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'''日清貿易研究所'''（にっしんぼうえきけんきゅうじょ）、正式名称：'''日進貿易研究商会附属日進貿易研究所'''は、[[1890年]]（明治23）に、[[清国]]の[[上海]]で[[荒尾精]]が設立した学校{{Sfn|小峰|2010|p=136}}。

==沿革==
明治23年（1890）に、日清提携のための人材養成を目的として、上海に研究所が設立されることになり、荒尾は[[九州]]各地を巡回して生徒を募集{{Sfn|小峰|2010|p=136}}。自費や、地方税の補助、有志の義捐を受けた生徒が応募し、入学試験も実施されて、第1期生150人が集まった{{Sfn|小峰|2010|pp=136-137}}。
*[[福岡市]]は、市会で学資補助を議決{{Sfn|小峰|2010|p=136}}。
*[[熊本県]]では、[[川村参謀長]]の長男や[[大越書記官]]の子弟などが入所を志願した{{Sfn|小峰|2010|pp=136-137}}。

しかし、明治27年（1894）に[[日清戦争]]開戦{{Sfn|小峰|2010|p=137}}。

（未完）

==評価==
{{Harvtxt|小峰|2010|p=137}}は、研究所の設立は、荒尾の篤志的事業としての枠を超えて、国策的な性格を持つに至った、と評価している。

==付録==
===脚注===
{{Reflist|18em}}

===参考文献===
*{{Aya|小峰|year=2010}} 小峰和夫『満洲紳士録の研究』吉川弘文館、2010年、ISBN 978-4-642-03795-2

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[[Category:日清貿易研究所|*]]
[[Category:1890年設立]]