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'''藤原 兼輔'''（ふじわら の かねすけ、[[元慶]]元年（[[877年]]） - [[承平 (日本)|承平]]3年[[2月18日 (旧暦)|2月18日]]（[[933年]][[3月21日]]））は、[[平安時代]]中期の[[公家]]・[[歌人]]。父は[[藤原利基]]。母は伴氏（名前は不明）。子に[[藤原清正]]（きよただ）、曾孫に[[紫式部]]がいる。官位は[[従三位]][[中納言]]兼[[右衛門督]]に至り、また賀茂川堤に邸宅があったことから、'''堤中納言'''とよばれた。[[和歌]]・[[管弦]]に優れ、[[三十六歌仙]]の一人。

娘の桑子は[[醍醐天皇]]の[[更衣 (女官)|更衣]]となり、[[章明親王|章明（ふみあきら）親王]]を産んでいる。従兄弟で妻の父である三条右大臣[[藤原定方]]とともに当時の歌壇の中心的な人物であり、[[紀貫之]]や[[凡河内躬恒]]など多くの歌人が邸宅に集まった。

政治家としては最初は[[昌泰]]元年（[[898年]]）の[[讃岐国|讃岐]][[権掾]]という下級官人に過ぎなかったが、醍醐天皇即位後はその[[外戚]]として重用され、[[延喜]]3年（[[903年]]）[[内蔵助]]に抜擢され、延喜9年（[[909年]]）に[[蔵人]]、延喜17年（[[917年]]）に[[蔵人頭]]、延喜21年（[[921年]]）に[[参議]]、[[延長_(元号)|延長]]5年（[[927年]]）に従三位[[権中納言]]、延長8年（[[930年]]）に中納言兼右衛門督に累進した。

「[[古今和歌集]]」以下の[[勅撰和歌集]]に入集。家集に「兼輔集」がある。
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{{百人一首}}

[[Category:良門流|かねすけ]]
[[Category:平安時代の歌人]]
[[category:平安時代の公家]]
[[Category:877年生]]
[[Category:933年没]]
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[[en:Fujiwara no Kanesuke]]