本多日生のソースを表示

'''本多 日生'''（ほんだ にっしょう、生年不詳 - [[1931年]][[3月]]）は、[[顕本法華宗]]の[[僧侶]]{{Sfn|中濃|1974a|p=440}}。

1896年（明治29）12月に開催された「統一団団結宣言大会」で、[[法華経]]による仏教の開顕統一論を展開{{Sfn|中濃|1974a|p=443}}。

1905年（明治38）に顕本法華宗の管長に当選し、爾来27年間、同宗の管長を務める{{Sfn|中濃|1974a|p=440}}。

1910年（明治43）、[[横田国臣]][[大審院]]長の内命で、[[大逆事件]]の公判に陪席し、それ以降、「危険思想の防止匡正」に積極的な姿勢を示すようになる{{Sfn|中濃|1974a|p=440}}。

1918年（大正7）、[[労働争議]]や[[小作争議]]の頻発を受けて、その抑制と労働者の「思想善導」を目的として[[自慶会]]を組織{{Sfn|中濃|1974a|p=440}}。

1928年10月に「思想善導」を目的として[[知法思国会]]を創設した{{Sfn|中濃|1974b|p=498}}。

日生は、[[日蓮]]の三大秘法（本尊、題目、戒壇）のうち、[[戒壇]]について、仏教への信仰・帰依の意識だけでなく、「国民道徳」や皇室の尊重、日本の「天職」や精神文化の保持などの思想を重視する主張をしており、皇室中心主義、[[国家至上主義]]的な思想を特色としていた{{Sfn|中濃|1974a|p=441}}。

==付録==
===脚注===
{{Reflist|18em}}
===参考文献===
*{{Aya|中濃|year=1974a}} 妹尾鉄太郎・稲垣真美(編)『妹尾義郎日記 第2巻』国書刊行会、1974年、{{JPNO|73020138}}、pp.439-450
*{{Aya|中濃|year=1974b}} 中濃教篤「解説」妹尾鉄太郎・稲垣真美(編)『妹尾義郎日記 第3巻』国書刊行会、1974年、{{NCID|BN01797570}}、pp.497-511

{{デフォルトソート:ほんた につしよう}}
[[Category:生年不明]]
[[Category:1931年没]]
[[Category:顕本法華宗の人物]]