シング (セサミストリートの曲)のソースを表示

「'''シング'''」（''Sing''）は、テレビ番組『[[セサミストリート]]』の挿入歌として発表された楽曲で、{{仮リンク|ジョー・ラポソ|en|Joe Raposo}}の作詞、作曲による。[[カーペンターズ]]が[[1973年]]にシングルで発表するなど、幅広くカバーされている。

== 解説 ==
{{Infobox Single
| Name           = シング
| Artist         = [[カーペンターズ]]
| Album          = [[ナウ・アンド・ゼン (カーペンターズのアルバム)|ナウ・アンド・ゼン]]
| A-side         = 
| B-side         = {{flagicon|USA}}ドリシラ・ペニー<br />{{flagicon|Japan}}愛は夢の中に
| Released       = [[1973年]][[1月13日]]
| Format         = 
| Recorded       = 
| Genre          = [[ポップ・ミュージック|ポップス]]
| Length         = 
| Label          = [[A&Mレコード]]
| Writer         = ジョー・ラポソ
| Producer       = 
| Certification  = 
| Chart position = *3位（アメリカ）
*18位（日本・[[オリコンチャート|オリコン]]）
| Last single    = [[愛にさよならを]]<br />(1972年)
| This single    = '''シング'''<br />(1973年)
| Next single    = [[イエスタデイ・ワンス・モア]] <br />(1973年)
}}
{{みんなのうた
| Title = シング
| Singer = [[今陽子]]、[[杉並児童合唱団]]
| Lyric = ジョー・ラポソ<br />[[星加ルミ子]]（訳詞）
| Composer = ジョー・ラポソ
| Arranger = [[小野崎孝輔]]
| Image = [[実写]]
| FirstBroadcast = [[1973年]]8月
| ReBroadcast = [[2022年]]12月-[[2023年]]1月（ラジオのみ）
}}
番組内では多くの歌い手によって歌われている。『セサミストリート』のアルバムには、[[児童合唱]]による歌唱が収録されることが多い。『セサミストリート』の楽曲を収録した日本盤アルバム『セサミストリート ベスト・ヒット・アルバム〜人気いっぱいソング』（1999年発売）での[[邦題]]は「'''うたおうよ'''」、『セサミストリート プラチナム・オールタイム・フェイバリッツ』（2009年発売）での邦題は「'''シング（歌おう!）'''」。

カーペンターズは、[[アメリカン・ブロードキャスティング・カンパニー|ABCテレビ]]（米国）の番組に出演した際、子供たちがこの曲を歌うのを聴いて、自身も取り上げることにした<ref>[http://www.allmusic.com/song/t3005224 allmusic]</ref>。

カーペンターズのレコーディングでは、ジミー・ジョイス少年少女合唱団がコーラスで参加。コンサートでこの歌を歌うときも、児童合唱団を[[バックコーラス]]にして歌うことが多い。[[1974年]]の日本ツアーでは、地元の合唱団と共に[[日本語]]で歌われた。大阪公演で京都少年少女合唱団と共演した模様は、アルバム『[[ライヴ・イン・ジャパン (カーペンターズのアルバム)|ライヴ・イン・ジャパン]]』に収録され、東京公演で[[ひばり児童合唱団]]と共演した時の映像は[[DVD]]『ライブ・イン・ジャパン』などで見ることができる。

[[1997年]]10月～12月に放送された[[関西テレビ放送|関西テレビ]]制作・[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系[[関西テレビ制作・火曜夜10時枠の連続ドラマ|連続ドラマ]]『[[シングルス (テレビドラマ)|シングルス]]』ではシング繋がりでオープニングテーマに起用された。

さらに、2010年4月に発売されたゲーム『[[メタルギアソリッド ピースウォーカー]]』では、エンディングの曲として使われているなど、今でも色あせない歌である。

[[メキシコ]]ではこの曲の[[スペイン語]]版がシングル発売され、ボックスセット『フロム・ザ・トップ』で世界的に発売された。

[[2020年]][[9月12日]]に[[日本テレビ放送網|日本テレビ]][[日本テレビネットワーク協議会|系列]]で放送された『[[THE MUSIC DAY 2020 人はなぜ歌うのか?]]』のテーマ曲にも使用された。

歌いやすいメロディー、簡単な単語や英文法が使われているため、[[中学校]]1年生の英語の教科書に掲載されている。また、疾走感溢れるメロディーであるため曇り空の中、広い沢や公園で歌い踊るには適した楽曲といえる。

== CMでの使用例 ==
2001年から[[塩野義製薬]]が企業イメージCM「SONG For you」で起用。2012年には[[カルピス]]のブランドCM「カルピスのやさしさを、未来へ。」篇でも使用された<ref>{{Cite press release|和書|url=http://www.calpis.co.jp/corporate/press/nr_00573.html|title=「カルピスのやさしさを、未来へ。」 〜90余年の歴史と未来への想いを伝える「カルピス」ブランド広告TVCMが登場!〜 2012年3月16日（金）より全国で放送開始!|publisher=カルピス|date=2012-03|accessdate=2012-08-16|archiveurl=https://web.archive.org/web/20120716064947/http://www.calpis.co.jp/corporate/press/nr_00573.html|archivedate=2012-07-16}}</ref>。

== カヴァー ==
*[[今陽子]]、[[杉並児童合唱団]] - [[日本放送協会|NHK]]『[[みんなのうた]]』（1973年。後述）
*[[アグネス・チャン]] - 『草原の輝き』（1973年）
*[[弘田三枝子]] - 『イエスタデイ・ワンス・モア』（1974年）
*[[ペギー葉山]]、[[ひばり児童合唱団]] - 『NHKみんなのうたより Vol.10』（1974年）[[星加ルミ子]]の日本語詞
*[[菅原洋一]]、[[ひばり児童合唱団]] - 『NHK みんなのうた LP-BOX』（1976年）
*[[尾崎紀世彦]]-『尾崎紀世彦ポピュラーアルバム』（1979年）
*[[ベッキー]] - トリビュート・アルバム『[[イエスタデイ・ワンス・モア〜TRIBUTE TO THE CARPENTERS〜]]』（2009年）
* [[NICOTINE]] - カーペンターズ楽曲のカバーアルバム『GOD SAVE THE CARPENTERS』（2009年）

== みんなのうた ==
*前述の通り、NHKの『みんなのうた』で今陽子と杉並児童合唱団によって放送。[[星加ルミ子]]が訳詞を手掛け、[[小野崎孝輔]]が編曲した。星加の日本語詞はカーペンターズによる『ライブ・イン・ジャパン』でも採用された。
*今は[[ピンキーとキラーズ]]時代の[[1969年]]に『[[あそぼうよ]]』を歌って以来で、ソロとしては最初で最後。
*放送ではイントロが縮小、2番は1番歌詞を引き続き使用し、最後のリフレイン部分と間奏がなくなって直接コーダ（合唱）に入った。
*映像が現存しないため、DVD化はされていない。また[[NHK出版|日本放送出版協会]]発行の楽譜集『NHKみんなのうた』には第15巻に収録されていたが、その後の再発では[[著作権]]の関係上削除されてしまった。
*前述の通り映像は現存しない。[[みんなのうた発掘プロジェクト楽曲一覧|発掘プロジェクト]]により音声が提供され、引き続き良質音声の提供を呼びかけていたが、2022年10月に良質音声が発掘された。そして2022年12月、ラジオのみではあるが49年振りに再放送された。

== 脚注 ==
{{Reflist}}

{{DEFAULTSORT:しんく}}
[[Category:子供向け番組の楽曲]]
[[Category:1971年の楽曲]]
[[Category:楽曲 し|んく]]
[[Category:セサミストリート]]
[[Category:カーペンターズの楽曲]]
[[Category:1973年のシングル]]
[[Category:みんなのうたの楽曲 (1970年代)]]
[[Category:Billboardアダルト・コンテンポラリー1位獲得作品]]
[[Category:カルピスのコマーシャルソング]]
[[Category:A&Mレコードのシングル]]
[[en:Sing (Sesame Street song)]]
{{Wikipedia/Ja}}