島地区において韓国では初めての公的教育機関としての外国人学校(対象は、韓国に住む外国人、仁川経済自由地域に進出する外国企業で働く外国人の子弟)となる松島国際学校の建設が進められ、完成すれば、幼稚園から高校までの13年課程の学校となる(永宗島と青羅地区にも、同様の外国人学区が建設される予定)。
「大学は出たけれど」状態。「ヘル朝鮮」脱出へ若者は日本を目指すか(2018年1月)
「大学は出たけれど」。
就職できない大卒者の姿を描いた小津安二郎監督(1903~1963年)による1929年公開の映画だが、これをほうふつさせるのが今の韓国だ。2017年の大卒以上の高学歴者の失業率が高校卒の失業率を上回った。文在寅政権は雇用の創出を重要な政策課題としているが、就職難は悪化の一途。「ヘル(地獄)朝鮮」と自虐的に語られる韓国の若者の生きづらさは隣国の日本からみても痛ましい。
「家に一人でいると、ふと『こんな生き方でいいのだろうか』と思う」。中央日報は、昼夜が逆転した生活が1年以上続き、鬱病と診断された26歳の大学生の声を伝えている。
同紙によると、韓国では20代の鬱病患者が2012年の5万2793人から2016年は6万4497人と22.2%増えた。60代以上の増加率(20%)より高い。
症状が悪化し、自ら命を絶つ人も増えている。20代の死因で最も多いのは自殺で、2016年の全体の自殺率は低下したが、20代は横ばいだった。
そもそも韓国の自殺率は2003年から経済協力開発機構(OECD)加盟国中ワースト1位で、1日平均36人、年間1万3092人(2016年ベース)が命を絶っている。
背景には、就職難の影響もある。
聯合ニュースによると、韓国統計庁が発表した2017年の失業率は3.7%で、前年と同じだった。一方で、若年層(15~29歳)の失業率は9.9%と、統計が現行基準となった[2000年]]以降で最も高くなった。
中央日報によれば、2017年の大卒以上の高学歴者の失業率は4.0%で、高卒の失業率3.8%より0.2ポイント高かった。大卒以上の失業率が高卒を上回ったのは2000年以降で初めて。
統計庁は「社会全般の高学歴化と大卒以上の求職者の希望の高さの問題が複合的に作用したためとみられる」と説明した。
大卒以上の失業者数は50万2000人で、全失業者102万8000人の半分近くを占める。2015年に42万5000人だった大卒以上の失業者数は2016年には45万6000人に増えていた。
韓国銀行(中央銀行)が発表した2017年の国内総生産(GDP)成長率は前年比3.1%(速報値)だった。民間消費が緩やかに回復する中、企業の設備投資が大幅に増え、成長率は3年ぶりに3%台となった。
経済が回復してきているにもかかわらず、就職難が深刻さを増しているのはなぜか。そこには、韓国特有の価値観も影響している。
韓国は苛烈な競争社会で、受験戦争の激しさで知られる。一流大学を卒業して大企業に就職するのが理想とされ、そうでなければ脱落者とみなされかねない空気がある。だが、サムスン電子やLG電子、現代自動車など大手財閥系企業に就職できるのは、ほんの一握り。こうした企業への執着が「厳しい受験戦争に勝ち抜いても就職さえできない」という若者を多数生み出している側面は否めない。
一方、日本の雇用情勢は韓国とは対照的だ。
厚生労働、文部科学両省の発表によると、今春卒業予定の大学生の就職内定率は2017年12月1日時点で前年同期比1.0ポイント増の86.0%と、この時期としては調査が始まった1996年以降の最高を更新した。7年連続の上昇だ。
厚労省の担当者は「景気が緩やかに回復し会社の採用意欲が高まっていることや、人手不足の中、人材確保のために企業が内定を出す時期を早めていることが要因と考えられる」としている。
経団連は、韓国の大学生を対象にした日本企業の就職セミナーを今春にも韓国・ソウルで開く。韓国の優秀な大学生を日本企業が雇い入れれば、日本の人手不足と韓国の就職難が「わずかでも改善できる」(関係者)との期待がある。
経団連は、韓国の経済団体「全国経済人連合会(全経連)」と共同でセミナー開催に向けた作業に入った。日本で働くケースのほか、現在は中途採用が大半を占める日本企業の韓国子会社や支社などで、大学・大学院の新卒者採用を増やす考えもある。
既に日本で就職した韓国の若者の満足度は高い。
韓国貿易協会東京支部が最近3年以内に日本に就職した韓国の青年143人を対象に実施したアンケートでは、回答者の57.8%が今の職場に満足しているか非常に満足していると答えた。「知人に日本への就職を勧めたい」と答えた比率も84.5%に上った。
同紙によると、韓国就職ポータル「インクルート」が成人3,710人を対象に実施したアンケートでは「韓国はヘル朝鮮」という言葉に62.7%が共感すると答えた。また、移民を考えたことが「ある」との回答も54.3%に達した。
「ヘル朝鮮」から抜け出そうと、日本を目指す若者が増えるかもしれない。
ヘル朝鮮
- 英語で地獄を表す「Hell」と「朝鮮」を組み合わせた造語で、韓国社会の生きづらさを自嘲した言葉。2012年ごろにインターネット上で誕生し、2015年ごろから一気に広まった。若者の高い失業率や過酷な受験戦争などが背景にあるといわれる。富裕層やエリート官僚による縁故採用もはびこる中、国外に働き口を求める若者も少なくない。
韓国のお菓子
情報機関
- NIS (National Intelligence Service) - 国家情報院(韓国中央情報部 (KCIA) ―国家安全企画部 (ANSP) から改称)
- DIC (Defense Intelligence Command) - 国軍情報司令部
- DSC (Defense Security Command) - 国軍機務司令部(国軍保安司令部から改称)
軍事
大統領が陸・海・空軍の最高司令官であり、大統領、国防部長官、合同参謀総長のもとに陸海空軍本部が所属する。2008年の国防部報道資料によると、国防予算は24兆7,000億ウォン(269億ドル)、現有兵力は、陸軍56万、海軍6.3万人、空軍6.4万人である。26ヶ月から30ヶ月の徴兵制と志願兵制を併用している。
韓国軍の主たる国防対象は軍事境界線を挟んで対峙する北朝鮮であり、大半の戦力を向けている。朝鮮戦争以来の米韓同盟によりアメリカ軍と緊密な繋がりがあり、しばしば共同軍事演習を実施している。協定により平時の作戦統制権は韓国軍が単独行使するが、有事の際の戦時作戦統制権は米軍と共同行使する。2008年4月に行われた米韓首脳会談において、在韓米軍を2万8,500人体制で維持することが決定されている。
近年、韓国軍の装備の近代化は著しいものがあり、射程1500kmの玄武巡航ミサイルやイージスシステムを搭載した世宗大王級駆逐艦を保有するなど、明らかに対日兵器の装備を増強している。さらに政府要人や軍幹部が相次いで公然と日本に軍事的に対抗する意思を示しており、実際に最新鋭機のF-15Kに空軍参謀総長が自ら乗り込んで竹島上空を飛行したり、新造する強襲揚陸艦に「独島」(竹島の韓国名)と名づけるなどしている。また済州島に海軍基地を建設中であり、独島級揚陸艦と最新鋭の214級潜水艦を配備する予定である。
全ての男性には26ヶ月以上の兵役義務があるが、近視等の身体的問題やその年度の予算不足のため免除や短縮勤務となる者もある。政治家の息子や有名俳優やスポーツ選手などの中には徴兵逃れをしている者もおり、度々報道されている。
韓国軍「新型戦闘靴」は〝欠陥シークレットブーツ〟
戦車や軍艦の信じがたい欠陥が次々明らかになる韓国軍だが、兵士が履く戦闘靴でも数々の問題が発覚している。2008年に導入した国産の新型戦闘靴が、簡単に靴底が剥がれる欠陥品と判明したうえ、米軍に対抗して兵士の背を高く見せる「シークレットブーツ」だった疑いも浮上。
その後に採用した戦闘靴も穴が空くなどの欠陥品で、これらの靴の導入にあたって防衛事業庁や国防部の役人の不正も明らかになった。こうした安易な備品の開発・選定には兵士や国民からも批判が出ている。
韓国陸軍の新型戦闘靴は、旧型に比べ軽量で、耐久性もアップ。防水性は4倍に増強、通気性も向上した-と軍が大々的にPRした。2008年に62万足を導入したのに続き、2009年に63万足、2010年に40万5千足と大量導入した。ところが、導入直後から欠陥が露呈していく。履いて訓練しているうちに、自然と靴底が剥がれてくるのだ。
現地報道によると、それまでは踵の固定にくぎを打ち込んでいたが、新型では接着剤での貼り付け方式に変更。この接着方式が問題で、履いているうちに早晩、靴底がベロンと剥がれてしまう問題が多発した。
韓国紙のヘラルド経済などによると、底剥がれの原因はブルーミング現象というもの。靴底のゴムを製造する際に混ぜた添加物が表面に染み出す現象で、靴底と接着剤の間に添加物が染み出た結果、接着剤の層が浮いてしまうのだ。
日本の各種工業製品では、こうしたブルーミング現象は織り込み済み。商品によってはブルーミング現象によってゴム本体の品質劣化を防ぐ場合もあり、添加物の種類や量は適材適所で管理されるが、どうも韓国では事情が違うようだ。
現地の報道によると、これまで生産されたもののうち約1万2千足が欠陥品で、「最低限の基準にも満たない」などと批判されている。不良品のなかには完全に踵部分が剥がれてしまうもののほか、中途半端に剥がれて隙間が開いた状態となるものも多く、当然“4倍の防水性”など無意味。水たまりを歩くだけで靴の中が「チャップチャップ」という状態だ。
しかもこの欠陥を調査する課程で、別の疑惑も表面化した。剥がれた踵部分と靴底の間から、結構な量の“詰め物”が見つかった。何とこの戦闘靴、履いた兵士の身長を約5~7センチも伸ばす「シークレットブーツ」としての役割も持っていた-との説が一部で浮上しているのだ。
「外見」に気を使うといわれるお国柄のせいか。“上げ底靴”は民間でも大人気で、韓国内のネット通販では、5センチアップから1センチ刻みで多彩なデザインのシークレットスニーカーが販売されている。
日本でもシークレットブーツは売られているが、極めて地味なビジネス用革靴タイプが主流。だが韓国では、若者向けのスニーカータイプが色、柄、形とも豊富にそろっており、「あれはシークレットでは」とバレる心配もないほど。なかには15センチアップと、ハイヒール顔負けのスニーカーも存在する。
在韓米軍の兵士とともに演習する機会も多い韓国軍。こうした上げ底靴は、長身の米兵との身長差を補い、自軍を勇ましく格好よく見せたいということなのかもしれないが、この高いヒールで果たして長時間の戦闘行動が可能なのか…。
北朝鮮の前将軍様が、身長をカバーするために結構な高さのシークレットシューズを履き、その秘密を守るためズボンの裾を長くしていた-というのは有名な話だが、まさか韓国がシークレットブーツで張り合っていようとは。
ともあれ、こうした理由からハードな訓練の多い特殊部隊などでは配給品の新型戦闘靴を使わず、別の戦闘靴を自前で購入する兵士もいるほどだ。
結局、2010年には靴底を喪失する欠陥戦闘靴として韓国内で大問題になり、調査を進めたところ、導入を進めた防衛事業庁の職員が独断で接着強度の規格を緩めていたことも明らかになった。
韓国日報によると、もともとの接着規格は39.2ニュートンと単位が定められていたが、職員が勝手に20ニュートンと5割引に変更。甘い基準で軍に納入できるようメーカー側に便宜を図ったと思われても仕方のない行為で、同庁の職員2人が懲戒処分された。
さて、普通ならこれで「一件落着」となるところだが、むしろ問題はここから始まる。
韓国軍は2010年、欠陥品を改良して「新型」を作るのではなく、「機能性戦闘靴」を新たに採用した。機能性というだけあって、アウトドア用品ではおなじみの「汗は蒸気として外に出すが、水は通さない」という透湿性防水素材を採用。外見も一部に迷彩柄の布製部分を取り入れ、イメージを一新した。
最新鋭の米軍戦闘靴にもひけをとらない“カッコイイ”戦闘靴ができあがったのだが、こちらも評価できるのは外見だけだった。
2012年2月、東亜日報が「1週間で穴ぽっかり」との見出しで、またしても欠陥の判明を報じた。韓国陸軍第1師団新兵教育隊に支給された機能性戦闘靴750足のうち、400足以上が1週間の訓練で壊れたというのだ。皮革部分がすれて摩耗したり、布部との接合部が剥がれて穴が空いたりしたという。
これに対し軍は「兵士が誤った姿勢で訓練を受けたため」と説明。どんな姿勢であろうと戦闘靴が簡単に壊れることの方が問題のはずだが…。
さらに韓国の監査院により国防部の「欠陥隠し」も明らかになった。「新型戦闘靴」で問題が発覚したあと、こうした靴底剥がれが発生しないよう、ブルーミング現象について試験する項目が追加されたのだが、「機能性戦闘靴」では国防部がこの項目を除外していたのだ。
前作で欠陥が露呈した部分について、検査を厳重にするどころか、検査項目そのものを葬っていた国防部。監査では当然、検査項目の復活が求められた。
監査ではほかに、2010年からの4年間に軍の部隊に給食用として納入されたキムチやハンバーガーからカエルやナイフなどの異物や大腸菌、基準値を超える残留農薬が検出される事案が見つかったうえ、納品業者はおとがめ無しだったことも分かった。国を守る軍隊への納入でこのありさまでは、民間への納入など想像するだに恐ろしい。
韓国軍艦『独島艦』唖然の〝ポンコツぶり〟機関砲は味方撃ち、火災・浸水・漂流で使い物にならず
完成当時は韓国の誇りだった「独島艦」。「軽空母に改装も可能」と韓国マスコミも大はしゃぎだったが…
韓国軍備のお粗末ぶりはつとに知られるところだが、韓国がアジア最大の軽空母級輸送艦と自称する「独島艦」も救いようのないポンコツ品であることが、現地報道などを通じ次第に明らかになっている。
韓国が不法占拠する島根県竹島の韓国名を挑発的に命名したこの軍艦は、レーダーが役に立たず、機関砲を発射すれば甲板上の自軍ヘリに命中するという設計ミスが判明。あげくは平時の海上で浸水や火災を起こして漂流し、長期修理でドッグ入りしてしまった。「パレード艦」「イベント艦」と揶揄され、就役から7年たっても全く戦力にならない“自慢の軍艦”である。
レーダーに「ゴースト」
独島艦は2007年に完成、就役した強襲揚陸艦。全長約199メートル、全幅約30メートルで排水量18000トン。エアクッション艇(ホーバークラフト)2隻や水陸両用装甲車16台(いずれも米国製)などを搭載できる。就役当初は「輸送艦として作られているが、軽航空母艦に改造することができる」(中央日報電子版)などと景気のいい自画自賛が続いたが、そこはやはり韓国産。次々と欠陥が露呈していく。
まず配備約1年後の2008年10月、搭載している最新鋭のレーダーが役に立たないことが判明した。ハンナラ党のキム・ヨンウ議員(当時)が調査結果を明らかにしたもので、レーダーの設置位置が悪く、電波が甲板に反射してモニターにゴースト(虚偽の目標)が発生するという「致命的欠陥」(キム議員)が試験評価の過程で発見された。4度にわたり修正を試みたが、数個のゴーストが表示される欠陥はなおらなかった。
実戦ではゴーストか、本当の敵戦闘機やミサイルか見分けがつかないことになり、いろんな「目標らしいもの」にとりあえず攻撃せざるを得ないわけだが、それすら不可能なことが3年後に露呈する。
機関砲は味方を裏切り「オウンゴール」
独島艦は敵の戦闘機や対鑑ミサイルを自動的に撃ち落とすレーダー連動の大口径機関砲「ゴールキーパー」(オランダ製)を搭載。西側標準の口径20ミリより威力の高い同30ミリのゴージャスな機関砲なのだが、韓国海軍首脳部はその据え付け位置を根本的に間違っていた。
2011年9月に複数の現地メディアが「致命的な欠陥」(またも!)と報じたところによると、守りの要の「ゴールキーパー」を、諸外国の艦より艦中心に近く、しかも高い位置に設置したため、後部甲板が射界に入るというトンデモ仕様だったことが判明。つまり迎撃スイッチを入れれば、後部甲板に駐機している自軍の搭載ヘリを甲板もろともオートマチックに掃射してしまうのだ。
「敵の攻撃をことごとく防ぐ」との期待を込めてゴールキーパーと名付けられているのに、韓国にかかれば味方ヘリを蜂の巣にする“オウンゴール仕様”に早変わりだ。
搭載ヘリは7年間欠品中
しかし、本来なら軍担当者の首が飛びそうなこの問題も、結局はたいした騒ぎにならなかった。なぜなら、独島艦にはそもそも搭載するヘリコプターが無いからだ。
海上を飛ぶヘリは高度な塩害対策を施さなければならないが、そのことを理解せず、無謀にも国産化に挑戦したあげく失敗したのだ。独島艦本体で5000億ウォン(現在のレートで約470億円)と予算を掛けすぎたことも響き、外国製を導入することもできなかった。ヘリを運用しないなら、広い平甲板などただの飾りである。
サイズだけは大きいが
中身が欠品や不良品ばかりの独島艦だが、図体が大きく見栄えだけはするので、観艦式などの行事には主役としてよく登場していた。それで韓国内では「パレード艦」「イベント支援艦」などと揶揄される始末。
それでも軍の記念日などで韓国軍をPRする「浮かぶ広報室」とも言うべき役割は担ってきたが、そんな些末な活動さえ不可能にする驚愕の事件が起こった。
現地の複数の報道によると、2013年9月10日午前10時40分ごろ、軍の記念イベントに参加するため黄海を航行していた「独島艦」の発電室から火災が発生。発電機2基のうち1基が焼け、残る1基も消火の際に水をかぶって故障停止。作業員が修理を試みたが全く復旧できず、独島艦は漂流し始めた。
航行不能による漂流は漁船などの事故でたま起こるが、不測の事態に備えるのが当然の軍艦では「軍人が全く仕事ができていない」ことの証明だ。これが戦闘中ならまだ分かるが、平和な海での移動中の出来事ときては何をかいわんや。平時に軍艦が「航行不能で漂流」など、普通の国ではありえない。
原因は“韓流”
しかも漂流の根本的な理由がいかにも韓国軍らしい。独島艦は本来、発電機を4基積んでいたが、火災の5カ月前に艦の姿勢を変えるためのバラストタンクの操作を誤り、海水が艦内に流入、2基を浸水で壊していたのだ。普通はこの2基を修理してから出航するものだが、海軍は2基を修理工場に預けたまま。残り2基だけでも「大丈夫だろう」という都合のいい未来予想図を描き、成り行き任せの韓国流運用を行っていたのだ。
結局は漂流の後、他艦に曳航され“ドナドナ状態”で港に戻った独島艦は、直後の9月15日に行われた仁川上陸作戦記念日式典に欠席。朝鮮戦争で最大の勝ち戦(戦ったのは韓国軍ではなく米軍だが…)の記念日にもかかわらず、ゆるキャラ的なPR艦としての役目も果たせず修理のためドック入りとなった。
一点豪華主義のツケ
修理完了は当初の見込みでは2014年4月と伝えられていたが、これを信用できると仮定して修理期間は半年以上。実はここにこそ、韓国海軍と独島艦の最大にして致命的な欠陥がある。
どこの国でも常識だが、軍艦は同型艦を最低2隻、普通は3~4隻建造する。これは運用上、必須の条件だ。艦艇は数年に一度は定期的に数カ月間ドックに入って整備や修理を行い、内部の機器などを最新のものに換装していく必要がある。
例えば3隻建造するのは、速度などの性能が等しい同型艦2隻で1戦隊を編成し、残り1隻は修理のためドック入り、というローテーションを組めるからだ。どの海軍も「ドック入りしている間は、その艦は作戦に投入できないのだから無いも同じ」と考え、戦力に穴が開くことのないよう、同型艦を複数建造して運用している。
独島艦の場合も、当初は同型艦3隻を建造する予定で、2番艦を馬羅島艦、3番艦を白リョン島艦と名前まで決めていたが、予算不足で3番艦は計画廃止。2番艦はようやく2013年12月に予算10億ウォンが認められたが、今後残る予算が議会を通過したとして、完成するのは2020年以降で、戦力化する2020年代後半には独島艦は艦齢約20年となる。
ちなみに自衛艦の場合、25~30年で退役するから、2番艦ができた頃には独島艦はお役御免も間近という状況。はっきり言って「間に合っていない」のだ。
軍艦は1隻で運用するモノではない、という基本を理解できず、見得を張って一点豪華主義に走ったツケが発電機の火災などに現れた。ヘリは無く、レーダーは信用できず、肝心なときに前に進むかどうかも怪しいままスペアもない独島艦。だが、名前にふさわしい役目はある。
竹島を一方的に取り込んだ領海水域を設定した韓国の初代大統領、李承晩は朝鮮戦争時、保導連盟事件で自国民の韓国人を10~20万人も虐殺したうえ、民間人を首都ソウルに残したまま真っ先に敵前逃亡。釜山まで逃げたあげく、ついに日本に逃げるなどと言いだし、マッカーサーに一蹴された人物。
歴史は繰り返すというが、次に北朝鮮に本格侵攻された際には、独島艦は韓国大統領一行の祖国脱出程度には使えるのではないだろうか。当然、行き先には日本以外を選ぶべしだが・・・
国民と社会
民族構成と言語
民族構成は、そのほとんどが朝鮮民族である。日本同様、晩婚化や少子化が問題となっており2000年代以降の合計特殊出生率は世界最低レベルである。このため若年人口が減少傾向であり、2020年頃に総人口と労働力人口の減少が始まり、世界一急速に高齢化社会が進行し、2050年頃には高齢化率が日本に追いつき世界最高水準になることが予測されている。他にはごく少数ながら中国系住民(華僑・華人)も存在する。韓国に永住権をもつ外国人の大半は華人であるが、華人に対して排外的な風土と諸施策が影響し、過去数十万人いたが現在では数万人以下に減少している。
公用語はソウル方言をもとにした朝鮮語(「韓国語」)であり、文字は主にハングルを用いる。「韓国語」とは主に外国向けの表現であり、彼ら自身では「国語」(ウリマル)と呼ぶことが多い。最近ではハングルのみで読み書きするための教育を受けた世代が多くなり、古文書を扱う公務員や教育関係者など一部を除き、漢字を読むことができない国民が多い。最近は再び、学校での漢字教育も重視すべきとされているが、全般的に漢字表記は少ない。W杯の前後より、東アジアの漢字文化圏からの観光客への便宜及び同地域の国際交流推進を目的に、交通施設の標識などに漢字が増えてきている。
地域対立と不平等
人口の85%は都市部に住んでいる。特に首都のソウル特別市には全人口の2割に当たる約1000万人が住んでいる。また一般に首都圏として扱われるソウル、仁川、京畿道の合計人口は全人口の半分近くにのぼり、非常に強い人口の一極集中がみられる。人々の方言や、価値観や意識は地域間の差が大きく、現在でも地域対立は強く選挙などへの影響も強い。これは伝統的なものとされる。
軍事政権時代は朴大統領の出身地である慶尚北道の大邱市や慶州周辺に多額の予算が投入される一方、光州市など全羅道は、予算配分でも就職など社会においても、様々な差別があったことも、地域対立の原因である。大邱地域と慶尚道の出身者はTKとよばれ社会のあるゆる面で優遇された。嶺南圏(ヨンナムコン)といわれる慶尚道と、湖南圏(ホナムコン)といわれる全羅道の、東西での対立感情は今でも強い。ただし、この地域対立がいつから発生したのかについては諸説あり、実際には詳細がわかっていない。
現在は職業差別はほとんどなくなっているが、かつては職業差別は根強かった。とくに食堂や売店など人と接する職業は蔑視されていたため、日本のような老舗店は少ない。この価値観のため、韓国の自営業は長くは続かないことが特徴であった。また歌手や俳優などは、もともと貴族に仕えるための職業で、ホステスや水商売に近いイメージがあり、親戚に歌手がいる場合、恥ずべきこととして隠すことが多かった。しかし現在では、そのような価値観も大幅に変化している。韓国の経済成長期は、大量の人口が農村部から都市部へ移り、女性も工場労働者として、長時間労働により経済発展を支えたが、女性が働くことも身分が低いこととみなす差別感が根強い。最近では高学歴女性など積極的に働く人も多いが、女性の社会進出は遅れぎみであり伝統的な性別役割意識も強い。中国東北部(主に朝鮮族)や東南アジア、中央アジアなどからの外国人労働者が最近は増え、仁川広域市などには中華街もある。また、2006年の地方選挙では外国人参政権が認められた。一方で、韓国国会は2002年2月28日、永住外国人に投票権を与えるのは「主権は国民にあり」という大韓民国憲法第1条に反すると決議した。
宗教
2005年に行われた韓国統計庁の社会統計調査によると韓国は総人口の約3割はクリスチャンであり、約2割は仏教徒である。古来中国の影響から仏教が重要な宗教であり、日本同様伝統信仰と仏教の融合もなされている。韓国のキリスト信者の比率は絶対信者数、人口に占める割合ともに(東ティモールを除けば)フィリピンに続きアジアでは第2のキリスト教国家である。韓国の宗教人口はほぼ半数で、残りのほぼ半数は無宗教者で祖先崇拝や法事は熱心に行う。
クリスチャンの多くはプロテスタントでとくに長老派やメソジスト派が多い。この教派は日韓合併の時から韓国の中で3・1運動の参加、神社参拝強要への拒否など反日本運動を続けてきた。李承晩初代大統領もメソジスト牧師出身である。プロテスタント信者の増加にはアメリカからの宣教師の影響も強かったが、朝鮮戦争後のキリスト教の急速な普及の背景には、日本と同様に経済成長期に多くの人口が都市部へ移動し、故郷を離れ孤独な人々が宗教組織に入ったという事実もあると言われる。
日本領時代の1930年代以来、キリスト教系の新宗教も数多く存在し、一部の教派(統一協会等)は社会問題になっている。
儒教と人間関係
韓国社会における人間関係上の慣習は急速に変容しているが、儒教の影響で宗族秩序などの影響は未だ色濃く残っている。上下関係に厳しく、現在でも目上の人の前での喫煙や、許可を得ないままの飲酒は礼儀違反とされている。親戚同士の結束は強く、6親等以内の親戚は助け合うべきだとされる。これをユックチョン(六寸)というが、現実に親戚づきあいは非常に多く、初対面の親戚でも就職や進学時の世話をすることは普通である。
学校の同窓生等の結束も強いが、見知らぬ他人との幅広い交際はあまり好まれず、人間関係はやや閉鎖的である。社交の場において遠慮はあまり歓迎されず、明確な主張を好む。また、お互いに迷惑をかけあい他人を思いやることが良しとされ、食事の際も割り勘という習慣はなく、目上の者や気分が良い者がすべて払うことがごく普通である。
教育
日本同様の6-3-3-4制の学校制度を持つ。日本以上の学歴社会であり大学受験は熾烈を極める。大学進学率は極めて高く子弟が塾へ通う割合も極めて高い。受験戦争が厳しく、予備校などのための教育費負担が大きいことも問題となっている。初代大統領の李承晩が、プリンストン大学で博士号を取った人物ということもあって、アメリカの一流大学で博士号を取得する学生が尊ばれた。政府高官や大学教授などの高い地位が約束されていて、1970年代後半までは、新聞に顔写真と経歴が掲載される程だった。また、企業や奨学財団も、アメリカ留学を積極的に推し勧めた。そのため、厳しい受験競争を勝ち抜いたトップクラスの学生は、アメリカ留学へと向かった。1980年代以降は、博士号取得者が増加し、その数は1998年までで3万人に達するといわれている。今では単にアメリカで博士号を取得した程度では、大学教員として迎え入れられることはなくなっているという。こうした人材が経済発展の礎となった。
韓国留学熱、父親に重圧…孤独・仕送り・自殺も(2013年11月)
教育熱が高いことで知られる韓国では、高校生以下の早期の英語留学が普及し、父親を残して母子が海外に出るケースが多い。
だが、一人で国に残る父親には、近年の景気悪化の影響もあり、重圧がのしかかっている。
妻子を米国に送り出していた一人暮らしの男性(53)が今月上旬、仁川のアパートで練炭自殺した。テーブルに残された遺書には「皆さんの荷物にならないために、この道を選ばざるを得ません」「父ちゃんは体と精神の健康をすべて失った」などと記されていた。
地元警察によると、2009年、男性の妻と当時高校生の2人の息子は渡米した。男性は電気工事技師だったが、肺炎を患い、1年前から失業と復職を繰り返した。1か月前にも職を失い、友人に電話で「死にたい」と漏らしていた。
男性は十分な仕送りをできず、妻が米国で働いて滞在費を捻出。男性は経済的事情から、家族に長く会えずにいたという。
韓国で家族を海外に送り出し、国に残る父親は「キロギ・アッパ」と呼ばれる。キロギは雁(がん)、アッパは父だ。国で働いて仕送りし、たまに渡り鳥のように家族に会いに行く姿を例えた。
韓国で2012年の小中高生の海外留学者数は約1万4300人。約470人に1人の計算だ。2008年のリーマン・ショックで景気が悪化する前と比べ、ほぼ半減したが、なお早期留学の人気は高い。母親が付き添うケースが多く、自殺した男性のような一人暮らしの父親は珍しくない。
しかも、経済的に無理をしてでも子どもを留学させる親が多い。「学歴社会」で知られる韓国では、高学歴に加え、英語力がないと、優良企業に就職しにくいためだ。韓国は国内総生産(GDP)の5割を輸出が占め、企業は、海外ビジネスに役立つ人材の採用を優先する。英語力を高め、将来の学位取得にもつながる早期留学は、大学新卒者の就職率が56%という韓国の厳しい就職戦線を勝ち抜く手段になっている。
だが、しわ寄せを受けるのが、父親たちだ。今年3月にも南東部の大邱でキロギ・アッパの歯科医が練炭自殺するなど、悲劇は尽きない。
卑しく歪んだ韓国教育の実情、カンニングと偽造で“成績”水増しの「誤った体面社会」
韓国で、英語能力テストのTOEICなどの「カンニング事件」が頻発している。韓国ではこれまで何度もカンニングが明るみに出ているが、抑止が効かない。むしろいたちごっこ。新手のカンニングが次々と登場している。背景は、教育熱の高さと、それに伴う過度な競争社会。歪んだ方法による「成績水増し」をしてでも、競争に勝とうとする心根の卑しさが社会の根底にある。プライドは高いが、内容が伴わない。それが韓国の“実像”でもある。
携帯を使って何が何でも
白いギプスに小さな穴を開け、スマートフォンを仕込み、カメラで答案用紙を撮影。その画像を送信し、共犯者が答え、それを無線によって他の生徒に伝える…。
こんな手口のカンニングが2013年10月に行われたTOEICで行われた。答えを受け取った生徒から共犯者らへ謝礼が支払われ、当局側は捜査に乗り出した。
こうしたカンニングビジネスは、韓国では珍しくない。
2004年には携帯電話のショートメールを使った集団カンニング事件が発覚。2009年には、無線イヤホンを使った事案が摘発された。いずれも実際に受験した英語に堪能な男らが、正しい回答を、中継の共犯者に携帯電話のショートメールなどを使って送信。それを、事前に謝礼を払った他の受験生に再送信する手口だった。
東亜日報によると、2012年にはTOEIC対策専門の語学学校の「ハッカーズグループ」が、社員にTOEICを実際に受験させ、特殊レコーダーやマイクロレンズを取り付けたボールペンなどを利用して試験問題を流出させて問題となった。
さらに、今年初めには米国の大学進学適性試験(SAT)の問題流出が発覚している。
韓国ではカンニング事件は枚挙にいとまがない。つまり、語学を学び、その言語を使う他国を理解しようとする真摯な姿勢はない。歪んだ教育競争社会のなれの果てがそこにはある。
さもしい根性
カンニングビジネスが成立する背景には、高い教育熱と、それに伴う競争社会がある。その影響で“偽造体質”が社会にはびこっている。
朝鮮日報によると、韓国の大学・短大計340校のうち、70校で、学生の成績証明書を閲覧用と提出用に分けて発行している。閲覧用は実態で、提出用は、悪い成績を削除した外向け用。いわば「成績ロンダリング」だ。
東亜日報によると、(1)TOEICの点数(2)海外研修(3)資格(4)ボランティア活動(5)インターン経験の5つは、機械装備の性能明細を意味するスペシフィケーションになぞらえ、「スペック5セット」などと呼ばれている。
要するに、英語テストのカンニングや成績ロンダリングは、よい就職先をみつけ、そこで高収入を得るための「誤った努力」なのだ。東亜日報によると、韓国の大手企業は英語テストのスコアや大学の成績より、インターンシップの経験などを優遇しているというにもかかわらず。
中央日報によると、2013年6月、原発部品の検証会社が成績書を偽造していたことが発覚したが、ウソをついてでも、体面が保たれればいいという体質が社会全体に蔓延している。
立ち後れるという恐怖感から
平成23年に京都大学などの大学入学試験で、問題の一部が試験中にインターネットの掲示板に投稿され、第三者がそれに回答している事件が発覚した。
カンニングや偽造によって得られるものが本当にあるだろうか。高得点を取れれば、自らのプライドは保てるかもしれないが、地力がついたことにはならない。虚飾にすぎない。
11月19日付の中央日報は、英語教育について、ソウル大国語教育科のロバート・パウザー教授によるこんなコラムを掲載している。
韓国の英語教育の市場は19兆ウォン(約1兆8千億円)にのぼるが、それでも英語の実力は60カ国中24位にとどまるとした上で、英語の必要性と学ぼうとする動機に疑義を呈している。
「英語の実力は大韓民国の国民が持つべきスペックに過ぎない。そのスペックがなければ立ち後れるという恐怖感のためにお金をつぎ込み私教育でこれを解決する」
2兆円近い市場も、英語自体に対する投資ではなく、英語スペックを取得するための費用と断じ、さらに、英語教育への投資が実のある方向に向かうことを求めている。
横行するカンニングもまた、さもしい社会の一端を示している。
愛国心と民族主義
韓国人は愛国心や民族意識が非常に強いことでも有名である。これは日韓併合やその他朝鮮半島に対する中国やモンゴルや日本など周辺国による支配により、二度とそのようなことが起きないように、愛国心教育や民族教育が徹底されているからである。ただし、近年の韓国人の愛国心は低下しているという調査結果もある。韓国人全体の1/4と、20代女性の半数が「韓国に生まれ変わりたくない」と世論調査で否定的な回答をしている。また、高麗大学の学生の51%が「韓国が嫌い」と回答した調査もある。
日本人に対する価値観については、現代の日本社会や文化に対するある程度の羨望と親しみを感じながらも、敵対心は強く、スポーツイベントなどでの激烈な愛国心を表出させ反日行動を起こすことがある。第1回WBCにおいて、韓国のマスコミ各社がイチローの「韓国侮辱30年発言」を捏造したため大規模なイチローバッシングがおき、LG球団からイチロー射殺Tシャツが発売されるまでに至った。韓国SBSが「国際的なフィギュアスケート大会で日本人選手が組織的に韓国人選手の練習を妨害している」と事実無根の報道をした。これにより日本人バッシングがおきyoutubeで日本人選手を非難する各種動画が投稿され100万件以上の閲覧がされた。キム・ヨナ参照>。
また、徹底した自民族優越主義的な愛国民族教育と反日教育により、韓国人は特に自国を「歴史的な文化先進国」とする価値観が一般的である。また、朝鮮半島の伝統的な思想である小中華思想と原理主義的な儒教の影響により、古代から明治期までの日韓関係に対して「文化先進国で優越な韓国人と、文化的に劣等で未開で残虐な日本人」と認識している韓国人は多い。こういった自民族優越主義的な価値観に基づいた韓国起源説はインターネットを介して日本や中国にも知られるようになり、韓国人に対するバッシングがおきる現象までになっている。
いまだに米「オーノ」を貶め続ける「韓国」の異常な執念深さ(2014年2月)
韓国の異常な執念深さ-。それは、冬季五輪を巡る「歴史認識」でも変わらないようだ。
2002年米ソルトレークシティー大会のショートトラック種目。男子1500で2着でゴールインした日系二世の米国選手、アポロ・アントン・オーノが1着でゴールした韓国の金東聖の進路妨害により金メダルを獲得した件に対する韓国側の「認識」についてである。
脅迫メール、サイバー攻撃…常軌を逸した抗議
韓国側はオーノが金メダルを獲得するためにオーバーアクションで金東聖の反則をアピールしたと抗議。その後も中傷を続け、当時の韓国紙中央日報(電子版)は「抗議の『爆弾メール』で国際オリンピック委員会のホームページが完全にまひした」と報じた。さらに、オーノ本人を脅迫する内容のメールもあり、米国連邦捜査局(FBI)が捜査に着手したという。
また、同年に開かれたサッカーのワールドカップ日韓大会の韓国-米国戦で同点ゴールを決めた安貞桓が、ソルトレークシティー五輪でオーノが金東聖と交錯した場面のアクションをまねし、韓国サポーターから喝采を浴びた。翌年には韓国でショートトラックのW杯が開かれたが、オーノへの脅迫やサイバー攻撃が相次ぎ、オーノを含む米国チーム全体が不参加となった。
オーノは4年前の2010年バンクーバー大会まで3大会連続で五輪に出場し、ソルトレークシティーの金を含めて計8個のメダルを獲得。昨年4月に現役を引退した。
どこか反日と似た構図…自らの行為顧みず一方的に「悪者」に仕立てる
“事件”から10年以上が経過し、本人が引退しているのにもかかわらず、「冬季五輪」が近づく度に話を蒸し返す。しかも、自らが行った中傷や脅迫、サイバー攻撃を一切、反省することなくオーノを「悪者」に仕立てるやり方は、どこか反日の姿勢と共通するものがある。
7日に開幕したソチ五輪でオーノは米NBCスポーツの解説者として登場。中央日報は2006年トリノ大会で金メダル3個を獲得後、韓国代表から漏れたため今回のソチにはロシア代表として出場する安賢洙をオーノが「世界で最も美しいスケーター」とたたえたことを紹介する記事の中で「オーノはソルトレークシティー大会でハリウッドアクション(オーバーリアクション)を見せ、金東聖を失格にさせながら金メダルを獲得し、韓国ファンの怒りを買った。オーノはトリノ大会でもライバル選手より速くスタートし、金メダルを獲得した」と悪意に満ちた文章を掲載した。韓国系の選手を称賛する相手を貶める姿勢に倫理観の希薄さがうかがえる。
一方、オーノは米ニュースサイトのビジネス・インサイダーの「勝利への不確かさに惑わされてはいけない」との記事に「何か情熱を傾けようとするものがあるのならば、100%それに全力を注ぐべきだ」とコメント。ソルトレークシティー大会には一切、触れていない。
一方的な「言いがかり」で「過去」を根に持ち続ける韓国と“大人の対応”のオーノ。ソチのフィギュアスケートで「国民の妹」と呼ばれるキム・ヨナが浅田真央に敗れた場合は、どんな因縁をつけてくるだろうか。
韓国で大卒の就職難が深刻化、100人中97人は就職できず「実感ではもっとひどい」「教育も二極化が進んでいる」
2015年5月17日、韓国・聯合ニュースによると、韓国の若年就職難がさらに深刻化しており、大卒新入社員の雇用競争率は大企業、中小企業ともに上昇している。
韓国経営者総協会は全国377社の企業を対象に「2015年の新入社員採用の実態調査」を行った。その結果、今年の大卒新入社員の就職競争率は平均32.3倍となり、2013年の28.6倍よりも上昇。規模別では、大企業の雇用競争率が35.7倍となり、6.6倍の中小企業に比べはるかに高かった。段階別に見てみると、新入社員100人応募当たりの書類選考合格者は49.2人、面接選考対象者は16.0人、最終合格者は3.1人(2013年は3.5人)だった。
この報道に、韓国のネットユーザーから多くの意見が寄せられている。
「結局、大卒100人中97人は就職先がないということか」
「最終合格者の3人の中にはコネ入社も含まれる」
「32.1倍だって?実感は100倍くらいだ」
「残念なことだが、これが韓国の現実だ」
「ちょっと大学を減らす必要があるんじゃないか?」
「大学には行かずに、高卒で技術生産職になるのが良い」
「韓国はあまりにも大学が多すぎて、レベルの差も大きい。単に大卒を基準にしてはいけない」
「就職難は企業によってもたらされた。非正規職労働も完全に企業のための仕組み。すべては企業中心に回っている」
「良いところに就職するためには、良い大学に入って多くの資格を取らなければならない。そのためには実力も必要だが、家に金がなければそれも不可能だ。負の連鎖が教育にも見られ、上下二極化が進んでいる」
報道
1961年から1987年までは、軍事政権による言論統制が続き、新聞業界の再編などが行われた。放送局は民放2局が公営の韓国放送公社 (KBS) に統合され、残った民放の韓国文化放送 (MBC) も65%の株式をKBSが保有した。1987年以降は言論の自由が一応は保障され、新聞社が増大した。しかし政府が報道内容に干渉することも多く、本格的な言論の自由は1998年以降である。最近もKBSとMBCは、日本の日本放送協会 (NHK) 以上に政府の影響力が強く、テレビ報道の内容は政府寄りである。民放のSBSもあり、ケーブルテレビ局の放送も増えている。日本との間に起こる歴史期認識問題や領土問題などの報道では、日本側の主張を「歪曲」「捏造」「妄言」等と主観的な言葉で断じた上で報道することが多い。一般的に愛国心を鼓舞するような報道が頻繁になされ、スポーツイベントなどでも顕著である。
治安
韓国における治安は、世界的にはやや良好な部類に入る。
しかし、殺人、強姦、強盗などの犯罪発生率は日本より大幅に高い。聯合ニュースは2009年7月31日付けで韓国での殺人、強盗、強姦、窃盗、暴力の5大犯罪の発生件数がここ5年間で20%近く増加していることを伝えている。
公共の場所での犯罪では窃盗、置き引きなどが横行している。
また、タクシーにおける料金詐欺、相乗り客による暴行、強姦事件なども発生している。特に韓国での強姦発生率は日本の約10倍にあたり、世界的にみても高い数値である。過去には、アメリカ外務省が韓国情報で異例ともいえる警告を発している。『特に夜間、女性が一人でタクシーに乗るときは十分な注意を要する。タクシー運転手もしくは同乗者による女性同乗者への犯罪が報告されているからである。また、外国人旅行者への痴漢行為、レイプも報告されている。』(1999年10月29日付)
韓国で児童・生徒の性犯罪が急増、小学生の増加目立つ
韓国で在学中の児童や生徒による性犯罪が急増している。2013年は上半期だけですでに500人が性犯罪により検挙されている。
2013年9月25日、韓国紙・亜洲経済によると、韓国の小学校~高校に在学中の児童や生徒による性犯罪がここ3年で急増している。今年は上半期だけですでに500人が性犯罪によって検挙されており、そのうち98人が強制転校や退学処分にされている。人民日報(電子版)が伝えた。
韓国教育文化スポーツ観光委員会の安敏錫(アン・ミンソク)議員がまとめた韓国の小学校~高校生徒の性犯罪と処罰の現状に関する報告書から、今年1~7月に性犯罪に関わった現役の児童・生徒数が505人に上り、処罰された人の数も年を追うごとに増加していることが明らかになった。2010年には294人が処罰され、2011年には414人、2013年はすでに486人と、3年で1.5倍にも増加している。
2013年に入ってからは毎月平均72人の児童・生徒が処罰されていることになり、このペースで進むと年内に処罰される児童・生徒の数は850人を超えるとみられている。特に小学生による性犯罪の増加が目立っており、2010年には処罰された児童は16人だったが、2012年には65人に急増しており、今年はさらに増えると専門家は予測している。
韓国社会に蔓延する「欲求」「自暴自棄」…過当競争が歪めて“異常殺人”続発
韓国では、自暴自棄で身勝手な“異常殺人”が続発、問題化している。理由もなく人を殺す。そんな行為が横行する社会がいいと思う人などいないだろう。韓国でそうした行為が増えている。
2013年9月、面識のない男性を殺した20歳の陸軍兵士は「死ぬ前に誰か殺したかった」と供述。23歳の男は、最初に出会った人を理由もなく刺し殺した。ねじ曲がった「欲求」は、社会の歪みそのものではないか。
刺激を得るために…歪んだ動機
朝鮮日報によると、2013年9月6日、ソウル市内である事件が起きた。カラオケボックスの店主(73)が果物ナイフで数回刺されて惨殺され、6日後、犯人が逮捕された。陸軍部隊から脱走した20歳の一等兵だった。男は、面識のない店主を殺した動機をこう述べた。
「人生に楽しみがない。死ぬ前に誰か殺したかった」
男は服を数回着替え、市内の防犯カメラを避けるような行動を取っていた。
同紙によると、同様のケースはこれだけでない。2013年7月に京畿道竜仁市で、19歳の少年が、知人の女性(17)を強姦したうえで殺害し、工業用カッターで切断。動機について「ホラー映画のまねをしたかった」と供述した。2010年には、23歳の男が最初に出会った人を殺そうと計画し、実際に偶然すれ違った26歳の男性を刺し殺した。男はオンラインゲームに夢中になっていたといい、現実と区別がつかなくなっていた。
こうした状況を、専門家は朝鮮日報に対し「刺激を得るために他人を殺傷しようという、ねじ曲がった刺激追求型犯罪が発生している」と指摘し、別の専門家は「やり場のない怒りや挫折などの経験を通じ、自暴自棄的な心理状態が殺人衝動に駆り立てる」と分析している。
お年寄りが住みにくい社会
問題は、そうした事態がなぜ起こるのかということだ。理由を考えてみたい。
ひとつは過度な競争社会だ。韓国は極端な学歴社会とされる。大学進学率は8割を超え、小中学生のうちに英語圏などに留学する児童・生徒も少なくない。一握りのエリートになるために、子供たちは幼いころから受験・競争にもまれ、その親たちは塾費用にあたる私教育費が増え、家計を圧迫することに苦しむ。
そして、その結果として生まれたのが自殺率の高さだ。韓国統計庁が9月に発表した20122年の死因統計によると、自殺率は人口10万人当たり28.1人。経済協力開発機構(OECD)が算出している平均値12.5人をはるかに上回り、OECD加盟国の中では最も高かった。
過度な競争社会にもがき苦しんでいる人たちが行き着く先が自殺という最悪の結果なのだが、暮らしにくく社会が進んでいることを示すデータもある。
国連人口基金などが2013年10月1日発表した高齢者福祉に関する報告書によると、60歳以上のお年寄りの所得保障や雇用、生活環境などをもとに高齢者が住みやすい国をしたところ、韓国は91カ国・地域中67位だった。アジア1位は日本で全体の10位。自殺率も高齢者になるほど高い傾向を示している。
しかし、高齢者に対する政府の施策は失敗続きだ。韓国では現在、朴槿恵大統領が選挙公約だった福祉政策の一部の修正で批判にさらされている。9月30日には最側近の福祉担当大臣が引責辞任した。
例えば、65歳以上の高齢者全員に毎月20万ウォン(約18000千円)を支給するとした内容だったが、実際には財源不足で、支給対象は全体の7割の低所得者に限定。支給額も修正した。このほか、大学授業料の半額化は見送られる方針で、高校教育の無償化も2017年の実現、0~5歳児の乳幼児教育費の無償化も修正の可能性が取り沙汰されている。社会的弱者に対する施策はすべて財源が不足している。
ねじ曲がった殺人者があふれる社会と、お年寄りら弱者が暮らしにくい社会。いずれも韓国社会が抱える“歪み”を象徴している。
「大韓民国の安全不感症をそのまま表わした惨事」と嘆く屋根崩落事故の“真実”
韓国・慶州のリゾート施設で2014年2月17日、大雪の影響の重みで体育館の屋根が崩落し、大学生10人が死亡する事故が起きた。韓国メディアはこの事故を「安全不感症」という表現を使って伝えた。主催者側と施設側は付近で同様の崩落事故が起きているにもかかわらず体育館で行事を強行。しかも崩落した施設は杜撰な工法で行われていた。安全意識の欠如が招いた悲惨な事故。教訓は少なくない。
起きるはずない事故…正常な工法なら
事故は2月17日、韓国南東部の慶尚北道慶州市のリゾート施設で起きた。同日午後9時15分ごろ、施設内にある2階建てのプレハブ式講堂の屋根が、積もった雪の重みが原因で崩落。講堂内には、釜山外国語大学の学生ら約550人が新入生歓迎行事を行っていた。
学生らは避難したものの、10人が死亡し、約130人が取り残された。屋根には、12日から降り積もった60センチ以上の雪が積もっており、「屋根が完全に崩れるまでに10秒もかからなかった」との証言もある。
事故で浮かび上がったのは、さまざまな形で社会にはびこる安全意識の低さだった。
まず講堂の構造。建設費用を抑えるため、鋼板と鋼板の間に断熱材などをはさむサンドイッチパネル方式で建設され、しかも講堂内にスペースを確保するため内部には柱がなかった。その上、屋根に傾斜がないため、雪の重みは屋根を直撃した。雪は推定100トンに達していたとの指摘もあり、いとも簡単に重みに屈した。
事故後の19日に行われた建築・土木専攻の大学教授らによる現地調査では“手抜き工事”も明らかになった。計20本の梁と屋根のパネルはそれぞれボルト4本で連結しなければならなかったが、締められていたのは2本だけ。設計で指示されていた溶接も施されていなかった。
完成から4年以上経ても、安全点検は1度も受けていないことも分かった。
調査にかかわった大学教授の一人は「屋根の重さを支える梁が丸ごと曲がったのが最も大きな問題」と指摘した上で、こう述べた。
「正常な梁なら雪が少々重くてもこれほどまで曲がるのは考えにくい。問題のない鋼鉄を使ったかどうか調査しなければならない」
20年変わらぬ「安全意識の低さ」
事故をめぐっては、行事を強行した学生側と、受け入れた施設側の安全意識の低さも問題視されている。
2月9日以降、事故のあった慶尚北道などでは異常な大雪に見舞われていた。慶州から20キロ離れた蔚山では事故前の14日まで工場の屋根などの崩落が14件発生。崩落寸前までに至ったケースも41件もあった。
これらの事故はいずれも、今回崩落した講堂と同じ構造だったという。中央日報は、施設側がこうした状況を踏まえて、講堂を再点検したり、除雪作業をすることなく、安全を考慮せず学生たちを受け入れたと指摘。一方の学生側も、今回の行事の開催場所をめぐり大学側と対立しており、指導教授の引率なく、強行した。確かに、救助隊も到着するのが困難となる状況下で、どうして行事が行われたのかは不可解だ。
これらを踏まえ、中央日報は「今回の事故は大韓民国の深刻な安全不感症をそのまま表した惨事といえる」と指摘。梨花女子大心理学科の教授は、ソウル市内で1994年に計32人が死亡した聖水大橋の崩落事故を例に挙げ、こう述べている。
「(1994年からの)この20年間、安全に対するハードウエアはアップグレードされたが、これを駆動するソフトウエアである政府や業者、市民の安全意識は94年のまま止まっている」
杜撰な国
韓国では昨年末、2008年に放火で焼失した南大門の復元工事で、さまざまな手抜き工事疑惑が発覚。さらに、この工事の作業用の鉄器を伝統的な工法でつくると宣伝したが、実はそうではなかったことや、使用された木材が指定されたものではなかったことなどが次々に明らかになった。
要するに杜撰でいい加減なのだ。今回の事故も同じ構図といえる。利益や効率だけを優先させ、安全意識の欠いたため、それが歪みとなって、大惨事を招いた。
韓国の原発「部品不良」「品質偽造」で故障頻発。安全軽視が招く重大事故の危うさ
韓国の原子力発電所で稼働停止が頻発している。タービン発電機の故障など致命的な問題には至っていないが、「トラブルが多すぎる」と指摘。韓国の原発をめぐっては部品の性能証明書が偽造されるなど不祥事もあり、2035年までに5~7基の原発を追加建設する基本計画をまとめたものの、その安全性を懸念する声が出始めている。
3カ月連続で稼働停止する原発
韓国の電力事業者で原発や水力発電所などを運営している韓国水力原子力は2014年1月29日、慶尚北道蔚珍郡のハヌル原発5号機が自動停止したと発表。放射能漏れなど致命的な問題は起きなかったが、これで韓国の原発は2013年11月の古里1号機、同12月のハンビッ3号機と3カ月連続で稼働停止した。
いずれも原子炉などへの影響はなく、故障は軽微とはいえ、それでも毎月のようにどこかの原発が止まっている。こうした状況もあり、朝鮮日報は2013年12月8日付で『2013年1~10月の原発利用率は75.2%と1988年(73%)以来の低水準にととどまった』と報じた。
全原発が稼働停止している日本では、火力発電所が想定外のフル稼働を余儀なくされ、トラブルで停止する事例は少なくない。しかし、原発は火力ほど故障が頻発することはなく、日本の電力関係者も「原子力技術は世界共通で確立しており、韓国が特に原子力の技術が劣っているというわけではないと思う」と分析する。その上で「韓国は原発の安全性に対して極端な甘さがある。日本に比べ、品質保証やチェック機能の仕組みが全く根付いていないことは明らかだ。今の日本ではありえない話」と厳しく言い放つ。
同じ日に2基が停止する異常さ
この言葉通り、2011年以降、韓国では原発が稼働停止するケースが急増している。2012年10月には同じ日に新古里1号機とハンビッ5号機がそれぞれ故障で停止する、という異常事態に陥った。その後も稼働停止は同国内の原発で相次いでいる。
韓国では、1978年に古里1号機が商業運転を開始以来、23基の原発を保有している。初期の原子炉はほぼすべて海外企業の建設だが、90年代半ばからは国産技術による建設が中心になりつつあるとみられる。
稼働停止の背景には、前出の関係者が指摘するように安全性に対する甘さとともに、原発をめぐる不祥事も関係している。
原発部品約1万点の品質が偽造
2011年11月にはハンビッ5、6号機で偽造部品の使用が発覚し、同国原子力安全委員会が長期的な運転停止を指示。中国の新華社日本語経済ニュースによると、韓国で過去10年間、原発建設のために仕入れられた部品のうち1万900点超の品質合格証書が偽造された疑いがあるという。
2013年6月には性能証明書が偽造された不良部品が使われていた事件で、韓国検察が韓国水力原子力の本社などを家宅捜索し、幹部が逮捕。韓国で頻発する原発停止は「問題」というよりも「事件」であり、偽造部品の使用が同国の原発の安全性を著しく低下させている。
全23基のうち7基が故障などで稼働停止に追い込まれる中、韓国政府は2014年1月、2035年までに総発電量に占める原発比率を現在の26%から29%に高める「第2次国家エネルギー基本計画」を決定した。この比率向上には5~7基の原発を追加建設しなければならないが、「品質保証など原子力の安全を揺るがす事件が起きているのにもかかわらず、原発をやめたくてもやめれない経済的な事情が韓国にはある」と別の日本の電力関係者は話す。
国民の不満が噴出しているものの、輸出産業が主力の韓国では、いまなお一部の財閥系製造業を優遇している。前出の関係者は「原発をいかに多く稼働させ、いかに多くの電力を生み出すかということしか見えていない。原発に対して安全を疑ったとしても立ち止まれず、前に進むしかないという風土があるのでは…」と指摘する。
建設中の原発2基に不備発覚
このため、稼働中の原発トラブルだけでなく、2013年10月には建設中の新古里3、4号機ではケーブルに不備が見つかり、両機とも完成時期が半年から1年ほど遅れることになったという。これも原発の安全性に対する甘さとみられ、第2次エネルギー基本計画の実現性について「今の安全性の認識では、事故や品質偽装など同様のスキャンダルが多発するのではないか…」と懸念する。
失敗から学ばぬ韓国は“反面教師”。現地メディアも自虐、自国を「災難民国」「高度危険社会」と揶揄
人災といえる旅客船沈没事故が起きた韓国で、今度は地下鉄の追突事故が発生し、約240人が負傷した。列車運行上の「安全弁」の意図的な停止が常態化し、しかも信号系統にトラブルを、運行する管制所が「いつものエラー」と無視。ミスを次々と見逃し、それが事故へとつながった。その後も交通機関などで、安全への意識が麻痺(まひ)しているとしか思えない事故が相次ぐ韓国。失敗やミスから学ぶ姿勢こそが次の大失敗を防ぐ。事故は、韓国が「失敗から学ぶ力」が甚だしく欠けていることを示している。
事故は2014年5月2日午後3時半ごろ、ソウル市内の地下鉄2号線上往十里駅で起きた。停車中の列車に後続の列車が追突し、2両が脱線した。前方に列車がいれば後続列車は赤信号で停車しなければならない。また自動列車停止装置(ATS)があれば強制的に停車される。
起きるはずのない事故が起きたのはなぜか。理由は簡単だ。事故を予見させる兆候を、複数の関係者が「いつも起きるエラー」「大丈夫だろう」と目をつぶったからだ。
中央日報や朝鮮日報によると、事故当日に地下鉄の運行状況などをみる信号機械室にいた職員が信号異常を確認していたが、「いつもある異常」として措置を怠った。さらに、事故列車の前方の電車はドアの開閉が正常に行えず、運行に1分30秒の遅れが生じた。ただ、総合管制所に報告義務があるにもかかわらず、伝えなかった。
また、ATSが正常に作動していれば、赤信号に対し5秒以内に停止しないと列車は強制的に減速され、停車する。しかも、路線には新型の自動列車運転装置(ATO)も備えていたという。
しかし、中央日報によると、ATSとABOの混合使用で、それぞれの使う周波数の間に混線ができ、たびたち誤作動が発生。その数は、2007年1月~6月の間に642件にも達した。それらの結果、2000年代中盤以降、たびたびエラーが起きるとして、運転士たちがATSのスイッチをオフにして運行することが常態化していた。
これだけではない。事故発生の約14時間前の前日の運行終了後に、信号機械室のモニターに列車の走行を知らせるサインが出ていたという。担当者はすぐに上司に伝えたが、上司は「よくあるエラー」と無視した。
事故を予見させる「事故の芽」はいくつもあった。しかし、ほぼ全員がみすみす見逃していた。
今回の地下鉄事故は、杜撰な運行管理と安全管理の不履行などで船長や船会社の代表まで逮捕される事態に至った旅客船「セウォル号」の沈没事故に続いて起きた。旅客船沈没事故以降、“自虐報道”を続けている韓国メディアも、その自虐ぶりがさらに強まっている。
中央日報は社説で、現状の韓国社会を「高度危険社会」と表現し、「安全という言葉自体をハナから念頭に置かない無感覚が支配する社会」と説明。セウォル号の事故から教訓を得られなかったと指摘した上で、「『いい加減で急がす文化』からのみ弁解の理由を探すには、韓国社会の危険度は高すぎる。一歩足を踏み出すことさえ不安な状況だ」とした。
さらに同紙は自国(大韓民国)を「災難民国」と表現した記事で「韓国で旅客船に安全に乗る方法」と題したインターネット上の漫画を紹介している。そこにはこう記されている。
「チケットを買う前に船長が非正規職でないか、代理船長でないか確認する」
「緯度と経度を随時確認できるGPS装置を購入する」
「船室は乗員から最も近いところを選ぶ」
「船室で待機しろという案内放送は究極の非常信号だ」
これらの表現が笑えないほど、韓国社会には危険が渦巻いている。事実、これだけ事故が相次いでいるにもかかわらず、5月8日には交通機関などで事故が続出。京畿道富川市内の首都圏電車の路線では、信号故障の影響で急行列車が300メートルも“逆走”した。黄海では、国際旅客船が2つのエンジンのうち1つで故障を起こした。この旅客船も増改築しているとされる。
災難民国ではいつ災難が訪れるか分からない。
韓国では、セウォル号の事故以前の2014年2月には慶州のリゾート施設で大雪の影響で体育館の天井が崩落する事故が起き、大学生10人が死亡した。この事故でも、イベントを強行した主催者側の安全意識欠如や、杜撰な工法による施設建設などが問題視された。
さらに、これまでにも、1994年にソウル市内で聖水大橋が崩落した事故など、安全意識を欠いた事案は枚挙に暇がない。だが、これらの失敗は一向に社会に“還元”されていない。
日本でも安全意識の欠如や、「事故の芽」という失敗事例を生かすことなく、大事故に至ったケースはある。平成17年に兵庫県尼崎市で起き、乗客106人が亡くなったJR福知山線脱線事故もその一例だ。事故は、JR西日本の安全に関する企業体質の欠如も問うことになった。
肝心なのは、失敗の事例をいかに学び、社会の安全性へとつなげていくかだ。新たな大事故を起こさないために、失敗の事例を学び、次の事故を防ぐ。そうでなければ犠牲者の無念の死に報いることさえできない。
失敗に学ばなければ、どんな社会に陥るのか。危険社会にならないために、韓国の事例をよく分析しなければならない。
再び“安全不感症”韓国社会を浮かび上がらせたコンサート崩落の「悲惨」(2014年10月)
韓国ソウル近郊の野外コンサート場で換気口のふたが崩壊し、16人が転落死した事故から24日で1週間。死者・行方不明者304人を出した旅客船セウォル号の沈没事故からまだ半年しか経っていないだけに、韓国社会は安全軽視の事故再発を重く受け止めている。
韓国メディアからは国民の「安全不感症」を戒める声が上がる一方で、繰り返される遺族と行政の激しい対立を嫌気し、これを機に新たな韓国社会への脱皮を求める意見も出ている。
事故は17日の午後6時ごろ、ソウル近郊の京畿道城南市で開かれていた野外コンサートの最中に起きた。ファンら約700人が詰めかける中、一部の観客は舞台をもっとよく見ようと、周りより1.3メートルほど高い、縦5メートル横3メートルの換気口のふたの上に乗って声援を送っていた。その際に突然ふたが崩れ落ち、乗っていた27人が地下4階の十数メートル下に転落。16人が死亡、11人が重軽傷を負った。
さらに翌18日朝、イベントで安全対策を担当した男性職員(37)の遺体が現場付近の路上で見つかった。警察から事情聴取を受けた直後だった。インターネットの交流サイトには「亡くなられた方々に本当に申し訳ない」などと謝罪の言葉がつづられており、飛び降り自殺したとみられている。
事故直後、換気口の大きな穴から土煙が上がる中、韓国の女性アイドルグループ「4ミニッツ」は何も知らずに、舞台で歌い続けていた。大音響のせいで悲鳴が聞こえなかったのだ。
4ミニッツは2009年にデビューした女性5人組のグループで、韓国をはじめ、日本、台湾、香港などで人気がある。ユニット名には「4分間で魅力を披露する」という意味と、「for minutes(瞬間)にベストを尽くす」という意味が込められている。歌い終わった後に事故を知ったメンバーたちは大変なショックを受けているという。
犠牲者は20~40代。事故が起きたのが帰宅時間帯だっただけに、アイドルのファンだけではなく、たまたま通りかかった会社員や住民らも巻き込まれた。ある男性(47)は、がんを患い闘病中の妻(45)と散歩に出て事故に遭い、2人とも亡くなった。3人の子供が残されたという。
「またもや、“安全”が地に落ちた」(東亜日報)
「いつまで、このような後進国型の惨事が続くのか」(京郷新聞)
翌18日組の韓国各紙は1面トップで大々的に報じ、特集記事や社説などで事故を検証・論評した。半年前の大惨事の教訓がなぜ生かされないのか-という視点の記事が多かった。
というのは、4月16日のセウォル号沈没事故の後、朴槿恵大統領が「この事故を機に本当に安全な韓国をつくる」と宣言したにもかかわらず、大型事故が相次ぎ、しかも、いずれも安全に関する法令違反が指摘されているのだ。
5月26日にはソウル郊外のバスターミナルで火災が起きて乗客ら8人が死亡。その2日後には全羅南道・長城郡の高齢者向け療養型病院で火災が発生し21人が死亡した。そして、今回の崩落事故である。
「“安全不感症”のために惨事を自ら招いているのではないか」。中央日報は社説で、国民1人ひとりの責任を問うた。
朝鮮日報は今回の事故が起きた原因について4つ指摘している。
- 安全管理が法律で規定されていない野外スペースでイベントが行われた
- 換気口のふたに、どれだけの重さに耐えられなければならないか、などの安全基準がなかった
- 換気口のふたの上に乗っている観客を主催者側が放置した
- 観客たちの安全意識が低かった-である。
目撃証言では、「換気口の上で男性が大声を上げながらピョンピョン飛び跳ねていた」「司会者が換気口の上の人々に『危険だから降りて』と言ったが、だれも言うことを聞かなかった」らしい。
警察当局は、イベント会場に安全要員が1人も配置されていなかった点などを問題視し、イベントの安全管理責任者の特定を急ぐとともに、換気口の管理状況がどうなっていたのかについて重点的に調べている。
冷たい秋雨が降った20、21の両日、全犠牲者16人の葬儀がそれぞれ営まれた。韓国メディアによると、大事故が起きた際にこれほど早く、全犠牲者の葬儀が行われるのは異例という。なぜか。大事故が起きるたびに補償問題がこじれるためだ。
朝鮮日報によると、「遺族たちは一般基準よりはるかに多額の補償を要求するのが常」で「補償問題をめぐり当局と対立してきた」。政府などが要求に応じないと、「遺族たちは合同焼香所を設けて葬儀を先送りする方式により、自分たちの思いを貫徹しようとする」。そのうち、野党勢力が加勢し、社会・政治的に深刻な対立を招き、にっちもさっちも行かなくなる-。
まさにセウォル号事故がたどった道だ。事故対応をめぐる与野党の対立で国会が長らく空転。補償問題も難航している。世論も一変し、強硬な要求を続ける遺族の一部に厳しい視線を向けているのが現状である。
しかし今回は、事故発生から「57時間後」の20日未明、遺族と行政当局が補償問題で「電撃合意」に達したと、韓国メディアが大きく取り上げた。
もちろん、17日の換気口崩落事故とセウォル号沈没事故は大きく異なる。犠牲者数が違うだけでなく、17日の事故では犠牲者側の過失も指摘されている。
それでも、韓国メディアが強調してやまないのは、今回の崩落事故の遺族代表が「この事件を国家的な問題にはしない」「関係者たちの刑事処罰も望んでいない」と発言していることだ。遺族らはセウォル号沈没事故のような合同焼香所の設置を求めず、葬儀の実施を優先させた。
「大惨事の処理で良い先例を残そうというのが遺族たちの思いだ」。朝鮮日報は社説で、こんな遺族代表のコメントを紹介した。
その上で、「韓国社会は、大事故が起きても当事者たちがごり押しをやめ、常識や道理に基づいて処理する文化を定着させねばならない」と主張。「(今回の事故の)遺族たちはそれが可能であることを示してくれた」とたたえ、社会の成熟に期待を寄せている。
果たして韓国は、常識に基づいて対応する新たな社会へ脱皮できるだろうか。それを願っているのは韓国国民ばかりとは限らない。
韓国の野外ライブ換気口落下事件にトンデモ対策!ガラスで全面を覆って換気不能に(2014年10月)
10月17日に起きた京畿道城南市の板橋で行われた野外ライブの際に排気口が落下し15名が死亡した事件。これに対して韓国が早速対策を行った。
韓国の板橋で開催された「第1回板橋テクノバレーフェスティバル」。その際に立ち見していた客が換気口の鉄格子の蓋にのぼり、その重さに耐えれず崩落。この日のライブにはJUNGGIGO、T-ARA、4minuteが参加予定だったが全て中止となった。
韓国は二度とこのような惨事が起きないように換気口の周りをガラスで全面覆ってしまった。写真で見てわかるように側面だけでなく天面も覆われており、換気口の意味をなしていなくなっている。数日でガラスの中が真っ黒になるのではないだろうか。
脱北者から「暗黒社会」と言われた韓国…財閥優遇格差が歪めた国民性、脱北者を差別、暴行の無惨
韓国は本当に暗黒社会なのか?それとも北朝鮮のプロパガンダか?
「韓国は“暗黒社会”だった」。
韓国に脱出した脱北者が再び北朝鮮に戻り、会見でこう発言したことが国際社会に衝撃を与えている。数年前ならば北朝鮮のプロパガンダと一蹴されそうな話題だが、財閥系企業だけが優遇される韓国では国民の不満が高まってきており、「脱北者の本心では…」(韓国専門家)との指摘も。
韓国は「高齢者が暮らしやすい国」で91カ国・地域中67位に低迷し、自殺者が増加の一途をたどっており、社会的弱者には生活しづらい国なのかもしれない。
韓国でのけ者にされる脱北者の子女
日本最大の中国情報サイト「Record China」に2013年10月2日、こんなセンセーショナルな記事が掲載された。
《20133年9月30日、韓国へ脱出後、再び北朝鮮に帰還した元脱北者2人が北朝鮮で記者会見を行い、「韓国社会に適応できずに自殺を選ばざるを得ない脱北者も少なくない。韓国社会は“暗黒の社会”だった」と発言した。韓国・聯合ニュースの報道を引用し、10月1日付で環球時報が伝えた》
同記事によると、韓国統一部の関係者もこれを事実と認めており、その上で現在までに北朝鮮に戻った脱北者が合わせて12人にのぼり、そのうち2人は再び韓国に戻ったが、残りの10人は北朝鮮に留まっていることを明らかにしたという。
さらに、記事の中では朝鮮中央通信の報道として2012年11月のこんな話も紹介している。
《2012年11月8日に北朝鮮へ戻った元脱北者の夫婦が人民文化宮で記者会見を行った。会見の席上、女性は記者の質問に対し、「脱北者の子女は韓国の至る所でのけ者にされ、学校では殴られたり差別されたりするため、子供たちは外へ出ようとしない。差別に苦しむあまり絶望して悲観し、自殺する子供もいた。こういった状況を見て、自分たちの子供も同じ目に遭わされるのかと怖かった」と語った》
一昔前、いや数年前ならば、「どうせ北朝鮮のプロパガンダ」と一笑に付された内容である。しかし、それが「今の韓国ならありえるかも」(関係者)と笑えない話となりつつある。
財閥重視が生み出す“歪んだ国力”
韓国の歴代政権は、サムスン電子や現代自動車などの財閥企業を優遇することで、国全体の経済力を高めるという経済政策を続けてきた。公式には認めていないものの、為替介入によってウォン安を誘導する政策を進めてきたのも、輸出企業である財閥企業を後押しするためだ。
しかし、2012年以降のウォン高、また朴槿惠現政権が国民の批判を気にして露骨な財閥系企業の優遇策をやや抑えていることも影響してか、韓国経済は低迷。結果、財閥系の中でも資金力に余裕のあるサムスン電子の「独り勝ち」という、歪な状況に陥ってしまっている。
サムスンは韓国の国内総生産(GDP)、輸出総額ともに2割超を占める。裏を返せば、サムスンがこけると、国全体がこけてしまうというのが実情だ。
今や韓国国民にとっての成功とは、サムスンに就職することといっても過言ではない。聯合ニュースによると、サムスングループの今年下半期の採用試験では約5500人の募集に対し、10万人が殺到するという異常な状態となった。
一方でサムスンなど財閥系企業に就職できない人間は、韓国社会では“落ちこぼれ”の烙印を押され、生活的に厳しい状況を強いられることになる。韓国経済に詳しい専門家は「エリートだけが優遇される韓国において、脱北者が適応できず、差別されるのは当然のことかもしれない」と分析する。
GDP15位だが、国民の生活は…
2012年の韓国の名目国内総生産(GDP)は5年連続で世界15位。ただこれはサムスンなど一部の大手企業の収益が大きいためで、「韓国国民が世界15位にふさわしい生活をしているとは到底思えない」と前出の専門家は話す。
事実、この指摘は数字にも表れている。朝鮮日報によると、国連人口基金などが高齢者の所得保障や健康状態、雇用などを調べて10月1日に発表した「高齢者が暮らしやすい国」ランキングによると、91カ国・地域のうち、韓国は67位と下位にとどまっている。ちなみに1位はスウェーデンで、日本は10位とアジア最高位だ。
また、韓国では自殺者が数年来、増加している。朝鮮日報によると、韓国統計庁が9月に発表した「2012年の死亡原因統計」では交通事故死亡率と自殺の死亡率がこの10年で逆転したという。人口10万人あたりの自殺者は、2002年の17.9人から2012年は28.1人に急増。これに対し、交通事故による死者の数は19.1人から12.9人まで減少している。
OECD平均の2倍の自殺大国
この人口10万人当たり28.1人という自殺率は、2006年以来、6年ぶりに低下したものの、それでも経済協力開発機構(OECD)標準人口で算出した自殺率の平均の約2倍。「自殺大国といわれる現状からしても、韓国は決して住みやすい国ではない」(関係者)。
韓国の2013年4~6月期の実質GDPは1.1%とプラス成長をみせ、ようやく薄日がさし始めたともいわれている。とはいえ、脱北者に「暗黒社会」と言われる現状をみる限り、経済成長率だけでは推し量ることのできない不安定さを抱えているのは間違いない。
文化
チョゴリないし韓服、キムチに代表される韓食、オンドルに代表される住居などに伝統文化が息づいている。韓国の伝統社会では、地理的な関係から中華文明の影響が大きかった。
韓国の女子中高生、73%が運動量ゼロ
高校3年生のキム・ジヨンさん(18)は高校3年間、朝6時から夜11時30分まで授業と自習の繰り返しだった。休憩時間は売店でアイスクリームやスナック菓子を購入して食べ、ストレスを解消した。運動は1日に10分だけした。運動とは言っても、実際は運動場をしばらくうろうろして教室に戻る程度だ。ジヨンさんは高校に入学してから体重が5キロ増え、体力は徐々に低下した。そのためか、大学修学能力試験(日本のセンター試験の相当)直前に体調を崩し、試験はさんざんな結果に終わった。
文化体育観光部(省に相当)は2012年12月17日、韓国国民の年齢ごとの運動量について調査した結果を公表した。それによると、10代の女性は10人に7人(72.9%)が日常生活で運動をまったくしていないことが分かった。また、男子も同じくほぼ半分(46.5%)がまったく運動をしていなかった。20代になっても状況はあまり変わらず、男性はちょうど半分(50.0%)、女性は7割近く(67.3%)が運動をまったくしていないとの結果が出た。
今回の調査結果は、2011年に全国の19歳以上の男女4000人を対象に行われた「国民体力実態調査」と、今年満10歳以上の男女9000人を対象に行われた「国民生活体育参与実態調査」を総合的に分析するという形で行われた。欧州連合(EU)は10人中7人(65.5%)が週1回以上運動をしており、まったく運動をしないのは3人に1人(34.0%)程度だ。これに対し、韓国では週1回以上運動をしているのは半分(50.3%)で、半分近く(45.3%)が運動とはほぼ縁のない生活をしていた。
日本で2009年に20歳以上の男女1925人を対象に行われた調査によると「3カ月間に1日か2日、あるいはそれよりも少ない運動しかしなかった」という回答は3人に1人程度(30.7%)にとどまった。これに対し、韓国の20代は「まったく運動しない」が6割近く(58.3%)に達した。高麗大学教育学部体育教育科の柳泰浩(リュ・テホ)教授は「若者の体力がここまで低下するのは、先進国ではあり得ないことだ。韓国社会全体がこの問題に真剣に取り組むべきだ」とコメントした。
性犯罪が4年間で62%増加、1日60件・年間2万件以上に(2012年12月)
韓国の最高検察庁は17日、「2012犯罪分析」を公表した。過去4年間で性暴行・強制わいせつなどの性暴行犯罪が60%以上増加し、昨年は2万件を超えたことが分かった。複数の韓国メディアが報じた。 韓国メディアは「性犯罪4年間で62%増加、年2万件で1日60件」、「性犯罪が昨年2万件超え、4年間で60%増加」、「性犯罪が4年間で62%増加、30%は知っている人が犯人」などの見出しで伝えた。
「2012犯罪分析」によると、昨年の総犯罪発生件数は190万2720件で、刑法違反が99万7263件、特別法違反が90万5457件だった。午後8時から午前4時までの夜の時間帯に犯罪の3分の1が集中し、土曜日(15.6%)と金曜日(15%)に犯罪発生頻度が高かった。
性犯罪は2007年に1万3634件を記録し、2008年は1万5094件に増加した。以後、性犯罪は2009年に1万6156件、2010年1万9939件と増加傾向をみせ、昨年は2万2034件を記録した。これは2007年から61.6%増加したことになる。
主な凶悪犯罪別では、性暴力犯罪(暴行、強制わいせつなど)は1日平均60.4件発生しており、殺人(未遂、予備、陰謀を含む)は1日に平均3.3件、年間で1221件発生した。人口あたりの性的暴行発生率では、ソウルが最も高く、富川、水原が続いた。
また13歳未満の児童対象性犯罪と誘拐犯罪は、それぞれ1054件と89件発生し、親族、友人、隣人など知っている人による犯罪が23.8%と32.6%で、ほかの犯罪に比べてはるかに高かったという。
外国人大学生「韓国の良いところを学ぼうと留学したが、人生を間違えたことに気付いた。」
ソウル大で原子核工学を学んでいるモンゴル人留学生のAさん(26)は、学費を稼ぐため夏休みに京畿道富川市のTシャツ工場でアルバイトをした。
1日12時間働いたが、給料日になっても約束の160万ウォン(約16万円)は支給されなかった。「販売代金を回収できていないので来月まとめて支払う」という社長の言葉を信じていたが、次の給料日が来ると社長は行方をくらませた。320万ウォン(約31万円)の給料を全く受け取れなかったAさんは「韓国の良いところを学ぼうと留学したが、二度と韓国で働きたくない」と話している。
韓国国内の留学生は今や8万3000人に達するが、アルバイトを経験した多くの留学生は韓国に悪い印象を抱く。国務調整室傘下の経済・人文社会研究会が2010年、中国人留学生1200人を対象にアンケートを取った結果、40%が留学中に反韓感情を持つようになったと答えた。
韓国での労働者のうち、半数近くが最低賃金(韓国は4320ウォン)以下の給料で働かされていることが分かった。
1681人を対象に実施したアンケート調査の結果を発表した。46.8%が最低賃金の時給4320ウォン(約320円)より低い賃金だったと述べた。賃金のほかにも、勤労基準法違反はさまざまなものがあった。76%が勤労契約書を作成しておらず、事故が起きた時に守ってもらえなかったと答えた人は 65.9%に達した。
また、56.7%が「雇用主から一方的に勤労条件を変更させられた」と答え、「賃金未払いおよび削減」のケースは 26%に達した。
セクハラや身体的な暴力を含む人格冒涜を経験した人は30.9%に達し、また不当な待遇を受けた時は誰かに助けを求めたケースはたったの7.7%だった。
韓国でヌーディストビーチ計画浮上。世界中が失笑(2013年)
韓国でヌーディストビーチの造成が計画されている。外国人観光客などを呼び込むのが狙いだが、韓国は女性への性的暴行事件の発生件数が日本の10倍という“性犯罪大国”だけに危惧する声も。
就任以来、有効な経済政策を打ち出せない朴槿惠政権に韓国国民の不満が高まる中、ヌーディストビーチで観光業を活性化させるという愚策に、世界中の失笑が漏れてくる。
4年後にも試験的な運営開始?
韓国の有力紙、朝鮮日報など複数のメディアによると、ヌーディストビーチを計画しているのは同国北東部の観光地、江原道(カンウォンド)。
江原道の下部組織が「2013年夏の海岸運営結果報告会」で、2017年までにビーチ観光活性化のための一環として、ヌーディストビーチの造成を推進することを明らかにした。
具体的には、来年中にヌーディストビーチの造成地を選び、2016年までにインフラなどを整備し、2017年から試験的に運営する。
韓国では江原道以外にも済州島、江陵市など過去に何度もヌーディストビーチの造成が計画され、そのたびに猛烈に反対され、実現には至っていない。
「うまくいくのか?」首ひねる旅行会社
韓国は、例えば女性のへそ出しファッションが「ハレンチ」という認識が今も色濃く残っているなど、過度な露出を嫌うことで有名。
ヌーディストビーチが計画された地元住民にすれば反対するのは当然で、それでもヌーディストビーチの造成が何度も浮上するのは「歴史的建造物はあっても世界的な観光名所が少ない裏返しでは。目的は外国人誘致だとは思うが、どこまでうまくいくか…」と日本の旅行代理店の担当者は推測する。
ヌーディストビーチについては、豪州やギリシャなどが有名で、その国の観光名所にもなっている。韓国も同様の狙いだが、別の日本の旅行業界関係者は「ヌーディストビーチだからといって観光で行こうという動きがすぐに出てくるとは考えにくい。ホテルや商業施設など一連の開発の中でヌーディストビーチがあるならば、まだ理解はできるが、ヌーディストビーチありきというのでは簡単に人は来ないのではないか」と苦笑いする。
治安悪化を懸念する地元住民も
何よりも地元住民が警戒するのは、ヌーディストビーチによる治安の悪化だろう。複数の韓国メディアが報じた韓国最高検察庁が昨年12月に公表した「2012犯罪分析」によると、過去4年間で性暴行・強制わいせつなどの性暴行犯罪が60%以上増加し、2011年は2万件を超えたという。
2012犯罪分析によると、性犯罪は2007年に1万3634件を記録し、その後も増え続け、2011年は2万2034件に達した。これは2007年比で61.6%増加。性犯罪の中でも女性への性的暴行事件は多く、件数だけ比較しても日本の10倍以上といわれている。
しかも、これらの数字はあくまで表面化した事件であり、性犯罪の場合、被害者が訴え出ないケースも少なくないため、実数はさらに多いとみられる。それだけに「ヌーディストビーチが誕生すれば、犯罪の温床になる可能性も否定できない」との声は少なくない。
押し寄せるマナーの悪い中国人
また、日韓関係の悪化から日本から韓国を訪れる観光客は減り、一方で中国人観光客が増加。韓国聯合ニュースによると、今年上半期に韓国を訪れた中国人は174万人に達し、前年同期に比べ27%減った日本の134万人を初めて上回った。
韓国事情に詳しいある専門家は「世界中で中国人観光客のマナーの悪さが問題となっている。そんな人たちがヌーディストビーチに押し寄せたらどうなるのか…」と指摘する。
韓国は昨年からのウォン高で輸出産業が低迷し、経済環境は厳しい。期待された朴政権も発足以来、有効な経済政策を打ち出すことができず、韓国国民の不満が高まっている。こうした状況下で浮上したヌーディストビーチ計画だが、果たして実現するのか…。韓国の迷走は続いている。
韓国ミスコンでグランプリはく奪のミャンマー少女が反論、「全身整形と財界大物との食事に同行するよう求められた」(2014年9月)
韓国で行われたミスコンテストで優勝するも、「態度が悪い」などとして優勝資格を剥奪され、「ティアラを持ち逃げした」と報じられているミャンマーの少女、May Myat Noe(メイ・ミャット・ノー)さんが2日、ヤンゴンで反論の記者会見を開き、「韓国で全身の整形手術と食事の接待をすることを要求された」などと暴露した。韓国・亜州経済の報道として、中国・国際在線が3日伝えた。
報道によると、メイ・ミャット・ノーさんは今年5月にソウルで行われたミスコンテスト「ミス・アジア・パシフィック・ワールド」で優勝。これをきっかけに韓国で歌手デビューするため、レッスンを受けていた。
しかしミスコンの主催者は8月27日、「メイ・ミャット・ノーさんの態度が不真面目で、さらに1000万ウォン(約100万円)をかけて胸を整形していたことが発覚した」として、優勝資格を剥奪。メイ・ミャット・ノーさんはその後、1億~2億ウォン(約1000万~2000万円)相当の優勝者のティアラを持って行方をくらましたという。
メイ・ミャット・ノーさんは2日の記者会見で、「韓国でレッスンを受けていた間、アルバム発売の資金集めのためとして財界の大物の食事に同行するよう求められ、全身の整形手術も要求された」と暴露。また、コンテストに出る際、主催者から実際は16歳の年齢を「18歳」と偽るよう求められたとも明かした。
メイ・ミャット・ノーさんはまた、「韓国でのことは祖国を辱めることとなってしまった。主催者が謝罪するまでティアラは返さない」と訴えた。
世界遺産
韓国国内には、ユネスコの世界遺産リストに登録された文化遺産が7件ある。
大衆文化
大衆文化については、韓国の歌やドラマ・映画などが、東アジアや東南アジアで広く受け入れられ、日本では韓流と呼ばれ、特に中高年の女性の間でブームとなった。現在では以前ほどのブームは見られないが、前述の一部の層の間ではある程度の人気がある。
また、韓国の文化産業の保護育成を目的とした、国内映画の上映割合を義務付ける排他的なスクリーンクウォーター(割当)制を実施している。スクリーンクウォーターとは別にアニメや歌謡曲に対する商業規制もあり、これは「国民感情に配慮」を名目としているが、事実上の国内文化産業の保護育成策にもなっている(文化の日韓関係を参照)。また国・地方自治体レベルでアニメーション産業を育成するなどしている。
インターネットにおける大衆文化
韓国では、多くの人が映画や音楽やゲームなどの様々な大衆文化をネット経由で楽しんでおり、韓国の大衆文化とインターネットは密接な関係にある。街中にPC房(PCバン、インターネットカフェ)が至る所にあり、ブロードバンドを手軽に利用することができ、インターネットテレビのストリーミング放送やミュージックビデオの無料閲覧が早くから実現するなど、特色あるインターネット文化を構築している。2000年には世界で逸早くブロードバンド利用者が1千万人を突破し、2002年の日韓ワールドカップの頃には盛んに「インターネット強国」を自称し海外に宣伝していた。韓国ではインターネットが現実世界に与える影響力が大きく、盧武鉉の大統領選挙当選や2008年韓国蝋燭デモにおいても大きな影響力を発揮している。
大衆文化における日韓関係
韓国では、長い間「国民感情を害する」との名目により、日本の大衆文化が流入することを事実上禁止してきた(倭色を参照)。過去には日本映画、ドラマ、音楽などは公には禁止で、日本人アーティストが訪韓しても日本語で歌うことは許されなかった。例外として、ソウルオリンピックや大田エキスポなどの時には日本語の歌が公の場で披露されたことはあった[4]。
実際には、韓国民は限定的ながら日本の大衆文化に接してきた。釜山や日本海側沿岸部の一部では日本の地上波放送の電波が届くため、日本のテレビ放送の視聴が可能でありこれらを鑑賞する、あるいは書籍は規制の対象外であるため輸入書籍を購読する、大使館施設という治外法権により70年代から公に日本文化に触れることができた在韓日本大使館公報文化院を利用する、台湾からの輸入CDや海賊版を購入することなどがあった。また、韓国のドラマ、アニメ、音楽、漫画、ゲームなどで日本の作品が盗作されるケースがかなり多くみられた。盗作はこういった物だけでなく、菓子などの食品類に至っているケースがあり、日本のテレビ局が食品の盗作元に取材した所「たまたま似てしまっただけ」と答えている。韓国司法による司法判断には日本側にとって不適切と考えられる例がいくつもみられた。その反面で、日本の出版社が韓流スターの肖像権を侵して提訴されるなどの現象も起きている。
韓国には大衆文化に限らず『日本で成功したものは必ず韓国でも成功する』という神話(ジンクス)があり、そのことから、特に大衆文化の分野において、実に様々な日本の事物が直輸入され『韓国風』への改装を経て韓国の市場に放たれてきた。金大中政権によって『日本文化開放』が提案された折には、支持の理由として『実現されれば韓国の根深い日本剽窃問題がなくなるから好ましい』との意見を表明する韓国人も多かった。
1998年に発足した金大中政権以降、日本の大衆文化開放が段階的に4回実施されている。現在では、インターネットの普及に伴い、韓国は直に日本の大衆文化に触れられるようになった。韓国デジタル衛星放送・スカイライフや多くのケーブルテレビ局が、韓国の総代理店(スバルコリア)を通じて日本放送協会(NHK) に使用料を支払い、NHKワールドプレミアムの再送信を行っている。しかし、現在も著作権侵害と疑われる事例がでている。
2002年には日韓ワールドカップ=サッカーワールドカップが韓国と日本により共同開催され、日韓国民交流年として850件を超える交流行事が行われた。これを機に日韓間の文化的交流が爆発的に広まった。日本のアーティストのCDも正式に発売されるようになり、2005年8月には、日本のロックバンドのL'Arc〜en〜Cielが、公式に大規模なライブを行っている。草彅剛は、チョナン・カンという名前で韓国で活躍しており、本人の公然わいせつ事件も韓国メディアで報道された。
一方、日本においてはBoAなどが歌謡界で活躍するほか、韓国TVドラマ『冬のソナタ』がNHKで放送され、40~50歳台の女性を中心として「韓流ブーム」が起きた。多くの韓国製のドラマや映画が放送、上映され、韓国芸能人がワイドショーや女性週刊誌などでたびたび取り上げられた。このブームの中、新大久保駅乗客転落事故で死亡した韓国人留学生を主人公として描いた映画『あなたを忘れない』が2007年に公開された。NHK等は公開を前後して「実際にあった美談を描いた映画」として大々的に報道や宣伝を行ったが、映画の内容の多くが事実とは異なる上に、異常なほど偏狭で非情な日本人と開明的で寛容な韓国人という表現に一貫していたため、特にインターネット上で非難の声が上がった。「韓流スター」の中では、近年、東方神起の人気が高く東京ドームでの講演や紅白歌合戦への参加を行っている。
このように日韓間の文化交流は拡大する流れにあるが、政治的問題でたびたび中断・停滞している。例えば、国交正常化40周年にあたる2005年には、小泉純一郎首相と盧武鉉大統領との合意の下に「日韓友情年2005」と題し、様々な文化交流行事が行われる予定であったが、竹島問題などの政治問題を発端として、韓国の一部の地方自治体が一方的に行事を中止・延期するケースが発生した。
また日韓間の人的・経済的交流が広がることによって、歴史や伝統を媒介とした文化交流も始まっているが、近年、特にインターネット上において日韓間で相違のある歴史認識や伝統文化の取り扱いが問題となっている。例えば、日韓ワールドカップを境に、韓国や日本のウェブサイト等を介して、韓国側のマスコミ報道や歴史教育や対日世論が日本側に紹介される事例が増えたが、ここで韓国起源説が注目され物議をかもしている。この問題は現実世界にも波及し、2005年には韓国起源説を大きく取り扱った『マンガ嫌韓流』が日本で出版されベストセラーとなり、韓国でも各種マスコミに報じられた。また韓国起源説のひとつの「コムド起源問題」では[[全日本剣道連盟及び、全日本剣道連盟配下の[[国際剣道連盟のウェブページで剽窃問題として正式に取り上げられるまでに至った。 また朝鮮通信使再現パレードや四天王寺ワッソなどの文化交流事業が韓国側に都合の良い歴史観を押し付けるものであり、韓国起源説を助長させるのではないかという異議が唱えられている。
大衆文化における表現の規制撤廃の動き
南北和解が進展するにともない、共産主義的な書籍の発行、共産主義的な言論を規制の対象としてきた「国家保安法」の改正が論議されているが、まだ同法は実行力をもっており、さまざまな規制と自主規制をもたらしている。
親日的な言論に対する法的な規制はないが、国内の反日感情により親日的な発言をした(と見なされる)人物は、自粛や弁解をする傾向にある。又、『親日派のための弁明』を書いた金完燮は猛烈な非難を国中から浴びた上に名誉毀損と外患煽動の容疑で告訴され一時逮捕され、『殴り殺される覚悟で書いた親日宣言』を書いた趙英男は番組降板の憂き目に遭うなど、親日的な発言を行なうことにより社会的制裁を受ける例が多い。
スポーツ
サッカー・野球・バスケットボールが盛ん。野球においては、1982年に韓国野球委員会が発足しプロ野球がスタート。サッカーにおいては、1983年にプロリーグであるKリーグが開幕し、バスケットボールにおいては、1996年に韓国バスケットボールリーグ(KBL)が開幕した。特にサッカーと野球は国民的スポーツの地位を得ていて、国際大会での国民の熱狂振りは有名である。また対戦相手が日本ともなれば、その熱狂振りの度合いは更に増す。
サッカー
サッカー大韓民国代表は、アジアの中では最多となる8回のFIFAワールドカップへの出場を果たしている。2002年には日本との共同開催という形で、第17回ワールドカップ開催を実現させている。この大会においては様々な疑惑の判定があったものの、代表チームはオランダ人監督のフース・ヒディンクの下、イタリアやスペインといった強豪国を破り、過去最高となる4位の成績を収めた。サポーターは「プルグン・アンマ」と呼ばれ、「テーハンミング」や「オー、ピルスンコリア 」といった熱狂的なコールが日本でも注目された。
日本のJリーグにおいては、かつてはサンフレッチェ広島などに在籍した盧廷潤を初めとして、洪明甫や安貞桓らが活躍していた。現在でも多くの韓国出身選手が在籍している。 また京都サンガF.C.でキャリアをスタートさせた朴智星は、現在イングランドプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドFCに所属しプレーしている。
野球
野球大韓民国代表は、2000年のシドニーオリンピックで初のメダルとなる銅メダルを獲得し、2004年のアテネオリンピックへの出場は逃したものの、野球が正式競技種目として最後の大会となった2008年の北京オリンピックでは念願の金メダルを獲得した。
またWBCにおいては、2006年の第1回大会では準決勝で日本に敗れ、2009年の第2回大会では決勝まで進んだが、接戦の末またも日本に敗れ準優勝となった。
日本のプロ野球においては、かつては宣銅烈が中日ドラゴンズで抑えとして活躍したのを初めとして、韓国の国民的英雄で、2003年に年間ホームラン56本のアジア新記録を打ち立てた李承燁が現在読売ジャイアンツに在籍しているなど、日本でプレーする韓国出身のプロ野球選手はここ数年で徐々に増えてきている。
その他
2000年のシドニーオリンピックから正式競技種目として採用されているテコンドーは国技とされる。また日本の相撲によく似たシルムという格闘技も存在する。
最近は冬のスポーツでも顕著な成績を上げている。中でも2010年のバンクーバーオリンピックにおいては、金妍兒が女子フィギュアスケートで韓国史上初の金メダルを獲得している。またスピードスケートでも、牟太釩を筆頭に金メダル3個・銀メダル2個の快挙を成し遂げた。
脚注
関連項目
- 韓国人
- 韓国関係記事の一覧
- 韓国の著名人一覧
- 韓国の政党一覧
- 韓国の都市の人口順位
- 韓国のスポーツチーム一覧
- 韓国の軍事 - 韓国の警察 - 大韓民国中央情報部
- 韓国の知的財産権問題
- 韓国の民族主義
- 大韓民国の経済
- 大韓民国の鉄道 - KTX
- 日韓問題
- 李承晩ライン
- 開発独裁
- 北朝鮮核問題 - 軽水炉供与問題
- 韓流
- 少女隊 - 戦後初めて、韓国で日本語の曲をテレビ放送で歌ったアイドルグループ。
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