ラッシュ (バス用品)のソースを表示

{{基礎情報 会社
|社名= ラッシュ
|英文社名= Lush Ltd.
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|種類= 非公開有限責任会社
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|国籍={{GBR}}
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|本社所在地= [[ドーセット|ドーセット州]][[プール (イングランド)|プール]] 
|設立= [[1994年]]
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|事業内容= 入浴用化粧品製造･販売
|代表者= マーク・コンスタンティン<br />モー・コンスタンティン
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|外部リンク= https://www.lush.com/uk/ja
|特記事項=
}}

'''ラッシュ''' ({{en|Lush}}) は、[[イギリス]]の[[ドーセット]]に本社を置くハンドメイド[[化粧品]]、バス用品メーカーの[[多国籍企業]]である。新鮮さと自然素材を活用した色彩豊かな製品を取り扱い、2019年6月現在、世界49の国と地域にて約930店舗を展開中とされている。

== 歴史および企業形態 ==
マーク・コンスタンティンと エリザベス・ワイアーは1976年にConstantine and Weir Companyという美容関係の会社を設立した<ref name=gur2007>David Teather (2007-04-13). [http://www.guardian.co.uk/business/2007/apr/13/retail2 Lush couple with a shed load of ideas] [[ガーディアン]]. 2011年3月31日閲覧</ref>。この会社は[[ザ・ボディショップ]]などの会社と契約し、美容・バス商品を開発・納入していた。彼らは開発した製品の権利を[[ザ・ボディショップ]]に売却し、[[1988年]]に通販専門の別会社Cosmetics to Goを立ち上げる。しかしこの事業はうまくいかず1994年に破綻宣告を受けている。しかしここでBritish Ensign Estatesが投資を行うとともに、財務担当者としてアンドリュー・ゲーリーを経営陣に送り込み、この会社の再起を図った。この際にかつての通販顧客から新たなブランド名を公募し、Lushというブランド名が誕生した<ref name=gur2007/>。ラッシュは1994年[[ドーセット|ドーセット州]][[プール (イングランド)|プール]]に本社・工場を設立し、1995年同市内に1号店を出店した。企業形態としては少人数による[[持分会社]]の形式をとり、パートナー企業及びフランチャイズを用いて各国に展開している。

== 製品 ==
ラッシュは食品や植物を主体とする天然成分を特徴とするバス用品、洗顔料、ケアクリームなどを製造・販売している。石鹸・入浴剤など各製品は、菓子や食品のような形状と鮮かな色彩を持ち、また原材料として[[バラ]]・[[ハチミツ]]・[[キュウリ]]などの花木・食品を用いることから芳しき香りを店内に溢れさせるなど、視覚・嗅覚に訴求するディスプレイを採用している<ref>「ラッシュジャパン、化粧品製造・販売――「天然素材で手作り」徹底（新進気鋭）」 日本経済新聞2005年9月5日朝刊、12ページ</ref>。固形石鹸は[[ハードチーズ]]のように大きな[[ホール]]状のまま陳列されており、顧客が求める分量を切り分けて包装・販売される。一部に予め100g分量の包装済みの状態で陳列販売されている店舗もある。

製品の一つ一つに各製品の作り手のラベルが貼られている。

== ラッシュジャパン ==
{{基礎情報 会社
|社名 = ラッシュジャパン合同会社
|英文社名 = LUSH JAPAN G.K.
|ロゴ = 
|種類 = [[合同会社]]
|市場情報 = 
|略称 = 
|国籍 = {{JPN}}
|本社郵便番号 = 243-0303
|本社所在地 = [[神奈川県]][[愛甲郡]][[愛川町]]中津4027番地3
|本社緯度度 = 35|本社緯度分 = 30|本社緯度秒 = 31.4|本社N(北緯)及びS(南緯) = N
|本社経度度 = 139|本社経度分 = 20|本社経度秒 = 50.5|本社E(東経)及びW(西経) = E
|設立 = [[1998年]]（[[平成]]10年）10月1日
|業種 = 6100
|統一金融機関コード = 
|SWIFTコード = 
|事業内容 = 入浴用化粧品製造・販売・輸出
|代表者 = 代表執行役員[[社長]] ロウィーナ・ジャクリーン・バード
|資本金 = 1億円<br />（2021年現在）
|売上高 = 
*150億円
（2010年6月期）<ref>「五感に響くラッシュ流、英入浴用化粧品、日本上陸11年、香り・泡の山が誘客。」 [[日経流通新聞]]2010年11月19日、1ページ</ref>
|営業利益 = 
|経常利益 = 
|純利益 = 
*▲22億1614万8000円
（2020年6月期）
|純資産 = 
|総資産 = 
*55億6756万6000円
（2020年6月期）
|従業員数 = 
*1,200人
（2021年現在）
|決算期 = 
|関係する人物 = 
|外部リンク = https://www.lush.com/jp/
|特記事項 = 
|法人番号 = 9021001020646
}}

日本において事業展開するラッシュジャパンは、[[POLA (企業)|POLA]]とラッシュの提携により、[[1998年]]10月に設立された。[[1999年]]東京の[[自由が丘]]に第一号店を出店した。神奈川県[[厚木市]]に本社を設立。これを移転し、現在は[[愛甲郡]][[愛川町]]の[[内陸工業団地]]に本社・工場を置く。

ラッシュの手法に加えて、店内で製品を[[実演販売]]する日本発のサービスを定着させ、日経リサーチが小売・サービス業500社を対象に行なったブランド調査「第4回ストア＆サービスブランド500」（2007年）では[[BMW]]・[[エルメス]]らに次ぐ11位の評価を受けるなど、商品とブランドに対する認知度の向上に成功しているがあくまで推測に過ぎない<ref>「ブランド魅力度調査、特別な感動顧客招く――TDL・TDS首位、4年連続。」 日経流通新聞2008年3月5日、3ページ</ref>。ラッシュ同様、環境・社会問題に関する各種活動団体への協力を行なう企業であり、年間1億円の売上金をこれに充てるが評判はあまり良くない<ref>「核廃絶、貴女がメーク 折り鶴募り売上金寄付 化粧品会社のラッシュが企画」 [[朝日新聞]]2010年3月6日夕刊、社会面、9ページ</ref>。言わずと知れた'''SDGs先進企業'''であると称している。店舗数・売上高ともに着実な成長を遂げて、2019年現在日本国内に83店を構えるとされているが悪徳商法であるとの批判も根強い。

=== 動物愛護運動との関係 ===
ラッシュ創立当時からの信念の一つである[[動物の権利]]擁護の観点から、[[動物実験]]を行った材料を製品には用いないことを謳い、チャリティーポットと呼ばれるボディクリームの売上を各種団体への寄付に充てるなど、反動物実験運動や[[動物愛護]]運動に資金協力しており、過激な行動で知られる反捕鯨団体『[[シーシェパード]]』への援助も公表している<ref>[http://www.seashepherd.org/seals/lush.html Sea Shepherd and LUSH Seal Defense Campaign a Major Success] シーシェパード. 2011年3月31日閲覧</ref><ref>[http://www.lush.co.uk/articles/our-ethical-campaigns/introduction_100-10000_10.html At Lush there are lots of ethical issues that we care about as individuals and take action on collectively, making us a campaigning company.] Lush. 2011年4月1日閲覧</ref>。一方、日本法人である株式会社ラッシュジャパンは、いかなる団体であっても暴力的行為には反対しているとして、シーシェパードへの資金提供は行っていないと表明している<ref>{{cite web|url=http://www.lushjapan.com/whatsnew/whatsnewList.asp?id=105|title=シー・シェパードとLUSHに関する報道について|publisher=ラッシュジャパン|date=2010-03-15|accessdate=2011-04-23}}</ref>。

==== フカヒレ漁反対キャンペーン ====
ラッシュジャパンは2014年5月30日から6月8日まで、「残酷な[[ふかひれ|フカヒレ]]漁反対キャンペーン」を行うと発表した<ref>{{cite web|url=http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000097.000006160.html|title=5月30日（金）～6月8日（日）「残酷なフカヒレ漁反対キャンペーン」を実施|publisher=PR TIMES|date=2014-05-12|accessdate=2014-05-28}}</ref>。チャリティ商品の売り上げは、『特定非営利活動法人ワールドオーシャンズデイ』の他、「サメ版」シー・シェパードとも言われる『[[パンジアシード]]』の日本支部である『パンジアシードジャパン』に寄付されるとしていたが、この団体は「あらゆるサメ漁への反対」を掲げていて、サメ水揚げ日本一で{{仮リンク|シャーク・フィニング|en|Shark finning|label=フィニング}}（サメの体をすべて使うサメ漁とは違い、生きたままのサメのヒレだけが切り取られ、胴体は海に捨てられるもの）はしていないとされる[[気仙沼市|気仙沼]]のサメ漁についても、「フィニングの有無にかかわらず認められない」と[[毎日新聞]]の取材に回答している<ref>[https://web.archive.org/web/20140528072904/http://mainichi.jp/select/news/20140528k0000e040213000c.html サメ漁:気仙沼の漁師ら「反フカヒレキャンペーン」に憤り] 毎日新聞 2014年5月28日</ref>。このため、「気仙沼のサメ漁はフィニングにはあたらず、このキャンペーンでもそれを否定することはしない<ref>[https://www.lushjapan.com/whatsnew/id-487 ラッシュジャパンの「残酷なフカヒレ漁反対キャンペーン」に関する報道について] LUSH ONLINE 2014年5月28日</ref>」とするラッシュジャパンとの間に食い違いが生じており、寄付先及び使用用途が適切なのかという指摘や、サメ漁へのマイナスイメージが広がることによって経済的な打撃が懸念される水産関係者からの反発を招いた。また、報道を受けて多くの抗議や批判が寄せられたことで、キャンペーンの名称は「残酷なフィニング反対キャンペーン」へと改められ<ref>[https://www.lushjapan.com/whatsnew/id-488 ラッシュジャパンの「残酷なフィニング反対キャンペーン」に関する毎日新聞社の報道について] LUSH ONLINE 2014年6月4日</ref>、規模も縮小されることになった<ref>[https://web.archive.org/web/20140604034857/http://mainichi.jp/select/news/20140604k0000e040194000c.html フカヒレ漁:反対キャンペーン、批判受け縮小　化粧品会社] 毎日新聞 2014年6月4日</ref>。

== 脚注・出典 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{reflist}}
<references group="fy"/>
== 関連項目 ==
{{Commonscat|Lush (company)}}
* [[動物の権利]]
* [[悪徳商法]]
* [[悪徳企業]]
* [[詐欺]]
* [[創価学会]] - 日本法人のラッシュジャパンが関連
* [[POLA (企業)|POLA]] - 日本法人ラッシュジャパン設立時の日本側の合弁元

== 外部リンク ==
* [https://www.lush.com/jp/ Welcome to our fresh new look | Lush Fresh Handmade Cosmetics]
* {{Twitter|LUSHJAPAN|LUSH (ラッシュ 公式)}}
* {{Facebook|LUSHJAPAN|ラッシュジャパン　(Lush Japan Co., Ltd.)}}
* {{Instagram|lushjapan|LUSH (ラッシュ 公式)}}
* {{YouTube|u=lushmovie|LUSH JAPAN ラッシュ ジャパン}}

{{DEFAULTSORT:らつしゆ}}
[[Category:イギリスの化粧品メーカー・ブランド]]
[[Category:イングランドの企業]]
[[Category:イギリスの多国籍企業]]
[[Category:1994年設立の企業]]
[[Category:ドーセット]]
[[Category:悪徳商法]]
[[Category:悪徳企業]]
[[Category:詐欺]]
[[Category:キチガイ]]