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股間認証システムとは、ロシア連邦軍参謀本部情報総局(GRU)における最新鋭の個人認証システムである。
概要[編集]
GRUではシャゴホッドを始めとした重要な軍事機密を多数取り扱っており、管轄の施設内外で歩哨が常に侵入者の警戒・監視を行っているのはもちろん、施設の至るところに様々な認証システムが導入されている。
しかし指紋・掌紋認証や虹彩認証といった従来のシステムは、例えば認証者を拘束してスキャナーに通す等の方法によって比較的容易に突破可能であり、そのためGRUは予てから、より認証精度が高く、かつ機械ではなく人の手による直接的な認証が可能なシステムの開発が急務とされていた。
その結果考案されたのが、股間認証システムである。
原理[編集]
この認証システムの大きな特徴として、データバンクの作成から個人識別に至るまで全てのプロセスを人の手によって行う事が挙げられる。 認証者には触覚、視覚などの五感感応力の高さ、記憶力の良さが必要となる。
股間認証アルゴリズムでは三つの段階に分かれる。全て認証者の手のひら、視覚によって検出し、データは対象者の脳内に記憶という形で格納される。 まず陰茎及び精巣の長さ、大きさ、太さといった形状的特徴、股間全体の温度・湿度、包皮の状態などの基本的情報を、第一アルゴリズムとして記憶する。 続けて股間を触り続けることによって対象者の副交感神経に刺激を与え、陰茎深動脈の血流量の増加率、導出静脈の閉塞率、それらに伴う海綿体の膨張率及び硬度を、第二アルゴリズムとして記憶する。 またこの二つのアルゴリズム検出時(あるいは認証精査・比較認証時)に対象者の顔の表情や身体動作、認証行為に対する反応などの挙動を観察し、その特徴を第三アルゴリズムとして記憶する。
個体認識に利用する場合は、認証者が対象者の股間を正面股下方向から手のひらで包み込んで判定用のデータを算出し、データバンクのテンプレートと比較する。値が設定された閾値の範囲内であれば、一致していると判断される。 この際、対象者が衣服を着用していても認証は可能であるが、より高い認証精度を保つためにも対象者は衣服を着用しないのが望ましいとされている。
利点[編集]
股間認証は、人間の感覚で行われる生体認証ではあるが、衣服着用での認証でも誤認識率は10億分の1という非常に高い認証精度が得られ、また認証の特殊性が軍事利用には非常に適しているとされる。
股間は体内の組織であって、通常は包皮及び衣服によって保護されている。また対象が軍事従者であるため、認証部位が使用される機会は極めて少ないため、 指紋認証等と違い酷使による同一性認識困難が無く、テンプレートデータの更新も非常に少なくて済む。このあたりが軍事利用に適しているとされる所以である。
通常時の状態から判定される第一アルゴリズムでも比較的高い認証精度を持つのだが、これに加えて第二・第三のアルゴリズムを複合的に参照し判定することで、より高い認証精度を保つ事ができる。 第二アルゴリズムでは生体変化を用いて判定するが、これは副交感神経への刺激以外の外的要因には左右されない。つまり手術等で股間の形状を変えようとも、これによって判別可能である。 第三アルゴリズムでは、顔の表情だけでも眉間の皺の変化、口角の角度、動悸、脈拍数、呼吸動作など様々な判定用データが得られるので、一卵性双生児や体細胞クローンの識別すら可能にしている。
また通常の認証システムでは認証専用のコンピュータやスキャンマシンなどの機材が必要になるため費用が高騰する場合が多いが、股間認証システムは人間が全てのプロセスを行い、道具を必要としないため、必要投資を非常に低く抑える事ができる。
欠点[編集]
しかし、股間認証にも欠点はいくつか存在する。
まず、対象者が自慰・性交等によって性欲が低下している状態では、副交感神経の刺激による生体反応で判定する第二アルゴリズムの認証精度が著しく下がってしまう点が挙げられる。 また自慰・性交等を頻繁に行うと股間の形状等は徐々に変わっていくため、これを判定材料とする第一アルゴリズムの精度にも影響が出る恐れがある。
GRU管轄内では、兵士・歩哨がどこかから見つけてきた雑誌から性的興奮を得て自慰行為を行い、自身の性欲を発散している姿が度々目撃されており、認証精度の低下を招くとして問題視されている。 このためGRUはこれらの行為が発見され次第、厳重な処罰を下す軍規を設けているが、それでも自慰行為に及ぶ兵士は後を絶たない。 なお、彼らが利用する雑誌は出所がまったくの不明であり、これについてもGRUは独自に入手経路等を調査している。
利用例[編集]
現在のところでは、クラスノゴリエ山頂にあるグロズニィグラード兵器廠にて、西塔の認証システムとして用いられているようである。 西塔は股間認証システムとは別に通常の警備を敷き、目視による個人識別も行っている。このため、高度な変装等で警備の目をごまかす事ができたとしても、西塔内の股間認証システムで見破られてしまうようになっている。
認証者は記録上ではGRU大佐であるエヴゲニー・ボリソヴィッチ・ヴォルギンのみとなっているが、同じく少佐のイワン・ライデノヴィッチ・ライコフも科学者に対し認証と思われる行動をとっている姿が度々見られるため、彼も認証者であると思われる。