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影木 栄貴(えいき えいき、本名:内藤 栄子(ないとう えいこ)、1971年12月6日 - )は、日本の漫画家・イラストレーター。東京都出身。自画像(自称『代理』)は黒いウサギ。盟友・つだみきよの後書きマンガ(つだは白いクマ)にも登場する。 祖父は第74代内閣総理大臣の竹下登で弟はBREAKERZのボーカルDAIGO。金丸信の孫とはいとこの関係。第92代内閣総理大臣麻生太郎とも会談している。
来歴[編集]
中学生時代から趣味で漫画を描きはじめ従姉の幽木遊貴(金丸信の長男・康信と竹下登の長女の娘)の影響から同人誌の世界を知り、大学入学後から同人誌活動を開始。大学在学中よりアルバイトをしていた新書館に一旦は社員として入社し約2年間同社の漫画雑誌編集者をしながら同人誌活動をしていたが、多忙のため漫画の執筆時間が取れなくなったことが苦になり3年目からは契約社員となりプロ漫画家に転向を目指す。1996年に「運命にKISS」で商業誌デビューし新書館を正式に退社、専業漫画家となる。
人物[編集]
母方の祖父は元首相の竹下登、次弟はBREAKERZのボーカル・DAIGO(長弟は、一般人[1])。本名の「栄子」は佐藤栄作や田中角栄を意識して祖父が命名したもの。父は毎日新聞政治部記者を経て竹下登の秘書を務めた内藤武宣。首相の孫ということから実家に漫画好きとして知られる麻生太郎が訪れた際、彼女の漫画を読んでいたという。もっとも、麻生太郎からは「意味わからない」と言われたらしい。1993年の衆議院議員選挙では祖父の地元・島根で選挙運動に参加したが当時の経験から「政治家の妻にはなりたくない」と思い、政治家を志すことはなかった。漫画家としての活動初期は、金丸信の孫でもあるいとこの幽木と組んで『ジャンプ』系の同人誌を発行していた。ガンダムや『週刊少年ジャンプ』が好きになったのは2つ年下の長弟の影響。
後にコンビを組むつだとは、つだから届いた同人誌の問い合わせに同封されたファンレターで知り合うが、実は両者共に互いのファンであった事が発覚[2]。つだとは作品の後書き、同人誌などで親密な交流振りを発信しており、ときに彼女のマネージャーのように振舞うこともある。最近では姉妹と間違えられるほど風貌まで良く似ていると言われている。
文学にも造詣が深く、マルセル・プルーストの大長編『失われた時を求めて』を読破したこともある。
主に、『月刊ウィングス』(新書館)で活躍。また、『ディアプラス』でボーイズラブ作品も手がける。「トレイン☆トレイン」の新刊が数年経っても出版されず、一部のファンから「同人書く前に、トレトレの新刊出せ!」と厳しい意見を言われている要出典。
2009年7月3日放送の『笑っていいとも!』で、DAIGOと出演。また、2009年9月15日放送の『クイズ$ミリオネア』スペシャルでDAIGOのテレフォンブレーンとして家族と共に出演した。
作品[編集]
ボーイズラブ作品[編集]
- 運命にKISS
- DEAR MY SELF
- メインキャラクター2人の名前に作者自身の弟2人の名前を使っている。
- 遺言 - 世紀末プライムミニスターの外伝。
- Color - 蔵王大志(つだみきよ)との合作。
- WORLD'S END
- 恋愛幸福論
非ボーイズラブ作品[編集]
- 世紀末プライムミニスター
- 若き総理大臣に一目惚れされて以来、首相官邸で生活するようになる女子高生の物語。
- フジテレビ「トリビアの泉」でも取り上げられ、栄貴本人も登場した。ドラマCDも出ている。
- トレイン☆トレイン
- 代々美形が配属されるという南北沢駅(小田急電鉄下北沢駅がモデル)の駅員の物語。現在、『月刊ウィングス』にて不定期連載中。ドラマCDも出ており、その際には影木自らDAIGOをキャストとして抜擢した。
- D2(ダブル・ディーラーズ)〜雑草館の住人たち〜
- 住人全てが「ワケあり」の漫画家というアパートを舞台とした4コマ漫画。
- トレ×プリ
- つだみきよとの合作。
- 「エイキエイキのぶっちゃけ隊!!」新書館
- エッセイコミック。祖父の竹下登や弟達の逸話、自身のデビューやTV出演時の裏話がつづられている。
百合作品[編集]
出典[編集]
- 「エイキエイキのぶっちゃけ隊!!」新書館
外部リンク[編集]
- 子蔵屋 - 蔵王大志(つだみきよ)との合同サイト
- ジャンプスクエア・影木栄貴直撃インタビュー