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:全寮制女子校で展開する三つどもえの同性愛 | :全寮制女子校で展開する三つどもえの同性愛 | ||
:上の2作品は、当初は12~15分程度の作品として企画されており、『媚・妹・Baby』は亜美がシャワーを浴びているシーン付近がオープニング、エスカレーションはシスターが夜回りをする場面付近がオープニングの作品だった。この2本の作品を合わせて1本のビデオ・ソフトとしてリリースする事になっていたが、完成間近になって構成が変更され(アダルトなシーンの割合が多すぎるというビデ倫の指摘を受けたため)、両作品とも物語前編部分を継ぎ足して25~30分作品に仕上げている。亜美のシャワー・シーンに不自然な形で自己紹介のモノローグが組み込まれているのは、元々その部分がオープニングだった為。 | :上の2作品は、当初は12~15分程度の作品として企画されており、『媚・妹・Baby』は亜美がシャワーを浴びているシーン付近がオープニング、エスカレーションはシスターが夜回りをする場面付近がオープニングの作品だった。この2本の作品を合わせて1本のビデオ・ソフトとしてリリースする事になっていたが、完成間近になって構成が変更され(アダルトなシーンの割合が多すぎるというビデ倫の指摘を受けたため)、両作品とも物語前編部分を継ぎ足して25~30分作品に仕上げている。亜美のシャワー・シーンに不自然な形で自己紹介のモノローグが組み込まれているのは、元々その部分がオープニングだった為。 |
2008年5月6日 (火) 00:08時点における最新版
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『くりいむレモン』(Cream Lemon)とはフェアリーダストが製作した日本のアダルトアニメビデオの作品を指す。タイトルロゴから「くりぃむレモン」が正式名称と誤解されているが、最初の作品から正式名称は「くりいむレモン」である。
目次
歴史[編集]
1984年に最初の作品『くりいむレモンパート1 媚・妹・Baby』(ビー・マイ・ベイビー)が発表され、次々とシリーズ化された。いわゆるアダルトアニメ(美少女アニメ)のはしりで、その起源は映画館で劇場版『ガンダム』に登場するキャラクター、セイラ・マスの入浴シーンをカメラに収めているアニメファンにビジネスとしてのヒントを得たとされる。(ただし、良く誤解されているが、くりいむレモンは日本初の商業用アダルトアニメではない。単にこのジャンルを一般認知させただけである。この作品以前に劇画家・中島史雄原作のアダルトアニメが3本程制作されていたが、ヒットとはならなかった。)
ビデオ倫理審査委員会(ビデ倫)を騒がせた問題作として当時話題になり、ロリコン物の起こりともなった。また、日本以外の海外でも話題になり、いわゆる"Hentai Anime"と称された。
初版は1作品につき1本のパッケージで販売されていたが、後に2作品ごと収録した「くりいむレモンjr」や書店販売の1本1800円の廉価版も発売される。 1作目と2作目にはモザイクの入っていないいわゆる裏ビデオも流通している。
2002年DVD化されたが、モザイクがやたらと大きく修正されていて不評をかった。
1990年代には『黒猫館』、『ラルIII』、『亜美・風立ちぬ』、『エスカレーション』などがコンピュータゲーム(アダルトゲーム)として発売されている。
1997年に『エスカレーション』の実写版が発売されるが、アニメ版のファンの間でも知名度が低く、評価も低かった。また2004年には亜美の話(監督:山下敦弘、主演:村石千春)も実写映画化されたが、それもまたアニメ版のファンの評価は低かった。原作を知らずに見る人には良い映画かもしれない。
2006年には新作OVAとして『くりいむレモン New Generation』の製作・発売が予定されている。中学生のしほの涼が主役の亜美を演じ、ラブシーンにも挑戦していることで話題となっている。
くりいむレモンシリーズ[編集]
- 1.媚・妹・Baby
- 血の繋がらない兄妹の恋と、その行方
- 全寮制女子校で展開する三つどもえの同性愛
- 上の2作品は、当初は12~15分程度の作品として企画されており、『媚・妹・Baby』は亜美がシャワーを浴びているシーン付近がオープニング、エスカレーションはシスターが夜回りをする場面付近がオープニングの作品だった。この2本の作品を合わせて1本のビデオ・ソフトとしてリリースする事になっていたが、完成間近になって構成が変更され(アダルトなシーンの割合が多すぎるというビデ倫の指摘を受けたため)、両作品とも物語前編部分を継ぎ足して25~30分作品に仕上げている。亜美のシャワー・シーンに不自然な形で自己紹介のモノローグが組み込まれているのは、元々その部分がオープニングだった為。
- なお、今では信じられない話だが、媚・妹・Babyの主人公、亜美の初期設定は小学校5年生(11歳)だった。後半の幼い体型と前半の制服の食い違いが見られるのも前出のチグハグなストーリーの付けたしが原因。なお、亜美・AGAINからは高校生の設定に変更となった。
- 王国を支配した魔物に立ち向かう、隠されていた王女
獣姦というジャンルを世にもたらした。
- 4.POPCHASER
- 西部劇風SF、無法者の集団VS流れ者の娘
監督はブラッドの北久保弘之のデビュー作 うる星やつら、ミンキーモモ、マクロスのスタッフらがこぞって名前を変えて参加しており、庵野秀明も名を連ねる。 声優は当時無名だったキートン山田、榊原良子 この作品を見た宮崎駿が激怒し、スタッフを呼びつけ「おまえらのつくりたいものはこんなものか」と説教したという逸話がある。要出典
- 5.亜美・AGAIN
- 引き離され、遊び人の男とかかわりを持つ少女
- 「お姉様」の卒業後、堕落へと級友を引き入れる少女
- 7.いけないマコちゃん MAKO・セクシーシンフォニー(前編)
- 潔癖性の少女の心に潜む、放恣な別人格の顕現
- 8.スーパーバージン
- 男女が対立する学園での、恋の行方
- 主人公の魔子(エロスの欠片も無い素朴な下膨れのキャラクターデザインから通称ムーミンと呼ばれた)は、シリーズ中最も人気のないヒロインで、そのことを公式、非公式で度々ネタにされていた。
- 姉の恋人への淡い憧れとその行方に絡む幼馴染みの少年
- 10.STAR TRAP
- 宇宙警備員少女カップルの、愛と冒険
- ダーティペアのパロディ作品であり、原案とデザインを担当した計奈恵は後にダーティペアのゲームブックの挿絵も担当している。尚、タイトルと設定の一部はスタートレックのパロディである。
- 11.黒猫館
- 昭和初期、退廃的な三角関係に浸る書生とマダムとメイド
- 12.いけないマコちゃん MAKO・セクシーシンフォニー(後編)
- 2つの別人格に振り回される少女の性への目覚めと恋
- 13.亜美III
- 行き場のない想いのまま、愛していない男との逢瀬
- 14.なりすスクランブル
- 趣味人だらけの学園の平和を守る、天然少女の活躍
- 15.超次元伝説ラルII
- 復活した魔物と、少し成長した王女の戦い
- 後輩をも巻き込み、お姉様の別荘で繰り広げられる痴態
新くりいむレモンシリーズ[編集]
- 17.5時間目のヴィーナス(森山塔ゲストスペシャル)
- 18.ホワイトシャドウ
- 19.魔人形[madol]
- 20.e・tude ~雪の鼓動~
- 21.ゆめいろBUNNY
- 22.サマーウィンド ~少女たちが運んだ夏~
- 23.二人のハートブレイクライブ
- 24.e・tudeII ~早春コンチェルト~
- 25.放課後XXX(森山塔スペシャルⅡ)
- 26.卒業アルバム くりいむレモン名場面集
- 27.亜美・イマージュ~白い影~
漫画家シリーズ[編集]
- 28.計奈恵スペシャル 魔道都市アスタロト
- 29.唯登詩樹ベストヒット~ヨーロッパの印象~
- 30.亜麻木桂ベストヒット~チェリーなゆううつ~
- 31.森山塔スペシャルIII ~そうかもしんない~
くりいむレモン番外シリーズ[編集]
- 32~35.亜美・青春グラフティ くりいむレモン亜美総集編
- .くりいむレモン3周年記念スペシャル 卒業アルバム
- .いけないマコちゃん MAKO・セクシーシンフォニー総集編
- 36.青い性~アンジェ&ローズ~
- カナダの田舎にホームステイしにやってきた少年・としやは、その地で美しい三人の女性ローズ、アンジェ、エディに出会う。としやはローズの自慰を目撃した事から彼女らとの性体験を繰り広げる事となり、成長するのだった。ローズ役は当時無名だった三石琴音
- 37.続黒猫館
- かつて黒猫館を訪れ、衝撃の体験をした村上は30年を経て再び黒猫館からの求人広告を発見する。真実を知る為に燃え落ちた筈の黒猫館跡へ赴いた村上を待っていたのは、あの頃のままの館と住人達、そして若返った自分自身だった。村上はまたしても彼女らとの愛欲の日々を繰り返す事になるが。
- 38.くりいむレモンスペシャル DARK~ダーク~ - 本作品のみジャパンホームビデオで販売。
- 嵐の中で悪魔の森と呼ばれる田舎道で事故によって立ち往生した画学生のニールと神学生のネッドは、通りすがりの時代遅れな馬車に助けられ、森にある古びた城に案内される。人形で埋め尽くされた古風な城に住む人形のような美少女の主人マリアとメイドのベスに歓待される二人だが、マリアの正体は人との間に子をもうけ、世界を滅ぼす先触れとしようと企む女悪魔だった。ニールは一目惚れしたベスと共に城から脱出しようとするが。 キャラクター原案は漫画家の新田真子。
- 39.旅立ち~亜美・終章~(劇場版)
新世紀くりいむレモンシリーズ[編集]
- エスカレーション -Die Liebe-
新しくミサキというキャラクターが登場 「新世紀」らしく、オ○ニーのあと、「私って最低だ」というどこかで聞いたことがあるセリフがある。 ナオミ以外は声優も一新
- 亜美 Rencontrer
コンピュータゲーム[編集]
- 亜美・風立ちぬ
- ラルIII~覚醒編~ - 超次元伝説ラルシリーズの第3作
- エスカレーション'95 ~お姉さまってよんでいいですか?~
- 黒猫館CD-ROM
- 森山塔スペシャル 5時間目のヴィーナス
- ヴァージン2
- STAR TRAP
- 亜美 ときめきパソコンプリンセス
- 亜美 Love Letter
- 亜美・傷心の天使
- 魔人形
- エスカレーションエクステンション
くりいむレモンレーベル[編集]
- 亜美の日記(主演:亜紗美)
- 蕾のかたち(主演:喜田嶋りお)
- 夢のあとに(主演:流海)
- またの日の亜美(主演:日高ゆりあ)
- プールサイドの亜美(主演:北川絵美)
- 黒猫館(主演:亜紗美)
- 魔人形(主演:長澤つぐみ)
関連作品[編集]
ラジオ番組[編集]
- 「今夜はそっとくりいむレモン」 - 1985年11月~1986年4月に文化放送で放送(DJ:亜美)
第1回放送で、全編一人ラジオドラマを放送。 アニメ以上にエロい内容で伝説となる。 声優が本名(芸名)を語らず、一貫して亜美というキャラクターに徹しての放送。
- 「こんばんは由梨香です あなたとそっとくりいむレモン」 - 1987年5月~1987年10月にTBSラジオで放送(DJ:由梨香)
番組後半でショートラジオドラマがあり、かならずあえぎ声で終わるという今では絶対に放送不可な番組 ちなみに前出の亜美と本編の由梨香は同じ声優は同一人物
Vシネマ[編集]
- くりいむレモン エスカレーション 天使の翼(1997.03.21、JVD)
リエ役は当時人気のあったAV女優の浅見まお ストーリーも、キャラ設定もアニメとは別物。 ミドリ役が子がアニメのミドリと劇似
文庫[編集]
1986年~1993年にかけて富士見書房が「富士見美少女文庫」などで、このくりいむレモンシリーズのノベライズを多数手掛けていた(現在ではすべて絶版)。これが後年にアダルトゲームのノベライズという形で隆盛したジュブナイルポルノというジャンルの起源とされている。
TV[編集]
トリビア[編集]
新くりいむレモンシリーズの直前に富本たつや氏の原案による「水晶の夜」という作品が企画されたが発売には至らなかった。第二次世界大戦直前のザルツブルクを舞台とする予定で水晶の夜事件をモチーフとしていた。黒猫館のヨーロッパ版というべき作品であったが、諸般の事情により(ナチスタブーによるものと思われる)製作されなかった。当時のファンクラブ会報にキャラクターデザインのみ掲載された。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- アニメ版
- くりいむレモン(年齢制限あり)
- くりいむレモン New Generation
- 実写版
- 映画版くりいむレモン
- くりいむレモンレーベル(年齢制限あり)